【完結】ポケットモンスター 約束のためにもう一度   作:犬鼬

144 / 374
144話

「「「「「「疲れた~……」」」」」」

 

 ヨロイ島にて、マスタードさんから出された特訓をこなしていくことはや数日が経過した。最初こそは、各々が自分の弱点克服のため、自分なりに考えたメニューをこなして色々頑張っていたものの、途中からはマスタードさん、カトレアさん、そしてシロナさんと言った、界隈トップに君臨する人たちによる見回りが混じり、独学の特訓から更に特訓メニューが追加され、特訓の内容はさらに濃く激しいものとなる。勿論、この追加メニューのおかげで、独学では厳しかった部分の強化をすることが出来たため、結果的に見ればプラスなことの方が圧倒的に大きいんだけど、それと体の疲れは話が別だ。この特訓の追加によって、あらかじめシロナさんたちに享受してもらっていたボクとクララさんはまだしも、元々独学しかしていなかったユウリたちは、いきなり増える特訓量にくたくたになっていた。

 

 そんな厳しい数日間を過ごしていたんだけど、何も考え無しでメニューを追加しているわけではなく、特訓が増えることによって増加する体の負担に関しては、ヒカリの料理と、ミツバさんによるマッサージによって、疲れを後日に残さないような対策をばっちりと取ってある。そのおかげで、確かに厳しい特訓なんだけど、それでもどこか楽しさや、やりがいを感じ、不思議と逃げ出したいや、つらいと言ったマイナスの感情は湧いてこなかった。現在、ボクがあてられた屋根裏部屋の寝室にみんながこうして集まり、『疲れた』と言いながら寝転がったり、椅子に座ったりと、各々がリラックスした姿をしながらも、全員の表情が晴れ晴れとしていることがその証拠だろう。

 

「今日もお疲れ様ね。みんなちゃんと成長しているみたいで教える側もやりがいがあって楽しいわ」

「あたくしも、想像以上に暇をつぶせてちょっと驚いてる……」

「そこは素直に褒めればよろしいのに……」

「まあまあコクランさん。こういう素直じゃないところがカトレアさんの可愛い所なんですよ」

「ヒカリ、うるさい……」

 

 そんな姿のボクたちを見て、シロナさんたちも少し嬉しそうな表情を見せながら、ヒカリが作った木の実ジュースをゆっくりと飲んでくつろいでいた。

 

 総勢10名。来客用の寝室ということもあってあまり広くない部屋ではあるため若干人が多く感じるものの、全員が座れないほどの狭さというわけではなく、むしろ程よくみんなが近い位置にいるのでちょっとした安心感を感じることが出来る、家庭的な温かさがそこにあった。

 

 さて、今日も今日とて、そんな束の間の休息を堪能するボクたちなんだけど、ボクたちの会話はやっぱりポケモンのことについての話に集約されていく。今日話題にあげられたのは、最近カトレアさんとの協力のおかげでどんどん調子の上がってきているヨノワールとの共有化についてだ。

 

「フリアはどう?ヨノワールとの調子は順調?」

「はい、カトレアさんのおかげで順調ですよ」

「フリアとヨノワール……どんなふうになっているんだろう……最近一緒に特訓していないから特に気になる……ね、ほしぐもちゃん」

「ピュピュイ!!」

 

 シロナさんからの質問に対して返答していると、少しうずうずした表情を見せながら、ほしぐもちゃんの頭を撫でているユウリが反応する。その姿に微笑ましさを感じながら回りを見渡してみると、ユウリの方に視線を奪われながらも、同じようにボクとヨノワールの進捗が気になる人が多いように感じる。というのも、今回ボクたちが行っている特訓は次のガラルトーナメントに向けての準備であるため、基本的にお互い不干渉の態勢を取っている。ボクたち同士で模擬戦をする時はその限りではないんだけど、そうでもない限りはあまり関わることの無いようにし、本番でぶつかる時のための楽しみにしているというわけだ。ユウリとマリィも、最初こそは一緒に特訓をしていたけど、今では別々の場所で特訓しているみたいだしね。

 

「あまり詳しくは言えないけど……うん。凄く順調だよ」

「あたくしが協力しているんですもの……。当り前よ……」

「本当に助かってます、カトレアさん」

「……もう、何回も聞いたわよ」

 

 そういいながらもまんざらではない表情を浮かべるカトレアさん。こうやって関わっていくにつれて、どんどん彼女のかわいらしいというか、馴染みやすい一面をたくさん見ることが出来るので、そこも少し特訓を楽しくさせてくれている点かもしれないね。

 

「それにしたって、ヨノワールとフリアだけに起きる現象……不思議だよなぁ」

「なんか、ここまでのことがあると運命を感じると」

「っていうかァ、運命そのものよォ」

「実は何か特別なことをしたりして?」

「ピュ~イ」

 

 ホップの言葉にみんなが順番に反応し、最後のユウリが質問してくる。一緒に首をかしげてくるほしぐもちゃんがまた可愛い。

 

「特別なこと……と言われても、ちょっと出会いが特殊なくらいで対したことはしていないつもりなんだけどね」

「「「「出会いが特殊?」」」」

 

 そんなユウリへの返答にみんなが口をそろえて同じ言葉を発する。声を発していないだけで、カトレアさんとコクランさんも気になるようで、視線をこちらに向けていた。逆に、出会いを知っているジュン、シロナさん、ヒカリは、思い出すような表情を浮かべる。

 

「『ちょっと』って……あの出会い方はちょっとで済ませていいものじゃないと思うぞ……?」

「そうねぇ……私もあの出会い方はちょっととは言えないわね……」

「うん……あれこそ運命だと思うわよ?」

「そんなに凄い出会い方したの?」

 

 3人の反応に興味を示したみんなからますます興味の視線を向けられるボク。代表で質問をしているのはユウリだけど、みんな同じくらい気になっているようだ。

 

「気になる?」

「「「「うん」」」」

 

 ボクの言葉に速攻で返事をするガラル組。そんな彼女たちの反応に少し苦笑いを浮かべながらも、『そこまで気になるなら話そうかな』と、ゆっくりと口を開いた。

 

「じゃあ話そうかな。ボクとヨノワールの出会いを……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれはボクが4歳くらいの時だったかな?凄く小さくて、危なっかしい頃のボクのお話だよ、ってジュン!今も小さいだろって言わないで!!確かに身長は低いけど……って、茶々入れたら話が脱線するでしょ!!まったく……って、ユウリもヒカリにそのころの写真を求めないの!!恥ずかしいから!!もう、そんなに邪魔をするなら話さないよ?……ん、よろしい。なら続きを話すよ。それで、4歳の頃の思い出なんだけど、ボクが昔ホウエン地方に旅行しに行ったことがあるって話をしたのを覚えてる?……その反応は覚えてないっぽいね。改めて言うけど、ボクが4歳の頃にホウエン地方に旅行に行ったんだ。確か、お母さんが何かのくじで当たったから……だった気がする。そのチケットで、お父さんとお母さんとボクの3人で、客船に乗って旅行に行ったんだ。

 

 ホウエン地方はシンオウ地方とは違って暖かくて、緑と海が豊かな地方なんだ。漢字で書くと『豊縁』って書くみたいで、その字のごとく、自然はすごく豊かだし、『縁』っていう字から、人と人の縁も豊かな場所って言われているんだ。実際に、他地方でも話を聞くくらい有名な街とかあるみたいだしね。……ふふふ、そうだね。確かに、ホップの言う通りガラル地方も負けてないけどね。

 

 さて、そんなホウエン地方への旅行なんだけど、ボクがその旅行で行った場所は『ミナモシティ』って呼ばれる場所なんだ。ミナモシティは、ホウエン地方の東側にある街なんだけど、他の地方でも名前を聞くくらいには有名な観光地なんだ。……あ、マリィとクララさんは聞いたことある?……そうそう!やっぱり詳しいね。あの町はデパート・美術館・民宿・トレーナーファンクラブといった観光施設にすごく恵まれているから、そういうのが好きな人にとっては一度は行ってみたい場所だよね。他にも、ポケモンコンテストの最高ランクの戦いが行われる場所でもあるから、その方面でも有名な場所なんだ。あとは、ミナモシティからちょっと西に行ったところにはサファリパークもあるから、ポケモンを集めたいって人や、触れ合いたいって人にも人気なんだよ?ジュンやホップなんかはこのあたりにずっといそうだよね。

 

 そんな地方内外問わず、幅広い地域に名が知られているミナモシティでの観光だったんだけど、当時4歳のボクにとっては目に映るものすべてが新鮮で魅力的で、輝いて見えたんだよね。客船に乗るのも初めてだったから、旅行前からずっとテンションが高かったし、いろいろなものを見て回るために彼方此方動き回っていた記憶が確かにあるから、ボクを連れてきたお母さんたちはさぞ大変だったんじゃないかな?……あはは、今のボクからは信じられない?ボクだって昔はやんちゃだったんだよ?なんせ、今よりももっとやんちゃなジュンやヒカリたちにいろいろ振りまわされて一緒に遊んでたんだからね。いやでもやんちゃになるってものだよ。こらそこ、不満そうな顔しない。

 

 見るものすべてが新鮮だったボクは、4歳ながら眠気なんて知らないってばかりにいろんなところを見て回ったんだ。ショッピングモールは勿論、ポケモンコンテストも見たし、サファリパークも、入ることはしなかったけど遠目から確認したし、ほりだしもの市にも行ったなぁ……もっとも、当時のボクは興味はあっても知識がなかったから、並べられたものを見ても用途とか価値なんてさっぱりわからなかったけどね。そういう点では、いろいろなことを学んだ今、改めて立ち寄ってみたら面白い発見があるかも。ヒカリはその辺詳しそうだから、今度ホウエン地方行くことがあったら案内してよ。……うん、約束。その時はここのみんなで行こうね!

 

 で、お昼はそういった観光地をたくさん回っていたんだけど、夜は夜で凄くてね?どうやら定期的に夜市が開かれるみたいでさ。ボクが観光したタイミングとその夜市が丁度重なってたみたいで、元々沢山のお店で賑わっていたミナモシティが、たくさんの出店のおかげでさらに盛り上がっていたんだ。お面や綿菓子、かき氷、焼きそば、モモンの実飴にポケモンカステラ……そういったお祭りならではの出店が、通りにずらっと並ぶその姿は見るだけでとっても楽しくってさ、目をキラキラさせながら歩いた覚えがあるよ。その時は服装も甚兵衛を着させてもらって、雰囲気も一緒に楽しんでいたかも。花火の音が体の内側に響いてくるあの感覚も……って、ヒカリ、またボクに変な服着させようって考えてるでしょ?全く……。

 

 話を戻すけど、とにかく本当に楽しい時間だった。花火は綺麗で、食べ物はおいしくて、どこを見ても新鮮で、まさしく夢のような時間だったんだ。……けど、同時にちょっとしたトラブルが起きちゃってね……あ、カトレアさんとコクランさんは気づきましたか?そういえば確か……そうですよね、あの時起きた出来事って、全国にニュースとして報道されてましたもんね。……そうです。ボクが夜のミナモシティを歩いているときに起きてしまったトラブル。それは……

 

 ゴーストポケモンによるいたずら大事件。

 

 いたずらなんて可愛い言葉を使っているけど、実際に起きたことはいたずらで済まされるような優しいものじゃなくて、ゴーストタイプのポケモンたちによる一種の侵略活動と言っても過言じゃないほど激しいものだったんだ。

 

 なんでそんなことが起きたのかって?それはね、ミナモシティのある場所がちょっとね……。

 

 ミナモシティの南西には、『おくりびやま』って山があるんだけどね?そこは『ポケモンと魂が還る』と呼ばれている場所で、言ってしまえば……ちょっと生々しいけど、ポケモンや人間のお墓が沢山建っている場所なんだ。それに伴ってゴーストタイプもたくさん住んでいる場所でもあってさ、一応場所としてはそれなりの危険区域として、四天王の人たちが管理している場所の一つではあったんだけど……どうもタイミング悪いことに、ちょうど用事とかで四天王の皆さんが出払っているタイミングで何か問題が起きたみたいでさ。おくりびやまに住んでいるゴーストタイプのポケモンたちが、その問題のせいでパニック状態に陥っちゃったみたいで、その影響でおくりびやまに近かった、ヒワマキシティとミナモシティに大量のゴーストタイプのポケモンが流れ着く結果となってしまったんだ。

 

 ゴーストタイプのポケモンたちに人を襲う気はそんなになかったはずなんだ。けど、おくりびやまから急な問題で降ろされてきたゴーストポケモンたちに冷静に判断できる理性なんて当然無いわけで、そんな時にいきなり目の前に現れた、大量の人間の姿。ゴーストポケモンたちにとって、その光景は自身のパニック具合を更に増長するものでしかなかったみたいで……そこからはもう大パニック。すぐさまジュンサーさんたちが駆け込んできて、問題に対処しようと頑張ってはいたんだけど、さっきも言った通り被害にあっている街は2つあるから、その両方の対処をしないといけないとなるととてつもなく難しかったみたいで……さらに夜市で人が多いタイミングでしょ?だから人間側のパニックも相当で……本当に大きな、それこそニュースで『大事件』って報道されるほどのものになってしまったんだ。

 

 勿論、当時その場にいたボクもその事件に巻き込まれた。流れていく人ごみにもまれて、お母さんたちともはぐれて、ひとりぼっちになったボクはそれでも『何とか逃げなきゃ』って気持ちだけで走り回ってた。けど、当時4歳、そのうえ始めてきた街に、初めて来た地方。道もな分からなければ、今みたいに旅のノウハウを知っているわけでもないから当たり前のように迷ってしまった。これは後から分かったことなんだけど、その過程でどうやらサファリパークの方面に走ってたみたいでさ。それで、サファリパークがある場所がミナモシティの西側なんだよね。……気づいた?そう、どうやらゴーストポケモンたちの本拠地であるおくりびやまの方に逃げてしまったみたいなんだ。まぁ幸いにもすぐに襲われるなんてことはなかったんだけど……サファリパークが近いってこともあって、森林地帯とまではいかなくても、木や草が多い場所ってこともあって視界は最悪。街の明かりも届かないせいで真っ暗な場所まで来てしまったんだよね。……ちょっと、ボクは方向音痴じゃないよ?当時は4歳だし、まどろみの森の時は濃霧だったんだから……。

 

 迷ってしまったボクは、泣くことこそしなかったけど、不安に押しつぶされそうな気持でびくびくしながら歩いていたと思う。木に囲まれてるし、夜で真っ暗だし、初めての場所だから地理も知らない。そのせいで自分が今どこから来たのかも分からなくて、どうすればいいのか本当にわからなかった。どこに行けばいいのか。どうすればいいのか。幼い頭ながらいろいろ考えて、どうにか答えを出そうと頑張ったけどだめで……。

 

 そんな時に、ボクの目の前にとあるポケモンが現れたんだ。……そうだよ。その子が、ヨノワール……ううん、当時はまだ進化してないからヨマワルだね。

 

 では当時、初めてヨマワルに出会ったボクは何をしたかっていうと……うん。全力で叫びながら逃げたよね。だってそうでしょ?街で暴れているゴーストタイプのポケモンたちを見て逃げているのに、そのゴーストタイプのポケモンが目の前に現れたんだもん。そりゃ逃げるよね?……そう、ボクとヨノワールの出会いは、ボクからの拒絶で始まったんだよね。

 

 ボクの前にヨマワルが現れた時、本気で『襲われる』って思ったボクは、とにかく叫びながらその場から走りまくった。戻る道も危ない道も分からないけど、足を止めることだけはしてはダメだと思ったボクは、必死に足を動かした。けど、所詮は子供の足だし、何より叫びながら逃げていたのがまずくってね。叫ぶ方にも体力を使われたせいでろくに走れず、静かで暗い森では叫び声がよく響く。その声につられて、今度はカゲボウズの群れに囲まれてしまったんだ。

 

 逃げる体力はもうない。助けを呼ぶための喉も、叫びまくったせいで枯れてしまっている。いよいよもって追い込まれてしまったボクは、4歳ながらに『ああ、ここで死んじゃうんだなぁ……』って、死期を悟ってしまうくらいには諦めてたと思う。もはや涙すらも出ず、ただただカゲボウズたちに襲われるのを目を瞑ってじっと待ってたんだ。……けどね。いくら待っても、来ると思ったカゲボウズたちからの攻撃がないんだ。それでも目を開けるのが怖くて、しばらくじっとしてたんだけど、どれだけ待っても全く攻撃が来なかったんだ。さすがにおかしいと思ったボクは、怖かったけど、何とか頑張って目を開けた。するとそこにはね。

 

 ボクに背を向けて、守るように立ちはだかっていたヨマワルの背中があったんだ。

 

 その時ばかりは、本来は小さいはずのヨマワルの背中がとても大きく感じたなぁ……。で、それからのことなんだけど、そこから起きた戦いは、お世辞にもすごい戦いとは言えないものではあったんだ。野生のポケモン同士の戦いだし、今のボクたちからすれば、レベルも低かったからね。戦法も何も無いただただ純粋な技と技のぶつけ合い。泥臭いとさえ言えるそのぶつかり合いは、けど、ボクの目からは凄くかっこよく見えたんだ。

 

 まぁ……結果はお察しの通りなんだけどね。確かに、この時点で既にそこそこ強かったヨマワルは、群れを相手に引けを取らず、何匹かのカゲボウズを倒すことは出来ていたんだけど、ヨマワルの限界もすぐに来たみたいで、ボクの前で倒れちゃったんだ。けど、そんな場面を見ても、ヨマワルの戦う姿に当てられたボクの体からは、いつの間にか震えがなくなっていて、気付けば今度はボクがヨマワルを守るように抱きかかえながらカゲボウズたちを睨んでたんだ。

 

 ボクのためにここまで頑張ってくれたヨマワルのために、絶対に守ってあげたい。そんな気持ちで頑張って盾になるつもりだったんだ。けど、当たり前だけどその程度じゃヨマワルは守れない。ボクごと攻撃されて終わり。そんな時にボクの目の前に今度はウインディが降りてきて……そう、ジュンサーさんが助けてくれたんだ。どうやら戦闘音を聞き付けて急いできたみたいで。あと、両親から迷子の話も聞いていたみたいで、ボクのことをその迷子だと気づいたジュンサーさんによって、ボクはその場ですぐに保護され、ミナモシティのポケモンセンターに運ばれることになるんだけど……その間もボクは、ボクのために戦って倒れてしまったヨマワルのことを絶対に離さなかった。

 

 最初こそは、ゴーストタイプのポケモンだってことで、ジュンサーさんもかなり警戒していたんだけと、ボクが全部説明したらボクの言葉を信じてくれてね?最後に、『ボクのために戦ってくれたこのキズを治してあげるために、ポケモンセンターに連れていきたい』って、必死に頭を下げたらそれを許してくれたんだ。そこからは、ポケモンセンターに帰るまでの間、ただひたすら『あとちょっとだよ』、『がんばって』、『助けてくれてありがとう』って言葉をかけ続けてた。

 

 あとはミナモシティに帰って、お母さんとお父さんに抱きしめられて、ヨマワルも治してもらって……元の元気な姿に戻ったヨマワルを確認して、ヨマワルを野生に返そうと思ったら、ボクから離れなくてね?けど、ポケモンを所持していいのは10歳になってからだから、その時はお母さんにゲットしてもらって、10歳を迎えた時に改めてボクがゲットし直して、晴れてボクの最初の仲間として、一緒に生活することになったんだ。結局、なんでヨマワルがボクを助けてくれて、ずっと一緒にいてくれているのかは、未だにわかってはいないんだけどね。

 

 以上、これがボクとヨノワールの出会いのお話しでした。どうだった?ちょっとは『いい話だなぁ』とか、『運命的だなぁ』とか、そう思ってくれたら、ボクは嬉しいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




コクラン

もうちょっとこの人のセリフを増やしたい……。

ミナモシティ

かなり有名な観光地。の割にはジムはないんですよね……あっても良さそうですけど……。

おくりびやま

ポケモンシリーズ伝統のホラースポット。フヨウさんのイベントは少し重いですよね。おばあちゃん……。

カゲボウズ

努力値稼ぎにお世話になった方も多いはず……攻撃の努力値を貯めなきゃ……。




というわけで、前回言っていた書きたいことは、フリアさんの過去を、フリアさんの語りでする。でした。つまり、後半部分は全部フリアさんの言葉ですね。逆に他の人の言葉は全て皆さんのご想像に任せます。この書き方も楽しいですね。

過去のお話は最初から考えてはいたのですが、出すタイミングと長さが悩みどころでした。設定を掘り下げるという意味では過去話は好きなのですが、長すぎるとだれると思ったので、これくらいがいいかなと。長すぎる過去話は逆に好きでは無いので、この辺りの塩梅は難しいですよね。人によって好き嫌いが特に別れそうです。




  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。