お互いのダイマックスは終わった。あとは純粋な殴り合いだけ。マホイップがこのまま全てを引き倒すか。はたまたインテレオンが逆転の活路を見出すか。
観客のボルテージは最高潮。
そんな大盛り上がりのバトルコートで、最後の攻防戦が繰り広げられていた。
「マホイップ、油断はなしだよ。クリーム」
ポプラさんの一言でマホイップが頷き、クリームの触手を3本、物凄い勢いでこちらに飛ばして来る。
「インテレオン、『アクアブレイク』!!」
対するこちらはアクアブレイクを指示。インテレオンの両手と尻尾の先に水を纏い、まずは両手で2本の触手を打ち払い、その隙を縫ってきた1本を尻尾のアクアブレイクで切り落とす。
インテレオンの尻尾にはナイフが隠されており、これくらいの芸当なら彼にとっては朝飯前だ。ここにきて、いつかジメレオンが進化することを考えて、インテレオンについて調べていたことが功を奏していた。インテレオン自体かなり器用なポケモンだ。その器用さを十分に活かせばこの戦いも勝てる可能性がぐんと上がる。
(それに、なんとなくだけどあのマホイップを倒すビジョンが、ようやくだけどちょっとずつ見えてきた!)
インテレオンの特徴を活かしてかつ、あのマホイップを倒すとなるとこの技しかない。
(問題はその技を当てるタイミング……)
マホイップそのものはそこまで素早いポケモンでは無いため、本来なら攻撃を当てるのはそこまで難しくは無いはずだ。だけど、彼女を守るように取り囲んでいるクリームがそれを許してくれない。遠距離攻撃は基本的にクリームに止められると思っていいだろう。
(どこかで決定的な隙を作らないとだね)
「『ドレインキッス』」
「避けて『ねらいうち』!!」
マホイップから飛んでくる、ドレインキッスとは思えないほど強力な一撃をするりと躱し、インテレオンの指先から圧縮された水がドレインキッスよりもかなり速い速度でマホイップに打ち出される。
ねらいうち。
インテレオンだけが覚える技で、このゆびとまれや、特性のよびみずと言った、狙いを強制的に変更させてくる技や特性の効果を無視して攻撃できる技。あくまで無効化できるのは狙いを誘導すると言う効果に対してのみなので、よびみずのみずタイプの技を吸収する能力までは無効化できないというところは注意が必要な技だ。と言っても今この場においては特に気にする事はないだろう。マホイップの技が全てわかっている今、特に気にする必要のある技はない。
新しく覚えたインテレオンの強力な技は、しかしマホイップのクリームに簡単に止められる。
「遠くからちまちま打つだけじゃああたしには勝てないよ」
「当然です!!だから、『アクアブレイク』!!」
いつの間にかマホイップの真横まで移動していたインテレオンが、マホイップを右手にまとった水の刃で切り裂いていく。インテレオンに進化したことによって、ジメレオンの時から高かった素早さにさらに磨きがかかっている。
「雨で皮膚の表面を濡らしたことによるステルスも活用かい。相変わらず厄介なポケモンだよ。マホイップ、もっとクリームを使うんだよ」
アクアブレイクの直撃は確かにダメージを与えているものの、とけるも積んでいるマホイップに対しては微々たるダメージしか入らない。すぐさま態勢を整えたマホイップがクリームでインテレオンを捉えようと周りを囲み始める。
「『とんぼがえり』!!」
もちろん捕まる訳にはいかないインテレオンは、さらにマホイップの方へと足を踏み込んで、一撃を加えながらボクの元まで華麗に宙を舞いながら帰ってくる。
(あのクリーム、どくびしを中に入れ続けてたせいで毒がしみこみ始めてる……あんなものにつかまったらどくびしに当たってなくても毒を貰いそうだ……)
どくびしを仕込まれたのは最初のバトルからというだけあって、その毒がかなりしみこみ始めている。どくびしに刺されて毒になるのは勿論、クリームに長時間縛られるだけで微量ながらも毒を流されそうだ。
げきりゅうが発動しているということはインテレオンの体力もそこそこ減っている証。そんな状態で毒を貰うわけにもいかないからマホイップのクリームもさばかないといけない。幸いにも、アクアブレイクで対処が可能とわかったのでとにかくこれでさばくしかない。けど時間を駆ければ雨が止んでしまうからそれも手短に……。
(ダメだ。どうやっても時間が足りない……)
マホイップの攻撃をさばき、彼女の周りのクリームを除去し、相手に大きな隙を作らせて、そのうえで本命を叩き込む。全部やっていたらとてもじゃないけど時間が足りない。その間に大事な雨が止んでしまう。そうなればマホイップを一撃で落とせるか怪しい。そんな気がする。
(……一か八か、かけるしかないか!!)
間に合わせるのならどれかしらの工程をスキップするしかない。
覚悟を決める。
(雨があるこの間になんとしてでも叩き込む!)
ボクの気迫がインテレオンにもうつったのか、前傾姿勢を取って突撃するインテレオン。その姿を見てマホイップが5本のクリームの触手を伸ばしてくる。左に飛んで1本、右に飛んで1本避けて遠方にある3つに対してはねらいうちで打ち落とし、クリームをはじけさせる。飛散るクリームによって一瞬だけ視界が隠れた瞬間に雨の力を借りて姿を透明へ。地面にかろうじて残っている岩を足場に飛び跳ねながらマホイップへ近づく。
「マホイップ、最後にインテレオンを見たところから左に3番と4番目。あと右に2つのところと手前に4つのところにクリームだよ」
しかしこの行動に対してポプラさんの観察眼が光っていく。今の一瞬でインテレオンがどこまでいけるのかを瞬時に判断し、着地するであろう場所に触手を先回りさせていく。
「上手い……けど貰うわけにはいかない!地面に『ねらいうち』!!」
先読みされたため岩への着地は不可。そこでクリームの地面にねらいうちをしてクリームを飛ばし、一時的に足場を作ってそこに着地。勿論すぐさま足場がクリームに埋められることはわかっているので、一番近くの岩場に飛びながら近くの触手を右手からのねらいうちによって飛ばし、そのまま右手から岩場に逆立ちのような形で着地する。
「捉えな!!」
逆立ち故動きに制限がかかると読んだポプラさんが、その隙を逃さないようにクリームの触手を全方位から囲むように展開。
「逆立ちのまま回転して『アクアブレイク』!!」
そのクリームを除去するべく、尻尾にアクアブレイクを纏ったインテレオンが逆立ちのまま回転。尻尾のナイフによる回転切りですべてを薙ぎ払い、お返しとばかりねらいうちをマホイップに向かって3発放つ。
「『アシストパワー』」
そんな3つの水の塊なんか何でもないかのように、マホイップのアシストパワーによる圧倒的な暴力ですべて吹き飛ばされる。その余波がインテレオンにまでも及びそうで慌ててジャンプ。余波にあおられて少しバランスを崩しながらも何とか空へ飛んだインテレオンは、しかしその状態を隙だらけと見たマホイップによって再びクリームの触手に囲まれる。
「右に向かって『ねらいうち』をわざと高火力で!!」
すぐさまその場を脱出するために右にねらいうちを強めに打って、その反動で左に飛ぶことで回避。かと思ったけど、1本だけディレイをかけていたみたいで、その遅れた1本がインテレオンをさらに追尾する。
(本当にうまい……けど、これを利用する!!)
「『とんぼがえり』でマホイップの方へ!!」
その1本に対してとんぼがえりをあてて跳ね返る方向へマホイップの方へ。想像よりもかなり速い速度で逆にマホイップへの距離を詰める。
アクアブレイクを構えながら近づいていくインテレオンの目の前にはクリームの壁。これを全て切り裂いていよいよマホイップの目の前にたどり着くと直感する。アクアブレイクによりマホイップへの道が切り開け、ようやく眼前にその姿を収めたマホイップは……
「爆発準備だよ。マホイップ」
「っ!?逃げて!!インテレオン!!」
「放ちな!」
インテレオンが完全に近づいてきたこのタイミングでクリームが爆発。それもただの爆発じゃなくてどくびしを含んだ針の爆弾。インテレオンのすばやさがあったおかげで何とか避けることができたものの、どくびしの針がかすりまくっている肌は傷つき、毒が染み込み始める。更に、爆発の余波でバランスを崩して着地すらおぼつかないインテレオン。その間にマホイップの周りのクリームはあっさりと修復され、今の攻防がクリームをわざと切り裂かせて今のどくびし爆弾を当てるためにしたことだったんだと今になって気づく。
それでも何とか抗うために岩に着地して……
「その岩に着地すると思ったよ」
「っ!?」
周り全てを取り囲むように押し寄せてくるクリームの波に押しつぶされた。
「インテレオン!!」
クリームに押しつぶされながらも何とか体を動かし、這い出てこようとするインテレオン。しかし、クリームの重みが自由を奪い、体力の低下と毒も相まってか、頭と右手を外に出すのが精一杯だ。
「やっととらえたよ」
身動きが取れなくなったインテレオンに対してようやく攻撃できると腰を据えるマホイップ。
「さあとどめと行こうか……『アシストパワー』だよ」
インテレオンを見据えたままどんどん小さい体にエネルギーをためていくマホイップ。これをとどめとするつもりがありありと見て取れるその行動は、限界までパワーをためるつもりなのか、マホイップの体が隠れているクリームから紫色の光があふれ始めているほどだ。万が一による気合耐えすら許さなつもりなのだろう。
その姿を見てインテレオンがそっと目を閉じる。
観客はその行動を見て、インテレオンが諦めたと見たのか、会場の観客たちがようやく終わりそうな雰囲気を感じ取り始め、落ち着き始める。
(……予想通り!)
大胆な作戦を考えながらも、最後の詰めはしっかりとするポプラさんのことだ。確実にとどめを刺せる方法を取ってくると思っていた。だからこそ、ボクはこの時を待っていた。
無理に攻撃しなくてもマホイップに致命的な隙を作ることができるこの瞬間を。
「インテレオン!!……インテレオン!!」
インテレオンの名前を叫びながらポプラさんにばれないように慎重に指示を出す。ここで自分の意図がばれたらおしまいだから。
ボクの声を聞き届けたインテレオンが、ボクにわかるようにだけそっと頷いて静かに集中を始める。
聞こえてくるのはインテレオンのかすかな、それでいて深く、とても澄んでいる呼吸音。すこしずつ、インテレオンの体に何かが満ちていくのが伝わってくる。同時に、インテレオンの指先には圧縮された水が集まっていった。
インテレオンが、そっと『きあいだめ』をした合図。
ここで今更ながらインテレオンという種族についてボクが調べた限りを説明する。
インテレオンという種は体に様々な特徴を隠し持っているポケモンで、その機能を自在に操ることによってさまざまな状況に臨機応変に対応することができるという大きな強みがある。まずはこの戦いでも見せた尻尾に隠してあるナイフ。他には特殊なレンズが仕込まれた目や、広げて風に乗ることによって長距離の滑空をすることが出来る背中の被膜、そしてメッソンのころから使え、成長することによってさらに磨きがかかった保護色能力等々……成長した身体能力と相まって、どんな場所、状況でも戦える心強いポケモンとなっている。
ただ、ボクが調べた中で一番印象に残っているインテレオンの特徴は別に2つある。
1つ、インテレオンの指先には、圧縮された水をマッハ3で打ち出すことが出来る仕組みがあること。
そしてもう1つ、それは
1つ目に関してはまだ進化したばかりであるためまだ精度が甘く、ボクのインテレオンだとこのスピードを出すのにはかなりの集中がいることとなるだろう。しかし、これは今インテレオンの体がクリームのせいで動かせないことが逆に手助けとなっているため、この状態ならゆっくりと力を込めてマッハ3の速度で攻撃を打ち出すことが出来るはずだ。
その事によって一体どういうことが出来るのか、それは……
「マホイップ!やってしまいな!!」
「マホッ!!」
マホイップが攻撃する瞬間、アシストパワーを当てるためにマホイップの前からクリームがよけ、たったの一瞬、されど、確かに通じたインテレオンからの射線を利用して、この一撃を確実に叩き込むことが出来る。
「いまだインテレオン!!『ねらいうち』だあああああ!!」
「レオッ!!!」
ボクの言葉と同時に指先から放たれるはインテレオン渾身のねらいうち。視認することすら敵わない音速を越えたその一撃は、吸い込まれるようにしてマホイップの額に飛んでいく。
遅れて聞こえるのはマホイップの額に当たったと思われる水の着弾音。しかし、マホイップは攻撃を受けたというのにびくともしない。
攻撃は確かに当たった。しかし、めいそうを限界まで積んでいる以上、普通のねらいうちだと確かにダメージは入らない。しかし、ここで生きるのがボクが目にしたインテレオンのもう一つの特徴。
相手の急所を打ち抜く。
急所に当たった攻撃は通常よりも多きなダメージを与える。しかし、ことこの場合においてはそれ以上に気にしなければいけない効果がある。
それは、
つまり、マホイップが頑張って積み上げてきためいそうによる強化された力を無視してダメージを与えるという事。
『きあいだめ』によって自身の技が急所に当たるように集中力を高め、さらに自身の得意な技且つ、先程説明した効果とは別にもうひとつ、もともと急所を狙いやすい効果があるとされる『ねらいうち』という技を使ったことによって起きる事象。
急所必中。
今のインテレオンに、射貫けない急所はない。
さらに雨で強化され、げきりゅうによって底上げされたその技は間違いなく……
「……マホッ!?」
「……一撃必殺足りえる威力となる!!」
遅れて聞こえるはマホイップの後頭部からはじける水しぶきの音。ねらいうちによって圧縮された水の衝撃が、マホイップの体を貫通して突き抜けた証。まるで何かが爆発したかのような轟音を立てながら、ボクたちを苦しめた無敵の要塞はついに……
「イ……プ……ッ」
地面に沈んだ。
『マホイップ戦闘不能!!勝者、インテレオン!!よってこの戦い、フリア選手の勝利!!』
告げられるボクの勝利の判定。
沸き起こる観客の地鳴りのような歓声。
雨も上がり、爆音が鳴り響くバトルコートの中心で。
「すぅ~……はぁっ……勝てた……よかったぁ……」
「レオ……」
「うん……お疲れ様」
大きく安堵の深呼吸を落としながら、ボクはインテレオンとそっと拳を突き合わせた。
☆
「お見事だったよ。インテレオンの特徴を十全に発揮したいい作戦だ」
「はい……ありがとうございます……」
雨を受けたため濡れている傘の水を落としながら歩いてくるポプラさんに対いて、疲れた体に鞭を打って何とか挨拶を返すボク。
正直今回は心が折れかけるレベルでやばかった。
それでもこうやって勝ちを収めることはできたのは一種の奇跡のようなものだ。本当にインテレオンをはじめとしたみんなには頭が上がらない。
「きあいだめとねらいうちによる必中急所。力業のようで実に合理的な作戦。一本取られたね」
「そうですか……」
なぜだろう。勝ったというのにこの作戦までも予想されてそうでやっぱり不気味感がぬぐえない。なんだかこの人に真の意味で勝つのは無理なんじゃないだろうかとあきらめてしまいそうなレベルだ。
(なんかちょっと悔しい)
今度闘うことがあれば次こそは完勝する。……うん。やっぱり想像できない。けど目標は高くしておかなきゃね……うん。
とりあえずは大きな山場を一つ乗り越えたのは確かなんだ。今はそのことを喜ぼう。
「やっぱりあんたにはひねくれが足りないねぇ」
「もう突っ込まないですからね!?」
「それがいいさね。あんたの良さはそこにあるからね」
「むぅ……」
「焦るんじゃないよ。ほら、フェアリーバッジさ。次もしっかりやるんだよ」
どこか納得いかないけど、これ以上駄々をこねるのもお門違いなので大人しくポプラさんから5つ目のバッジを頂き、リングケースにはめ込む。
これで5個。
なんとなく、終わりが近づいてくるのをすごく感じ始める。勿論、この先に戦うジムリーダーたちの方がもっと強いだろうから苦戦は免れないけど、それでもあと3つと言われると、『ああ、もう少しなんだなぁ』と、意識させられるよね。
「さて、そろそろあたしは控え室に戻らせてもらうよ。まだまだ元気な子達の相手をしてやらないといけないからね」
少し辛そうに、それでいて晴れ晴れとしているようにも見える表情を浮かべながらそう言うポプラさん。確かに、ポプラさんはこのあともホップ、マリィ、ユウリと3連戦も待っている。あまりボクが引き止めてしまうとこの先のバトルの支障ができてしまうだろう。いい加減お暇するべきだ。
「改めて、ありがとうございました」
「ああ、いいバトルだったよ」
最後に、お互い右手を差し出ししっかりと握る。ハンドシェイクもそこそこに、やること、話したいことをとりあえず終えたボクは、はやる気持ちを抑えて控え室に足を進める。
(早くインテレオンたちの治療をして、観客席に行ってみんなの応援をしなきゃ!!)
最速で行けば、次のユウリの試合の途中からしっかりと見ることが出来るだろう。みんながあのポプラさんとどう戦うのか、そしてポプラさんの問答にどう答えるのかがちょっと楽しみだ。
「ああ、ひとつ忘れていることがあったさね」
「……はい?」
そうと決まれば善は急げ。駆け足気味にここを離れようとした時に背中からかけられるのはポプラさんからの待ったの声。まさか呼び止められるとは思っていなかったので、ちょっと間抜けなものになってしまったけど何とか返事を返す。
「あんたにこれを渡さないとと思っていたのを忘れたよ。受け取りな」
「……これは?」
呼び止めてきたポプラさんから貰ったのは何の変哲もないただの石……のように見えて実はそこそこ貴重なもの。
「これって……かわらずのいし?」
「ああ、そうだよ」
かわらずのいし。
持っているポケモンの進化を抑制させる道具。他にもつかいかたがあるらしいけど、主な使い方はポケモンに持たせて、進化をさせないようにする道具だ。先程の言った通り、そこそこ貴重なものだからそんなにお目にかかれるようなものではないんだけど……
「どうしてこれを……?」
「それをキルリアに持たせてあげるんだね。それでしばらくは大丈夫だろうさ」
「キルリアに……?」
「ああそうさ。これで少しは時間稼ぎにはなるだろう?」
「……?」
ポプラさんの言っていることが全然理解できない。しばらく頭をひねってみたものの、「今度こそさっさと帰りな」と、ポプラさんに言われてしまったのでとりあえず控え室に戻ることにしたボク。
(キルリアに何かあったのかな……?)
頭の中に出来上がった、新たなモヤモヤに思考を取られたまま、モヤモヤ続きだったボクのアラベスクスタジアムのジムチャレンジは幕を閉じた。
☆
「行ったかい……」
将来有望な他地方からの最強の挑戦者を見送ったあたしは、次の戦いに備えて手持ちを取り替えながら先程の戦いを思い出す。
「まさか、あのキルリアがあんなことをするとはねぇ。以外に強情なのかもしれないね。もしくは、自分のことを理解しているのか、どちらにせよ、あそこまであの種族が懐いているのは珍しいよ」
大技を放とうとした瞬間、まるで邪魔されたかのように出力を抑えられたあのキルリアの攻撃。あたしの目が正しければ間違いなく……
「未来が楽しみだねぇ」
そして気になるもう1匹のポケモンが、最後のインテレオン。
最後のねらいうち。
確かに雨もあったし、げきりゅうもあった。それにきあいだめとのコンボもあり、確定急所という高火力を確かにマホイップは受けた。しかし、あたしのマホイップは
「となると考えられることはただ1つ」
あのインテレオンもまた……
「やれやれ、本当に退屈しない子たちだねぇ」
本当に、未来が楽しみで仕方ないよ。
インテレオン
こうやってインテレオンの特徴を挙げてみると十徳ナイフみたいに機能盛りだくさんですよね。
スパイの名に相応しい能力だと思います。
それにしてもあのねらいうち、マッハ3で打ち出せるんですね。やばい……
ねらいうち
技の説明文には「相手の技や特性で狙いをそらされない」みたいなニュアンスしか書いてないのですが、実は急所ランク+1の技だったりします。なので、きあいだめと併用すれば実機でも確定急所は可能ですね。
威力80の技が、雨やらタイプ一致やらで強化されているためその威力は607.5。こちらも馬鹿みたいな火力ですね。
計算が違う?いえいえ、これであっているはずです。
想定より数字が大きいということは……?
ポプラ
今回、エースによる抜き構成にしたのは、ポプラさんの原作セリフである「ねむけさましのモーニングティー、ようやく効いてきたようだよ」から。
全盛期はともかく、今のポプラさんはスロースタートタイプなのでは?という予想の元、こういう展開にしてみました。いかがでしたでしょう?
かわらずのいし
ガチ勢御用達のアイテム。ですが今回はちゃんと進化させないために使います。
これでキルリアの不調の理由は伝わったかと……。
参考にしたところはアニポケ、ダイアモンドパール編のあのポケモンですよ。
これにてポプラ戦決着ですね。
最後に全員の技構を成載せておきます。
フリア
マホイップ
とける
めいそう
マジカルフレイム
マジカルシャイン
ユキハミ
こなゆき
こごえるかぜ
むしのていこう
ようせいかぜ
キルリア
サイコキネシス
マジカルリーフ
かげぶんしん
ドレインキッス
ジメレオン→インテレオン
みずのはどう→ねらいうち
とんぼがえり
アクアブレイク
こらえる→きあいだめ
VS
ポプラ
マタドガス
ワンダースチーム
どくガス
どくびし
ちょうはつ
クチート
げんしのちから
ほのおのきば
ドレインキッス
かみくだく
トゲキッス
げんしのちから
ドレインキッス
リフレクター
ひかりのかべ
マホイップ
とける
めいそう
アシストパワー
ドレインキッス
ドレインキッス多めなのは実機通りだったり。
ここのジム突破で貰える技ですしね。
そして地味にジメレオンがきあいだめ覚えられなくてびっくりしてました()