【完結】ポケットモンスター 約束のためにもう一度   作:犬鼬

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ポケモンスナップのボリュームがすごくてたまらないです。
一応全部のポケモンを撮影はできましたがまだ星とリクエストが埋まってないので頑張ります。



16話

「頑張れユウリ!!」

「次の技気をつけて!!」

「まひだけは絶対避けて!!」

 

「ワタシラガ、『わたほうし』!!」

「ラビフット、『ニトロチャージ』で燃やしながら突撃!!」

 

 ラビフットが飛び散るわたほうしを焼き尽くしながらタックルを当ててワタシラガを吹き飛ばす。ほのおタイプの抜群の技を受けてしまい苦悶の表情を浮かべるワタシラガ。わたほうしのスピードダウンもニトロチャージによる加速で相殺されている。そして……

 

「ラビフット!!」

「ラビ!!」

 

 モンスターボールにラビフットを納めて赤い光をモンスターボールに吸収させ投擲。ダイマックスしたラビフットがずしんと大きな音を立てながら地面に足をつけ、気合一杯に叫ぶ。対するヤローさんはダイマックスにはダイマックスで返したいところなのだが……

 

「くっ、あのアブリーにしっかり仕事されとる上にここでダイマックス……フリア君といいユウリさんといいなかなかどうして最近の子はここまでしっかりしとる。苦しいなぁ」

 

 アブリーの高速攻撃によってヒメンカを早くに失ってしまったためアブリーに対してワタシラガでダイマックスを切らざるをえず、そのワタシラガに対しては高速で飛び回り狙いを分散させながらちくちく攻撃をしてダイマックスをからしたと同時に退場。そのままラビフット入場により、こちらのみダイマックスが残っているうえ、タイプも完全有利という完璧な状態でバトンを渡し今につながるというわけだ。ラビフット、アブリー、どちらも足が速くかつくさタイプに弱点をつけ、受けるにおいてもいまひとつで受けれる有利なタイプだからこそできる芸当だ。勿論ユウリの指示力の高さと状況判断力の高さがあってこその作戦。ボクのようなあらかじめこんな動きができそうというのを考えてから戦うタイプの人間にはなかなか厳しい戦い方だ。所謂天才肌の戦い方。

 

(少しコウキを思い出すなぁ)

 

 ボクにはできない戦い方だからすごくうらやましい。

 

「ラビフット、『ダイバーン』!!」

 

「ラアアア、ビイイィィッ!!」

 

 大きな炎の塊が空から降ってきてワタシラガにぶつかり大爆発。ダイバーンの追加効果で空が晴れ渡り、ほのおタイプの技の威力が格段に上がっていく。……が、もうその必要すらないだろう。ダイバーンによる強力な攻撃を受けたワタシラガはそのまま力尽き、大地に倒れる。

 

『ワタシラガ戦闘不能!!ラビフットの勝ち!!よってこの勝負、ユウリ選手の勝利!!』

 

『わああああああああ!!』

 

 上がる大歓声とその中心で大喜びするユウリとラビフット。そのままボクの時と同じように感想戦としてステージの真ん中で会話し、無事にバッジをゲット。握手も済ませ周りは二人の戦いをたてるように拍手を送っていた。

 

「ユウリも無事に勝ててよかったな!」

「これであたしたち4人全員、一つ目は無事突破ってことね」

「まだ一つ目とはいえこうして全員突破っていう現状を確認すると少し安心感を覚えるよね」

 

 ただ一つ懸念事項があるとすれば……もしかして一番苦戦していたのはボクなのでは?という不安。皆に冒険の先輩だぜドヤァなんてしておきながらここのジム一番苦戦しているのがボクとか恥ずかしくて死にそう……。

 

「ん?どうしたんだフリア」

「あ、ううん……そういえばホップとマリィはどんなふうに勝ったのかなって」

 

 ボクの質問にどこか納得したかのように頷いた二人はそのまま説明してくれた。

 

「俺の場合はアオガラスが弱点をつけたからまだ戦いやすかったぞ!!まひは確かに厄介だったけどそもそもくさタイプのバチンキーにはこな系の技は効かないしな!!」

「あたしもグレッグルがおるから弱点つけるし特に辛いところは……モルペコのおかげで相手を逆にまひし返したりもできたし、あたしのモルペコもでんきタイプだからまひせんしね」

「あ、あはは……そうだよね……」

 

 うん、これ真面目にボクが1番苦戦してたタイプだ。

 

(うぅ、割とマジめに少しショックだぁ……)

 

 このまま穴があったら入りたいレベルだ。頭を抱えてうーうー唸っているボクを見てハテナを浮かべるホップだったが、マリィは何が理由かを察していたみたいでそっと耳打ちしてくる。

 

「あまり気にせんでよかとよ?フリアの手持ち的に普通の人だとまず勝てないと思うし……」

「それはそうかもだけど……経験者というか先輩としてはちょっと恥ずかしい……先輩面しておきながら1番苦戦て……」

「う〜ん……あたし的には、多分ホップもあたしと同じでフリアに対してちょっと羨ましいって思ってるところはあるかなぁ」

「羨ましい?」

 

 マリィの言葉の意味がよくわからず首を傾げてしまうボク。はて、ボクのどこに褒められるようなところがあっただろうか?

 

「多分、ユウリがフリアの試合を見ても同じこと感じると思っちゃけど……あたしと戦った時ヤローさん、技のコンビネーションなんて1度もせんかったと。こうそくスピンとはっぱカッターの組み合わせとか、グラスフィールドにマジカルリーフを隠すとか、初めて見る戦い方にあたしもホップも面食らったとよ?」

「そうなの……?」

 

 ジムリーダー的にはむしろああいったコンビネーションは技の択を増やすことと同義だからむしろ必須科目とさえ思ってたりした。なんせポケモンというのは()()()()()()()()()()()()技が4つまでだから。これ以上増やすとキャパが足りなくて威力や効果が中途半端になってしまう。だから新しい戦法を取り入れる時、技の入れ替えをする人こそいるものの、5つ目の技を入れる人は見たことがない。これは普通のトレーナーだろうがチャンピオンだろうが変わらない。もっとも、さっき言った通り技と技を組み合わせて新しい戦法を思いつく人は沢山いるが。

 

「あたしたちはヤローさんのそんな戦法を引き出すことはなかった。それってつまり、ヤローさんの中で本気を出すに足りないって意味かなって」

 

 思い出されるのはヤローさんの優しすぎる性格ゆえ相手が初心者だったり実力差がありすぎると本気を出せない所。ということはボクに対しては面子こそジム用だったけど戦い方は本気だったということなのだろうか。言われてみれば今戦ってるユウリにたいしてだってヤローさんがコンビネーション技を使ってるところは見ていない。もちろん手を抜いているという訳では無いが……。

 

「正直ね、ちょっと悔しいって気持ちある。だって、それって少なくとも今はあたしたち相手にそこまで本気になれないって意味だから。今日の試合を見てあたしはそう思ったかなぁ。だから、フリアはすごい。あたしは、その……うん、尊敬、しとるよ?ホップが手放しに褒める理由もよくわかった」

「あ、えっと……その、ありがと……」

 

 なんだかこう、真正面きって褒められると物凄く恥ずかしい。みんなの目線がユウリとヤローさんに向けられてて良かった。少なくとも今のボクの顔は少し熱くなっている。あまりこういうところは見られたくはない。

 

(でも……うん。周りからそう見られていたなら、ボクはちょっとは凄いトレーナーって思っててもいいのかも)

 

 こっちに手を振るユウリにボクたち3人で手を振り返しながら、そんなことを思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おつかれだぞ!ユウリ!!」

「ありがと、ホップ!」

 

 試合も無事終わり、着替えも終了してターフスタジアム入口にて。1つ目のジムバッジを全員が手に入れて集合したボクたちは各々お疲れ様や熱い戦いだったや全員で勝ててよかったなどなど、口々に感想を言い合ったりハイタッチをしたりとお互いを称えあっていた。

 

 少し厳しいことを言ってしまえばみんな今回の戦いにおいて反省点なんて何個もあるだろう。けど今この瞬間だけは素直に喜んでいたい。そんな心持ちが見て取れた。

 

 そんなこんなでみんなで笑いあっていた時、ターフスタジアムの自動ドアから大柄な人の影が出てくる。言わずもがな、ここのジムリーダーのヤローさんだ。

 

「おお、お二人共。まだここにいらしたんですね。良かった良かった」

 

 笑顔を浮かべながら出てくるヤローさんの右手には何かが握られていた。そういえばジムに勝つ度に何かしらを貰えていた記憶が蘇る。ヤローさんに勝って着替えたあとすぐに観客席に走って一緒に応援していたため忘れていた。

 

「ジムを突破した際にはバッジの他にもジムリーダーからの贈り物があるんですよ。それを渡し忘れとるなぁと思い出してね。これがそのプレゼントですよ。フリア君とユウリさん」

 

 握られていたものをこちらに差し出しながら言ってくるヤローさんに頭を下げながらありがたく受け取る。受け取ったものはわざマシン。

 

「これはマジカルリーフのわざマシン。次の相手はみずタイプのジムリーダーのルリナさんじゃから、この技がきっと2人の挑戦の手助けになると思っとります。ルリナさんに流されんように、頑張ってください」

「「はい!!ありがとうございます!!」」

 

 これは嬉しいプレゼント。ボクの手持ちではまずラルトスは間違いなくこの技を覚えることができる。これは次のジムでも活躍間違いなしだろう。みずタイプに強いくさ、でんきタイプ両方持ってないボクにとって物凄くありがたいものだ。

 

(またラルトスに大仕事任せることになりそうなのがしのびないけど……)

 

 そんなことを思っているとその気持ちを読み取ったのか腰のボールがカタカタと軽く揺れる。それはまるで『大丈夫!僕なら平気だしもっと頑張りたいから任せて!!』と言っているみたいで、その姿がものすごく嬉しく、またものすごくほほえましいものでついつい頬が緩んでしまう。

 

「フリア、なんかうれしそうだな!」

「うん……まあね」

「はっはっは、また面白いことを考えとるんですかな?ぼくはこれからもラルトスの成長に注目したいですなぁ」

 

 豪快に笑いながら言うヤローさんにつられてみんなも頬が緩んでいく。そんなこんなで談笑している中スタジアムから聞こえるヤローさんにかかる呼び出しの声。

 

「っと、ではぼくは次の挑戦者がいますのでそろそろ行きますわ。失礼します」

 

 スタジアムに帰っていくヤローさんを見送り、いよいよもってターフタウンでとりあえず行うべき行動をすべて終えた。さて、次にどこへ向かうかだけど……

 

「どうしよっか。くさバッジが手に入ったからワイルドエリアに戻って新しい仲間を探すっていうのも一つの手だけど……」

 

 ここガラル地方ではこのバッジはただジムを突破した証。というだけではなく、どうも野生のポケモンへのちょっとしたお守りというかプレッシャーというか、バッジ自体が特別な素材でできているのかこれを持つだけでレベルの高いポケモンを捕まえやすくなる効果があるらしい。ほんのりと温かさを感じることからもしかしたらこのバッジにもねがいぼしが使われているのかもしれない。そういう事もあってか、このガラル地方ではジムバッジを取った時はとりあえずワイルドエリアに戻って新しい仲間を探してみるというのがセオリーになっているらしい。ジムチャレンジに参加している人たちがアーマーガアタクシーを基本無料で利用することができるというサービスがあることもこの行動への思考の助太刀をしているところもあるかもしれない。ここからワイルドエリアまで歩こうと思ったら普通に二日間近くかかるしね。個人的には今から戻るよりかはこのまま二番目のジムがあるバウタウンに向けてゆっくりと風景を楽しみながら歩きたいところなんだけど、郷に入っては郷に従え。みんながいったん戻りたいというのなら戻ってもいいと思う。……そもそも一緒に行く必要もないわけだからボク一人先に行ってしまってもいいんだけどね。

 

「いや、今回はこのまま先に行こうぜ。二つ目のバッジを取ったら次はエンジンシティだし、ワイルドエリアを見るのはその時でいいと思うんだ」

「あたしもホップに賛成かな。確かに少し強い子たちを仲間にできるかもだけどまだまだバッジは一個目だし、一個だと仲間にできる範囲、そんなに増えてないと思うしね」

「アーマーガアタクシーあるといっても距離あるもんね。私も後でいいかな。今はこのまま先に進みたいかも」

 

 どうやらここは満場一致で先に進むのを選択する模様。

 ターフタウンへの道は2人だったけど次は4人。かなり賑やかな旅になりそうだ。

 

「よし、じゃあこのまま4人でバウタウン行こうぜ!バウタウンはここから東に行ったところにある町だ」

「じゃあさっそくバウタウンに向けて……」

 

『カァー!カァー!』

 

「ああ、なんだかんだでこんな時間なのか……」

 

 ふと空を見上げてみれば空はほんの少し茜色に染まり、アオガラスが元気よく鳴きながら空を飛んでいる時間になっていた。ヤローさんとの会話やこの先の行動を考えている間にかなりの時間が経過してたみたいだ。

 

「出発は明日やね」

「私はむしろその方がよかったかも……ジム戦したばっかりだからちょっと疲れちゃって」

 

 ユウリの発言を聞いてそう言えばさっきまでジムで激闘を繰り広げていたことを思い出す。感動が大きくて非日常感が強く、全然時間が経ってないのにかなり時間がたっている気がした。ユウリの発言でボクの体も疲れを自覚したのか少しフラッと来てしまう。

 

「っとと……」

「「フリア!?」」

「だ、大丈夫と!?」

 

 思わず近くにいたマリィに寄りかかってしまう。自分の想像以上に疲れがたまっていたみたいで、疲れを自覚した瞬間試合の時のアドレナリンが完全に切れていろいろとぶり返してきたみたいだ。

 

「ご、ごめんマリィ。なんか予想以上に疲れていたみたい……すぐに離れるね」

「あ、あたしなら大丈夫だから。むしろ少し体を預けて?あんなすごい戦い方していたんだから、疲れるのも仕方なか」

「そうだよな。あの時のヤローさん明らかに本気で戦ってたもんな……すまんフリア!!それにユウリも、今日戦ったばかりだからそりゃ疲れてるよな。ちょっと焦りすぎてたというか、何も考えてなかったぞ……」

「私も疲れてるけど……フリア、そんなにすごい戦いしてたの?」

「はたから見てもかなり熱かったぞ!!アーカイブ残っているはずだからスボミーインに行った後でみんなで見ようぜ!!」

「そんなにすごかったんだ……すごく気になるかも」

「はいはい、とりあえずまずはフリアを休めると。早く休ませてあげんと……」

「あはは……ごめんよ」

「俺も手伝うぞ」

 

 そのままホップとマリィにそれとなく支えられながらホテルに向かっていくボクたち。しかしいくら久々の強敵とのバトルだったとはいえ……

 

(ボクってこんなに体力なかったっけ……うぅ、いろいろショックを受けることが多いなあ今日は)

 

『フリア。落ち込まんの。誰も迷惑とか思ってないから、安心し?それにあの戦い、あたしだったらたぶん終わった瞬間座り込んでる。それほどにまで激しかったしプレッシャーもあったと思うから』

『あい……』

 

(なんか……マリィに頭上がらなくなってない?ボク……)

 

 ホテルへのゆったりとした道は、なんだかマリィに対して微妙な感情を覚えながら歩く、そこはかとなく居心地の悪い時間を送ることとなった。

 

 ちなみにホテルについてからはボクの試合の鑑賞会が始まったんだけど、解説とか感想とか何を考えていたとかことごとく質問攻めされたことによってさらに疲れたとだけ言っておこう。

 

(そんなに変な戦い方をした覚えはなかったんだけどなぁ……いや、ラルトスがいたっけ)

 

 この調子だとしばらくはいろんなところでラルトスのことを聞かれそうだ。少しだけ苦笑いが浮かんだ瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いよぅし!今日こそバウタウンに向かうぞ!!」

「「「おおー!!」」」

 

 翌日。

 

 昨日の疲れもすっかりと抜け気分爽快。

 

 朝日とターフタウンに流れる風が心地よく、牧草にあたりカサカサとなる音が鼓膜を心地よく叩いてくれるそんなのどかを具現化したようなこの場所にて、ボクたち4人は改めて集合していざ、バウタウンへ向けての道を歩こうとしていた。

 

 バウタウンは昨日も言った通りこのターフタウンから東に向けてまっすぐ進んだ場所にあり、その間を繋ぐ5番道路は半分が緑が多く、湖が煌めく自然が多い場所で、もう半分がワイルドエリアを大きく跨ぐ長い長い橋となっている。

 

 ほぼ直線の道となっているため、エンジンシティからターフタウンまでの鉱山道みたいな険しく歩きづらいなんてことはないがそもそもの距離がかなり長いためこれはこれで少し歩くのがだるく感じる人もいるかもしれないそんな道だ。今回も2日近くはかかるのではないかと覚悟はしておこう。

 

「5番道路……新しいポケモンに出会えるかな?」

「湖もあるみたいだし、少し釣りしていくのもいいかもしれないね」

「釣りかぁ……私やったことないんだよね。釣竿は持ってるんだけど……」

「あたしもなかと。なかなか機会がなくって結局先送りになるのよね」

「そう言われると確かに俺もしたことないな……」

 

 5番道路を歩きながら話しているとどうやらみんな釣りの経験はないらしい。個人的にはまったりとした時間を過ごせるためなかなか落ち着ける好きな時間ではある。水ポケモンとの触れ合いもできたりするし楽しい時間を過ごせるためむしろポケモン大好きなホップなんかは経験済みだと思ってたレベルだ。

 

「みんなしたことないんだ……楽しいのに勿体ないなぁ」

「釣りって難しそうってイメージあって私はちょっと敬遠してるところはあるかも……」

 

 ユウリの言葉にうなずくホップとマリィ。そう言われると確かに最初の1歩としてはなかなか取っ掛りにくさは感じるかもしれない。かと言ってボクみたいな素人が教えるというのもなんだかなぁと思わなくもないんだけど……

 

「そういえば次に行くバウタウンって港町だっけ?」

「そうだぞ。市場やレストランに多くの人が集まる町でターフタウンが農業に強い町だとしたらバウタウンは漁業に強い町……ってそうか!!バウタウンで釣りのうまい人にコツを教えてもらえばいいのか!!」

 

 ボクが思ったことに素早くたどり着いて全部言うホップ。その言葉にユウリとマリィも成程と手を叩く。漁業に明るいバウタウンの住人なら詳しい人はどこかしらにちゃんと居そうだ。みずタイプのジムがある町でもあるしこれはボクも知らないコツを教えて貰えるかもしれない。そう思うと次の町もかなり楽しみになってきた。

 

「漁業に栄えてる町のレストランも興味あるよね」

「とても美味しそう」

「時間あればまた4人で食べようぜ!」

 

 次の町でどんなことをするかの大まかな予定を立てて終わったボクたちは5番道路への道を道草を食いながら歩いていく。ここにしか出てこない野生のポケモンにいちいちはしゃいだり、相も変わらずにいるジムチャレンジャーとポケモンバトルをしてみたり、次のジムがみずタイプということでそこに通用するような技を考えて試してみたりとターフタウンへ行く道の数倍は賑やかな道中を進んでいくボクたち。昨日あんな激しい戦いをくりひろげたのが嘘みたいな穏やかな時間を過ごしていたボクたちだったが……

 

「わああああ、誰か助けて〜〜〜〜!!」

 

「「「「??」」」」

 

 どこからともなく大声で助けを呼ぶ声が聞こえ、あたりを見渡すと少し遠くからなんだか土煙が上がっており、その土煙がだんだんこっちに近寄って来るような気配と、それと同時に『ドドドドドッ』っと地響きのような音が聞こえ始めて……

 

「誰かその子たち止めてぇぇぇぇ!!」

 

 そんな声と同時に土煙の中からようやく何かが走ってくるような影が見えた。そこはかとなく嫌な予感がして4人で顔を見合わせながら土煙の正体を確かめんと目を凝らして見てる。そこには……

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「「「「え!!?」」」」

 

 ボクだけでなく、みんなも視認できたみたいで同時に声を上げる。そして気づいた時には既に大量のバンバドロがボクたちのそこそこ近くまで走ってきていて……

 

「ユ、ユウリ!!ホップ!!マリィ!!走って!!」

「こ、これは聞いてないぞ!?」

「無駄口叩いてないでとにかく逃げると!!」

「なんだか少しデジャブなんだけど!?」

 

 ボクたちを踏み潰しそうな勢いで走ってきたため慌ててUターンして全力で走って逃げるボクたち。後ろから地響きをたてながら猛追してくるバンバドロの群れがもはや恐怖の塊でしかなく、しかもかなりの速さで来てるらしくどれだけ全力で走っても全然距離がはなれない。って割とマジめにこのまま行くと踏み潰されちゃう!?

 

 

『ブアアアアアアァァァァァ!!!!』

 

 

「「「「だ、誰か助けてぇぇぇぇぇ!!!!」」」」

 

 

「きゃああああああぁぁぁ!?!?ほんとにごめんなさぁぁぁぁい!!!!」

 

 

 お日様もまだまだ高くない、本来ならのどかな時間と場所で、およそのどかとはかけ離れた懇願と謝罪の叫び声が響き渡った。

 

 ……いや本当に死にそうだから誰か助けて!?!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ユウリ

アブリーにラビフットって負ける要素正直ないのでちゃんと勝ってますね。
ちなみにラビフットはジムチャレンジのときにワンパチと戦ったことによって進化しました。
おめでとうございます。

ヤロー戦

マリィさんが言ってるようにポケモンはジム戦仕様なので相応ですがフリア戦では指示はガチでやってます。
前回も言いましたがヤローさん、格下相手には優しさから本気出せませんが逆に認めた相手にはむしろ勝手に全力が出てしまうキャラだと個人的に思っています。
だって最初からあんな指示してきたら多分ヤローさん突破かなりきつい……。

マジカルリーフ

実機でもここで貰えます。
ラルトス続投が確定した瞬間ですね()
でもラルトスはむしろ活躍できるのが嬉しそう。

マリィ

おかしい……書いていたらいつの間にか母性が溢れてきた……
マリィがお姉さんになってる小説は読んだことはあるんですが無意識のうちに触発されてたりするんですかね?
キャラ崩壊になってたらごめんなさい。
キャラが勝手に独り歩き始めました(個人的には独り歩きの方がキャラが生きてる気がして好きなのでこのまま書きます)

5番道路

剣盾プレイしててこの場所が記憶にない人なんていませんよね????
恐らく皆さんのプレイ時間の半分以上がここで過ごしていると思ってます()




気づけば2ヶ月。
お気に入りもなんと50件。
感謝しかありません。

これからもどうぞよしなにお願い致します。
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