戦国†恋姫Ⅹ 戦国の独裁者   作:疾風海軍陸戦隊

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宣伝

那智党や村人らが浅井軍を退けてから数日後、拠点を廃寺から元領主の城に移った弘樹たち那智党は今後について話し合っていた。

領主の城はあの襲撃後から、領主が戻っておらず放棄したと考えた弘樹たちはそこを新たな那智党の拠点とし活動していた。

移動する際村長にも相談した弘樹だが村長は

 

「弘樹さんはここでいるよりもここの領主となって、我々を導いてくれると助かる」

 

と言ってくれて。弘樹は拠点をそこに移したのだ。無論。城は村のすぐ近くにあり何かあればすぐに駆け付けることができたから何も問題はなかった。

そして弘樹たちはその領主の土地ですぐさま行動を起こした。

それは単純に、農地改革や、特産品。つまりシイタケの栽培や硝石の量産。そして川の工事やら道路整理だ。

弘樹はまず、ここの領地の改革を始めたのだ。それは現代の知識を利用し『富国強兵』政策の富国から始めた。国が豊かになればそれは明日の強兵につながると彼は思っていたからだ。

そして政治面では独裁制ではなく村の村長や那智党幹部らの合議制に変えた。それは自分一人での政治ではたかが知れているからだ。そして過去の歴史のことも考え。ここはみんなで話し合うのがいいと判断し、現段階で合議制の形をとっていた

 

無論、軍事面も疎かにはしていなかった。ドイツ軍の兵器を手に入れたからって弾薬や燃料は無限ではない。そのため弘樹は那智党党員であり元国友衆出身である女鍛冶師である有坂に三間半槍やクロスボウ、そして朝鮮で使用されたロケット砲の一種の火車、そしての生産モーゼル98kをモデルとした単発式ボルトアクション銃の生産を依頼している。

そして戦車も次々と扱うものが増えちょっとした機甲部隊ができていた。そして戦車の操縦の練習は有効的になるように職人に作らせた土砂版をⅡ号戦車に取り着けブルドーザー代わりとして道の整理や畑を耕すのに使用した

 

 

「・・・・・」

 

城の外で村や山を弘樹。すると・・・・・

 

「だんだんと町や村が豊かになってきましたね総統・・・・」

 

「ああ・・そうだな」

 

親衛隊服を着た桔梗が彼の隣に立ちそう言う。今彼女の役職は弘樹の護衛であり諜報を務める。いわゆる秘密情報部長官及び親衛隊長官でもある

 

「ここまで来たのはみんなのおかげだよ。正直言って俺だけじゃ何もできなかった」

 

「そんなことはないですよ。弘樹さんがいたからこそ、ここまでこの村の人たちに笑顔が戻ってきたんです・・・・ただ・・」

 

「ただ?」

 

「草出身の私が、こんな役職についていいのでしょうか?」

 

 

「何を言っているんだ。桔梗さんがいなければ俺はあの時浅井の兵に殺されていたし那智党もここまで大きくはならなかったよ。それに桔梗さんは俺の相棒だ。俺だけ出世するのはいやだよ」

 

 

親衛隊長官という重役に桔梗は少し不安を言う。そう那智党が正式な組織となりこの領地を収めた際、弘樹は美緒に国防部隊の司令官にヨウコには狙撃部隊長官に任命したのだ。

 

「本当に総統は強引な方ですね?」

 

「よく言われるよ。あとこの場は二人しかいないんだ。いつも通りに読んでくれ桔梗」

 

「ふふ・・・・わかりました弘樹さん」

 

桔梗に言われると弘樹はニコッと笑い

 

「さて、そろそろ場内に戻って今後どう活動するか話し合わないとな。行こうか?」

 

「はい・・・・・「ああ、それとだ桔梗」・・・え?」

 

少し呆ける桔梗に弘樹は相棒である桔梗にはこう告げた

 

「那智党はこれからもどんどん大きな組織になる。桔梗さん。桔梗さんは今後も俺のことを相棒として支えてほしい・・・・そして」

 

そう言い弘樹は桔梗の顔を見てこう言った

 

「桔梗さん・・・・あなたは経った今から那智党親衛隊ss司令長官及び密偵諜報機関『ショッカー』指揮官。かつ副総統兼俺の参謀総長だ。俺に何かあったときは俺の後継者として全権を引き継いでくれ」

 

「っ!?」

 

草であり、本来、日の当たらないほど低い身分である彼女に事実上、那智党の№2の地位を命じた弘樹に桔梗は少し驚き目を丸くするが、彼の言葉にやがて彼女はにっこり笑うと

 

「ハイル・・・・・仰せのままに。我が総統」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場内の評定の間では村の村長や那智党が集まっていた。それは斎藤家についてのことだ

 

「このままでは我ら那智党は斎藤家に吸収され支配下に置かれてしまうだろう」

 

「では戦で美濃を奪いますか弘樹殿?」

 

「美緒さん。確かに我々戦車や機関銃なんかの超兵器を持っている。だが、武力だけで奪い取っても意味がない。武力だけの支配者なんて民衆の心が我々を拒絶するだろう。斎藤家を潰す前にまずは美濃の民衆の関心を得ないとだめだ。多くの民衆の支持者を会得するのが最優先だ」

 

「なるほど…私は賛成」

 

弘樹の言葉にヨウコは頷く。そして美緒は

 

「それでは我々は何を?」

 

「簡単な話です。宣伝して民衆に我々の存在に気付かせるんです」

 

「なるほど、それはいい考えです」

 

「私も賛成だ」

 

と村長や那智党員は賛成する。そして弘樹の言葉は続く

 

「宣伝は手段です。その目的から判断するべきだ。我々の今の目標は大衆を獲得することにある。では人々が世間の噂を耳にする情報源は何か?」

 

「商人ですね?町の人は旅商人からうわさなどを聞いていたりしていますから」

 

「その通り、すでに我がナチ党に協力してくれる商人がたくさんいる。彼らに手伝ってもらい那智党のことを広めてもらう」

 

「しかし、弘樹さん。商人に宣伝と言っても時間がかかるんじゃないですか?」

 

「村長の言うこともごもっともだ。ならその効果を発揮するまでの間我々は何をすればいいか?・・・・・・それは簡単だビラ・・・・つまり広告紙だ。町でできるだけ多くの人に配る。何枚でも何度でも誰にも。そうすれば人は集まるだろう」

 

弘樹の言葉に皆は賛成し、さっそく実行に移った何枚ものビラを生産し美濃の数々の街にばらまき、そして商人に那智党の噂を流し広めた。そしてその噂は美濃中に広まり

 

数日後の夕方。弘樹が最初拠点としていた廃寺を演説の場とすることを流すとその廃寺には数百人の街の人や浪人が集まっていた

 

「すごい数・・・・百人以上いるぞ」

 

予想以上の多さに美緒ら那智党員は驚く

 

「うん。重畳重畳・・・・」

 

俺は少し頷くと弘樹は演説代の前に立つ。そんな中、民衆たちはガヤガヤと騒いでいた。そして弘樹は一向に話さない

 

「どうしたんでしょう弘樹さん?」

 

「なぜ、喋らないんでしょうか?」

 

「まさか、演説のセリフを忘れたとか?」

 

弘樹の無言の姿勢に那智党員たちも不安になる。すると先ほどまで騒いでいた民衆は徐々に話声を辞め、だんだんと静になっていく。そして最終的には弘樹と同じように皆話すのをやめ彼の注目する。そして演説場は息が詰まるような静寂に包まれた

そして弘樹は深く息を吸い込むと、沈黙の中で声を響かせるのであった・・・・

 

 

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