新章 ダイの大冒険 第一部 ポップ   作:平月

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それぞれの道 Ⅱ

 

 ─デルムリン島へ─

 

 クロコダインとヒムは、ここ数日チウの付き合いで獣王遊撃隊の訓練をチウが勝手に決めた特別顧問という肩書きで見守りながら、隊員のレベルアップに協力していた。そのおかげもあってか、遊撃隊のそれぞれのメンバーがいくつか連携技を習得して、新しいフォーメーションが生まれていた。

 たとえば、ドナドナことドラキーが覚えた『まぶしい光』で相手の目を眩ませ、そのスキにドルやすことドロルとラミたことアルミラージの電光石火の如きダブル体当たりを喰らわせる『ライトニングツインボンバー』

 また、クマチャことグリズリーのジャイアントスウィングから上空に放り投げた相手にバタコことハンターフライが自身の身体をスクリューの様に回転させ、更に麻痺毒を込めて相手を打つ『獣天針突激』等々…その他メンバーも見事な連携技を身に付けていた。

 そして、その中でも獣王遊撃隊隊長のチウがかつて魔界のモンスターだった、おにこぞうA、Bのおに太とおに助(チウによる命名)と共に開発中の自称、獣王遊撃隊最強連携技に磨きをかけていた。

「いっくぞー!!おに太!おに助!」

「おう!!」

「来い!!」

 チウがおに太、おに助の後方から勢いよく走り出す。すると、彼等は後ろを向いてチウの方に向き直り腰をやや屈めて両の手を重ねて前に付き出す。そこをチウが踏み台の様にして飛び乗り三人のタイミングを合わせてチウは上空に高く舞い上がる、そして……!!

「よぉぉぉしー!!ここで、窮鼠包包拳!!」

 チウは上空で自身の唯一の得意技、窮鼠包包拳の体勢になる。

「ここからだ!!窮鼠包包拳改め窮鼠流星包包拳!!!」

 その瞬間、チウは包包拳の回転を上げ地上めがけて、まさに流星の如く勢いよく突っ込んできた。

 

 ズガガアァァァァーーン!!!

 

「おおっ!?」

「これは、なかなかだぞ!?」

 ヒムとクロコダインは目を見開いて驚きの声を上げた。

「イテテテテ……」

 チウは起き上がるとあまりの衝撃に身体を少し痛めたようだ。

「隊長!!」

「すっげー!!」

「うおおぉぉーん!」

 獣王遊撃隊の面々が盛り上がっている。

「ああ、確かに今までにない威力の技だな!」

「俺も驚いたぜ隊長さん!」

「そ、そう?いやぁはははは!ちょっと本気出せばこんなものさ!」

 チウはいつもの様に見栄を張ってカッコつけてるようにみえるが、今回に限ってはしっかり実力も伴っていた。その証拠にチウが突っ込んだ辺り一帯は爆弾が落ちたかの様に破壊されていた。

「イオナズンとまではいかないが、近い威力があるかもな」

「更に磨きを掛ければもっとスゴくなるんじゃねぇか?」

「ほうほう、なるほどなるほど?さっすが顧問の二人!参考になるなぁ!」

 チウが頷いていると、おに太とおに助を始め他の隊員達もうん、うんと頷いている。

「い、いや、顧問て……」

 ヒムが半ば呆れていると、クロコダインは何かを考えているようだ。

「ん?なんだよ、クロコダイン何を考え込んでいるんだ?」

「ウム、ちょっと思い付いたんだが、チウよその包包拳はもっと回転を上げられるか?」

 チウはクロコダインの突然の質問に胸を張って答える。

「ええ、もう少しボクも回転力を上げたいと思っているんですよ!」

「そうか、それなら呪文との併用も出来るかもな?」

「呪文!?」

 チウが驚いて声を上げる。

「ああ、例えばポップのメラゾーマ辺りをあの回転に合わせれば、その炎の分さらに攻撃力が上がりそうだろ?」

 チウはそれを訊いて青ざめている。

「い、いや、クロコダインよ……さすがにアイツの魔法力でメラゾーマを打たれたら隊長さん真っ黒焦げになるぜ……」

「だから、回転力さ!以前俺もポップのメラゾーマを喰らったが真空の斧で作り出した空気のバリアーでダメージを最小限に抑えられた。無論、あの頃のポップと今のポップではメラゾーマのレベルは段違いだろうが、理屈としては可能ではないか?」

「け、けどよ~隊長さん出来るか?真空の斧並みの空気のバリアーをあの回転で……」

 ヒムはチウをつつくと……

「で、出来るさ!やってやれないことはないっ!!!」

「おおぉ~!!」

「かっけぇ~!!さっすが隊長っ!」

「うおおぉぉーん!」

 またも、隊員たちは盛り上がっている。

「ホントかよ……」

「し、しかし……!」

 ヒムが呆れているとチウは急にワナワナと震え出す。

「あん?どした?やっぱりポップのメラゾーマが怖いのか?」

「違うっ!あんな変態魔法使いの呪文なんて屁でもない!!ボクが言いたいのはあんな変態魔法使いの手を借りなくても!最強の連携技でマァムさんの心を取り戻せるということだぁ!!!!」

「………」

 チウの心の叫びが響いた。

 しかし、その場の誰にも響かなかった……

「い、いやチウ……」

「まさか、隊長さん……そんな下らない理由で連携技の開発を……?」

 クロコダインもヒムも呆れて開いた口が塞がらない……

「く!くだらなくない!!」

 クロコダインもヒムも気の毒な顔でチウを見つめていると……

「あ、あのさ……」

「ん?どうした?おに助」

「さっきの呪文の話なんだけとさ……」

「俺達、呪文なんてロクに使えないけどさ……火なら吐けるぜ」

「へ?」

 チウはおにこぞう達の意外な言葉に思わず気の抜けた返事で返す。

「ほう、火を吐けるとは!やれそうじゃないか?」

「なるほど、なるほど……その手があったな……まぁいきなりポップのメラゾーマはさすがにキツいかも知れねぇがコイツらの火なら隊長さん!やれるかも知れねぇぞ!」

「ク、クロコダインさんにヒムちゃん!?い、いやぁとりあえず今日のところは……」 

 チウは自分が火だるまになるイメージを頭に浮かべてナーバスになる。が……おにこぞうコンビをみるとこっちをワクワク、キラキラの目で見つめている。

「ほらほら、隊長さん!隊員13、14号もヤル気満々じゃねぇか!」

「なぁ!上手くいったら、メチャクチャカッコいいよな!」

「ああ!隊長メチャクチャカッコいい!!」

 ピクッ……!? 

 その声を訊いてチウは反応する。

「そ、そうかね?隊員13号14号……」

「うん!絶対カッコいい!!」

「うん!絶対最強だ!!」

「フフフフ……よ、よぉぉぉし!やってやろうじゃないかっ!?」

「おおぉぉー!!」

 チウは完全に乗せられた状態で空元気を放っていた。

「おや?皆さん盛り上がってますね!」

 と、そこにアバンが現れた。

「おお!これはアバン殿!」

 クロコダインが歓迎するように迎える。

「何をされていたのですか?先程、随分と大きな衝撃音が聞こえましたが……?」

 アバンは先程チウが窮鼠流星包包拳を炸裂させた地面の状況を眺めて言った。

「隊長さん達の特訓さ、そうだアンタも何かアドバイスしてやってくれよ!」

「おおーそれは良い!勇者のアドバイスなど、そうそう訊けないぞチウ!」

「そ、そうですね!マァムさんの先生ですもんね!是非とも宜しくお願いします!」 

 チウは深々と頭を下げる。マァムにとってアバンはブロキーナと同じ師にあたる存在であることから、チウ自身も当然、敬うべき存在なのだ。  

「アドバイスですか?因みにどのような特訓を?」

「よ、よしっ!口で説明するより、見て貰った方が早い!おに太、おに助!準備だ!」

「ラジャー!」

「ラジャー!」 

 おにこぞうの二人はチウと共に位置に着いた。

「いきますよ!アバン先生!みていて下さい!」

「わかりましたっ!刮目しております!」 

 アバンはどこか、ワクワクしながらチウ達の方を向く。

「やあぁぁぁーーー!」

 チウは雄叫びと共におにこぞうの二人をめがけて走り出す。そしておに太、おに助は腰を屈めて構える。

「てやぁぁぁーーー!」

「せーーのっ!」

「せーーのっ!」

 おに太、おに助はタイミングバッチリでチウを上空高く舞い上げる。そして……!

「よしっ今だっ!窮鼠流星包包拳!!」

 チウは勢いよく回転し始めた。

 すると……!

「よしっ!今だ!」

「よしっいくぜっ!隊長!」 

「ん?」

「え!?ま、待て!お前ら!?」

 クロコダインとヒムの声はどうやらおにこぞうコンビには届いていなかった様で、おに太、おに助は勢いよく口から激しい炎をチウめがけて吐き出した。しかし、チウ自身そんな展開になっていることなど全く気付かない為に躱すことも出来ずその激しい炎はそのままチウに直撃した。

「うわぁぁーー!あちちちちーー!?な、なんだぁー!?」

「チ、チウー!?」

「隊長ぉーー!!!?」

「うおおぉぉーん!」

 クロコダインや隊員達が叫ぶ!

「隊長さぁぁーん!!」

「チウさぁぁーん!!」

 ヒムとアバンも叫ぶ。

 

ズガガアァァァァーーン!!!!

 

 砂煙が上がり少し焦げ臭い匂いがする……。

「大丈夫か!?チウ!!」

「隊長さん!真っ黒焦げか!?」

 クロコダイン達がチウが激突した辺りに走り寄ると少しずつ砂煙が霧散していき、そこには横たわるチウの姿が……

「チウ!しっかりしろっ!チウ!」

「隊長さん……アンタ……アンタなんて無茶を……」

「隊長!しっかり隊長!!」

「うわぁぁーん!隊長がぁー!」

「バカっ!泣くヤツがあるか!」

「けど、けどよ~」

 おにこぞうのおに太とおに助は気が気でない。

「くうぅ~んくうぅ~ん」

「ゲロゲロ!ゲロゲロ!」

 隊員達も隊長の心配をして声を上げている。

「ベホイミ!」 

 と、そこへ突然のベホイミ!?

 徐々に気絶しているチウの傷が回復していく。

「う…うぅ……ん……もしかして……マァムさん……?」

 ベホイミの回復で、マァムの幻?でも見たのかチウがうつらうつら目を覚ます。

「……!?」

「おや?気が付きましたかチウさん?」

「ア、アバン先生!?」

 チウはアバンがベホイミを掛けてくれていた事に気付いて飛び起きた。

「なんだぁ~マァムさんかと……」

「……?マァム……?マァムなら多分ポップと一緒だと思いますが…」

 

   ガ~ン!!

 

 チウ……先日に続き二度目のショックだった……

 

「だから、言ったろ?隊長さん」

「ああ、もう諦めろ……」

「うわぁぁぁ~ん!!マァムさぁぁーん!!」

「やれやれ、またこのパターンかよ……」

「アバン殿……申し訳ない……」 

 ヒムは呆れ果てクロコダインはまるでチウの保護者の様にアバンに頭を下げる。

「い、いや……私には何がなんだか……???」

 その後、すっかり落ち込んでしまったチウは放っといてクロコダインとヒムはアバンと話し込んでいた。

 因みに獣王遊撃隊のメンバー達はアバンがチウをベホイミで回復し始めた時点で安心したのか、その時からずっとみんなで鬼ごっこをして遊び回っていた。

「それにしても、先程の技はスゴいですね!」

「ああ、威力に関しては申し分ないな……」

「一発目の流星包包とやらと比べてさっきの炎を纏うバージョンはかなりすげぇよな!」

   ピクッ……!?

「あれ程の破壊力なら、例えば大きなギガンテスやトロルなんかでも一発KOですよ!」

「ほぉ~あの巨人共を倒せますか!?」

「確かに!」

   ピクピクッ…!?

「しかしあの炎のダメージはいかんともしがたい……」

「やっぱり回転力を上げないとアンタの真空の斧の様に空気のバリアーを張れないよなぁ~」

「なるほど、なるほど、真空の斧で空気のバリアーですか~」

 そう言いながらアバンは地面になにやら難しい方程式を書き出した。しかしアバン以外のその場の者達には、それがなんだかまるでわからなかった。

「うん、ふむふむ、よしよし、これならイケる筈ですよ~」

  ピクピクピクッ!?

「アバン殿?先程から何をされていたのですか?」

「なんか計算してたみてぇだけどよぉ?」

「いやぁははは…すいませんお待たせしてしまって皆さん、そしてチウさん!これならきっと炎に包まれてもダメージを最小限に抑えられると思いますよ」

 ガバッ!!

 さっきから、背中を向けてふて寝をしながらもアバン達の話しにピクピクと小さな反応を示していたチウが突然飛び起きる。

「ホ、ホントに……!?」

「はい、やはり回転力を上げるというところがポイントです」

「いやぁでもよぉ、そんな急に上げられるかぁ~?」

「勿論、チウさんのこれからの鍛練も大事になりますが、回転力を上げること、つまりスピードも大事な要素だと言うことです!」

「なるほど、回転のスピードを高めてより真空状態に近付けるということか!?」

「はい、そこで手っ取り早くその回転スピードを高める方法があります!」

「なんと!」

「マジか!?そいつはどんな方法だよ!?」

「ズバリ!ピオラやピオリムなどのすばやさを上げる魔法です!」

「そうか、ピオリムなら一時的とは言えすばやさを上げるからな!」

 クロコダインが頷く。

「でもよぉ遊撃隊のメンバーにピオラやピオリムを使えるヤツはいねぇだろ?俺達だって呪文は使えねぇぞ?」

「そうですか……それは残念……後は~すばやさの種とかすばやさの上がるアイテムしかないですね」

「すばやさの上がるアイテム?」

「ええ、ほしふる腕輪とか訊いたことありませんか?そういう不思議なアイテムはこの世界の何処かにあるらしいですよ?」

「へぇ~あ、シグマのシャハルの鏡みたいなヤツか?」

 ヒムがかつての仲間であるハドラー親衛騎団のシグマの名前を上げて思い出す。

「ええ、その通りです!チウさんもそれらの伝説のアイテムを身に付ければすばやさを上げる事が出来ます!」

「伝説のアイテム!?なるほど~アバン先生!それは何処にあるんですか!?」

 チウは目をキラキラさせてアバンに迫る。

「え、え~と……さすがに場所までは~ちょっと……」

「そ、そんなぁ~」

「そうだ!ダイの捜索をしながらそのアイテムを探すというのはどうだ?」

「おお!なるほどな!」

「確かに!それは良いですね!」

「ちょ!ちょっと待ってよ!?そんないきなり!」

「あ、ちょっと待って下さい、そういえば明日なんですが、私そろそろカールの方に戻ろうと思っていまして……そこで、どうやらレオナ姫が私のお見送りパーティーとパプニカ復興の決起パーティーを開いてくれるらしいのですが……」

「あん?なんだよ突然、パーティーのお誘いか?」

 ヒムが訊ねると……

「いえいえ、実はそこでメルルさんがヒュンケルの為にある占いをしてくれることになってるんですがね……」

 アバンはここで、先程のレオナ達との経緯を話した。

「それは、いいですな!そうか、エルフの住処か!?」

「よぉっし!アイツが完全復活したらやっと決着つけられるぜ!!」

「ア、アバン先生!!あの娘がボクの欲しいアイテムがある場所を見付けてくれるんですかっ!?」

 三人はアバンの話しに盛り上がっている。

「無論、メルルさんが承諾してくれればですがね……だから、チウさんもしっかりメルルさんにお願いするのですよ」

 アバンは人差し指を立てながら子供に言い聞かせる様にチウに告げる。

「はいっ!!」

 チウはすっかり元気を取り戻したようだった。

「よかったなぁチウ!さすがアバン殿よい情報をもたらしてくれますな~」

「そうだな、でもちっと寂しくなるなぁ~明日、帰っちまうのか~」

「マァムさんには言ったんですか?」

「うおおぉぉ~ん」

 クロコダイン、ヒム、チウだけでなく獣王遊撃隊のメンバーも寂しがる。

「ありがとうございます、ですがちょこちょこパプニカには来ると思いますから、一先ずお暇という感じです、なのでまたすぐに会えますし、明日は私も楽しませて貰います♪」

 アバンは笑顔とピースで皆を和ました。

「そうですか、しかし、そういえば我々も身の振り方を考えなくてはな……」

「身の振り方?」

「ああ、いつまでもパプニカに世話になるワケにもいかんだろう……バーンの地上破壊の恐れがなくなった今、パプニカの防衛も今迄のように必要もないだろうしな……」

「そっか……でも、俺達みたいな魔物を受け入れてくれるところなんてあるのかよ?」

「そうだな……」

 クロコダインもヒムも考え込んでいるとアバンが提案をした。

「それなら、ダイ君が育ったデルムリン島などどうです?あそこはモンスターの島ですから、皆さんも気兼ねなく暮らせると思いますよ?」

「おお!!確かにそうだな!俺はブラス殿にもかつて無礼を働いたからな……贖罪の意味も含めて一緒にモンスター達の世話をしよう!」

「そっかぁ!そいつはいいなぁ!よしっ俺もそうするぜ!」

「えー二人がそうするならボクもそうしようかな……」

「さっきの話しはどうすんのよ隊長さん?伝説のアイテム探しはよぉ~」

「あ、そうか……う~ん……」

「そこは、メルルの占い次第でいいんじゃないか?」

「そうですね!」

 チウ達はどうやら、これからの自分達の行き先を決めたようだった。

「アバン殿……何から何まで本当にありがとうございました」

「いえいえ、皆さんもデルムリン島ならきっと楽しく過ごせると思いますよ♪チウさんも頑張って下さいね!」

「はいっ!!」

 その後、アバンは次の場所へ挨拶に行く事を告げてこの場を跡にした。

 

 




 原作ではエンディングシーンでチウ達はデルムリン島に住み着いていたようなので、そのきっかけとなる話を書いてみました。
 また、獣王遊撃隊のレベルアップエピも楽しく書かせて頂きました。チウ達のエピはオモシロ担当なので、色々アイディアが浮かんで本当に楽しく書けますね。連携技のヒントはもちろん、ドラクエ11からです。さてさて、チウは星降る腕輪を手に入れる事が出来るのか~どこかのダンジョンに冒険に行かせようかな~とか、色々と考え中です。

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