転校生とバンド少女たち   作:なぁくどはる

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どうも、なぁくどはるです。
評価をつけてくださった方、ありがとうございます。評価等々は365日24時間いついただいても感謝しかないです。


Poppin'Party編
星の少女が導くは


「あれ?戸山さん?」

「──────?あ!神崎先輩!」

「こんなところでどうしたの?」

「実は今から有咲の家に行くんですっ」

「・・・・・・有咲さん?」

 

 道端で偶然戸山さんに出会った。なんだか彼女とはばったり出会う事が多い気がする。

 そんな彼女にどこへ行くのかと尋ねたところ、『有咲』という人の家に行くらしい。

 ・・・・・・知らない名前を出されても分からないんだよなぁ。

 

「はい!私の友達なんですっ」

 

 聞くところによれば、その有咲さんは『市ヶ谷有咲』さんと言うらしい。驚く事に花咲川の後輩なようだ。

 

「あ、そうだ!よかったら先輩も『クライブ』来てくれませんか!?」

「『クライブ』?」

 

 何やら聞きなれない単語が飛び出す。

 

「有咲の家にある蔵でやるんですっ」

「えーと・・・・・・蔵のライブだからクライブって事?」

 

 笑顔で返事をする戸山さん。

 ネーミングセンスすげぇな。

 

「で、それはいつやるの?」

「明日です!」

「へぇ〜明日か・・・・・・・・・・・・は、明日!?」

「はい!」

 

 大変よろしいお返事で・・・

 

「まあ、明日なら大丈夫だから行きたいんだけど・・・場所分かんないんだよね」

「あ、じゃあ今から一緒に行きますか?」

 

 え?今から?ほんとに?

 

 


 

 

 てなわけでやって来ました、噂の蔵。まあ、噂してるの俺だけなんだけど。

 

「な!香澄てめー!知らない人連れてくる時は教えろよな!」

「えへへ〜、ごめーん」

 

 ・・・・・・連絡ぐらいしといてほしかった。だって戸山さん以外の3人からの視線がすごくて居た堪れないんだもの。・・・・・・帰りたい。

 

「えっと、私たちの先輩で神崎良哉さん!」

「どうも、2年の神崎良哉です」

 

 戸山さんが自己紹介してくれたお陰で空気が多少軽くなる。

 ああ・・・ありがとう戸山さん・・・、って感謝したがよく考えれば元々は彼女のせいなのだ。相当な策士である。

 

「ご、ごきげんよう。市ヶ谷有咲と申します。以後、お見知りおきを」

 

 え?誰?この子さっきまでこんな喋り方してなかったじゃん。何?二重人格なの?

 目の前の梔子(くちなし)色のツインテールの少女を見て驚く。

 

「──────?どうしたの、有咲?いつもそんな喋り方してないのに・・・」

「な・・・!う、うるせー!そんなわけ──────はっ!」

「・・・・・・・・・・・・」

「あ、あの・・・こ、これは違うんです!私本当は・・・」

 

 いや、もはや言い逃れはできまい。それ程までに市ヶ谷さんはやらかしてしまった。

 

「別に喋り方なんて気にしなくていいよ。歳だって1つしか違わないんだから」

「──────!そ、そうですか・・・じゃ、じゃあ・・・よろしくお願いします、神崎さん」

「うん、よろしく」

 

 堅い感じはまだあったがそれでも先程に比べれば随分親しみやすい。

 

「あ、あの・・・わ、私は、牛込りみっていいます。その・・・よろしくお願いしますっ!」

「こちらこそ。神崎良哉です。よろしくね、牛込さん」

 

 そうして2人と挨拶を交わしたところまではよかったのだが・・・

 

(なんでこんなに見られてるんだ?)

 

 先程から3人目の黒髪ロングの美人さんに見つめられているのだ。

 

「どうしたの、おたえ?」

「・・・・・・はっ!ごめんなさい。先輩の手が気になって・・・」

「手?」

「はい!手のひらにタコがあって何だかオッちゃんみたいだな、って思ったんです!」

「え?おっちゃん?」

 

 俺オッチャンだと思われてたの?何それ辛い。

 

「私の友達のオッちゃんなんです!」

 

 え、この子オッチャンと友達なの?なんかやばい匂いが・・・

 

「えーと・・・君。悪いことは言わないからそういう人とはすぐに縁を切った方が・・・」

「──────?なんでですか?」

「いや、だってそんなの・・・」

「オッちゃんは私の大事な友達なのに・・・」

 

 うっ・・・こういう顔をされると弱るが・・・いや、そういうのは良くない。可能ならやめてもらった方が彼女の身のためだろう。

 戸山さんたちは成り行きがいまいち分からないのか首を傾げている。このままでは彼女たちも危ないかもしれない。

 よし、戸山さんたちにも────────

 

「オッちゃんは私の大事な()()()の友達なのに・・・」

「いや、いくらうさぎだからって・・・・・・今なんて?」

「友達?」

「いや、その前」

「うさぎの友達って言いました」

「・・・・・・あ、そうなの」

 

 うさぎなのかよ!!なんだよ、めっちゃ恥ずかしいじゃん!!カッコつけてそんな人とは縁切った方が〜とか・・・・・・死にたい。

 

「先輩どうしたんですか?」

「ごめん戸山さん。今はそっとしておいてくれ・・・」

「───────?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして俺の自己嫌悪も一区切りついたところで再び会話へと戻る。

 

「花園たえっていいます。おたえって呼んでください!」

「え、いやそんないきなり───────」

「おたえって呼んでください!」

「だからそん───────」

「おたえって呼んでください!」

「・・・・・・了解」

 

 なんだよこれ。某RPGの序盤かよ。はいって答えるまで終わらないじゃん。

 そして、お互いに挨拶が終わったところで気になっていたことを尋ねる。

 

「・・・・・・で、みんなはここで何してるの?楽器とかも置いてるし、その・・・クライブ?の練習?」

「そうなんですっ!」

「へぇ・・・よかったら聴いてみたいな」

「じゃあ、先輩も後で弾いてくださいね」

(やっぱりバレてたか)

 

 はなぞ・・・・・・おたえにはさっき指先見られてたからな。

 

「え!?先輩楽器弾けるんですか!?ギターですか!?」

 

 ちょ、近い近い!!なんかいい匂いする!!お願い、離れて!!

 身を後ろへ引きながら戸山さんの質問に答える。

 

「ギ、ギターもそうだけど、基本何でも弾けるよ」

 

 戸山さんの若紫(わかむらさき)色の瞳が一層輝く。

 

「先輩の演奏、すっごく楽しみです!!」

「私も!!」

 

 なんでおたえまで・・・俺の勘だけどおたえもギター上手いだろうに。

 そうして戸山さんたちがスタンバイを開始する。全員の準備が整ったのを確認して、彼女たちの演奏が始まった。




さすがに長すぎたので途中からぶっ込んでいくスタイルで行きます。
なので矛盾点等は生まれるかもしれませんがその時は、『この程度なんだな』って思ってください。
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