【完結】ポケットモンスター 約束のためにもう一度   作:犬鼬

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お気に入り300、感謝です。

定期更新、内容、頑張って両立させたいですね。

誤字報告もとても助かっています。


26話

「36.5……うん、もう大丈夫ね。大事をとって今日はゆっくり休みなさい。明日からならもう先に行っても大丈夫ね」

「良かった……本当にありがとうございます」

「いえいえ、ではごゆっくり」

 

 体温を計り、昨日の昼手前くらいから下がり始めた熱が完全に下がったのを確認してくれたジョーイさんが笑顔でゆっくりと退室していく。

 

 熱に倒れて2日目。

 

 ボクが体を治すのにかかった期間で、同時にみんなに置いていかれた時間。

 

(明日からやっと動けるようになる……)

 

 ボクの心の中には早く追いつかなきゃという焦る気持ちと、かと言ってここでまた無茶したら怒られそうだなぁなんて言う少し達観した気持ちが混ざったよく分からない状態になっている。あと1日経過観察としてここに留まることが決定してしまっているものの、とくにやることがなく暇を持て余してしまっているのが理由かもしれない。

 

(今頃みんな何してるかなぁ〜……)

 

 ホップたちだけでなく、ジュンやヒカリ、コウキたちのことも考えながら既にボクにとってはおなじみになってしまった天井を見つめていた。

 

『フリア〜、入るよ〜』

 

 そんな時、ボクの横から控えめな音が聞こえる。ふと視線をそちらに向けるとそこにはいくつかの木の実を持ってきたユウリがいた。……もう1人、誰か知らない人も一緒に着いてきてたけど。

 

(……あれ?でもあの人どこかで見かけた気が?)

 

 訂正。全く知らないという訳では無い。

 

 真っ黒に白のラインが入ったシルクハットに少しどくどくしさを感じる濃い紫のスーツのような服に身を包んでいる男性。長い金髪と碧い目がとても特徴的でどこか貴族なような空気も感じるその人。

 

「……ユウリの彼氏?」

「違うよ!?」

 

 怒られてしまった。でもどこかで見たことある気が……?だけど少し思い出せなくて頭がモヤモヤする中、そっとユウリが小声で教えてくれた。

 

「ほら、ガラル鉱山でビート選手に色々言われてた……」

「ああ!!あの時の!!」

 

 言われて思い出すその姿。確かにガラル鉱山にてビート選手に少しきついことを言われて走り出してしまった人と姿が一致する。あの時はシルクハットの周りをモンスターボールが漂っていたのでインパクトがかなりあったけど今は何も浮いていないからそこで気づかなかったのかもしれない。正体がわかったところでモヤモヤは消えた。けどそれはそれで別の疑問が浮かんでくる。

 

「でもなんでここにいるの?」

「それが……」

 

「お初にお目にかかります」

 

 その疑問をユウリにぶつけていたら向こうの方から挨拶が飛んできた。

 

「病み上がりのところ、不躾とは思いますが話に聞くところほぼ完治しているとの事で……彼女、ユウリさんにお願いをして連れてきて頂いたのです。理由はとあることをあなたがたに頼みたいのです」

「そうなの?」

「う、うん……」

 

 少し困ったように返すユウリ。どうもユウリもどうすればいいのか決めかねている様子。一体こちらにどんな要件があるのだろうか?

 

「おっと、その前に自己紹介を……名乗らずに話を進めるのは些か失礼でしたね。ワタクシの名前はセイボリーと言います」

「フリアだよ」

「ええ、噂はかねがね聞いています」

「そ、そっか……とりあえずよろしくね?」

 

 どんな噂として広がっているのかそこのところなかなかに気になるけどとりあえず友好の証として右手をあげて握手の姿勢。何故か一瞬セイボリーさんがギョッとした顔をしたけど何とか握手を返してくる。少しぎこちなかったあたりこういうのは苦手なのかもしれない。もしそうならちょっと悪いことをしてしまった。

 

「それで、要件は……?」

 

 とりあえず挨拶も終わったところで話の本題へ。わざわざここまでするってことはかなり困っているということなのだと思われる。

 

「ええ、それはですね……このバウタウン先のガラル第二鉱山を共に抜けて欲しいのです」

「この先を?」

 

 第二鉱山はこのバウタウンからエンジンシティに戻るために通る道だ。第二鉱山と呼ばれるだけあって、エンジンシティとターフタウンの間にあったガラル鉱山と役割は一緒だ。

 

「実はワタクシ、普段はヨロイ島というここから離れた孤島に住んでいましてこちらに出てくるのは初めてなのです……なのであまり道が分からないせいか迷ってしまうのです。そして第二鉱山もなかなかややこしい構造をしていると聞くのでこのままではワタクシはまた迷子に……ターフタウン前のガラル鉱山では他の方が案内してくれたのですがその方はまだターフスタジアムが突破出来ず、先にクリアしてしまったワタクシだけが先に行くことになってしまって━━」

 

 およよおよよと、なんだか少し悲しげな雰囲気を醸し出しながら喋るセイボリーさん。だけどどこか胡散臭さを感じるそのしゃべり方は、そのまま色々な事情を話していくセイボリーさんの言葉にボクとユウリ、2人揃って少しずつ首が傾いていくくらいには信憑性がなく、正直本当にこの人のことを信じていいのかというあやしさを残している。

 

 ただ胡散臭い話で固められていてとても分かりづらかったものの、セイボリーさんのお願いを簡単にまとめてしまえばガラル第二鉱山を一緒に抜けて欲しいというただそれだけのお願いだった。ユウリと顔を見合わせて少しの間考えた後、ボクたちが出した答えはOK。ボクらの答えを聞いたセイボリーさんはそれはそれは嬉しそうな顔で喜んでくれていた。

 

「ありがとうございますおふたりとも!!……これであいつがいたとしてもこの2人に押し付けてその隙に抜けることができる……ふふふ、なんてエレガントでマーベラスな作戦!!

 

 ……うん、上手く聞き取れなかったけどやっぱり胡散臭さは全く消えないね。まぁ、ボクたちに害があることとか、厄介なことを企んでいるわけではなさそうだし別に大丈夫……かな?

 

「あ、ただセイボリーさん。病み上がりでまだまだ本調子じゃないので出発は明日にしたいんですけど大丈夫ですか?」

 

 ボク個人の体調としては今日から出発でも全然問題はなかったりするんだけど……

 

「……?」

 

 物凄くいい笑顔でこちらを見つめてくるユウリの後ろに般若の影が見え隠れしているので出来ればこのまま穏便に済ませておきたい……。

 

「えぇ、そういうことでしたら構いませんよ」

「良かったです。では明日の朝にガラル第二鉱山入口に集合でいかがでしょう?」

「分かりました。ではまた明日お会いしましょう。失礼します。そしてお大事に……」

 

 そのままドアの方へ歩き出し、セイボリーテレポートと言うよく分からない言葉と共に部屋から出ていった。

 

「な、なんというか……不思議な雰囲気の人だったね」

「うん。私も案内しただけなんだけど……どっと疲れが吹き出してきがするかも」

 

 苦笑いを浮かべながらベッドの横の椅子に腰掛け、外で何かを買ってきたのか紙袋をガサゴソと漁り出すユウリ。

 

 ボクが寝込んでいた間こうやってお見舞いの果物を買ってきてくれていたのであんまりこう思ってしまうのは良くないかもだけど、一種の日常みたいに感じかけていたりする。なんて言うか、様になっているとでも言えばいいのだろうか。どこかこうやって看病する姿が良く似合う。……料理は致命的なので残念ながら果物を切るのは専らキルリアにお願いしているけどね。ポケモンセンターで流血沙汰は流石に起こす訳には行かないからね……。

 

 そんなこんなで取り出してくれたモモンのみを中心とした甘い木の実をいくつか取り出したユウリはキルリアに渡してキルリアが切り分けていく。綺麗に切り分けられた木の実の山をみんなで食べるために手持ちのみんなも呼び出しちょっとしたお菓子タイムみたいになっていた。もちろんボクたちも美味しく頂いており、甘い果物を食べながら2人でお話していた。

 

「本当にありがとね。この間にボクの手持ちのみんなの世話とかしてくれて」

「気にしないで。色々お世話になっているお礼みたいなものだから……それに、こういう時はお互い様だよ」

 

 あまりボクからなにかしてあげた覚えはそんなにないけど今は大人しく受け取っておこう。

 

(その代わり、次に何かあったらちゃんとお返ししてあげないとね)

 

 ユウリの気に入るものでも探してみよう。

 

「あ、そうそう。他にもフリアに色々話したいこととかあってね?」

「なになに?」

 

 さらにガサゴソと紙袋を漁っていくユウリ。もしかしてプレゼントとかお土産でも買ってきてくれたのだろうか?

 

「はいこれ。バウタウンの市場って言ったらこれも有名だなぁって思って……記念に貰っておいて」

「これは……おこう?」

「さざなみのおこうだよ」

 

 水色の小さな丸い、少し穴の開いている器をユウリから貰う。その器からはバウタウンに到着してすぐの時に、海から漂ってきた優しく、少し不思議な感覚を覚える香りがかすかに漂っており、個人的には心が安らぐいい香りだと感じた。確かにこれは有名になってもおかしくない良いものだと深く納得。他のラインナップもきになっちゃうところだ。

 

「いい香り…ありがとうね。看病だけじゃなくてこんなものまで貰っちゃって……」

「いいのいいの。本当だったらジムの後バウタウン観光するなんて言ってたのに出来なくなっちゃってたから、せめてこれくらいは〜って思ってね。気に入ってもらえてよかった」

 

 ボクが気に入ってくれたのが良かったのかほっと安堵の息を吐きながら朗らかに答えるユウリ。

 

 本当によくできているお香で、見た目も凄くよく、部屋に飾ればお香としてだけでなくひとつの家具としてなかなかにオシャレな雰囲気をかもし出してくれそうだ。ジュンとかにはあまり向かなさそうだけどヒカリなら喜んで受け取ってくれそう。もしまた暇ができそうならまたここの市場をじっくり見るのはいいのかもしれない。

 

「それと、フリアに見せたいものがもうひとつ!」

「うんうん」

 

 楽しみという空気を感じさせながら待っているとユウリが腰のホルダーから1個のモンスターボールを取りだした。どうやら今きのみを食べている子がユウリの手持ち全員という訳では無いみたいだ。

 

「フリアが寝ている間に私も次のジム戦……カブさんに対してどうするか考えてたんだけど……やっぱり先を考えてみずタイプの子が欲しいなって思ったの」

「みずタイプが有利に働く相手はカブさんだけじゃないもんね〜……」

 

 やっぱり1番はリザードンを使うダンデさんの対策。そこを考えると持っておいて損のないところだ。

 

「それで最近は釣りの時間増やしてたんだけど……そこで出会ったのがこの子なの」

 

 手のひらの上でパカッと開いてユウリの膝の上に出てきたのは土色の体に少しボロボロに見えるヒレが特徴的なポケモン。さかなポケモンのヒンバスだった。

 

「……おぉ、この子か〜」

「ヒンバスって言うらしいんだけど……ってフリアは知ってるの?」

「うん、まぁね。でもこうして出会うのは初めてかもしれない……」

 

 ヒンバス。

 

 体がボロボロに見える貧相な見た目だが、その実かなりしぶとい生命力をもち、海水だろうが淡水だろうが、ほんの少しでも水があればこの子は生きていける。そんな凄い子ではあるものの、やっぱり見た目が見た目なためかほとんどの人はこの子をしっかりと育てたり捕まえたり、見たりすることなく過ごしていくだろうポケモンだ。

 

 そのくせこのヒンバス、やたらと珍しく、一時期この子を釣り上げようと何日も粘った時があったんだけどついぞ出会うことはなかった。生息場所こそ分かってはいるんだけど……どうも同じ水の中でも周期的に場所をかえ、かつヒンバス自体が群れで固まっているのかピンポイントでしか釣れないらしい。

 

 それほどまでに珍しいポケモン。

 

 テレビとか、メディアではその見た目のせいかあまり表に出てこない子だけど詳しい人にとってはむしろ普通のポケモンよりも詳しく覚えている人もいるかもしれないレベルのポケモンだ。

 

 ……特にボクやジュンみたいなシンオウ地方出身の1部のトレーナーにとっては絶対に無視出来ない存在。なぜならこの子の進化系はあのシロナさんの手持ちの1匹でもあるとても美しく、強力なあの子になるのだから。もっとも、詳しい進化方法に関してはシロナさんの気持ちを尊重してか余り喋らないせいもあり進化はするものの条件が分からないという状態になっている。そのためシンオウ地方でもその全容を知ってる人というのはかなり少なかったり。

 

「フリアでも初めてだなんて……ってことはこの子、とても珍しい子なの?」

 

 それがこちら地方になればあまり知られていないのは当然で、ユウリもこのポケモンの秘めた力は知らないみたいだ。正直に言えば気づきようがないというのが感想ではあるんだけどね。ボク自身、シロナさんに教えてもらうまで想像だにしなかったし、それ以上によく一番最初に見つけた人はよく気づけたなと感心したほどだ。

 

「とっても珍しくて、とても頼りになるいい子だよ」

 

 頭を撫でながらそう伝えるとヒンバスが気持ちよさそうに目を細めながら鳴く。こうやって触れ合ってみるとやっぱりポケモンってどんな子でも可愛いなって思ってしまう。だれだ、貧相だなんて失礼なことを言ったやつは。

 

「そうなんだ!?フリアがそう言うってことはこの子、実はとても強かったり……?」

「さぁ、どうだろうね?」

「むぅ……なんかフリアが意地悪だ」

 

 ごめんごめんと笑いながら返すボク。というのも一時期シロナさんのミロカロスがヒンバスの進化系だという話がわかった瞬間、みんなが手のひらを返すかのようにヒンバスを求めて少し問題になった時期があった。シロナさんが進化方法を公表しなかった理由のひとつでもある。

 

 さすがにユウリがそんなことするはずはないとわかっていてもついつい癖で言葉を少し選んでしまう。シロナさんにもあまり広めないで欲しいと頼まれたこともあって余計にだ。

 

「ユウリってその子とどんな出会い方したの?」

「どんな……う~ん……気づいたら横にいたとしか……こっちをじっと見つめてたからついつい一緒に行かないって」

「釣ってすらないんだ!?」

 

 かなり人懐っこい性格なのか、はたまたユウリに何か思うことがあったのか。どちらにせよヒンバス側からのアプローチがあったという事なんだろう。

 

(だったら……看病のお礼も込めてお返ししておこうかな?)

 

「どうしたのフリア?」

 

 自分のリュックをガサゴソとあさりだすボクを見て疑問を浮かべるユウリだけど気にせず目的のものを探す。風邪で寝込んでいたとはいえずっと寝ていたわけでもないし、暇な時間はかなりあったからあまり動かなくてもできることはいろいろやっていた。そのうちの一つが……

 

「はい、ボクからのお返しもしておかないとね」

「ポフィン?この間に作ってたの?」

「何もなくて暇だったからね。勿論風邪が収まってから作っているからそこのところは大丈夫だよ?」

 

 袋に詰め込まれているたくさんのポフィン。

 

 色とりどりのお菓子たちは作ったボクから見てもオシャレだし美味しそうに見える。そこには今すぐに食べたくなる不思議な魅力が詰まっており、ユウリもすぐに食べたそうにしている。勿論今すぐに食べてもらってもいいんだけど……ボクがこれをプレゼントした一番の理由はちゃんと伝えておかなきゃね。

 

「ユウリ、そのポフィンのうちの青色のものがちらほらあると思うんだけど……」

「うん、何個かあるね……」

「その色分けって一応味ごとに分けていてね?例えば甘さが強いものはピンク色に、渋みが強めなものは青色にって感じで味ごとにちょっと着色してわかりやすくしているんだけど……」

「あ、この色分けってそういう意味だったんだ。この前貰った時はそういうのなかったけど……」

「人やポケモンによって好みは違うからね。みんなにあげることを考えたらこっちの方がいいかなって。それで話の続きなんだけど……みんなで食べるとき以外にもヒンバスにはこまめに青色のポフィンを食べさせてあげてね?」

「青色っていうと……渋いポフィン?これをヒンバスに食べさせるの?」

「うん、そうだよ。できる限りこまめに……最低でも毎日一個は絶対に食べさせてあげて?無くなったらボクに言ってくれたら追加で作ってあげるからさ」

「うん、いいけど……どうして?何か理由があるの?」

 

 ずっと不思議そうな顔をしているユウリだけどここはボクからの説明は一切なしだ。だってその方が面白いと思うし、何より驚くユウリの顔が見てみたいからね。

 

「それはこの先のお楽しみってことで!!」

「ええ~気になる……」

「まぁまぁ。ボクが言ったこと忘れないでね?」

「うん、わかった。……じゃあ早速ヒンバス、はいどうぞ」

 

 渋々理解したといった顔でヒンバスにポフィンを上げるユウリとその姿を少し微笑ましく、そして未来を少し楽しみにしながら、その光景をボクは眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お世話になりました!」

「いえいえ、体調が元に戻ってよかったです。ジムチャレンジ頑張ってくださいね」

「はい!!」

 

 翌日の朝。

 

 ジョーイさんにお礼を言ってポケモンセンターから退出するボク。

 

 たった3日ほど出てなかったというだけでなんだか外がとても久しぶりに感じてしまう。自動ドアを抜けると3日ぶりのお日様の日差しと潮の香り。これは絶好の旅立ち日和だ。……今日進むところは鉱山の中だからお日様はすぐにおかえりいただくことになるけどね。

 

「あ、フリアこっちこっち!」

「おはよ~ユウリ」

 

 ポケモンセンターから少し歩けば近くのベンチの上で朝ごはんの代わりなのか早速ヒンバスにポフィンをあげているユウリの姿。

 

 ボクが内緒にしていることが気になるのかしっかりといいつけは守っているようだ。二人の仲もよさそうだし、育成の才能も高いユウリのことだからなんだかんだで答えを見る日は遠くなさそう。その時の驚いた顔が楽しみである。

 

「体の調子はどう?」

「もうすっかり。昨日余分に一日多く休んでいるからね。おかげで元気いっぱいだよ。一日くらい貫徹しても━━」

「ん~?」

「━━大丈夫そうだけど今度からはちゃんと体調管理気を付けないとね!!」

 

 一瞬空気が絶対零度で凍った気がしたけど気のせいだろう。

 

「もう、みんな心配していたんだから今度からちゃんと気を付けてね?」

「あい……ホップたちにも大丈夫ってこと伝えなきゃなぁ」

「一応ホップとマリィにスマホロトムでメールは送っているけど……二人とも元気になったフリアの顔見たいと思うから今度会ったときちゃんと言わなきゃだね」

「そのためにも早く追いつきたいなぁ」

「だったらなおさら体調管理はしっかりしなさい!」

「わ、わかってるって」

 

(あれ?ボクの方が旅人としては先輩のはずなんだけどなぁ……)

 

 なんだかこの2,3日ほどで先輩としての威厳は消え去っていった気がする……。もともとなかったかもしれないかもしれないけどそこは気にしない。そんなことないったら絶対ない。……はず。

 

「おや、皆さんもう集まっていましたか」

「あ、セイボリーさん。おはようございます」

「ええ、おはようございます」

 

 そんなこんなしていたらセイボリーさんも合流。集合予定時刻より少し早いものの全員しっかり集合完了。シンオウ時代ではありえなかった状態にちょっと感動だ。

 

「さてと、みんな準備はいい?」

「うん、大丈夫だよ!」

「ええ、ワタクシもいつでもいいですよ」

 

 ヒンバスをボールに戻し、カバンを背負いなおしたユウリが。自慢のシルクハットの位置を正してその周りにボールを浮かばせ始めたセイボリーさんが。 準備万端とばかりに答えてくれる。

 

「じゃあ行こうか」

 

 いつもとちょっと変わった不思議なパーティで、ボクたちはバウタウンから足を動かしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




セイボリー

ということでセイボリーさんがパーティに。
彼が加わったことでどうなるんでしょうかね?

ユウリ

なんかフリア君が尻に敷かれ始めてる……どうしてこうなった。

ヒンバス

ということでユウリさん四体目の仲間はヒンバスです。
本来ならバウタウンで釣ることはできませんが……図鑑説明読む限り別にいてもおかしくなさそうだったので登場です。
進化方法は実機とは違いますが作者の初めてのポケモンがルビーだったのでやっぱりヒンバスの進化と言えばこの方法かなと。
ポフィン大活躍。




フリア君の相棒考察が出てて少し頬が緩んでしまいますね。
一応ここまででそこそこのヒントは出ています。
一番大きいのはやっぱり預かり屋の時でしょうか?
他にも一応ヒントは出てます。相棒だけでなくほかの手持ちや未来の手持ちも想像していただけたら嬉しいなと。
ただやはり正解は本編でちゃんと出したいと思いますので返答は曖昧になると思いますがご了承ください。
私自身も早く教えたい気持ちが募っていきますのでモチベはかなり上がってたり……
皆さんの予想を読むのは楽しいので予想に関してはこれからも言ってくだされば喜びます。

以上、予想感想が増えてきたので言っておいた方がいいかなと思い、書かせていただきました。

書いてくださった方、改めて感謝です。
予想も含めて楽しんで頂けたら。
もちろん、予想感想も大歓迎です。

次回、ガラル第二鉱山突入です。









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