転校生とバンド少女たち   作:なぁくどはる

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どうも、なぁくどはるです。
まずは、前回のタイトルミスを謝罪致します。本当に申し訳ございませんでした。あんなんタイトル詐欺ですもんね。大変失礼致しました。

真面目な話はここまでにして・・・。なんとお気に入りが50を突破しました・・・!読者の皆様のおかげです。これからもいろいろやらかすかもしれませんが、温かく見守っていただけると幸いです。


世話焼きな彼女は嘘が苦手

 

 

花音の悩みは一件落着?をむかえ、無事に昼飯を食べ終えた俺たちは、予鈴を合図に教室へと戻った。入室すると、クラスメイトから、神崎くんどこ行ってたのー?や、いっぱい聞きたいことあったのに・・・、など話しかけられ、みるみるうちに周りを囲まれる。これはやばい、と思ったので花音と白鷺さんに助けを求めようと振り返るが、花音はふぇぇ・・・!って声をあげて、目を回している。・・・くっ!なら白鷺さんだ!と、逆側を振り向くと、その姿はなく、すでに自身の席へと向かっており、その美しい顔には、うふふ、と微笑みが浮かべられていた。

(うすうす気づいてたけど、イイ性格してるね・・・!?)

 

これは万事休すか・・・!と思ったところで今度は本鈴が授業の開始を告げる。あー、授業始まっちゃう。しょーがないか、じゃ、神崎くんまた後でねー、と周り囲んでいた女生徒たちは自身の席へと戻っていく。

(ふう・・・なんとかなったか)

 

ようやく自由になった俺は、自席へ着席する。

 

「ふふふ、すごい人気者ね」

「・・・勘弁してよ。聞きたいことは聞いてくれて構わないけど、ああやって大勢でこられるとどうにも・・・・・・それより」

「なにかしら?」

そう言い、とぼける白鷺さんに、ジト目を向けながら、

 

「・・・さっきのあれ・・・」

「ふふ、ごめんなさい。昨日花音から聞いていたから予想はしていたけど、まさかここまでだなんて思わなかったの。もう少し落ち着いていたものだったら、なんとかしてあげることもできたかもしれないのだけど・・・」

・・・そういうことだったら、仕方ない、か。実際俺も知り合いがあんな状況だったら助けにいけるか分かんないし。

 

「・・・いや、そういうことなら気にしなくていいよ。実際すごかったしね、あれ」

苦笑する俺。

 

「あら、ありがとう。次があればできる限りのことはしてみるわ」

「・・・期待してるよ」

・・・笑いながら言われても、あんまり説得力ないんだよなぁ。

 

 


 

 

不思議なことに、次の休み時間に押し掛けられることはなかった。さすがにやり過ぎた、と思ってくれたのだろうか。・・・かといって、誰も来なかったわけではないのだが。それでも、大勢で押し掛けられるよりははるかにマシだった。そうこうしているうちに、本日の授業を終え明日の連絡事項を先生から伝えられ、解散となる。・・・これからどうしようか、と考えを巡らせる。白鷺さんは仕事に行ってしまったし、花音はアルバイトがあるらしい。かなり失礼かもしれないが、初めは耳を疑った。俺の花音の印象といえば、可愛くておっとりとした雰囲気で、見た目通りに優しくて、ただ、どこか自分に自信がなさげな、そんな印象だった。思わず聞き返したときは、少し怒っていた。・・・といっても、プンスカ、といった感じだったが。

 

(うーん・・・そうだ。明日のバイトに必要なものを買いに行こう)

実は、昨日『CiRCLE』で面接を行った際に月島さんに、次のシフトまでにここに書いてあるの用意しておいてね、と言われていたのだ。そうと決まれば、と思った俺は教室をあとにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(この街のショッピングモールって初めて来たけど、いろんな店が入ってるなぁ・・・えーと、文房具屋さんは・・・・・・ない、な。あ、でも雑貨屋はある)

明日からのバイトに必要なものを買うために、学園から少し離れたショッピングモールに足を運んだ俺は想像以上の広さに内心驚いていた。

 

(えーと、ボールペンにメモ帳・・・あとは、カッターナイフか)

雑貨屋にたどり着いた俺は、目当てのものを手に持ちレジへと向かう。すると、その途中で灰色の制服に身を包み、耳元にはウサギのイヤリングが施されている茶髪の少女に出逢った。

 

「・・・あれ?良哉じゃん!こんなとこでなにしてるの〜?」

一見、元気そうに話しかけてくるリサだが、その顔色は優れないように思える。しかしリサはそれを隠そうとしてる気がしたので、そこには触れないようにした。

 

「・・・明日から『CiRCLE』ってライブハウスでバイトなんだ。で、これは明日のバイトで使うやつ」

「へぇ〜、良哉ライブハウスでバイトするんだ。じゃあ、音楽とか好きなの?」

「もう超好き。暇があれば楽器触ってるし」

「アハハ、なにそれ!好きすぎでしょ!」

「で、リサはここでなにしてるんだ?なんか買いにきたのか?」

リサの顔色が、一層暗くなった気がした。

 

「そ、そうそう!アタシここの雑貨が大好きでさ、よく買いに来るんだ〜☆」

しかしリサはかわらず、それを隠そうとする。

 

(何かあるのは間違いない。ただ他人の事情に自分から首を突っ込むのはいかがなものか・・・)

余計なお節介になるのではないか、と思ったが先日のスーパーでのリサとのやりとりを思い出す。

 

(いや、リサはそんなの気にせず、俺を気遣ってくれた。突っぱねられる可能性だってあったのに・・・)

そのことが、俺に踏ん切りをつけさせた。

 

「・・・なぁリサ、なにかあったのか?」

「・・・え?い、いや、なんにもないよ〜?ど、どうしたの、急に」

・・・嘘だ。やっぱりリサは何かを隠している。ただ普通に訊いても答えてくれないだろう。・・・どうしたものか・・・・・・仕方ない、か・・・

 

「・・・俺、リサにお礼がしたいんだ。昨日スーパーでお世話になったし」

「い、いいよいいよ、そんなの!アタシがしたくてやっただけだし」

「それでも、俺はリサに感謝してる。だから今度は、俺がリサの力になりたいんだ」

「・・・っ!」

息を飲んだリサは、顔を俯かせてしまう。その表情は計り知れない。

 

「・・・・・・やっぱり優しいよ、良哉は」

「ん?」

「んーん、なんでもない!・・・じゃあ、聞いてくれる?アタシの幼馴染のこと・・・」

俺は、少しでもリサが安心できるようにしっかり彼女の藍鼠色の瞳を見つめながら頷いた。

 





ガルパ4周年で追加されたカバー、2曲ともよかった・・・。一生叩いてられるぜ・・・。今後追加予定の楽曲も楽しみでしかたありません。イベント頑張らなきゃ・・・!(使命感)

それでは、次回までしばしお待ちを。
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