転校生とバンド少女たち   作:なぁくどはる

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どうも、なぁくどはるです。
前回からさらにお気に入り件数が増え、なんともう60に届きそうです。やべぇ、やべぇよ・・・。キラキラドキドキだよ・・・。(???)加えて、感想や評価をつけてくださった方、本当にありがとうございます。同じ方からいくつも感想をいただいたり、とマジでありがたいです。評価の方も、☆9という高評価。以前くださった方も、☆9、☆8という同じく高評価だったので嬉しいかぎりです。
これからも皆様に楽しんでいただけるよう、頑張ってまいりますので、よろしくお願いします!


今井リサの苦悩

 

 

「・・・アタシには幼馴染の子がいるんだ。家も隣で、小さい頃からその子のお父さんとかも混ざって遊んだりしてて・・・」

店内で立ち話はお店の方に迷惑がかかるので、落ち着ける場所に移動してから、リサは静かに語り始めた。

 

「こうみえて、アタシもベース弾いてたんだ☆その子のお父さんがミュージシャンでね、その子はボーカル、その子のお父さんはギターボーカルだったから、ボーカルはその子に譲ってギターを弾いてた。・・・で、アタシには何ができるかな、って考えてたら、その子のお父さんが、ベースをやってみたらどうだい?って言ってくれたんだ」

「それがきっかけでベースを?」

「うん☆3人でセッションしたり、その子のお父さんにベースを教えてもらったりホントに楽しかった」

楽しかった、と語るリサの顔は言葉とは裏腹に、晴れないものだった。

 

「でも・・・」

俺は無理に先を促そうとはせず、リサが話してくれるのを静かに待った。

 

「・・・でも、そんな楽しい日々は長く続かなかった・・・・・・ある日突然、友希那は変わっちゃったんだ・・・」

友希那、とはおそらくリサの幼馴染のことだろう。

 

「それまではよく笑う子だったのに、ある日を境に友希那は感情を失ってしまった・・・」

「・・・・・・なにがあったんだ?」

「・・・友希那・・・ああ、ごめん、アタシの幼馴染の名前ね。友希那のお父さんがミュージシャンだったって話はしたでしょ?」

やっぱり幼馴染の名前だったのか、と思いながら、首肯する。

 

「・・・アタシが小さかったこともあってその時は知らなかったんだケド、友希那のお父さんって実はすごいミュージシャンだったみたいで、名のあるバンドのギターボーカル、ってこともあって、有名なフェスなんかにも出てたみたい・・・そんなある日、友希那のお父さんに音楽事務所に所属してみないか、ってお誘いがきて・・・」

「・・・すごいな、その子のお父さん・・・俺も一度、会ってみたいかも」

リサは、少し痛ましい笑顔で、

 

「・・・会えるには、会えるんだケド・・・もう、歌ってくれないかもしれない・・・」

「・・・どういうこと?」

「・・・友希那のお父さんたちって事務所にスカウトされるまでは自分たちで楽曲を作ってたんだって。でも、事務所に所属する以上はその方針に従ってもらう、ってなったみたいで・・・」

・・・なんとなく結末が予想できたが、正直当たってほしくはないものだった。

 

「・・・それで事務所側が用意した楽曲で、出演した初めてのステージで友希那のお父さんたちは・・・」

「もういいよ、リサ。その先はなんとなく分かるからさ」

「・・・アリガト」

沈痛な面持ちで語るリサを見ているのはこっちも辛かった。

 

「・・・それ以降も同じように事務所側が用意した楽曲で、演奏し続けたんだケド、結果はやっぱりそぐわなくて・・・そうして、友希那のお父さんたちのバンドは解散になった・・・」

音楽事務所にスカウトされることはミュージシャンとしても、バンドマンとしても光栄なことだろうけど、必ずしもいい事ばかりじゃないんだな・・・

 

「その日を境に友希那は感情を失ってしまった・・・大好きだったお父さんの音楽を台無しにした人たちに、今度は自分の音楽を認めさせる、って音楽に固執するようになったんだ。まるで、それ以外は必要ない、っていうような感じにまでなって・・・」

・・・友希那さんからすれば、大切なものを踏みにじられたような気持ちだっただろう。・・・俺は快く俺を送り出してくれた、地元の友達を思い返しながら、友希那さんの気持ちを慮る。・・・俺だって見方を変えれば、あいつらを裏切ったみたいなもんだし・・・。まあ、俺の場合は他人に、ではなく、自分で、踏みにじったのだが・・・。

 

「・・・アタシはそんな友希那を助けてあげたかった。でも、アタシには何もできなかった・・・今日だって、少しでも友希那に笑ってもらおうと思って友希那を遊びに誘ったんだけど・・・」

「・・・そんな時間ない、って断られちゃったのか」

「・・・!うん・・・」

アハハ・・・と俯きながら、苦笑いするリサ。

 

「・・・アタシ・・・ホントダメだよね。友希那が困ってるのになんの力にもなってあげられない。アタシ友希那の幼馴染しっか────────」

「そんなことない。」

「え・・・」

「・・・リサは絶対友希那さんの力になってるよ。彼女もきっと戸惑ってるだけなんだ。自身の想いとリサへの想いに。」

「アタシへの・・・想い?でも、友希那は──────────」

「リサの想いはきっと伝わってる。まだ出逢って2日しか経ってないけど、リサがどういう人間なのかは多少分かったつもりだ。・・・世話焼きで、困ってる人がいたらほうっておけないくらいお人好しで、料理が得意で・・・嘘がヘタだ。助けてほしい時に助けて、って言えずに隠そうとする。そんな心の優しいリサなんだ。きっと友希那さんにも伝わってるよ、リサの優しさも・・・リサの想いも。だから、友希那さんを諦めちゃだめだ」

「──────────!」

微笑みながらリサに伝えると、今にも泣きそうだが幸せそうな顔で、

 

「・・・そう・・・だよね。うん・・・!ありがとう、良哉☆・・・・・・どっちがお人好しか分かんないよ、これじゃ」

「ん、なんか言った、リサ?」

「んーん!なんでもない!・・・よぉーし、明日からもガンバルぞー!待ってろ、友希那ー!」

「ちょ!ここ他の人もいるからもうちょっとボリューム下げて・・・!」

 

周りからめちゃくちゃ視線を感じたが、リサの笑顔を見ると、まぁいっか、と思えた。

 




ふう・・・・・・リサの口調マジでムズいよぉぉぉ!と叫びたい今日この頃です。まあ、実際には叫びませんけど。

紗夜さん、沙綾が欲しい・・・。協力ライブで紗夜さんや沙綾ちゃんを見るたびに思います。・・・引くしかねぇのか、ドリフェスを・・・。そろそろ爆死の恐怖より欲しい欲が抑えきれなくなりそうなんで、多分近いうちに引きます。結果はよかったら、報告します。爆死んだら、報告しません。そうなったら、あー、あいつ終わったんだなって思ってください。笑

それでは、次回までしばしお待ちを。
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