【完結】ポケットモンスター 約束のためにもう一度   作:犬鼬

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祝100話


スパイクタウン編
100話


 ソニアさんと英雄伝説について語り合った後に、あんまりにもマリィとクララさんを放置してしまったせいで、若干機嫌を悪くしてしまった2人の機嫌をしっかりとろうと、再び祝勝会へと食事会の内容を変えたボクたちは、そのままジム戦の内容へとその話題を変えていった。

 

 メロンさんのどのポケモンがきつかっただとか、どんなことを意識していただとか、そういった話で盛り上がっていく。

 

 ユウリは当然と言えば当然だけど、タイレーツとエースバーンが大活躍だったらしく、前半ははいすいのじんにて強化されたタイレーツが大暴れをして流れを取り、仕上げはエースバーンのダイマックスで押し切ったという形らしい。

 

 逆にホップはユウリとは逆の戦闘スタイルを取ったらしく、カビゴン、アーマーガアと言った耐久に定評のあるポケモンでしっかりと攻撃を受け止めながらじわじわ追い詰めていき、ラプラス戦をバチンウニとゴリランダーの二体がかりで押し切った形をとっていた。いつものホップを考えるとらしくない戦い方だけど、要所要所で見せた思い切りのいい攻撃は、ちゃんとポップらしくて、見ていて気分のいいものだったというのはユウリの談。

 

 次マリィは、メロンさんとのバトル中にて、ギモーとズルッグがどちらも進化を果たした。一回のジム戦で2匹も進化を果たすというのは、ただでさえ進化の瞬間という貴重な場面に立ち会えたというのに、1度に2回もその奇跡を起こしたということで会場は大盛り上がり。

 エール団が叫びすぎて凄いことになったくらいだ。

 

 そしてクララさん。

 

 どくタイプらしく、どくびしとベノムショックを活用した毒攻めでじわじわと、しかし着実に追い詰めていく戦法は、オーロラベールによるダメージ減少を無視して相手にダメージを与えるため、驚く程にしっかりと勝利を収めていた。

 やっぱりガラルの空気にはあまり合わないためか、少しのブーイングはあったものの、同じトレーナーとしては尊敬すらするその手際は、是非とも1度手合わせしたいと思ってしまったほど。

 

 既に公開されたそれぞれのアーカイブを見ながらそんな話をして、祝勝会はお開きになり次の日。

 

 キルクスタウンを発ち、次のジムがあるスパイクタウンへと出発を始めたボクたち。

 

「んん〜、寒い!けどいい天気!」

 

 寒い事に変わりはないけど、キルクスタウン周りの天候として見れば珍しく晴れている今日この日。いつもなら見られるあられもなく、本当に珍しい旅立ち日和だ。

 

「空気も澄んでて心地いいぞ!なんかいいことがあるかもな!」

 

 ボクの隣に立って、同じように深呼吸をするホップも楽しそうに言葉を上げる。

 

 肺に入る空気が冷たく、体の奥から冷える感覚があるものの、まだまだ眠気の残る頭をクリアにしてくれる心地よさを連れてきてくれた。新しい場所を冒険するというワクワク感も相まって、ボクとホップのテンションはどんどん上がっていき、今も目の前の入り江を泳いでいるポケモンたちに目線が向かっていた。

 

「な、なんであの2人……あんなに元気と……?」

「フリアはシンオウ地方出身だからわかるけど……なんでホップも元気なの……」

「もぅまじムリィ……しんじゃうゥ……」

 

 一方で少し後ろに視線を向ければ、この場所の寒さに体を縮こませて、三人で寄り添って暖を取ろうとしている女性陣の姿。明らかにボクとホップと比べて進行速度の遅いその姿に思わず苦笑いをこぼす。

 

「ホップ、ちょっと進むスピード抑えよっか」

「あ、あれ?いつの間にこんなに距離空いちゃったんだ!?」

 

 ようやく後ろの状況に気づいたホップが慌てて戻ってくる。走って戻ってきたため、ボクをも追い抜いて女性陣に走り寄っていくホップを見送りながら、ボクもカイロや、こういうところを歩くために準備しておいた暖かい飲み物の準備をしながらユウリたちに近づいて行く。

 

「う~ん、これはちょっと歩く速度考えなきゃだね……」

 

 カバンから魔法瓶を取り出しながら、今自分たちが歩いている場所を振り返っていく。

 

 ここはガラル地方は9番道路。

 

 キルクスタウンと、次のジムがあるスパイクタウンとをつなぐこの道路は、主に、キルクスタウンに近い『入り口側』。流氷が浮いた水辺が中心の『キルクスのいりえ』。スパイクタウン近くの『スパイクタウンはずれ』の、3つからなる道路で、主にみずタイプのポケモンが多く住む場所なんだけど、実はこおりタイプのポケモンはそんなにいなかったりする。

 

 この道路の寒さ自体は『スパイクタウンはずれ』まで進めば大分ましにはなるものの、『入り口側』と『キルクスのいりえ』と呼ばれる場所は、キルクスタウンと同じようにたくさんの雪が積もっており、ほぼ毎日のように雪やあられが降る天候となっているためかなり寒い。特に『キルクスのいりえ』エリアなんて、『入り口側』と比べて道路そのものの距離が長く、そして水辺が多い地域となっているため視界のほぼ全てを水、または流氷に埋め尽くされてしまい、ただでさえ実際の温度がキルクスタウンよりも低いのに、寒色を見続けることによる共感覚によってさらに寒さを感じさせてくる。また、近くをマンタインやオトスパスが泳いで行く影響で水飛沫が飛んでくることもあるので何かとこちらの温度を下げてくる要因が本当に多い。

 

 だからこそ、雪が降っておらず、晴れている今が物凄く貴重なんだけどね。

 

 そのため、普通に踏破するよりもまだ楽なのでは?とは思っていたんだけど、やっぱり寒いものは寒いらしい。

 

「はい、3人とも。スープあるからこれで温まってね」

「あ、ありがと〜……」

「……ふぅ、少し生き返ったと〜」

「もう、ずっとスープに溺れてたいようゥ……」

 

 マトマのみなどを混ぜているため、程よく、しかし辛いものが苦手な人でも飲みやすいようにできる限り辛さを抑えてある、飲めば温まるピリ辛スープをちびちびとすすっていく女性陣。辛みのおかげか体の芯から温まるこのスープは、キルクスタウンに滞在した時に作ったもので、この先も寒い場所を冒険するなら少しでも体を温めるためにと準備したものだ。その効果はしっかりとでているらしく、現在進行形で温まっている女性陣は、ほっと安心した声を出しながら幸せそうな顔をうかべている。

 

 ちなみにホップにも分けてあげたけど、彼は豪快に一気飲みをして大変満足そうな表情を浮かべていた。果たしてこれで味や温まり効果をしっかり感じているのかと言われるとちょっと怪しい所があるけど、まあ幸せそうだしいっか。と、結論付けておく。

 

「やっぱり、もう少し時間を取ってお昼くらいに進んだ方が良かったかなぁ?」

「大丈夫……多分そういう問題じゃないから……」

「「うんうん」」

「そ、そっか……」

 

(……この先もっと寒い地域あるみたいだけど大丈夫かな?)

 

 勿論今大事なのは目先の道なんだけど、確かこのジムチャレンジの終着点であるシュートシティへの道もこの9番道路の寒さに負けず劣らずらしいので、今からかなり不安だ。

 

(マトマのみの備蓄あったっけかなぁ……)

 

 今度ナックルシティに行ったときに木の実ショップも寄っておこう。

 

「エースバーン~あったかいよ~」

「ちょ、ユウリだけずるか!!」

「うちも温まりたいィ……」

「バ、バース……」

 

 ちょっと目を離したすきに、いつの間にかユウリがエースバーンを呼んでいたのか、ほのおタイプのポケモン特有の体温の高さで暖を取り始めていた。

 

「そういえばこのメンバーでほのおタイプのポケモン持っているのユウリだけだっけ……?」

「一応、クララも一体持ってるけど……」

「うちのほのおタイプ、エンニュートだからァ……」

「ああ……」

 

 ほのおタイプと同時にどくタイプも含めているエンニュートは、体からどくガスが常に出ている状態となっている。このどくガスは、薄めることによって香水として利用することが出来るものの、そのままではとてもじゃないけど人間が肺に取り込んでいいものではない。

 

 ……まぁ、エンニュートのどくガスを薄めた香水って、用途がちょっと大人向けというかなんというかなので、たとえ薄めることが出来たとしても、ボクらに縁はなさそうだけどね。

 

 そういう事もあり、現状で暖を取ることが出来るのはユウリのエースバーンくらいだ。ワンチャンホップのバイウールーもとれそうだけどね。

 

 皆に抱き着かれて困惑しているエースバーンを見ながら苦笑いを浮かべるボク。

 

「ガラル地方の人って意外と寒さに弱いのかな?」

「そこに関しては個人差あるだけだと思うけど……むしろなんでガラル地方の人が寒さに強いなんて思ったの?」

「だって……」

 

 ユウリの言葉に言葉で返そうと思ったけど、先に目線が横にそれてしまう。そんなボクの視線につられて、みんなが目を向けたのは入り江に漂う氷河と氷河の間。氷河の陰でよく見えなかったんだけど、よくよく目を凝らせてみるとこんな極寒の入り江を泳いでいる人影。いわゆる寒中水泳をしている人がいた。それも複数人いるみたいで、氷河が流されてちょっとずつ視界が広がったと思ったら、ただでさえ複数人いたその状況からさらに人数が増えていっていた。しかも漏れなく全員海パンorビキニという薄着仕様なうえ、全員が全員良い笑顔を浮かべているものだから、『あれ?実はこの入り江の水って温水だったりする?』と勘違いしてしまいそうになるほど。

 

 いくら寒い所に耐性があるボクでも、流石にそこまでは寒さに強くはない。

 

「あれを見たら、ガラル地方の人たちって寒さに強いのかなって」

「「「一緒にするな(ァ)!!」」」

「あ、あれ~……?」

「さすがにオレもあれは一緒にされるのは嫌だぞ」

 

 だからガラル地方の人たちって皆そうで、ユウリたちが珍しく弱いのかなと思ったらどうやら違うらしい。むしろ、ボクがこのような考えを持つのが心外らしく、あのホップでさえ否定の声を上げる。

 

「周りのジムチャレンジャー見て!?皆ひいてるよね!?」

「なんでバトルは観察眼凄いのに変なところでポンコツと?」

「ポ、ポンコツは言い過ぎでは!?」

 

 確かにユウリの言う通り、周りのジムチャレンジャーを見ていると、みんな体を震わせながら信じられないものを見るかのような目で、寒中水泳をしている軍団を見つめていた。ユウリの言う通り、そのチャレンジャーたちの中にうらやましそうな顔をしている人なんて一人もおらず、むしろ見ているこっちまで寒くなるからやめてほしいといったような視線の方が強く見えた。

 

 こういう景色を見ていると、確かにあの寒中水泳組がおかしいんだなと理解させられるけど、それにしたってポンコツは言い過ぎだと思う。

 

 と、そこまでいいあって改めて周りを見てみると、先ほどもユウリが言った通り他のチャレンジャーが次のジムがあるスパイクタウンに向けて歩いて行っている姿が目に入るんだけど、今までと比べてその景色もかなり様変わりし始めていた。

 

「……ここまで来ると流石に人が減っているね」

「ここまであたしたち全員順調だから勘違いしているかもだけど、ジムチャレンジに参加している人の半分以上はカブさんのところで落ちてるとよ」

「そこからさらに厳しいジムリーダーたちのことを考えれば、例年通りだとここまで残ってるのって、もう三桁は切り始めているよね」

「そこまで減るんだね……」

 

 いや、ここまでのジムリーダーたちの強さを考慮するのなら、むしろ三桁弱も残っているのは普通にすごいのかもしれない。それ程までに、このガラル地方というのは競争率も壁もものすごく高い。

 

「そう考えると、俺たちも随分と上まで来てるんだよな」

「まさに、選ばれた人って感じだよねェ。特にマリィセンパイ!!」

「あ、あたし!?」

 

 マリィに抱き着きながら、まるで自分のことのように嬉しそうにしゃべりだすクララさん。

 

「だってだってェ、もうすでにファンクラブがあるのってェ、マリィセンパイしかいなくないィ?」

「確かに……そう考えるとマリィと本当にすごいよね」

「や、やめてやめて。あれはあたしの地元の人が応援してくれているだけで……」

「それが凄いって話的なァ?人からの人気を得るってェ、むっちゃ難しいしィ?」

「そ、そう?」

 

 クララさんの言葉に少しもじもじするマリィ。確かに、人を引き付けるバトルをすること自体は、長くトレーナーを続ければ一回や二回くらいすることはできるけど、マリィのような固定ファンをつけるのはかなり難しい。ボクも、毎回盛り上がるバトルをしていると言われているけど、たぶんマリィ程の固定ファンはついてなさそうだと思ってしまう。

 

 その話をすると、『そうなんだ』と、恥ずかしそうにしながらも、とてもうれしそうに微笑むマリィ。その笑顔が、普段ポーカーフェイスなマリィが浮かべているということもあってか、かなりのギャップを感じてしまい、思わずみんなで見とれてしまったというか、魅入ってしまったというか。とにかくストレートにかわいらしいと思ってしまった。特にクララさんにはクリティカルヒットしたらしく、誰よりも早く声を上げながらマリィに抱き着いた。

 

「くううぅぅゥ!!マリィセンパイ可愛いィ!!好きィ!!」

「ちょ、ちょっとクララ。くっつきすぎと!!」

 

 急なスキンシップに照れて、顔を赤くしながら反論をしているように見えて、案外まんざらでもなさそうな顔を浮かべているマリィに、こちらも思わずほっこりしてしまう。ただ、いつまでもこの状態なのはさすがに恥ずかしいみたいで、何とか話題を逸らそうと、マリィはクララさんにスポットを当てる。

 

「そ、そういうクララだって、なんだかんだファンいるんでしょ」

「あ~……うちのファン……ねェ……」

 

 自分の体から引きはがしながら話を振るマリィと、自分に焦点が当たった瞬間、少しだけ顔が冷静なものに戻ったクララさん。

 

 そういえばクララさんの過去について、そもそも出会ってから過ごした時間が短いのだから当たり前と言えば当たり前なんだけど、知らないことが凄く多い。差し支え無ければ聞きたいけど……

 

「もしかして、あまり触れてほしくなかったと?」

 

 クララさんの表情の変化を見て、ちょっとマイナスの感情を感じ取ったマリィが恐る恐る聞く。するとクララさんは、『そんなたいしたことないんだけどォ』と、マリィに心配させないような前置きをしながらぽつぽつと過去を話し始めてくれた。

 

「一応、これでも昔は歌を歌ったり、アイドル活動していた時もあったんだけどねェ」

「「「アイドル!?」」」」

 

 まさかの経歴に今度はボクたち全員で声を上げる。確かにそういわれると、今のクララさんのちょっと派手な髪色と言い、独特な喋り方と言い、濃いキャラと言い、納得できそうなところはかなり多い。

 

「結果はまァ……ご察しというかァ。ひどかったというかァ?」

「ジムチャレンジくらい競争率凄そうだもんね」

「……それ以上に闇深かったなァ」

「「「「うわぁ……」」」」

 

 目のハイライトを消しながら言うクララさんに、今度はそろってドン引きをする。きっとボクらの想像以上のものを見てきたのだろう。そこにはあまり触れない方がよさそうだ。たぶん、ボクたちがしんどくなると思うから。

 

「結局すぐ挫折しちゃってェ、それでも人気者にはなりたくってェ……じゃあアイドルになれないならジムリーダーがあるじゃん!って思って、まずはジムトレーナーになってみっかァ~的なァ?」

「な、なるほど……」

「理由は分かったけど、どうしてどくタイプなんだ?」

 

 自分とは明らかに違うその動機に、思わず苦笑いを浮かべるユウリと、人気者になりたいならメジャーリーグの方がもっと人気になれるのでは?と、単純に疑問に思ったホップからの質問。

 確かにホップの疑問は一理あるなぁと思いながら返答を待っていると、ほどなくしてクララさんから返事が返ってくる。

 

「だってェ、うちのイメージにマッチしてるしィ?何よりもどくタイプ使いって需要少なそうだから楽にトップ取れそうじゃん?」

「……本当にすごい動機だね」

 

 思わず声に出してしまう程、苦笑いを浮かべながら呆れるユウリ。確かに、決して褒められたものとは言いにくいし、歴代のどくタイプジムリーダーに対してもなかなか失礼な発言であることに変わりはないんだけど、実はクララさんの発言も決して間違いではないというのも事実だ。というのも、どくタイプの基本的な戦いが、相手を状態異常にしながら耐久戦を仕掛けて、じわじわと追い詰めていくというものだ。そのため、展開としては長いうえ動きのあまりなく、はたから見るとそんなに面白くないものになりがちで、技と技のぶつかり合いを楽しみとしているガラル地方の空気ともあまりマッチしていないこともあり、ガラル地方にどくタイプのトレーナーは少ない。

 

 しかも、どくタイプのジムリーダーそのものが、他の地方を含めてもその数はかなり少なかったりする。

 

 少なくとも、ホウエン地方、シンオウ地方には四天王含めても、どくタイプのエキスパートというのは見たことがない。しいて言えば、確かジョウト地方にどくタイプ使いの四天王がいたようなという薄い知識しか存在しない。そういう意味でも、クララさんの言う通り、どくタイプの競争率というのはガラルだけじゃなく全国的に見てもかなり低かったり。

 

 ……ただ単純にどくタイプで強くなるのが実はかなり難しい可能性があるというのも原因かもしれないけどね。

 

「まァ、そのジムトレーナーも2日でやめちゃって、今は孤島の師匠の下にいるんだけどォ」

「孤島の師匠……あれ、確かセイボリーさんもそこにいたような……」

「あれ、フリアっち、セイ坊のこと知ってるんだァ?」

「セイ坊……」

 

 どこかで聞いたことのある単語が聞こえたからまさかと思ったけど、どうやらクララさんも例の孤島から来た人らしい。相変わらず独特なあだ名をつけていたため、みんなしてちょっとレスポンスが遅れてしまうものの、クララさんとセイボリーさんというなかなかすごいトレーナーがおり、あのビートまでもが目をつけていたその孤島というものに対して興味がわいてきた。いつか機会があれば、その孤島にもよってみたいよね。

 

「正直、その道場でもくすぶってて、今回のジムチャレンジもそんなに乗り気じゃなかったんだけどォ……そんな時にテレビで見たのがマリィセンパイだったんだよねェ」

 

 そこから続くのは、クララさんの最初の願いであった、「かわいい人気者」を体現するマリィの姿にどんどん惹かれていったという事と、そんなマリィも、影ではスパイクタウンの復興ために頑張っていることや、裏での努力を欠かしていないことに感銘を打たれたらしく、自分の今までの行動と照らし合わせて、見直し、変えていかなきゃと決意して今に至るんだとか。

 

 短時間で急にクララさんとマリィの距離が近くなったのは確かに物凄く謎だったけど、こうしてクララさんからの話を聞くと、あの仲の良くなるスピードはとても納得だ。憧れの人とこうやってご飯を食べてくっついて、楽しくお話しできるのだから嬉しいに決まっているし、マリィもなんだかんだ言って慕われたりするのは好きみたいだしね。

 

 そこからは膨らんでいく話は、どれもこれもクララさんからマリィさんへの尊敬の言葉で、こういうところが好きだとか、こういうところを尊敬しているだとか、このバトルのこのシーンが~などなど、一言で言ってしまえば、マリィオタクと化したクララさんによるマシンガントーク。

 

 その事に若干の同情をしながらも、ユウリもホップもマリィが凄いことは知っているから、話が続くにつれてだんだんとクララさんの話に同調するようになり、マリィを褒める言葉がどんどん増えていく。

 

 それに対して、流石に恥ずかしさが限界突破をしはじめたマリィが慌てて止めに入るけど、そんなことはお構いなしに話はどんどん発展していって……

 

 いつの間にか寒さなんてつゆ知らずと、談笑しながら進むユウリたちの足。そんな姿を微笑ましく眺めながら、ボクも後ろからついて行く。

 

 ちらほらと視界に入るエール団の姿に、少しだけ違和感を感じながら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




マトマのみ

無茶苦茶辛いみたいですね。

寒中水泳

まさかのここに海パン枠を持ってくるとは。
実機でも正気じゃないなと思いました()

クララ

というわけで、このお話では既にクララさんは会心済みという形に。
マリィセンパイと慕っていましたし、この2人は何気に相性よさそうなので。

どくタイプ

かなり数が少ないです。
どくタイプのポケモン自体があまりいないというのもあるかもですね。
初代だけで見るとかなり数がいるんですけどね。




101話からもよろしくお願いします。
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