ニードフォースピード ブルーアーカイブ   作:ZERO1u

2 / 6
書きたくなったので初投稿(大嘘)です
もしかしたら不定期更新かもです


最速の先生

学園都市キヴォトス

 

複数の学園が集まった街、今日も今日とて某ギャングゲームのオンラインのように荒れている。

 

そこに新しい風が吹く…

 


 

「連邦捜査部S.C.H.A.L.E」の部室の中でピコンと携帯が鳴る。

 

『先生、私の事覚えてますか』

 

それはモモトークの通知だった。

 

『勿論覚えてる。早瀬ユウカだろ?』

 

即座に返信する。

 

『ありがとうございます先生。ところで、この前の事なのですが』

 

そのままユウカの話は続く。

 

『シャーレ奪還作戦での弾丸の費用がまだ振り込まれてないのですが請求書が届いていますでしょうか』

 

やべぇすっかり忘れてた。

 

『え、なにそれ』

 

『えぇ…無くしたんですか?』

 

来たばかりで整理されてない机を漁る。

 

「おっ、あったあった」

 

『一応あった。で、これからどうするの?』

 

『仕事での経費扱いだと思うので連邦生徒会に請求すればシャーレに支払われるはずです。それをそのままこちらに頂ければと』

 

早速、行動に移そうと思った。だが即、問題が発生した。

 

『請求書ってどうやって作るの?』

 

そう、今までこんなもの書いたことないので分からなかったのである。

 

『…ふう、ミレニアムで使っている請求書のひな型がありますので今度、シャーレに伺う時に持っていきます』

 

『ありがとう…!』

 

『いえ、大した事では無いので。では今日も良い一日を』

 

やったぜ。もうなんか書類作業とか面倒くさくなったので、

 

「ヨシ!愛車整備しにいこ~」

 

ヨシ!でもなんでもないのにサボった。

 


 

「先生、こんにちは」

 

後日、ユウカがシャーレに来た。

 

「こんちゃす、ユウカ」

 

俺はコッペパンを食べながら挨拶する。

 

「食事中でしたか…すみません。あの、これ請求書のひな型の紙です。ここに置いときますね」

 

「ありがとう」ムシャムシャ

 

 

 

 

 

 

 

「…あの、先生。今日の昼食はコッペパンだけなんですか?」

 

ユウカが俺を見て質問してきた。

 

「うん、そだよー」

 

「そ、そんなんじゃ栄養が偏ります!」

 

少し声を上げながら言うユウカ。

 

「いいじゃんちょっとくらい~」

 

「ダメで…なんですかこのレシート?」

 

ぴらっと一枚のレシートを取る。

 

「なになに…『○○ターボ パーフェクト』…?値段は…な、70万!?先生!なんですかこれは!」

 

大声を出すユウカ。

 

「えっと…それは…」

 

「先生!このお金があれば昼食が豪華になりますって!」

 

「でもそれでも安かったし…貴重なもんだし…」

 

「先生…家計簿は付けていますか?」

 

「いや」

 

即答。

 

「………………ぐ」

 

「?」

 

「今すぐ今週の全てのレシートを集めて下さい!」

 

「は…はい!」

ユウカのその圧に負け凄い勢いでレシートを集めた。

 


 

「えーっと…」カキカキ

 

今ユウカは家計簿を書いている。

 

俺は縮こまりながら座っている。

 

「…」

 

「先生…大人なんですからもっと計画的に消費しないと…お小遣いを貰った子供じゃないんですから…」

 

「…はい」

それしか言えなかった。

 

「えーっと…『ソラチキ 120円』等のコンビニカウンター食品数点…この日は、様々なスイーツ食品数点…この日はお菓子数十点…な、なんですかこれは!」

 

また大声を上げるユウカ。

 

「先生!子供じゃないんですからこんなちゃんとした食べ物買わないと!弁当とか!」

 

「だってそうゆう商品いっぱい買っていっぱい食べたかったし…」

 

「それに!なんですかこのレシートは!」

 

と言って差し出したのはこの前愛車を強化する為の様々なパーツが書かれたレシート。そこには合計100万円と書かれている。

 

「こんなにお金を掛けなくったってタイヤ4本ついてれば車なんですからやめてください!」

 

「いやだってすきだし…」

 

「だってもさってもありません!今すぐそうゆうのはやめてお金に替えてください!」

 

「は?」

 

「いやだからそうゆうのはプラモとかに…」

 

ユウカが言い切る前に、

 

「ユウカ…言ってもいいことと悪いことがあるぞ…」

 

「…はい?」

 

「あんまり車を否定されると凹むんだよね…俺の事は幾ら色々言ってもいいが、()()だけはに対しては許さない」

 

()()って…」

 

「…ついてこい…車の魅力ってのを教えてやる…」

 

ユウカがポカーンとしてると、俺が腕を引っ張り強引に連れて行く。

 

「待ってください!まだ計算が…」

 

そう言ってる間にシャーレから出た。

 


 

「これが先生の愛車…」

 

「な?カッコイイだろ?」

 

「うーん…よく分からないです…」

 

私の認識でのカッコイイ車というのは『ランボルギーニ』や『フェラーリ』とかの有名なヨーロッパ車だ。

 

「そっかぁ…」

 

残念そうに言う先生。

 

「この車はどこ産なんですか?」

 

「日本車だよ」

 

「日本車ですか…」

 

日本車も大雑把しか知らない。だけどこの人は様々な事を知っているのだろうか。私が数学を好きなように。

 

彼女の名(この車)は『日産スカイラインBNR34』。略称でGTRとかR34とか言われるな。有名度と言い人気度と言い、ランキングがあったら殿堂入りするレベルだ」

 

「そんなに…」

 

「そうだ。そのせいで値段が高騰したりして盗られたりする被害も絶えないんだがな」

 

たたが車一台でそんなに価値があるとは思えなかった。よくある事件ではあるが、盗む意味が分からなかった。

この車自体も、そこらにあるようなスポーツカーだ。

 

「そんなに人気があるならメーカー側が何とかすればいいじゃないですか」

 

それっぽい正しい事をいう。

 

「確かにね。でも、作らなくなった物はもう作らないんだよ。会社ってのはそうゆうもの。幾ら需要があろうとね。偶にパーツ自体の再販はしてるけど」

 

「そうなんですか…」

 

確かに色々考えて見ると似たような事はその会社以外にもよくある事だ。

 

「それに…これ何年前の車だと思う?」

 

「え?…ご、5年前とか?」

 

適当に言った。

 

「正解は約20年前の車だ」

 

「え!?そうとは思えないです…」

 

驚愕した。色褪せないとはこの事なのだ。

 

「まぁわざわざ改造したし少し古い部分もあるが半世紀もの程じゃない」

 

確かにそうだ。20年前なら1999年位の車だろう。そのくらいなら現代の車と差ほど変わらないだろう。

 

「…外で話すのもなんだし車に乗ろう」

 

「はい」

 

ガチャ

バタン

 

「にしても先生、ステッカー結構貼ってましたけど…」

 

「いいだろ?控えめで」

 

レーシングカーって程でもなく、派手でもない…

よく分からないがカッコイイと思ってしまうのは確かだ。

 

「ほら、よく控えめなイケメンの方がモテるらしいし」

 

「それとこれとは少し違う気が…そうえばこのイス」

 

「ああ、これか。これはバケットシートって言ってスポーツカー、レーシングカー、スーパーカー等に標準で付いているやつだ。まあこれでも結構控えめだけど」

 

「へぇ…」

 

先生が言うには横Gに耐える為と、座りやすく集中する為らしい。たしかミレニアムでもそんなチェアを入れようと提案された覚えがある。

 

「で、どう?座り心地」

 

「いいですね…フィットします。よく計算されて作られていますね」

 

「他にも色々あるらしいし、暖かくなる機能が付いているやつもあるらしい。これにはないけど」

 

椅子だけだが、先生は目をキラキラさせながら話していた。とても楽しそうで―

 

「おっと、まだメインディッシュがあったな」

 

と先生が言うと、エンジンを掛けた。

 

ブォォォォン!

 

車内からでも聞こえる咆哮。だか街でよく聞くチンケなエンジン音ではなくうるさくない、その音相応の速さを出しそうな音だ。…ん?速さ?

 

「そんじゃあここの警察が如何に仕事出来るかシャーレの先生が直接見てやろうかな!」

 

「え、先生それってどう言う意味ー!」

 

言い切る前に急発進させる。

 

キュルワァァ!

 

「と、停めてください先生!」

 

「おりゃぁ!」

 

ギュワァァァ!

 

斜め横を見ているのに進んでいる。所謂『ドリフト』だ。交差点、歩道にいる人達が驚愕して見ている。

 

「4駆ドリフトは難しい技術なんだよね~。ユウカ、貴重な体験出来て良かったな!」

 

「停めっ、と…」

 

停めてくださいと言おうとしても運転が激しすぎて言えない。でも、事故らない。

不思議と安心だった。

死ぬかもしれないけど先生のこの車(彼女)のコンビなら絶対に大丈夫だと思ったからだ。

だって、先生の運転はまるでもう街中全体の道路を把握しているような走りをしていた。

 

ブラインドコーナーでも遠慮なく攻めまくる。見えない所から一般車が出てきてもスッと避ける。

未来視…ではないはずだけど、そうと錯覚してしまう程美しくゲームとか映画の様に避ける。

挙句の果てには避けた時滑った後、そこからドリフトに移行して360度回りながら一般車だらけの交差点に進入して避けると言う「神業」までしていた。

 

「せ、先生。もうやめた方が…」

流石にずっと激しい運転をされて疲れて来たので言うと、

 

「まだ、メインディッシュが―」

と、先生が言い切る前にそのメインディッシュが()()

 

それは赤と青のランプを光らせた車、

 

「そこの車!止まりなさい!」

 

警察だった。

 

「やっと来たか…どれくらいの技量か見してもらおう!」

 

「せ、先生!きゃっ!」

 

止まれ!と声が聞こえるけど、直ぐに離れる。いや、正確には先生が速すぎて振り切ってるだけなのだが。

 

「先生!流石にこれは…」

 

ポチッ

ジジ…

 

先生が何かのボタンを押すと、無線が流れる。

 

<容疑者はとんでもなく速い!非常線を!

 

<確認された半径1km以内の道路を封鎖…

 

不穏な言葉が流れる。

 

「…ユウカ」

 

「な、なんですか?」

 

「サツが近くに来たら屈め。お前が犯罪に加担してるってテレビに写されちゃァダメだろ?」

 

「は、はぁ…」

 

その後走っていくと一般車が少なくなって来る代わりに警察車両が多くなってくる。

 

ブォンブォン!

 

警察が4方向から囲んでくる。

 

「先生!」

 

ガッ!ブォォォォォ!

 

アクセルを勢いよく踏み、前のパトカーを押し出す。

 

ガシャン!キキー!

 

<作戦失敗!

 

<目標はスピードを上げてる!逃げられるぞ!

 

<ロードブロック設置完了!射撃の許可を!

 

パトカーがどっかに行き、視界が晴れて前を見ると、

 

「先生!前!」

ネズミ1匹通さないように道が封鎖されていた。

 

「…ユウカの計算だと逃げれる確率は?」

 

「はいい!?…えっと」

じっくり観察し、計算しようとすると…

 

「TIMEUP」

 

「えっ」

 

「正解は…こうだ!」キュルワァァァ!

 

「やっぱり狂ったんですかぁぁぁぁ!」

 

ロードブロックに突っ込んで行く先生。

 

ガッ!キュイイイ!

 

だけど次の瞬間視界が横に向く。

 

「…へ」

 

ブォォォォォ!キュイイイイ!

 

そして無理やり滑りながら路地へと入っていく。

 

<なんだと!

 

警察はいきなりの事で着いて行けなくなったらしい。

 

「なんだよ、この程度とは…()()しないと…」

 

「何言ってるんですか…それに撒いたといえどまだ巡回してる警察が…」

 

「大丈夫、ここら辺で隠れられる場所があるから」

 

「分かりましたけど…」

 

 

 

~10分後~

 

 

 

<全車両、通常任務に戻って下さい。また、後でゲヘナ学園の風紀委員会とトリニティ総合学園の正義実現委員会の生徒が応援に来てくれます…

 

「やっとか…」

 

「早く帰りましょう。風紀委員会と正義実現委員会が集まってます」

 

「今マップをスキャンしてるから…」

 

<…こちら風紀委員会の空崎ヒナ。何かの反応あり場所は…

 

「…マジ?」

 

「先生!」

 

「いや少しだけ待て…」

 

<…反応が消えた。特定は?

 

<情報が足りません、不可能です。オーバー

 

「よし…やっぱ雑魚だな。こっちはもう半径数キロの警察の位置捉えたと言うのに…」

 

唖然である。オフィス内にいた時とはまるで違う。

 

「帰るか!」

 

「は…はい」

 

その後、警察と合うことは無くそのまま戻れた。

 

 

「どうだった?」

 

「そう言われても…」

 

今日はもう疲れた…そうえば。

 

「先生、こんな騒ぎ起こしたらこの車じゃ行動出来ないのでは?」

 

「ああ…まぁ…そのー…」

 

「…まさか?と言うかいつの間にか車庫が増築されてますよね?」

昼、出る時には無かった車庫がある。

 

「えっと…し、下へ!」

 

と先生が言うと急に車が降下する。というか床が。

そして…降りた先には―

 

「じゃ、ジャーン…」

 

大量に停めてある車が…

 

「 先 生 ? 」

 

「こっ、これでもまだ少ない方…」

 

「だってもさってもありません!」

 

その後数時間に渡り先生を叱りました。




先生のプロフィール
キヴォトスにやって来た新しい風。
運転が超上手くて元従軍(超エリート部隊出身)以外は極々普通の人。
ほんへの先生みたいに一人称が「私」ではなく「俺」であるが、性格自体は同じ。
車スキー銃スキーなのでそうゆうのに金かけてる為、ユウカを怒らせてる。
最後の大量の車は生徒用に用意したもので前々から溜め込んだりキヴォトスで中古を購入したりして集めたのでそこまでお金が掛かってなかったりする。(安く済んでるとは言ってない)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。