最高の選手を目指して!   作:銅英雄

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ベースボール・フェスティバルに向けて⑪

初野のホームランのお陰で私達が先制。そして同時にあかつき大学の守備が変更される……。

 

まずはファースト。捕手だった園田さんが入った。

 

次にセカンドには森川さん。遠前二遊間の一角だったから、ここは納得だね。

 

サードには村上さん。まぁ高校時代もサードだったから、ここも納得。

 

レフトには冴木さんが入った。遠前二遊間の一角だったけど、ショートには絶対に彼女が入るだろうから、ここは仕方ないのかも知れないね。

 

センターに入るのは、投手だった南さん。柔軟な守備をしてたのは高校時代でわかってたし、センターを始めたのは去年からだけど、それでも様になってる。

 

ライトには高坂さん。高校時代はサードとライトを向後に守ってた印象だったから、ここも違和感はないね。

 

「本当に全ポジション動いてますね……」

 

「でも何故このタイミングで変わったんでしょうか?」

 

疑問を口に出したのは桜坂さん。それについては私も疑問だけど、猪狩さん的にはここが交代のタイミングだったのかもね。

 

(そして残ったショート、捕手、投手は……)

 

ショートには春星。台湾シニアのショートといえば、陽春星だからね。大学野球でも4年間死守し続けるだろう。そして4番という打順も……。

 

 

ズバンッ!

 

 

「ナイスボール!」

 

そして捕手には木虎だ。シニア時代から才能ある選手だったけど、自身の欠点にも向き合い、川越シニアでも2番手捕手の地位を得た。高校でも山崎さんや猫神とはまた違ったタイプの捕手だ。

 

「ようやく木虎さんが出て来ましたか……」

 

渡邉さんは木虎がマスクを被るのを待ってた様子だ。そういえば同い年の捕手として、互いに意識し合ってたっけ……?

 

(ちなみに何かが違えば新越谷の捕手として渡邉さんが入っていたんじゃないだろうか……というのは、私の胸の中に仕舞っている。わざわざ口に出す事じゃないし、最終的に渡邉さんは白糸台を選んだんだからね)

 

 

ズバンッ!

 

 

最後に木虎へ投げ込んでいるのが、猪狩さん。先程まで投げてた南さんとは打って変わって豪速球の使い手だ。大学内だけで言うなら、大豪月さんの次に速い。

 

「大学生投手の四天王と呼ばれる内の1人、猪狩泊……か」

 

「データよりも速いですね」

 

猪狩さんの球を生で見るのは初めて……という人々の反応だね。そういえば白糸台相手に猪狩さんが投げた事はなかったから、渡邉さんも実際に見るのは初めてだったりするね。

 

 

高坂さん ファースト→ライト

 

木虎 セカンド→キャッチャー

 

猪狩さん レフト→ピッチャー

 

春星 センター→ショート

 

村上さん ライト→サード

 

森川さん サード→セカンド

 

冴木さん ショート→レフト

 

園田さん キャッチャー→ファースト

 

南さん ピッチャー→センター

 

 

ポジション変更の内訳はこんな感じ。結構大胆な変更だよね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

いつの間にか小浪君が三振してた!?

 

(しかし猪狩さんの球、去年よりもずっと速くなってるなぁ……)

 

元チームメイトは、今となっては最大と言っても良いくらいのライバルだ。まぁ……。

 

「……?どうしたの朱里ちゃん?」

 

「……なんでもないよ武田さん」

 

本当に最大のライバルは大学でもチームメイトの武田さん……なのかも知れないけどね。

(0)アンケート埋まらなかったので、投稿延期……。次回の投稿3月15日予定(少し投稿頻度を上げるかも?))は……?締め切りは投稿予定日の3日前

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