皆さま、初めまして私の名は加藤段蔵。通称は桔梗と申します。
私は幼いころどこで生まれたのかは知りませんし、親の顔も知りません
そう・・・私は小さいころから一人だった
家もなく、ただ雨露防げる場所があるのならどこだって寝た。
ある時は奴隷のように使われ、暴力も受け、孤独しかなかった・・・
そして私の生きる世界は戦乱の世…私は生き抜くため、いろんな技術を覚えるため、独学でいろんな技を覚え、ある時は相手の技を盗んできた。
それも自分が平穏に暮らし、生き残るためであるため
そしていつしか私は加藤段蔵と名乗っていた。そして通称は自分が幼いころ唯一好きだった花・・・・桔梗の花の名を取り「桔梗」と名乗るようになっていた。
いろんな技や技術を覚えた私はどこぞの勢力に仕えようと草として生きることに決め、まず最初に越後国主である景虎様にお仕えしました。
いろいろと無茶苦茶な命令を出すお方でしたが今まで覚えた技術で難なくこなし、信頼を得るはずでしたが・・・・あのお方は命令をし、そしてその任務を遂行したはずの私を疑い始めました・・・
そして私は追放となってしまいました。その能力の高さから謀反を起こす者だと・・・・・
そしてそれは次の仕官先である武田でも同じでした。長尾と同じように私の能力を忌み嫌い、軽蔑の目で私を見て、そして私はその地でも追放という身になりました
私に謀反を起こす気などありません・・・ただ平穏な暮らしが欲しいだけです・・・・私は当てもなくいろんな地を歩いてきた。今川や北条に行こうとしたが、北条には風魔忍軍が、今川にも行ったが、今川義元公の軍師であらせられる太原雪斎殿に断れた。
やはりう私のような者は信用できないのかと聞いたところ雪斎殿は
『ここにいても君の力は発揮することは出来ない。だが彷徨っていてもそなたはいずれ闇に染まり鬼になるだろう・・・・」
と、忠告され、さらに
『そなたにはいずれ良き主君が現れるだろう。そなたの力が発揮されるのはその時だろう。そしてその人物を知りたいのなら西へと行きなさい』
そう言われ私は、言われるがまま西へと向かった。普段の私ならその言葉に疑問を抱くだろうが何かしらの運命を感じ西へ向かう。西には尾張の国織田家があったがそこの殿様は草嫌いだと知った私は目的地の場所はそこじゃないと感じさらに進んだ。
一体、どこまで西に進めばその人物に会えるのだろうか…京か中国地方か・・・それとも九州の果てなのか?
疑問に感じながら、私は美濃と近江の境まで来た。そしてその地では戦が起こっていた。
「・・・・・・愚かな」
戦を見て私は呟いた。戦なんてやって一体だれが得をするのだろうか・・・大名共は天下統一だと言い、同じ民族でのくだらない縄張り争い。そんなことをして困るのは巻き添えを喰らう無垢の民だけ・・・
本当に救いのない愚かなこと・・・・
私はその場を去ろうとした時、複数の足軽に追われる奇妙な服を着た少年を見た
「あれは・・・・」
格好からして奇天烈。南蛮人か?私はそう思いましたが、顔立ちは日ノ本の人…だが瞳は青かった・・・もしかしてどこぞの間者か?
いや、それにしては素人すぎる。私は彼を追うことにした
そして足軽たちに追い込まれた少年を私は助けた。
どうやら彼の名は那智弘樹さんという方でなんでも400年以上先の未来から来た人らしい
最初はでまかせかと思っていたが、彼の真剣な目に私は嘘偽りないと感じその話を信じた。
そしてその後、弘樹さんは私の仕官の手伝いをしてくれた。
だが結果は何処も私どころか弘樹さんを迎え入れてくれることはなかった。
その時弘樹さんは、仕官が出来なければ自分で組織を作って出世し、平和な世界を作ろうと言い出した。
そして弘樹さんは『国民社会主義労働者党』通称那智党を立ち上げた
そして彼の演説・・・・いえ、人柄で多くの仲間が集まった
彼の演説はわかりやすく、そして何か魅力を感じました。その演説に民たちは耳を傾け歓喜の声を上げていました。その時私は雪斎殿に言われた人物こそが弘樹さんだと感じ始めていました
そんな中でも弘樹さんは草である私に親切にそしてまるで友人のように接してくれた。こんな扱いをされたのは生まれて初めてだった
そして弘樹さんが西美濃の領主になったときでもそれは変わらなかった。
それどころか、弘樹さんは私の部屋を用意してくれたりしてくれた
今まで長尾や武田に仕えた時・・・いいや普通、草である人間をそこまで接してくれる人間なんていないからだ。
だが弘樹さんは言った
「君は今まで苦労したが、今後はその必要はない。俺にとって桔梗さんは大切な仲間であり友だ。それでも身分が必要なら、私が身分を与えよう・・階級を与えよう・・・君はもうただの草ではなく俺の相棒なのだから」
そして彼は・・・・
「桔梗さん・・・・あなたは経った今から那智党親衛隊ss司令長官及び密偵諜報機関『ショッカー』指揮官。かつ副総統兼俺の参謀総長だ。俺に何かあったときは俺の後継者として全権を引き継いでくれ」
こうしてただの野良犬同然だった私は彼の副官として、そして彼の命を守る剣となった
私に親身に接し友として見てくれる弘樹さんを見て私は誓った
彼に一生ついていくと…この命をすべて彼にささげようと決心したのだ
そうここにナチス副総統、加藤段蔵は生まれたのだ
さて…ここで私の仕事のお話をしましょう
副総統としての任務の朝は早い。朝から晩までの総統・・・弘樹さんの日程の予定を調整しつつ、弘樹さんが順調に仕事ができるように陰で支える。
そして、弘樹さんの警護の他。親衛隊長官としての仕事もする。親衛隊としての任務は弘樹さんの警護の他、町の治安維持をする警備。
治安維持の警備の仕事は鶫さんが引き継いでしてくれている
因みに親衛隊長官、および副総統としての名は『日村桔梗』と名乗っている。
加藤段蔵の名は草として…いや影の存在としての名で知られているため、表舞台にはその名は出さないようにしている。
私の本職は諜報・・・・そう草と同じだが、弘樹さんはその草を組織化し、諜報機関を作り出しました。その名は『ショッカー』
弘樹さんにその意味を聞いたところ、弘樹さんの好きな物語に出てくるある組織の名からとったそうです
諜報活動地域は北は陸奥から南は薩摩まで数多の草…いえ、諜報員を送り込み、相手国の情報やその地にいる優秀な人材の勧誘など、
近頃は総統の命令で尾張や東美濃の情報収集に力を入れています
草だったころに比べ仕事は多く大変だったが、それでもやりがいを感じています。
「ふぅ・・・」
夜。皆が寝静まるころ。弘樹さんたちもお休みになり、私の今日の仕事は終わりました。
私も明日に備え寝なくては。そう思った時
「・・・・・・・」
そう言えば、もう一つお仕事がありました。
「寝る前にもうひと仕事ができましたね・・・」
私は親衛隊服と軍帽をかぶり屋敷から外に出る。
お客様のおもてなしをするのも私のお仕事です
それがたとえ深夜に来る無礼な客人でも、そして招かれざる客でも・・・・・
「・・・・・前もっての連絡も約束もなく、こんな夜更けにいらっしゃるとは・・・一応お伺いしますがどちら様でしょうか?」
私は深夜にいらした人物に問いかけるが返事はない
「失礼ながら・・・・名を名乗らない無礼な客人をお入れするわけには・・・・・」
私が言い終わらないうちに影から短刀が飛んできた、だが私はそれを受け止めた。私からすればこんな攻撃は紙くずを投げられる程度だ
「・・・・なるほど、刃に毒を塗ってありますか・・・・それがあなた方の返答・・・・というわけですか」
その光景に恐らく相手側は驚かれているでしょうね・・・・ですがもう遅い。私はある能力を使った。相手は門の前にいた私が急にいなくなって驚いているでしょうね?
「大方、総統を暗殺するため斎藤飛騨によって送られた刺客かとは思われますが・・・・総統に代わり、この私。副総統兼親衛隊ss長官である私、加藤段蔵が最大の礼をもってあなた方を御もてなしいたしましょう・・・・・存分にご堪能ください」
「っ!?」
突如消えたはずの私がすぐ背後に現れ相手は驚かれたでしょうけど、もう後の祭りです。
すべてが終わり、後始末を部下に任せ、私は屋敷に入ると・・・・
「侵入者か?」
「総統閣下・・・・」
そこには刀と拳銃を持つ弘樹さん…いいえ総統閣下がいた
「申し訳ございません。起こしてしまいましたか?」
「いや、殺気を少し感じて様子を見に来ただけだよ。それといつものように話してくれ桔梗さん」
「・・・はい。深夜のお客様でしたが、大した用事ではありませんでした。弘樹さん何か心当たりとかはありますか?」
この時だけ私たちは、総統と服装と主従関係ではなく親友として話せるときです。私の問いに弘樹さんは
「あ・・・いや。それならいいんだがな・・・・・」
「ご安心を弘樹さん。お客様は(あの世に)お帰り頂きました。後のことはお任せください」
「そうか・・・わかった。いつもありがとうな桔梗さん。私は少し休ませてもらうよ」
「いえ。ごゆっくりお休みなされてください」
私がそう言うと弘樹さんは
「ああ、それと、外道者相手とは言え、あんまり殺めるなよ」
「・・・・承知しました」
そう言い弘樹さんは自室にお戻りになりました。
どうやら弘樹さんにはバレていたみたいです。
ですが、私はあなたに会い人生が変わり救われました。こうして今の地位にいるのもあなたのおかげです。
私の命、すべてはあなたのためにあります。ですからこの一日一日に感謝しながら私はあなたに最後まで忠誠を誓います。
私は右手を上げ
「
これが私の忠誠です