俺は、まあまあ有名なシニア出身だった。そのシニアでは、エースナンバーを貰ってエースとして、活躍してた。実際、それは青道高校でも変わらなかった。入学して、練習して、一軍入りだった。エースナンバーではなかったけど、大事な場面で任されることが多かった。俺は、投手として負けたことがなかった。試合で負けることはあったけど、俺からのリリーフで負けた試合。俺は相手に1点も与えなかったし、与えてしまっても、その試合は勝つことが出来た。だから、自分が打たれて、その試合が負けるのはあの試合が初めてだった。俺は、初めて敗北を知った。だからなのかもしれない。俺がこんなにもあの試合を引きずっているのは…。
倉持 「翔太!」
『倉持』
倉持 「御幸もお前のこと攻めてねーぞ。」
『おう』
倉持 「先輩たちだってお前のこと待ってるって」
『おう』
倉持 「俺ら同級生だってお前のこと攻めてねーし。」
倉持 「また、お前に自信もって、余裕があるお前をマウンドで見たいって思ってる」
『おう』
倉持 「それに、御幸は、俺らが引退するまで、エースはアイツだって言ってたぞ。そこまでお前のこと信頼してんだ」
『おう。倉持。俺は多分、もう大丈夫じゃないかって思う。
倉持もいるし、一也もいる。それに、俺と一也は青道の黄金バッテリーだぞ?俺らの信頼関係なめんなよw』
倉持 「その言葉がお前から聞けて安心した」
『倉持も心配症だな』
倉持 「お前らと付き合ってきた時間は長いからな」
『だろうなw』
俺と一也。青道の黄金バッテリーは、それぞれが有名だし、外からも見える信頼関係だと思う。一也は、超高校級捕手で、1年の時から有名だった。俺は、No.1右腕。神童と2つ名がついている。
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そんな日の午後練。
『一也…』
御幸 「よー、もう大丈夫かよ?」
『お前なぁ?当たり前だろw』
御幸 「それで?お前どーすんの?俺に投げるのかよ?」
『当たり前だろ!』
今日は、監督は1年に付きっきりだから来ないな…。
御幸 「で?お前また球種増えてんだろ?」
『はぁ?誰にも言ってねーのになんでお前まで広がってんだよ』
御幸 「え、女房の感?」
『うざ。』
御幸 「どーも。」
『褒めてねーしっ!!』
まぁ、いい。ここで俺の球種を発表する。
ピッチングの軸となる球種は、俺の場合は4つ。
1つ目は普通の真っ直ぐ。ストレート
2つ目は緩急がある。カーブ
3つ目はストレートよりも速くなる。高速スライダー
4つ目は大きく落ちる。フォーク
御幸 「さぁ、今日は更新なるか?」
『さあな。、投げてねーし』
御幸 「それもそうだ。じゃあ、まずストレート。低めな」
『おう』
言われた通り、投げると、
御幸 「おしー、あと2で150。」
『回りくどい言い方してんじゃねー。』
俺の平均は、149。おしくも150に届かない。
でも、これはストレートの平均。
高速スライダーは150余裕でいくし、フォークやカーブは145くらいが平均だ。
御幸 「じゃあ、次はストレート。」
『!』
御幸が構えた場所はぎりぎりストライクか?くらいの所
おれは、頷き、投げると、御幸は
御幸 「はは!ドンピシャ!コントロールはピカイチだな」
『あ?』
御幸 「何でもございません」
御幸 「んーじゃあ次はカーブ。最初は横の変化。」
『おう』