あとがき
みなさまこんばんは。犬鼬です。
と言うわけで改めて、ここまでお付き合いくださった皆様、誠にありがとうございます。
初投稿から4年と3ヶ月の月日。文字数にして320万弱。文庫本換算でおよそ32巻分と言うなかなかな大作になってしまいました。いらっしゃるかわかりませんが、初期から読んでくださった方には本当に頭が上がりませんね。
正直、もっと早く終わる予定ではあったのですが……大体はDLCの内容が悪さをしています。特にもしぐもちゃん回り……
さて、そんな本作なのですが、書いたきっかけは友人からの『何か書いてよ』という一言です。
元々書き物自体は趣味で少しやっていましたし、この言葉を言われる前からこのお話の大まかプロット自体は出来てはいましたが、流石に完結までの時間が長そうと言うことで尻込みをしていたところ、この言葉を受けたところで決意。そのまま書き始めたという形になります。
……流石に友人も私も、いろんな意味で、ここまで伸びるとは思いませんでしたが。
兎にも角にも、まずは完結できてほっと一安心ですね。
次に定期更新にした理由ですが、単純に、読んでいる方に安心していただきたかったからです。
一次、二次関わらず、ネット小説を読むのも好きな私なのですが、読んでいるときに一番もやもやするのが、『更新されない事』です。
書いている人にも事情があるため仕方ないとわかってはいるのですが、気に入って読んでいるとどうしても更新して欲しいという気持ちが強くなってしまい、停止、ないし失踪となると、残念な気持ちが浮かんできます。
自分自身が一度停止や失踪をしていることもあって、次書くときはこういうことはなくしたいと強く思いました。
その結果が、定期更新。
自分に無理のない範囲で、しかしできる限り期間が空かないギリギリの周期。それが4日に1話の定期更新です。
こうすることによって、読んでいる方もある程度安心して読めるかなと思い、この形をとりました。また、自分自身の書くモチベを維持するために、『100点の作品を書くこと』は最初からあきらめて、『70点でいいからとにかく定期的に更新する』という形へ。そうすることで、いい意味で妥協を覚えて書くことが出来たため、自分のペースを維持して掛けたと思います。
ただ反省点としては、一話目標8000字は少し高かったかなと。
自分自身が、がっつり作品を読むのが好きなので、少し大きく目標を立ててみたのですが……流石につらく感じる場面も多かったです。ただ、バトルシーンを書く兼ね合いで、どうしても文字数が増える所もあったので、そういう点ではよかったところもあり……このあたりは、調整が下手くそと言うほかないですね。難しい所です。
以上が、この小説の目標回りですね。
結論を一言でいうのなら、『継続は力なり』ですね。
もしくは、某ゲームディレクターの、『とにかくやれ。やる気は後からついてきます』でしょうか。とても身に沁みました。
では、ここからは小説の裏話を。
この作品を書くにあたって、いくつかのテーマがあったのですが、一番の中心はずばり『NPC視点からみた世界』です。
みなさんが実機でポケモンをプレイするときは、当然主人公として最後まで駆け抜けることとなるのですが、その際主人公に負けることが決められている相手からしたら、主人公はどう見えるのか、と言うのを主観において書いてみたかった。と言うわけですね。コウキさんとのバトルで特にそのことを感じたのではないでしょうか。
あっという間に成長していて、戦ったら謎のなつき現象で理不尽なことが起きて……人によっては全然納得できなさそうですよね。
あ、ちなみになつき現象に関しては別に不満はないですよ。むしろ、ポケモンへの愛着がわく良いシステムだと思っています。ただ、今回はこれを若干穿った見方をしてみたと言うだけですね。
では、いったい誰がこの理不尽を一番大きく受ける被害者になっているかと言われたら、それはライバルポジションの人間と私は考えました。
スタートも一緒で、且つ闘う回数も一番多いとなれば、その差を感じた時、最初のフリアさんのように挫折する人の方が多そうです。
このあたりの描写は、剣盾のホップさんを参考にしていたりします。
実機でもスランプを味わったホップさんですが、あれはまさしくフリアさんが通った道です。ライバルがそれぞれ、コウキさんとユウリさんと言う主人公であることも、対比になっていますね。
では対比繋がりでもう1つの対比を。
それは、ダンデさんとコウキさんの比較です。
比較内容は、『ライバルの有無』。
ダンデさんにはキバナさんと言う、ともに高め合うライバルが存在しますが、作中のコウキさんには、途中までダンデさんで言うキバナさんのようなライバルが存在しません。これは、実機で遊んでいるプレイヤーが、最終的に全ポケモンを100レベルにした時に、NPC戦がただの作業になってしまう事の表現だったりします。
ある程度ゲームを進めてしまえば、チャンピオンすら周回対象になってしまうこのゲーム。では、その周回している主人公に感情があったなら?
おそらく私は、いつか虚無を感じるかなと思います。その表現の証が、最初のコウキさんの姿と言う事ですね。
そういう意味では、ライバルになれたキバナさんと、なれなかったフリアさんという対比でもあるかもしれませんね。
各キャラの関係値の裏話はこんなところでしょうか。
次に、話の流れに関してです。
このお話は、『一度旅を終えたフリアさんが再び旅に出る話』になっているのですが、ではなぜ『ガラル出身のオリジナルキャラを主人公にせずにこのような形をとったのか』ですが、これは新無印のアニポケの影響ですね。
従来の1つの地方をじっくり回巡る旅ではなく、全ての地方を浅く巡るという形になった新無印。私自身としてはこの展開も好きではあるのですが、やはり従来のアニポケ的流れも見てみたいと思ってしまいました。
いうなれば、この作品は『もしアニポケ、ガラル地方編の展開が、従来のそれと変わらなかったら?』と言う気持ちの下書かれたものと言うわけですね。
フリアさんが相棒であるヨノワールだけを連れてガラル地方に行った姿は、まさしく次の地方へ行くサトシさんを彷彿とさせるのではないでしょうか。
ヨノワールがキズナ変化した理由?それは私の推しがヨノワールだからですがなにか?
また、このような形にしたもう1つの理由としては、『とある歌の歌詞に影響されたから』です。
終章のバトルの前に、フリアさんが『一歩の大きさはコウキが上。けど、足跡はボクの方が多い』というニュアンスの言葉を言っていたと思いますが、これは某曲の歌詞の1つですね。
私がこの曲の中で一番好きな歌詞なのですが、そこを拾い上げた結果、このような流れになったというわけです。おかげで、個人的にはとても満足いく形になりました。
完全に自己満足なので、読んでいる方はどうかは分かりませんけどね。
おおまかな裏話はこんな感じです。
私自身、裏話なども大好きでよく読み込んでしまう人間なのですが、このあとがきまで見てくださってくれている方が、満足のいく内容だったら嬉しいですね。
さて、あとがきで書きたいことは大体書き終えたでしょうか。
一応伏線なども回収はしているつもりですが……先も言った通り、この小説は70点でも投稿し続けることを目標にした作品です。また、どこまで行っても私は素人でしかないので、変なところも多いかもしれません。趣味全開な作品である本作なら尚更ですね。
ですが、そんなこんな作品でもここまでつきあっていただけたのなら、作者冥利に尽きます。
もう何度も言っていますが、今一度、ここまで読んでいただきありがとうございます。
もしまた別のところで関わる機会があれば、その時は改めてよろしくお願いいたします。
では、その時が来るまで、しばしのお別れを。
本当にありがとうございました。