転校生とバンド少女たち   作:なぁくどはる

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どうも、なぁくどはるです。
お気に入りもとうとう300を突破しました。最近は全然投稿できていないのにありがたい限りです。これからもこんな調子でしょうが全力全開で頑張っていきます。


ところ変わって再び・・・?

 

 

(そんな煽るように言わなくても・・・)

千聖が2人を焚き付けるような言い方をするもんだから紗夜とリサから不機嫌ですよオーラが出まくっている。結局、なし崩し的に紗夜とリサもデートに同席することになった。意外だったのは千聖がそれを了承したことだ。現在は千聖の提案で次のカフェに向かっている最中だ。

 

「・・・・・・なぁ、よかったのか?」

「・・・・・・ええ、私は構わないわよ」

2人に聞こえないように小声でやり取りを行う。

 

(一体どういうつもりなんだか・・・)

こちらの気も知らずに千聖は隣でパスパレの曲を口ずさんでいる。

 

(あっちはあっちでめっちゃ顔怖いんですけど・・・)

紗夜はムスッとした顔でこちらを見ており、リサは相変わらず目だけ笑っていなかった。何度帰りたいと思ったことか・・・

 

「そろそろ着くわよ」

「・・・りょーかい」

 

そこから数分後に目的のカフェに到着する。

 

「今度花音と行ってみようと思っているの」

「じゃあ今日はその下見、ってことか」

「そういうことになるわね」

(相変わらず花音のこと好きだよなぁ)

千聖の花音への好意に感嘆の意を示しながら店内へと足を踏み入れる。

後ろを振り返り紗夜とリサもしっかり着いてきていることを確認する。

 

「何名様ですか?」

「4人でお願いします」

「かしこまりました。お席へご案内します」

(にしても案外バレないもんなんだなぁ)

千聖の変装能力に驚く。ここまでの道のりでも声をかけられたり、なんなら騒がれることもなかった。

 

「こちらへどうぞ」

「ありがとう。そして、席配置だけれど・・・」

案内されたのは4人がけのテーブル席だ。2脚の椅子と向かい側はソファのようになっている。

 

「良哉くんと白鷺さんはそちらへどうぞ。・・・今井さんも構わないかしら?」

「うん。大丈夫だよ」

「そういうことなら遠慮なく・・・ほら、あなたも来なさい」

「──────?わかった」

今回はすんなり席順が決まったことに疑問を抱きつつ千聖に促され席へと座る。

 

「ここはこの紅茶とホットケーキが美味しいみたいなの」

「私は何も・・・」

「遠慮しないの☆」

店員さんを呼び紗夜の分も注文するリサ。紗夜の制止もどこ吹く風だ。

そして千聖も注文を済ませる。

 

(てか俺まともにメニュー見せてもらってないんですけど・・・)

とりあえず千聖と同じものを頼んでおいた。そして待つこと10分程。

 

「お待たせ致しました。こちらがご注文のホットケーキと紅茶のセットになります」

机の上に並べられる2皿のホットケーキと4人分の紅茶。リサは感嘆の息をつき、注文する時に渋っていた紗夜は目を輝かせている。

 

(紗夜ジャンクフード好きだったし、スイーツとかも好きなのかも)

何時ぞやのファミレスのポテト事件を思い出す。・・・あれは恐ろしい事件だった。

 

「じゃあ、いただきます」

「「いただきます」」

「いただきまーす☆」

4人一斉に食べ始める。

 

「・・・・・・ん、こりゃ美味い」

「確かに・・・美味しいです」

「ホントだ。すっごい美味しい」

「これなら花音も喜んでくれそうだわ」

どうやら全員同じ意見のようだ。まあ、この美味しさなら当然だと言える。フワフワしており、その柔らかさゆえナイフで簡単に切ることができる。そしてかかっているハチミツも絶品だ。俺はメープルシロップがかかったものしか食べたことがなかったのだが存外ハチミツも悪くない。

 

「で、紗夜ちゃんとリサちゃんは良哉とどれくらい進んでるの?」

「ぶっ!!」

折角の紅茶が台無しになるところだった。

 

「私はギターの指導をしてもらったり、一緒にファミレスでご飯も食べました」

「アタシはショッピングモールで一緒に買い物したよー。千聖とおんなじデートって名目で、ね」

「なるほど・・・」

(やばい。なんかまた不穏な空気が・・・)

居た堪れなくなるこの感じ。正直お家が恋しい。早く帰りたい。

 

「本当、罪な男ね・・・」

「全くだわ・・・」

「その通りだね・・・」

なんか集中砲火だった。

 

「ライバルは多い、というわけね」

「そのようですね。負けるつもりはありませんが」

「アタシだって負けるつもりはないよ」

(また火花散らしてるよ・・・胃が痛くなってきた・・・)

1人ホットケーキを食べ進めることしかできなかった。

 

 


 

 

「ふう〜!ごちそうさまっ」

「「ごちそうさまでした」」

「ごちそうさん」

2皿のホットケーキをぺろりと平らげしばしの休息となった。

 

「そういえば花音の方はどうなってるの?」

「・・・ちょっと待ってくれ」

「「──────?」」

2人には何のことか分からず首を傾げている。後で説明しようと思い花音から連絡が入っていないか確認する。

 

「・・・今日もだめだったみたいだ」

「そう・・・」

「ねえねえ、何の話?」

「実は──────────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどねぇ・・・その花音ちゃんって子が所属してるバンドはあかりちゃんって子を笑顔にするために頑張ってるんだね」

「あの松原さんが・・・」

「紗夜、知り合いなの?」

「話したことはあまりありませんが、失礼ですが今のお話のような方ではなかったように思います」

(まあ、自信なさげだった花音しか知らないなら無理もないか・・・)

俺自身、最初の頃と今の花音ではまるっきり印象が違う。よく笑うようになったし、自分から話してくれることが多くなったように思う。

 

「紗夜ちゃんの言いたいことは分かるわ。確かに人見知りなところがあったから・・・でも、近頃の花音は随分と変わったのよ?」

親友自慢をしながら俺へと目配せする千聖。なんで俺を見る。

 

「・・・なるほど」

「・・・花音ちゃんもかぁ」

(2人とも今ので分かったの?すごくない?)

どうやら3人だけに分かる何かがあるのだろう。除け者にされたみたいで悲しいが仕方ない。

 

「とにかく。また何かあったら教えてちょうだい」

「りょーかい」

紗夜とリサもできることがあれば力を貸すと言ってくれた。2人にお礼を伝えお会計を済ませ店をあとにした。・・・なんで俺が全部払うんだよ。

 

 


 

 

紗夜とリサを先に送りとどけてから今は千聖と歩いている。そして何故か怒られている。

 

「全くあなたは・・・どうしてそう毎回毎回女の子を引っかけてくるのかしら・・・」

「言い方おかしくない!?その言い方だと俺がチャラ男みたいになるじゃん!!」

「大筋は間違ってないわよ」

「えぇ・・・」

まさかのチャラ男認定で項垂れてしまう。

 

「まあでも2人はそんなんじゃないよ。そもそも俺みたいなやつあの2人が相手にしてくれるわけないし」

「・・・・・・あなたいつか刺されるわよ」

「え、嘘。俺死んじゃうの?」

突然の物騒極まりない忠告だった。

 

「・・・・・・・・・・・・鈍感なのか気付かないフリなのかは分からないけれど程々にしておきなさいよ」

「ん?なんて?」

「はぁ・・・」

「何のため息!?」

 

結局、千聖を家に送っていくまであれやこれやと説教され続けた。・・・・・・辛すぎて泣きたい。

 

 




1400万DLでドリフェスきましたね・・・前回のドリフェスで良い思い出が無いので戦々恐々としながらガチャ弾きましたけどなんと20連目でリサ姉をお出迎えできました。幸せで発狂しました。

それでは、次回までしばしお待ちを。
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