【完結】ポケットモンスター 約束のためにもう一度   作:犬鼬

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何となく流れは思い浮かんではいるもののストックなどないのでヒヤヒヤしながら書いてます()


第1章ジムチャレンジ 開幕編
9話


 開会式が終わり余韻に浸りながらゆっくり着替え、スタジアムの外へ出るとインタビューの人に捕まって受け答えをすること数分ほど。いきなり入った着信に答えるとナナカマド博士からの連絡で荷物の件に関してのお話だった。確かに届けてから依頼完了の通知を飛ばしてなかったのでこればかりはボクが悪い。無事に届けた旨を伝え電話を切り、改めて今の状況を確認する。

 

 開会式が終わってすぐの時点でホップやマリィたちを含めたほぼ全員が我こそはと1つ目のジムがある町、ターフタウンへと駆け出してしまいインタビューに捕まったボクは完全に1歩出遅れる形となっていた。スボミーインにて開会式に邪魔になると思って預けていた荷物も受け取り、最後にチェックアウトを済ませたところでさてどうしようかと悩み始め、行動を起こしたボクはと言うと……

 

「ん〜、美味しい〜!」

「メソ〜!!」

「ラル〜!!」

 

 カフェでパフェを堪能していた。

 

 エンジンスタジアム前の昇降機をおりて(今度はしっかり手すりを掴んでた)からの大通り。人通りが多いこともあり商店街みたいになっており右に左に露店やお店、レストラン、果てには技マシンや技レコードなるものまで売っている所もあり沢山の人で賑わっていた。そんな中でもバトルカフェと呼ばれる場所に来ており、メッソン、ラルトスと共に甘い一時を過ごしていた。

 

 1歩出遅れているのにこんなことしてていいのか?

 

 至極真っ当な理由だけどそもそも今回のボクの旅の目的は()()()()()()()()()()()。初めて訪れたこのガラル地方を観光することである。言ってしまえばジムチャレンジはついででしかない。もちろん、ジム巡りはする予定だったしコウキに追いつくために強くならないといけないのも事実。故にジムチャレンジはちゃんとやらなくちゃいけないものだが……

 

 それと同時にこのまだ知らないこの地方の魅力にもっと触れたい。というのもあって今回の旅はゆったり行きたいと思っている。期限は確かにあるかもしれないけどその期限も数ヶ月単位で取ってくれているんだ。最短距離とか最短記録とか気にせずにこの旅を楽しみながら行こう。

 

「それにしてもほんとに美味しいなぁこれ。こんなの食べずに先々ジム目指すなんて勿体ない……あむっ、んん〜!!」

「メソメソ〜!!」

「ラ〜ル〜!!」

「あれ、もしやフリア選手ですか?」

「ふぁい?」

 

 パフェを食べている時に声をかけられたので反射で返事をする。スプーンをちょうど口に含んでいた時だったので少し間抜けな声が出たけど気にしない。

 

「やはりフリア選手じゃないですか!!インタビュー見ましたよ。まさかシンオウ地方のチャンピオンからの推薦だなんて……」

「あ、ありがとうございます。たまたま知り合いだったというだけですよ」

 

 声をかけてきたのはこの店の店主みたいでどうやら先程のインタビューライブを見られていたようだ。他の地方のチャンピオンってそんなに知られてないのでは?なんて思ってたけどそんなことはないらしい。やっぱり凄い人はどこいっても凄い人と認知されているようだ。

 

「もしよろしければバトルして頂けませんか?」

「バトルしていいんですか?」

 

 なんて質問してみたがよくよく考えればこのお店の名前はバトルカフェ。よく見れば店の奥にはバトルコートもあるほど広いお店だ。店主から挑まれるとは思わなかったけど……

 

「むしろこのバトルカフェでは店員や店主と戦うことがひとつのメニューになっているんです。勝てば追加でお菓子やデザートをこちらからプレゼントしますよ」

「成程……」

「ちなみにバトルの内容は2対2のダブルバトルです。いかがですか?」

「どうする?メッソン、ラルトス」

 

 視線を向けるとメッソンとラルトスが元気に返事を返してくる。やる気満々みたいだ。2匹の意志を汲んで店主に是非と返しいざバトルコートへ。

 

「さて、それではシンオウ地方のチャンピオンに認められたその力、見せて貰いましょうか!!」

「あまり期待はして欲しくないのですけど……全力で行きます!!頼むよ、メッソン、ラルトス!!」

「行きなさい、マホミル!!ペロッパフ!!」

 

 店主が繰り出したのはふわふわ浮いたミルクみたいなポケモンとペロッパフ。カフェと言うだけあってポケモンもどこか甘い匂いのするポケモンで固められているみたいだ。ミルクみたいなポケモンは初めて見るけど店主が言うにはマホミルと言うみたい。図鑑を確認するにどちらもフェアリータイプのポケモン。相性としては可もなく不可もなくと言ったところか。

 

「では小手調べに……マホミル、『てんしのキッス』。ペロッパフ、『ようせいのかぜ』」

「ラルトス、『かげぶんしん』で敵の視線を散らして!!メッソンは『みずのはどう』をマホミルへ!!」

 

 てんしのキッスを分身に身代わりになってもらって状態異常をまいてくるマホミルを先に落としに行く。てんしのキッスを貰ったら混乱状態になってしまう。下手したら味方に攻撃をしてしまいかねないからそこだけは止めなきゃいけない。ようせいのかぜを受けるのは必要経費。その代わりにみずのはどうを押し付ける。みずのはどうを打っている兼ね合いでメッソンにはあまりダメージが行かずラルトスは重く受けてしまう。

 

(けどラルトスにはドレインキッスがあるから少しくらいなら耐えられる。それに……)

 

 相手のマホミルを見てみるとみずのはどうがかなり効いているのか少しフラフラしながら浮いているように見える。マホミルの耐久が低いのかそれともメッソンの火力が高いのか。どちらにせよこちらの攻撃はボクが思っているより強いみたいだ。ただ本来単体攻撃であるはずのようせいのかぜが全体攻撃になっているあたり、この店主のペロッパフの火力もなかなかに高いみたいだからそこは注意。

 

(だとするならメイン火力はやっぱりメッソンの方が良さそう……であればラルトスの方はこうしようか)

 

 実は諸事情によりラルトスの火力が何故かあまりでないというのがワイルドエリアでの経験値集めでわかった。一応ラルトスの戦い方も思いついてはいるけど今回はサポートで行こう。

 

「ラルトス、さらに『かげぶんしん』」

 

 どんどん増えていくラルトスの影。軽く数十を超え始めたあたりでメッソンがラルトスの影に隠れながら移動していく。

 

「かげぶんしんは厄介ですけど……ようは避けられないようにすればいいだけですね。マホミルは『あまいかおり』。ペロッパフはもう一度『ようせいのかぜ』!!」

 

 甘い匂いに誘われて動きが弛緩し、メッソンとラルトスの回避力が下がってしまう。そして全体攻撃に拡散されたようせいのかぜ。恐らくどれだけかげぶんしんを作っても少しでも攻撃がかすったら消えてしまう性質上意味が無いとは思う。けど範囲を広げればその分一点突破がしやすい。なら……

 

「メッソン、1発大きいのをぶつけて!!『みずのはどう』!!」

 

 広げれられたようせいのかぜの一部を突き抜けるみずのはどうはそのままマホミルに向かって飛んでいく。

 

「そう何度も受けるわけに行きません!!マホミル、避けてください!!」

 

 全力で放たれたみずのはどうをふわふわとした挙動で避けていくマホミル。みずのはどうの動線上から完全に外れみずのはどうが不発に終わると思われたその時。

 

「ラルトス」

「ラルッ!!」

「なっ!?」

「マミュ!?」

 

 みずのはどうの軌道が曲がりマホミルに直撃し、そのままダウン。戦闘不能になる。なんてことは無い、ただ単純にみずのはどうをラルトスのねんりきで操ってぶつけただけだ。と言っても本当に少し軌道を変えただけでみずのはどうの勢いを殺さずにぶつけるようにラルトスにお願いした感じだ。さすがにねんりきで全部操作となると勢いを殺してしまう。と言っても先程言った通りラルトスのねんりきは少し出力が低い……というか少し癖があるので、多分メッソンのみずのはどうを制御するだけの出力ないしね。

 

 さて、これで2対1の状況。ダブルバトルにおいてこういう状況が出来た時はほぼほぼ勝ち確の状態と言ってもいいだろう。

 

(ただ、油断はせずにゆっくりと詰めていこうか……)

 

 メッソンに指示を出してラルトスの周りにみずを出し、そのみずをラルトスがねんりきで周りに浮かばせる。これで何時でもラルトスでメッソンの援護ができる。

 

「さぁ、このまま確実に押し切るよ!!メッソン!!ラルトス!!」

「メソッ!!」

「ラルッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁさすがシンオウ地方チャンピオンに推薦されただけはありますね〜お強かったです!!」

「いえ、マスターのポケモンもよく育てられてて強かったです!ようせいのかぜ、効きました」

 

 結局あの戦いはそのまま2対1から数の有利で押し込んだボクが勝ち星を収めることに成功。いつの間にか観客まで増えてきたみたいで終わる頃にはそこそこの人たちが拍手を送ってくれた。

 

「はい、こちらが賞品のお菓子です。ポケモンと食べたりお友達と食べたりしてみてください。沢山ありますので」

「ありがとうございます!!」

 

 店主から貰ったのはそこそこの大きさの瓶でその中には色とりどりの飴が入っていた。色だけじゃなくて形まで沢山あり、どれも美味しそうで、それでいて可愛くてどこか食べるのが勿体なく感じてしまうほどだったり。

 

(う〜ん、もし間に合うことがあったらホップとかユウリとかマリィに分けてあげようかな?)

 

「ジムチャレンジ、頑張ってくださいね。応援しています」

「はい、期待に応えられるように頑張ります。今日は本当にありがとうございました!!」

 

 パフェも食べ終わり、飴も貰い、代金も払い終えて満足の限りを尽くしたボクはホクホク顔でお店を後にする。その後1度ポケモンセンターへと寄り、ラルトスとメッソンの疲れを癒してあげてから他を回るかななんて考えて場所をポケモンセンターの共有スペースへ。既にほとんどの人がターフタウンへ向かっているのか普段より少し人の少ないポケモンセンター。

 

(さって〜、いつからここを出発するかな〜)

 

 正直まだまだ見て回りたいところが多くてどこからどう回ろうか悩み中なんだけど……

 

「あれ、フリア?」

「ん、ユウリ?」

 

 ソファに座って伸びをしながらどうするか考えていると後ろから声をかけられたので振り返る。するとそこには今遠くから帰ってきたのか少しばかり流している汗をタオルで拭きながら飲み物を携えたユウリがいた。腰のホルダーにモンスターボールがない所を見ると彼女もポケモンを休ませている途中なのかもしれない。

 

「あれ、ホップたちと先に行ったんじゃなかったの?」

「ユウリこそ、まだターフタウンに行ってなかったの?」

「私は少しだけワイルドエリアで鍛えるのと新しい仲間探ししてたの。まだ見つかってないけど……」

「ああ、新しい仲間か〜……」

「フリアは考えているの?」

「う〜ん、ターフタウンのジムに挑む前にもう1匹いてもいいかななんて思ってはいるけど……」

 

 ターフタウンのジムはくさタイプのジム。それも調べてみた感じ、ジムリーダーとの戦闘は1対1の戦いで使えるポケモンは2匹まで。ボクの場合メッソンとラルトスで挑むことになるんだけどメッソンにとってくさは弱点。ここをもう1匹捕まえて有利を取るか、それともメッソンでも勝てるような作戦を考えるかで割と悩んでいる。

 

 一方ユウリはユウリで相性では有利を取れるヒバニーがいるものの逆に言えばヒバニーのみしか現状手持ちがいないため1匹で2匹と戦うことになる。さすがにヒバニーへの負担が大きいので2匹目を捕まえておきたいみたいだけどどこかピンと来る子が見つかっていないみたいだ。

 

「急いで捕まえることはないかなとは思ってるんだけど、でもさすがにヒバニーだけに負担かけたくなくって……どうしよう」

「ワイルドエリアでもいい子見つからない?」

「うん……でもここで足踏みしてても仕方ないしなぁ……」

「とりあえずターフタウンまで歩いてみる?途中まで行っていい子がいれば捕まえればいいしやっぱりワイルドエリアがいいって話ならアーマーガアタクシー使えば帰って来られるし……」

「そうしよっかなぁ……」

 

 隣でうんうん悩んでいるユウリの声をBGMに自分も次のジムの戦略を悩んでいるとポケモンセンターの奥から軽快な音が聞こえる。ポケモンの治療が済んだ証だ。

 

「お待たせしました。お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ」

「「ありがとうございます!」」

 

 2人でポケモンを受け取り腰のホルダーに控えさせる。うん、やっぱり腰にこうやってついていると安心するね。メッソンとラルトスもそうみたいで軽くモンスターボールが揺れる。ユウリも自分の相棒が入っているボールを撫でながらでホッとした顔で見つめていた。

 

「そういえばフリアは今日何してたの?」

「ボク?ボクはバトルカフェに行ってパフェ食べたのと飴貰ってきたよ」

「え、なにその女子力……女子?」

「違うけど!?」

「いや、でも確かにこう、童顔だしメイクと服をしっかりすれば女の子にも見えるかも……」

「見えないよね!?」

「ブディック行ってみる?」

「この会話のあとその流れ持っていかれるの物凄く不穏なんだけど!?」

 

『はっ!今どこかでフリアが私を呼んでる!?そうだよね!?』

 

 せ、背中に悪寒が……あと変な電波を受け取った気がする。……うん、気のせいだ。今彼女はホウエン地方にいるはずなのだ。ここまで声が聞こえるはずがない。そう思おう。

 

「フリア?」

「な、なんでもないよなんでも。うん。なんでもない。ボクは男。大丈夫」

 

 震えそうな体を何とか抑えて自己暗示。シンオウ地方での話は忘れた。うん。

 

「まぁ冗談はこの辺にしておいて……フリアはいつターフタウン目指すの?」

「うーん、これといって日にちは決めてなかったなぁ……あと1週間くらいはブラブラしようかなって思ってたけど……」

「ほんとにのんびり行くんだね?」

「せっかくのガラルだからたっぷり楽しみたいなって。だってジムチャレンジって結構期間あるよね?」

「数ヶ月あるからね。凄い人はほんとに数週間で回りきっちゃうらしいけど……」

「それってトーナメントまで逆に暇そうだよね」

 

 調整期間にしては長すぎるからなんだかその間に腕が落ちてしまいそうだ。

 

「ただ早くここのジムの空気に慣れたいって言うのもあるし……うん、ちょっと早めて5日後くらいには行ってみようかな」

「そっか……ねぇ、私も一緒に行っていい?」

「いいけど……何かあったの?」

「ううん。単純に一緒に行ってみたいなぁって。冒険の先輩だしなにか学べるかもって」

「う〜ん、あるのかなぁ……?まぁでそういうことなら別にいいけど」

 

 割と本能のままに旅をしていた自覚があるから果たして参考になるのかという謎は拭えないけど……まぁ旅は道連れと言うし、一緒に行けば楽しそうではあるからボクとしても吝かではない。少し賑やかになったことを喜ぼう。

 

「じゃあ5日後の朝にスボミーインの前に集合して一緒に行こっか」

「賛成!それまで私はもうちょっとワイルドエリアに行ってダイマックスの練習しようかな〜」

「ボクは引き続きエンジンシティの観光しておこっかな。ワイルドエリアも少しは覗くけど」

 

 ラルトスの戦術の試しもしてみたいしメッソンの動きももっと知って行きたい。そのためにもワイルドエリアでの特訓は必要不可欠だろう。とにかく、とりあえず当面の目標は無事に立った。

 

「よ〜し、そうと決まればフリア!!」

「な、なぁに?」

 

 目処がたってやる気が上がったのか元気になるユウリ。思いっきりボクの肩を掴みながらはっきりと告げてきた。あまりのその迫力にちょっとびっくりしてしまう。

 

 ……あ、あと顔近い。

 

「……そのバトルカフェってお店の場所、教えて?」

「……パフェ、食べたかったのね」

 

 その日まさかの2度目のバトルカフェに行くことが決定した瞬間だった。ちなみに店主に物凄く微笑ましい顔を向けられた。凄く恥ずかしかったですちくしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 5日後。

 

 とりあえずやりたいことや、やっておきたいことも一通り済ませたので集合場所にてユウリをまつこと数分。集合時間10分前に一応ついておいてロトム図鑑を覗きながら時間を潰しておく。

 

 調べるのはやっぱりこの地方のくさタイプ。どんな子がいるのか、どんな子が出てきそうか。

 

 あとから聞けばなんかジムリーダーは特に情報を隠してないらしく少し調べたらジムリーダーの手持ちはジム戦含めて全部知れるらしくこの行動は無駄だったけど。

 

(どちらにせよユウリが来るまであと数十分あるだろうから今できるのってこれくらいしか……)

 

「あれ?フリアもう来てたの?」

「あれ?」

 

 スボミーインの入口に集合時間2分前に集まってしまった。いや、しまったっていうのはおかしくはあるんだけど……

 

「ああそっか。今日は1時間早く集まるせっかち男も1時間平気で遅れる呑気チルドレンズもいなかったんだっけ」

「なんか、フリアの胃が今から心配なんだけど……」

「あはは、シンオウ地方の旅はなかなかに苦労が多かったから……」

 

 主にジュンとかギンガ団とかコウキとかギンガ団とかヒカリとかギンガ団とかetc…

 

「え、えと……ガラルだとゆっくり旅できるといいね?」

「それ物凄くフラグじゃない?……まぁ、色々苦労とか辛いこともあったけど結果的には旅自体は凄く楽しかったんだよ?」

 

 最後にとても大きな心残りこそあったけど、とは心の中での言葉。わざわざユウリに聞かせることでもない。

 

「さて、これから3番道路へ行くんだけど……」

「うん……」

 

 エンジンシティから西に歩きターフタウンへ向かうために通ることになる3番道路。集合してから話しながらその入口まで向かったボクたちが見たのは……

 

『ココガラ、『つつく』!!』

『サッチムシよけて!!』

『ホシガリス、『たいあたり』!!』

『クスネ、『でんこうせっか』!!』

 

 見渡せば大体の場所で起こっているポケモンバトル。人で溢れかえるとまではいかないもののどの方面を見ても大体ひとつはバトルが起こっているし、起こっていないところでもよくよく目を凝らせるとバトルをしたそうにボールを構える人が待ち構えてたりしてる。

 

「毎年ジムチャレンジが始まってすぐの頃はジムチャレンジャー同士だったり、チャレンジャーじゃなくてもその空気に当てられた人がここに集まって凄く盛り上がっちゃうのがお決まりみたいなんだ」

「いや、盛り上がりすぎでは……」

 

 祭りごとで盛り上がるのはいいんだけどそれ以上に色々苦情が来てもおかしくないくらいには凄いことになってるんだけど……

 

「大丈夫だよ。戦いたくなかったらちゃんと拒否してもいいし、ここはジムチャレンジを機にポケモンを受けとったばかりの新人トレーナーって人も多いからそういう人を狩るような行為も禁止ってリーグからも言われてるから」

「リーグ側が分かって対処もちゃんとしてるなら別にいいんだけど……」

「むしろありがたかったりするって話なんだけどね」

「ありがたい……なるほどね」

 

 初心者狩りはリーグから禁止されている以上ここにいるジムチャレンジ不参加トレーナーは理解してあえてまだ育成しきれていないポケモンたちで待ち構えていることが多いらしい。ジムチャレンジを機にポケモンを持ち始める新人トレーナーも多い中こういう人たちがいるというのはいい経験の場所と言える。雑誌のインタビューで『ガラル全体のポケモンバトルのレベルを上げたい』とはローズ委員長の言葉で全体的な地方で見るとやはり少しレベルは高いらしい。こういう細かいところでもローズ委員長の采配が出ているということだろう。

 

「ユウリもありがたいとか思ってたり?」

「う〜ん、どうなんだろう?確かに戦えるのは楽しいし何回でもできるんだけど……成長って言う点ではホップにフリアって言うライバルがいるから、私にはそれで充分だったり?」

「確かに、ホップ強いもんね〜」

「もう、フリアもすっごく強いでしょ?」

「ボクは経験の差があるからさ」

「それも強さだよ。私も結構フリアから勉強することあるんだから、頼りにしてるんだよ?」

「そう言われると……うん、ありがと」

「いえいえ!」

 

 少し照れるというかなんというか。頬を少しかきながら顔を逸らして先を促し誤魔化す。

 

「と、とにかく先に行こう。えっと、基本的にここのトレーナーはスルーしていく?」

「フリアが戦いたいなら私は構わないけど個人的には新しい仲間探しがあるからそっちを優先したいかなって」

「じゃあユウリに合わせるよ。バトルは控えめで、野生の子を中心に見ながらゆっくり歩こうか」

「うん!!じゃあ行こ!!」

 

 笑顔で元気よく頷くユウリと一緒に3番道路への1歩目を歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ダブルバトル

実機でこのタイミングでバトルカフェ行くと実はダブルバトルではなくてミツハニー一体だけと戦うことになるんですね。
知らなかったです……。
まあ、この作品では最初からダブルバトルということで(ご都合主義)

ようせいのかぜ

説明通り本来単体技だけどかぜ系の技って全体にもできるくね?と……
アニメでも10万ボルトで全体攻撃してますしいいよね?(ご都合sy)

みず+ねんりき

水を周りに控えさせて戦うってなんだか某レールガンの生徒が思い浮かびますね。
あのキャラとても大好きです。



いや、真面目にポケモンのお話全般に言えることなんですけど10代前半の少年が体験する内容にしてはとんでもなく濃いですよね。
胃痛が激しそうですけどこんな冒険ボクもしてみたいです。





なんだかんだで1ヶ月継続出来ましたね。三日坊主のボクとしては頑張ってると自分を褒めたい()
もちろん書きたいから書いているんですけどね。



UA2000近く、お気に入り30弱、感想2件。
ボクの妄想、趣味全開のお話に付き合って頂き、そして評価して下さり感謝です。
今後ともどうぞよしなにお願い致します〜
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