昨日は1本しか投稿できずで、楽しみにしていただいていた方申し訳ございませんでした。明日は1本も投稿できないかもしれません・・・。今日、できたら2本落とそうと思ってるので・・・!
そして、とうとうお気に入り70いきました・・・!夢の100までもう少し・・・!・・・いけたらいいですよね。笑
追記:一応必須タグに『R-15』をつけました。
羽沢珈琲店での出逢い
あの後、片付けを行った俺たちは解散と相成った。湊さんは終始考え込んでいたけれど、おそらく大丈夫だろう。なんといっても湊さんには彼女がついているのだから。少し時間も遅かったことあって、湊さんもこのままじゃ心配だったし、近くまで送っていこうか、と訊いたのだが遠慮されてしまった。少し一人にしてほしいのだそうだ。そう言われてはこちらとしては大人しく引き下がるしかなかった。・・・・・・一応、まりなさんにも訊いたのだが、私は大丈夫!と笑顔で言われてしまった。・・・確かにまりなさんだったら、危険な目に遭っても自力でなんとかできそうだな。
(頑張ってね、湊さん・・・)
そう思いながら、眠りに落ちた。
転校や初出勤から、いろいろあってようやくむかえた週末。俺は商店街に足を運んでいた。
(もう1回行ってもいいけど、『やまぶきベーカリー』はこないだ行ったし、どうせなら違うところにしたいな。・・・『羽沢珈琲店』か。入ってみるか)
珈琲などインスタントのものしか飲んだことはないし、なんならこういう店に入るのも初めてだったので少し緊張しながら扉を開く。
「いらっしゃいませ!おひとり様ですか?」
「は、はい」
「カウンターとテーブルどちらにいたしましょう?」
「・・・カウンターでお願いします」
少し考えて、目の前の肩口に切りそろえられた茶髪の少女に告げる。
「かしこまりました!こちらへどうぞ!」
すっげぇいい子だなぁ・・・と余計なことを考えているうちに、カウンターの一番奥に通される。
「ご注文がお決まりになりましたら、お呼びくださいね!」
「ありがとうございます」
そう言い残し、少女はカウンターの内側へ入っていく。
(珈琲だけじゃなく、ケーキセットなんてものもあるのか)
珈琲のみならずスイーツまで用意されていたり、と多様なメニューに驚く。
とりあえず、珈琲のことなんてさっぱり分からないので店員さんに確認しようと、思い、すみませーん!と呼びかける。するとすぐに、はーい!と先程と同じ明るい声が耳に入ってくる。
「ご注文はお決まりになりましたか?」
「いや、あの、その・・・実は、こういうお店に来たのって初めてで・・・オススメとかあればお訊きしたいなぁ、と思いまして・・・」
「・・・そうですね、ケーキセットがオススメです。ウチで1番人気の商品なんですよ!」
少女は困った様子もなく、少し迷うような素振りをみせてから教えてくれた。
(ほんっと、いい子だなぁ・・・)
心洗われて?いる場合じゃない、と思い、じゃあそれでお願いします、と少女に注文する。
「かしこまりました。少しお待ちくださいね!」
立ち去る少女の背を見てから、店内の様子を確認する。
(お昼までまだ少し時間はあるけど、それなりに席は埋まってる。・・・人気のお店なんだろうか?)
もう少し遅かったら座れなかったかもしれないな、と幸運に思っていると複数の少女たちが入店してくる。
「いらっしゃ──────────あ、みんな!いらっしゃい。テーブル席でいい?」
「うん!ありがとう、つぐ!」
知り合いなのだろうか。親しげに会話をした彼女たちは、俺のすぐ後ろのテーブル席に腰掛ける。
(え、ちょ、なんでそこ!?・・・・・・俺は空気だ、俺は空気だ)
別にやましいことは一切ないが、いたたまれない気持ちになってしまう。早く注文がこないだろうか、と思っていると店員である茶髪の少女が声をかけてくる。
「お待たせしました!ケーキセットになります!」
少女たちがこちらを見た気がした。正直針のむしろだった。
「あ、ありがとうございます」
「それではごゆっくり!」
トレイを前に一礼した少女は、今度は背後の4人の少女たちに呼ばれてそちらへ向かう。
(と、とりあえず危機は去ったか・・・)
じゃあ、早速・・・と思ったところで、背後から少女たちの会話が聞こえてくる。
「ねえ、今の人つぐの知り合い?すっごいカッコイイんだけど!」
「ち、違うよ!ただのお客さんだよ」
「え〜、知り合いだったら紹介してもらおうと思ったのに〜」
「ひーちゃんはあいかわらずですな〜」
「もー!モカー!」
「・・・これもいつも通り、だな。蘭」
「・・・だね」
(やっべぇ・・・危うくからまれる──────────)
「わ、私声掛けてみようかな・・・」
(うぇ!?)
「・・・やめときなよ、ひまり」
「うぅ〜、でも〜・・・あんなカッコイイ人もう出逢えないかもしれないし・・・」
「蘭の言う通りだぞ、ひまり。案外、ああいう顔つきのヤツほど危ないんだぞ」
(酷い言われようだなぁ・・・)
苦笑する俺。
「そ、そんなの話してみないと分かんないじゃん!・・・よし、決めた!私いくよ!」
(え!?決まっちゃったの!?ちょっと待って、心の準備が・・・!)
「ちょ、ひまり・・・!」
「あ、あの〜・・・」
「は、はい!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
固まる2人。
(え、ちょ、どうすればいいんだ!?やばいやばい!誰か助けて!!)
超パニックだった。
「あ〜、すいません。アタシの友達が突然・・・」
「あ、や、俺は大丈夫なんですけど・・・」
目の前の桃色の髪をおさげにした少女に目をやる。
「ふぇぇ〜ん!と〜も〜え〜!」
(うぇ!?泣かせちゃった!?どどど、どうしよう!?)
「はいはい、分かったから・・・とにかく、すいませんでした」
「あ、ああ、いや、ホント俺の方は大丈夫なので・・・それより」
「ああ、こっちは大丈夫なんで。気にしないでください」
(え、ホントに?・・・すっごい心配なんだけど)
女の子を泣かせたままでは男としてどうなんだ、と思い、
「あ、あの〜・・・」
「・・・ぐすっ、ひっく。・・・なんですか?」
(うっ、罪悪感が・・・)
「・・・俺は神崎良哉。花咲川学園の2年です。よろしくお願いします」
俺が自己紹介したのが意外だったのか、おさげの少女は今度は驚きに顔を染めつつも、
「は、羽丘学園の1年生で、上原ひまりっていいます!こちらこそ、よろしくお願いします!」
そう言い、勢いよく一礼してくれる。その動作で、年下にしては・・・と彼女の一部分に衝撃を受けるが、不躾に見るのもよろしくないと思い、視線を外す。急に自己紹介を始めた俺に、驚いた顔をしていた上原さんの隣にいた赤髪の少女もすぐに柔らかい表情になり、
「アタシは宇田川巴です。ひまりと同じ1年なんで、敬語はいいですよ」
「うん、了解。よろしくね、宇田川さん」
彼女は、はい、よろしくお願いします、と返してくれる。するとさらに、彼女たちの後ろにいた銀髪の少女たちも挨拶をしてくれる。
「モカちゃんはモカちゃんっていいま〜す。よろしくどうぞ〜」
「あ、ああ。よろしくね」
なんなんだ、このマイペースさは・・・。結局名前全部分かんなかったし・・・
「わ、わたしは羽沢つぐみっていいます!よろしくお願いします!」
「うん、よろしく。・・・羽沢ってことは」
「はい、ここは私の両親のお店なんです」
なるほど、そうだったのか・・・
そして、最後に黒髪に一筋入った赤メッシュが特徴の少女が不機嫌そうに自己紹介してくれる。
「・・・美竹蘭です。」
(え、そんだけ?・・・俺もコミュ力に自信があるわけじゃないけど、ここまでの人は見たことないな・・・)
なんとなく、湊さんを思い出してしまった。
「うちの蘭がすみませ〜ん。恥ずかしがり屋なので許してあげてくださ〜い」
「ちょ!モカ!」
あれ?この子もしかしてこんな見た目してるけど、いじられキャラなの?
そんな彼女たちのやり取りを尻目に、珈琲もう冷めてるんじゃ・・・と少し肩をおとす俺だった。
今回、会話多めですみません。5人全員出そうと思ったらこうなったんです・・・。許してください・・・。
ちなみにドリフェスは合計100連してPU誰もきませんでした。・・・これマジで私の端末だけドリフェスきてないんじゃ・・・
それでは、次回までしばしお待ちを。