今回はプロトコルオメガとの邂逅がメインです。
「ようこそ、エルドラドへ。」
男性の声が、モニター越しに聞こえてきた。
「ベータよ、この者がかの救助した者で間違いないな。」
「はい。行く宛もなく、苦しそうだったので…」
「お前にしては珍しいな。まあよい。」
とベータとそのマスターさんは会話していた。そして、マスターさんは俺に問いかけた。
「君の名前を聞きたい。」
「風間竜翔と申します。よろしくお願いします。」
と礼儀をもって自己紹介をした。
「なかなか筋が良いな。君。」
「ありがとうございます。」
とマスターさんに賞賛されては、深く感謝した。
マスターさんから、エルドラドについて、そして、サッカーチームについても説明があった。
「ここエルドラドは未来の世界であり、かつてはサッカーを消そうという目論見で動いていた。…ある中学生に、言い負かされてそういう目論見は一切しなくなったが。」
ある中学生…?誰のことだろう…?
「君は雷門中を知っているかね?」
とマスターさんは問いかけた。
「はい。サッカー名門校と話で聞いております。」
と俺は返答した。
マスターさんは、それは良かったと言う表情をモニター越しに見せた。
「君はサッカーをしているようだな。」
とマスターさんに聞かれた。
「はい。まだまだ精進しなければならないところがある未熟者ではございますが。」
と返答した。
「なら、エルドラドの元で動いている、プロトコルオメガというチームに入ってみないか?」
とマスターさんから問いかけてきた。
俺は、スカウトされたことに驚きを隠せなかったが、同時にこういう思いが生まれた。
(俺が誰かの役に立てるなら、俺もそこに貢献したい。)
と嬉しい気持ちでいっぱいになった。
「はい!是非ともよろしくお願いします!」
と俺らしからぬ大声で返答した。
「決まりだな。今後ともよろしく頼むぞ。」
とマスターさんは少し嬉しげに返答した。そして、マスターさんから少し補足があった。
「プロトコルオメガには、コードネームのような物があってな。少し命名させてはもらえぬか。」
「分かりました。」
と俺は返答した。
少し時間が経って、マスターさんから
「君には、ヴァルというコードネームを預ける。今後ともよろしく頼むぞ。」
と言われ俺は、「はい。」と言った。
これでマスターさんとの会話が終わり、エルドラドをベータと共に後にした。
「その…今後ともよろしくお願いしますね。ヴァルさん。」
とベータが言った。
「ヴァルでいいですよ。」と俺は返した。
そして俺は、マスターさんの会話にあった、プロトコルオメガと合流した。
その中で、主要人物らしき男性2人と対面した。
「お前が、マスターが言ってた者か。俺はアルファだ。今後ともよろしく頼む。」
表情を変えずにアルファは自己紹介を済ませた。
「僕はガンマ。よろしく。」
とガンマは簡潔に自己紹介を済ませた。
そんな中、俺も自己紹介をした。
「新しく入ったヴァルと申します。今後ともよろしくお願いします。」
と丁寧に自己紹介をした。
プロトコルオメガの皆からは、手厚く歓迎をされた。
その歓迎をされて、俺は嬉しくて泣きそうになったがこらえた。
そして、俺はベータに視線を向け、
「ベータ、本当にありがとう。」
「いえいえ、当然のことをしただけですから。」
少しあざとくベータは返答した。
(ベータ…可愛いな…)
と心の中で照れくさくなった。
第3話ありがとうございました〜
世界線としては、セカンドチルドレンと戦った後に、平和になった時の世界線をイメージしてます。
それと、ヴァルというのは、ある伝説上のものから取ったもので、後々物語に関係してきます。