突然の攻撃、突然の闖入者。
イレギュラーにつぐイレギュラー。その中にあって、鈴は努めて冷静につとめようとしていた。例えどんな事情があったとしても、任務を達成しなければならない。その為には、冷静さを失ってはいけない。
それがわかっていても、鈴は泡立つ心を沈めることができないでいた。
「なによ、こいつ……どこのIS?!」
呻く頭上には、突如現れた謎のIS。所属不明、目的不明。
今回の強奪作戦には、徹底した根回しが行われている。だが逆に、その事から悟った別の勢力が、混乱に乗じて織斑一夏の強奪にきた、とも考えられる。
そんな考えを、違う、と切って捨てる。理屈では十分にあり得る話。だが、理屈ではないのだ。目の前の敵からは、そんな尋常が通じるような気がまるでしない。
歪んで、捻れて、狂っている。そんな、致命的な気配。
知らず気圧されている鈴を、背後にかばっていた一夏のつぶやきが、正気に戻した。
「……違う……」
「? なにが違うのよ」
「違うんだ……こいつ、ISエネルギーを感じられない! こいつは……インフィニット・ストラトスじゃない!!」
「!?」
一夏の打鉄は、依然セシリア戦で搭載されたISエネルギー観測センサーを搭載したままだ。通常のセンサーとしても優秀だったため残されたsの装備は、眼前に浮かぶ異形の機体の解析結果を空間ウィンドウに緻密に表示している。その結果が示すのは、その機体から僅かなISエネルギーすら観測できないと言う事実だ。
大あれ小あれ、ISエネルギーは、ISがISである以上絶対に発生させているものだ。そこに例外はない。だから、それが観測されない以上、眼前の機体はISではないという事になる。
そしてそれはすなわち、ISではない兵器が、シールドバリアシステム、PICシステムの両方を、十全に運用しているという、ISが超兵器でありあらゆる兵器を駆逐する存在であるというこれまでの常識を否定する事になる。
「そんなバカな事……!」
「それより集中しろ……くるぞっ!」
一夏の警告。それと同時に、謎の機動兵器の両手……指を模した砲門が虹色の輝きを帯びる。弾かれるように二手に分かれて回避した両者の間を、高速弾がソニックブームを起こしながら通り過ぎる。
その虹色の軌跡ごしに、一夏と鈴の視線が一瞬重なり合う。どちらからともなく、アイコンタクトを交わす。
ここは、一時休戦だ。
「電磁投射砲……いや、これはコイルガンね、どっちかというと!」
「どう違うんだそれ!?」
「当たったら死ぬほど痛いって事よ」
「了解!」
豪雨のように撃ち出される砲撃を回避しながらも、軽口をたたき合う二人。だが、口調ほどに余裕はない。敵の砲撃は正確かつ苛烈、本来なら到底しのぎ切れるものではない。なのにしのいでいられるのは、簡単な話だ。遊んでいるのだ、あの謎の機体を操る何者かは。
「上等じゃない……っ」
「よせ、鈴! 短気を起こすな!」
一夏が気がついて警告するが、はなから聞くつもりはない。甲龍の両手に、傷一つないブレードが転送される。それを構え、敵めがけて鈴が真正面から突っ込んでいく。当然、すぐさま砲撃が甲龍に収束。仮面に覆われ口元だけを露出している敵のオペレーターが、バカにするように笑うのが鈴には見えた。
「お生憎様」
にやり、と鈴が嗤い返す。次の瞬間、甲龍に殺到していた全ての砲弾が、見えない何かにはじき返されて四散する。
衝撃砲だ。
指向性を与えた衝撃波で、砲撃をはじき返した甲龍が、自慢のフットワークをいかして急速接近する。敵も全身のスラスターを噴射して急速後退、間合いを維持しようとするがやや遅い。ISのハイパーセンサーごしに敵機の周囲のエネルギーの流れを観測していた鈴は、その動きがISのそれに比べればだいぶん鈍い事を看破しあざ笑った。所詮は偽物か。
「もらった……っ!」
加速をいかして踏み込み、敵機の突き出された両腕に体を割り込ませる。これで敵の主砲は使えない。あとは、ブレードで真正面からたたききるだけだ。
これでおしまい、と鈴は確信しながらブレードを振り下ろし。
「な」
不意に、その全ての動きがせき止められた。凄まじい圧力に、暴れ狂う龍のようだった甲龍が、きしみをあげてその動きを停止させられていた。唯、動きを止められているのではない。想像を絶する指向性の圧力に、甲龍が押さえつけられているのだ。これがもし、甲龍ほどのパワーをもったISでなければ、そのまま吹き飛ばされていたのではないか、そう思えるほどの圧倒的な力場。
「な、にが……」
呻きながらも、シールドバリアの設定を変更。正体不明の力場を攻撃と認識し、ベクトルをねじ曲げてふりほどく。だが、その間に敵は距離を確保し、再び砲撃を甲龍めがけて放ってくる。それをかいくぐって、鈴は今度は両手のブレードを結合、ツインブレード状にしたそれを、全身を使って投擲した。巨大なギロチンが唸りをあげて宙を舞うような、そんな恐ろしい威圧感を伴ってブレードが距離を取った敵機めがけて飛翔する。
だが。
「っ、また!?」
ぶん、と空気の震える音をたてて、敵機直前でブレードが停止する。それも一瞬のこと、次の瞬間にはまるで見えないバットで打ち返したかのように逆回転でブレードが弾き飛ばされ、本来の使い手である鈴めがけて襲いかかってくる。超高速で回転し、まるで円のようにすら見えるそれを、ハイパーセンサーの処理能力を最大にして見切り、柄を正確に受け止め、回収する鈴。だが、受け止めたときの異様な衝撃が、甲龍に僅かながらのダメージを与えていた。
ただ受け止めたわけではない。あの敵機は、甲龍の全力を上回る力をもって、ブレードを投げ返してきたのだ。
しかし、鈴もやられてばかりではない。今の攻防で、彼女も得るものがあった。
「まさか……こいつ、砲身の外にも力場を展開できるっての!?」
鈴は確かにみた。双天牙月の攻撃を受け止めたとき、砲撃時と同じ虹色のエフェクト……常軌を逸した過電圧による力場による空間現象が発生していたのを。成る程、確かに砲弾を超高速で射出するその力場にさらされれば、甲龍もブレードも、等しく吹き飛ばされるしかない。なんせ唯の鉄の塊に、ISのシールドバリアを一時的に突破するほどの運動エネルギーを付加するレベルの出力なのだ。平常であらがえるはずもない。
しかし疑問は残る。
「そんな芸当……?! 甲龍以外にそのレベルでエネルギー制御を行える機体がいるなんて……!」
基本的に、機体のエネルギー制御技術は、コア由来ではなく機体依存だ。例えそれがISであろうと、ISでなかろうと、自由に操作できるエネルギー量は機体に備わったPIC端末の質と量に依存する。ましてや、それがISコアをもたないのならなおさらのこと。
その点で考えれば、謎の敵機のPIC端末の能力は、磁力に限定しているとはいえ甲龍のそれを上回っているといってよい。ISコアの超演算能力の補助なしで実践レベルでエネルギー操作を行えるというのは、そういう事だ。
その鈴の驚愕を、謎の敵機のパイロットが、あざ笑った。
「思い上がるな、サルが」
「っ」
「なにからなにまでデータ通り。機体の総推力、総出力、総干渉力、なにからなにまでこちらの知るまま。まさか外装に至るまで手を着けてないとは思わなかったぞ。いや、つけられなかったのだろうな」
「な、なにを……?!」
まるで甲龍の事をよく知っているかのような口振り。いや、違う。
敵が語っているのは……。
「わからないのか?」
そして、未知の敵は。許されざる真実を、口にした。
「甲龍……試作ナンバー233を貴様の祖国に提供したのは、我々の組織だ」
「提……供……?!」
「まさか、貴様等の国程度の技術力で、本当に第三世代を作れるとでも思っていたのか? つくづくおめでたいな!」
鈴の一瞬の動揺をついて、敵機が急速に接近してくる。その身を纏うのは、虹色の磁界。自分自身を砲弾のごとく加速させて急接近してきた敵機は、さきほどまでの鈍重さが嘘のように高速で動き、甲龍を翻弄する。
「それにしてもここまで思うとおりに動いてくれるとは思わなかったよ。所詮は人間擬き、裏を考える事もできなかったか、猿が」
「思うとおりって……!」
「簡単な事だ。貴様は……貴様等はもう、用済みだ。使い捨ての……生け贄はな!」
アハハハ、という甲高い、狂気の混じった嘲笑。そして敵機はそのまま、振り返ることなく……背後から強襲してきた一夏の一撃を、無造作にその巨腕で受け止めた。巨大な指が、刀をものともせずに打鉄ごと一夏を鷲掴みにんすると、めきめきと音を立てて締め上げる。
「な……があああ!?」
「これで、こちらの用事は終了だ。では、死ね」
じゃきん、と反対側の指が、甲龍に向けられる。その指先に集う、驚異的なエネルギーの収束。いままでのがお遊びだったのなら、今度は本気だ。はっきりと目視できるほどの磁界の収束が起こり、空間そのものが砲身と化していくのが見て取れる。
回避は不可能。咄嗟にそう判断した鈴は、ブレードを重ね合わせて盾にし、甲龍の全能力を集中して眼前に防壁を展開する。甲龍の膨大な制御能力によって力の流れをゆがめられた周囲の空間が、まるで透明な建造物のように防壁の形を浮かび上がらせる。
そして、極限まで高められた磁界と、極限まで高められた力場が衝突し。
しかし、結果はわかりきっているのだった。
「鈴ぅぅううう!!」
墜ちていく。墜ちていく。
あれほどの猛威を振るった、天駆ける龍。嵐すらも従え、まさに無敵と思われた圧倒的な存在。
それが、あっさりと打ち砕かれ、海面へと没していく。
まるで、その強さと存在が、幻であったかのように。
「甲龍が、そんな……!」
「当たり前だろう? 甲龍を作った我々が、それに負ける機体を送り出すはずがないだろう。当然の帰結だ」
信じられない、と嘆く一夏に、彼を捕縛する敵機のパイロットが、さも興味なさそうに答える。その口調には、敵機を撃破したことに対する昂揚も興奮もない。あるとすれば対象を見下す蔑みの感情だけだ。
「くそ……はなせ! 畜生!」
「そうはいかん。こんな面倒くさい事をしてまで、貴様を引きずり出したのだ。ビッグ5の連中が駆けつけてくる前に、貴様を連れて行くとしよう」
「く……! どうなってんだ、何のつもりだ、お前! 俺の身柄が目的なら、なんで……!」
一夏は束縛から逃れようと身をよじるが、パワーの差がありすぎてどうにもならない。代わりに、ありったけの敵意をこめて、素顔の見えない敵を睨む。その敵意を、まるでそよ風のように流しながら、謎の敵機のパイロットはどうでもよさそうに耳を傾けた。
「なんで”鈴”を巻き込んだ!!」
「それは知らん。流石に管轄外だ。まあ、身に余る力を渡してやれば、あの考えの足らない時代錯誤の連中だ、こう動く事は予想できたが」
「お前……!」
「そしてお前も、考えが足りない」
ぎちり、と締め付けが力を増す。強力に呻きをあげた一夏をなぶるように、操り人形の担い手は彼を、世界をあざ笑った。
「この程度の悲劇、世界には腐るほど転がっていて、ありふれすぎている。例えばな、知っているか? 中国の国家代表は、代表になる前は日本人の夫と、息子がいた。だが、彼女が国家代表、すなわち中国最強のIS乗りとなった事で、彼女の夫は謀殺され、息子は引きはがされて人質に、挙げ句監視として縁もゆかりもない男を夫としてあてがわれたのさ。何故かわかるか……? 恐れたのさ、政府の猿どもは。ISは、一国の兵力を圧倒する。逆に言えば、その気になれば、国家代表候補生ともなれば国を転覆させる事だってたやすい。奴らは、自らの悪政を恥じる事すらなく、今まで通りに、理不尽を押しつけて自分達の安寧を守ることを選んだ。ほかにいくらでも方法はあったのに、それだけが正しいと一つの家庭を踏みにじったのさ。それが世界だ。それが真実だ。ISがあって、世界が変わった? 変わらないさ、なにも。世界は醜悪で、身勝手で……おぞましいままだ」
笑いながら、まるで他人事のように語る。関心も興味もない、そんな口調。なのにその言の葉の一つ一つに、あふれ出るほどの悪意と毒が含まれている。
のろいの言葉。
その余りの業の深さに、一夏は危うく飲み込まれそうになっている自分を感じた。負の感情が、その猛毒と共鳴しようとしている。
「そして、お前も同じだろう?」
「同じだと……?」
「そうさ。世界の悪意に、世界の都合に、振り回されて大切なものを失うばかり。そんなのはもう懲り懲りだろう?」
「なにを抜け抜けと……! 今回の話だって、お前等が原因なんだろう!」
「ああ、そうだ。我らが今回の件を招いた。だが、望んだのは世界だ」
一夏を拘束したまま、ぐ、と敵が顔を寄せてくる。仮面で隠された顔のうち、露出した口元がキスができそうなほどに寄せられ、薄く紅ののった柔らかな唇が、睦言のように囁いた。
「我らの元に来い、運命の男よ。共に、世界に復讐しようじゃないか」
「復讐……?」
「そうだ。”我ら”を生み出した世界に、思い知らせてやろうじゃないか。己の浅はかさと、醜さを」
その言葉は。その言葉は、遭遇してから初めて、敵の感情が露わに伝わってきた。悪意で世界をあざ笑っていたばかりの敵が、初めて見せた真の感情。
敵の言う事。敵の真実。敵の思い。
それは確かに、一夏もわからない話ではなかった。いや、むしろ理解できる、共鳴できる話だった。
思い出すのは、あの大会の時、拐かされた自分の事。
どこかの誰かが、悪意をもって姉の栄光を妨げ、シェリーを命の危険にさらした。この、敵の語る事はそれと同じ事だ。
そして、一夏がIS学園であらがおうと決意したことも、敵が世界に復讐しようとしているのも、同じ話。相手の事情は分からないが、それでも分かる。伝わってくる感情の色、熱。全て、一夏には手に取るように分かる。
己という存在を、圧倒的な理不尽でねじ伏せ、小の為に大を生かす、大儀の為の犠牲だなどと聞こえのよい声で嘯いて、欲望のままに邁進する世界。それをにくいと思った事が、果たして一度もない人間などいるのだろうか?
少なくとも、一夏は、それを、否定できない。
だけども。
「……お前の言うことも、分からない訳じゃない」
「ほう?」
「だけど、俺の大切な人は、そのくだらない世界に生きてるんだ。俺は、みんなを守りたい、守れる自分でいたい。だから、アンタの誘いにはのれない」
「そうか」
みしみし、と締め上げていた豪腕の力が、不意にゆるむ。一夏を束縛から解放した敵は、そのままふわり、と距離をとる。
あっけに取られる一夏を前に、敵は鉄のような無表情で告げる。
「所詮貴様も猿か。まあいい、予定通りにするだけだ」
容赦なく、両腕の砲門から砲撃をばらまいた。
「ぐぅっ!?」
浮遊式の盾を引き寄せて、その砲撃から身を守る一夏。だが、甲龍すらあっさりと沈めて見せたその砲撃力の前に、実体シールドは気休めにもならなかった。瞬く間に破砕され、砕け散るシールド。その破片の向こうに、虹色の光を操る敵の姿が垣間見える。
シールドを粉砕してもなお、衰えることのない敵の攻撃。直接砲撃にさらされた打鉄のシールドバリアのエネルギーが、笑えるような勢いで減少していく。
「く……そ……!」
成す術もなく。ただ打ち倒されるだけの一夏は、怒りと悲しみに歯を食いしばって、飛来する弾丸を睨んだ。
見える。弾丸の表面に刻まれたライン、鈍く光るその輝きに至るまで、確かに見えている。だが、見えているだけで、体がついてこない。反射的に刀を振るうも、意識の速度に、体の動きはまるで水飴をかきまわすようで、あまりにも遅い。一発目を切ろうとして届くのは三発目。三発目を切り払っても、届くのはすでに五発目。
歯がゆい。それ以上に、
(なん……で……俺は。俺はこんなに……弱い!!)
目指すものがあっても。心に柱を通していても。
現実の一夏は、あまりにも無力だ。どんなに強い思いがあっても、それを形にする、描き出す腕があまりにも頼りない。
そしてその歯がゆさが、その思いの強さが現実を押しつぶすのだという事を、彼は知っていた。
知っていても、なお。
(俺は……! どうして弱いのに! 無力なのに! どうして……!)
被弾は続く。シールドバリアが限界を迎え、激しいスパークが迸る。それでもなお、降り注ぐ豪雨はやむことはない。
視界が、白く染まっていく。
「ちがうよ。いちかは、よわくなんてない。わすれているだけ」
「だから。おもいださせてあげる」
「……世界は、貴方という炎にくべられるべきだと」
「……ふん。この程度か」
”彼女”は、両腕の砲撃機構がオーバーヒートを警告してきたのを契機に、数十秒に及ぶ射撃をようやく停止した。真っ赤にやけた機関部が、雨を蒸発させて凄まじい音をたてたが、豪雨にやがて静かになっていく。
少し離れた所には、広がる真っ白な白煙。無尽蔵のコイルガンの照射を浴びた打鉄を中心に発生した煙だ。それは、被弾時に炸裂した弾頭と、粉々に砕かれた打鉄の構造材でできている。秒間数百発のコイルガンの照射は、おそらくシールドバリアに守られていない部分を文字通りの粉微塵に粉砕してしまったのだ。
だが、ISの絶対防御は伊達ではない。おそらくあの有様でも、中の織斑一夏は無事だろう。
「……ふん。存外につまらん男だったな」
先ほどの問答を思い返して、彼女は鼻をならす。通じる物を感じていたが、結局はただの錯覚だった。少なくともそう彼女は判断し、今や織斑一夏へは一分の興味も失われている。
「やはり、私を本当に理解できるのは、きっとあの人だけ。あの人を私のてで……?」
独白が途切れる。彼女の目が向くのは、たった今自分が生み出した破壊の痕跡。豪雨の中にあってもまだ晴れない、白い爆炎。
それが、一瞬で消滅する。
その中から。彼は姿を表した。
「……馬鹿な」
あり得ない物をみて、彼女の心が乱れた。動揺を取り繕うように銃口が突きつけられたが、その切っ先は僅かに揺れている。
その敵意の先。
白い炎を纏った、未知のIS……否、失われたはずの白式と呼ばれたISを纏った、織斑一夏の姿があった。
『単一仕様能力”零落白夜”限定解放』
それは、世界を灼く炎。
世界は、炎によって試される。
ようやくここまでたどり着いた……。
基本的にISの自意識は、ご主人様>>>>>>世界だったりします。