新章 ダイの大冒険 第一部 ポップ   作:平月

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オルヴァの剣

 

 ─破邪の勇者─

 

「くらえっ!!

 トゥルース

  ヴァロースラーーーシュ!!!!」

 オルヴァの渾身の必殺剣がウィングデビルを襲う。

「……っ!!?

 なっ!!?なにぃぃーーーっ!!!」

 突如この戦場に駆け付けたメティスに凍える吹雪を吐きつけていたウィングデビルは完全に虚を突かれた。

 

 ズババァァァァーーーーン!!!!

 

「グギャァァァァーーーーー!!!!」

 

 ドガガァァァーーーーーーン!!!!

 

 オルヴァのトゥルースヴァロースラッシュはウィングデビルの身体の真正面に炸裂しその勢いのまま石像の魔物は反対側の壁に吹き飛ばされ激突した。

「や……やった……!とうとう……やった……

やったぞ……」

 オルヴァは重く伸し掛かる疲労と痛みに耐えながらも漸く自身の必殺剣をウィングデビルに叩き込めた事に安堵して自らの剣を握り締めながら、その余韻に浸っていた。

 

 ピシッ……!

 パキィィィーーーン!!!

 

「……っ!!?なっ……!!け、剣が……っ!!!?」

 しかし、オルヴァの手にあるその剣は彼の技の威力に耐えきれなかったのか小さなヒビが入るとそのまま刀身が砕けてしまった。

「我がベンガーナ王国の自慢の剣が……っ!!?」

 オルヴァの言葉通り王子である彼が持つ剣はベンガーナでも指折りの品だったのだろうが、それが砕けたという事実はそれ以上に彼の技の威力がかなりのモノであったことの証明でもあった。

「オルヴァ様……っ!!?」

 そこへ漸くウィングデビルの凍える吹雪から解放されたメティスがオルヴァの元に駆け寄って来た。

「メティス先生……っ!!?……あなたは…貴女は……なんて無茶なことをっ!!」

 オルヴァはそのメティスの姿に安堵を覚えたが、スグにその表情を強張らせると彼女を強く戒めた。

「オルヴァ様……も、申し訳ありません……でも、でも……私……とても見ていられなくて……貴方が傷付けられる姿を…私は……」

 と、メティスは涙を流しながら危険な戦場に足を踏み入れてしまったコトを深く詫びた。

「メティス先生……いえ…私の方こそご心配お掛けして申し訳ありませんでした……でも驚きましたよ……貴女の勇気とその魔法の力に……」

「私のこの力を目覚めさせてくれたのは全てルティナ様のお教えの賜物です……」

「叔母様の……そうですか……」

 そうしてメティスはオルヴァにベホイミを掛けてウィングデビルにいたぶられた傷を回復させた。

「ありがとうございますメティス先生」

「いえ……でも、剣が……」

 メティスのその言葉にオルヴァは刀身が砕け散った柄だけの剣を見る。

「まさか剣が砕けるとは……ノヴァの必殺剣とこれで肩を並べられるかな?」

 オルヴァがやや苦味を含んだ微笑を浮かべながらメティスを見やると彼女も小さく微笑む。

「リンガイアのノヴァ様ですね……その勇猛さは私も聞き及んでおります……でもきっとオルヴァ様もノヴァ様に勝るとも劣らないお力がありますわ……」

「確かに……今の技は……なかなかのモノだった……ホホホホ……」

「………っ!!?」

「………っ!!?」

 

 バサァァァァーーーーーー!!!

 

 くぐもった怪しげな声が聞こえたその時、巨大な翼が積み上がった瓦礫の山を勢いよく吹き飛ばし中からウィングデビルの姿が現れた。

「……っ!!?ま、まさかっ!!?直撃したハズだぞ……っ!!!?」

「ホーホホホ……その砕けたナマクラ刀では我が肉体を完全に切り裂くまでにはいかなかったようだな……?」

「もしやオルヴァ様……」

 と、その時メティスがオルヴァの耳元で囁く。

「メティス先生?」

「あの魔物は身体が石像の為に防御力が元々高いのでは……」

「石像……そうか……そういう事かっ!」

「ホホホ……爪が甘かったな小僧……だが一度ならず二度もみせてしまったからにはもうその技は通用せんぞ……いや……その剣ではもう無理かな?ホーホホホ!!!」

 ウィングデビルは嘲笑の声を上げながらその翼を羽ばたかせてゆっくりと身体を浮かせる。

「くそ……っ!!」

「だがもう容赦はせん……このワシの身体を傷付けた報いをその身で受けるがいい!!そこの忌々しい女と共に粉々にしてくれるわっ!!!」

 すると、ウィングデビルはその手に爆裂系の魔法力を込めていく。

「それは……っ!!イオラっ!!?バカなっ!!この地下牢で使うというのかっ!!!?」

 かなりの広さの地下牢ではあったがイオラなどの爆裂呪文を放てばヘタをすれば古い壁や天井も崩壊しかねない。

「ホーホホホホ!!!この場で生き埋めにしてやるのもまた一興よ!!!だがその前にお前は確実にバラバラにしてやらねば気が済まんっ!!!」

「く……っ!!どうしたら……っ!!?」

 呪文の類は一切使えないオルヴァは剣を失った今の自分ではウィングデビルに対抗出来るだけの力を持ち合わせていない事を心底悔やんだ。

 すると、その時!!

「マホトーーーーーーーン!!!」 

「な……っ!!?この女っ!!まさかっ……!!?また……っ!!?」

 オルヴァの傍らにいたメティスが再び魔法を使いウィングデビルの攻撃を阻止する。

「マホトーン!!それは呪文封じ!?そんな呪文まで……っ!!?」

「まだ覚えたてなので私の魔法力で抑えられるかわかりませんが……ここであのような爆裂呪文を使わせるワケにはいきませんっ!!オルヴァ様……今またこうして戦場に一度ならず二度までも足を踏み入れてしまったコトを……後でたくさん叱って下さいね……」

「メティス……先生…」

「諦めないでオルヴァ様……共に……私は貴方と共に勝利を……」

 二人は共にその瞳を重ねながら頷き合った。

 

 その頃、アバンはゴールドフェザーでアリアの身に宿っているマナルガのドルクマを防ぎ、更にスキのない構えで再びゴールドフェザーを手にしていた。

「ところでアバンよ……その腰に下げている大層なモノはなんだ?」

「……っ!?これは……」

「よもやこの妾にその剣を向けるワケではないよなぁアバンよ…妾を斬るというコトはお前の言う大事な幼い命もその一太刀で奪うコトになるのだからなぁ……」

「く……っ!!?」

 確かにマナルガの言うとおりだった。

 アリアの身体を乗っ取ったマナルガはアリアを傷付けずにマナルガ自身を倒せないコトを見越して彼女の身体を奪ったのだった。

「アバン殿っ……!!無理を承知で頼むっ!!アリアを……アリアを……!!!」

 クルテマッカは涙を流して更にアバンにアリア救出を懇願する。

「ええ……勿論ですよクルテマッカ陛下……」

 しかし、そうは言ってもアバンは未だにアリア救出の手立てを考えあぐねていた。

(「悔しいが現状あのマナルガの言うとおりだ……だが必ず突破口はあるハズだ……必ず……ん……っ!?」)

 アバンは目の前のアリアの姿で不敵に嗤うマナルガに強い視線を向けていたが、その後方で展開しているオルヴァとウィングデビルの姿が目に入った。そしてそのウィングデビルの爆裂呪文を一人の女性がマホトーンで抑え込んでいるその姿も……

「か、彼女は……っ!!?」

「あ、ああ!あの女性はアリアの家庭教師のメティス先生ですっ!!」

 クルテマッカの傍にいたミネルヴァがアバンの言葉に答える。

「家庭教師……フッ……なるほど……つい最近もそんな事を言っていた男がいたな……」

 アバンはそう言うと過去の自分に微笑を浮かべる。

「あの馬鹿め……いつまでも何をやっているのだ……」

 その時、一瞬アリアを通してマナルガがウィングデビルの方を一瞥するのをアバンは見逃さなかった。

(「今だ……っ!!?」)

 

 ヒュン……ッ!!

 

「なに……っ!!!?」

 

 そしてアバンは素早くゴールドフェザーをアリアの足元に投げ付けた。

「フハハハ!!スキを突いたつもりだろうが焦ったな!!その金色の羽は妾の身体には命中していないぞ!!」

「フフフ……それで良いんですよ……それっ!!」

 

 ドス!ドス!

     ドス!……ドスッ!

 

 するとアバンは更に四本のゴールドフェザーをアリアの足元に突き刺した。

「貴様っ!!?どういうつもりだっ!!!?」

「今投げたフェザーには破邪の呪文マホカトールを込めている……」

「なにぃぃっ!!!?」

「お前のスキを探っていたが……」

 そう言ってアバンはオルヴァと対峙しているウィングデビルの方を一瞥する。

「お前の部下には感謝しないとな?」

「く……っ!!?お、おのれーーーっ!!!う、動けん……っ!!!?」

 アリアの足元には五本のゴールドフェザーを起点とした光の魔法陣が浮かび上がった。

「破邪の呪文ならば人の身にダメージを与える事はないっ!!その影響を受けるのは邪悪な存在のみっ!!!」

「ウォォォーーーーーー!!!!」

 アリアの中のマナルガは激しく抵抗するが、マホカトールの魔法陣がその威力を増していく。

「邪なる威力よ退けっ!!

  マホカトーーーーーール!!!!」

 アバンは自身の破邪の魔法力をフェザーの魔法陣に注ぐとアリア毎マナルガを破邪の力で包み込んだ。

「ア、アバン殿……っ!!?こ、これは…っ!!!?」

「破邪の呪文マホカトールを発動させました!アリア姫の中の邪悪なエネルギーはこれで消し飛ぶハズですっ!!!」

「な、なんと……っ!!?

   アリアーーーーーー!!!」

「アリアが私達のアリアが帰ってくるのですね!!?アバン様……っ!!?」

 クルテマッカとミネルヴァの二人はアバンのマホカトールに希望の光を見て思わず叫んだ。

「はい!!……っ!!?」

「ヌォォォォォーーーーーー!!!!」

 しかし、アリアの中のマナルガはそれでも激しく抵抗し始めた。

「く……っ!!?なんてしぶとい!!!」

「グゥゥ………手放してなるモノか……凶神様の復活にはこの娘の力が必要なのだ……っ!!!」

 マナルガは破邪の力に押し込まれそうになるのを必死に堪えながらそう口にする。

「凶神様だと……っ!!?ならば今のアリアに宿るヤツは凶神ではないというのか……っ!!!?ミネルヴァ……ヤツが言う凶神とは……っ!!?」

「わかりません……っ!?あの時の……あのテランの神殿遺跡で封印した凶神と思われていた存在は……確かに凶神だったはず……なのにこれは一体…っ!!!?」

 クルテマッカとミネルヴァのその顔には激しい戸惑いが浮かんでいた。

「クルテマッカ陛下……ミネルヴァ王妃……」

 アバンは彼等に優しい眼差しを向けながら告げる。

「ご安心下さい……様々と戸惑いがあるの仕方のないことだと思いますが、先ずは目の前のアリア姫を必ずお救いし、奴らの思い通りには絶対にさせませんっ!!そして必ずやお二人のその戸惑いも晴らしてみせます!!」

「アバン殿……」

「ああ!アバン様……っ!!」

 勇者の言葉とは不思議な程、人々の心に希望の光を齎すもの……まさにアバンのその言葉は希望を齎す勇者の言葉だった。

「ふ……っふざけるな……っ!!!凶神様の復活は我等の宿願っ!!!忌々しいジニュアールⅠ世に続いてその孫にまで遅れを取るワケにはいかんっ!!!

  ハァァァーーーーーー!!!」

 すると、アリアの中のマナルガは蓄えていた闇の力を増幅させ始めた。

「これは……まさかっ……!!?ゴールドフェザー五本分の力を持ってしてもヤツの邪悪なエネルギーを消し飛ばせないのか……っ!!?」

 アバンは予想外の展開に驚愕の表情をみせる。

「フ……フハハハハ!!!わ、妾が……この魔女マナルガが……そう簡単に……クッ……そう簡単に終わるものか……っ!!!」

 マナルガは破邪の力に去勢を張りながらも耐えている。

「確かにこのしぶとさには驚きましたよ……だがっ!!こちらとてこれで終わりではないっ!!!」

「……っ!!?な……っ!!?なんだと……っ!!!?貴様……っまだ……っ!!?」

 するとアバンは自身の破邪の魔法力を再びその右手に集中させる。

「マホカトール……!!?バカな…っ!!まだそんな魔法力があるというのかっ!!!?」

「フフフ……下準備はいかなる場合も必要だということだ!!」

 その言葉と同時にアバンの魔法力が全快し破邪の魔法陣に更に魔法力が注がれる。そしてアバンのその手にはあの銀色のフェザーが握られていた。

「はぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!」

「グ……ッ!!?

  グオァァァーーーーーッ!!!!」

「今度こそっ!!破邪の光の彼方へ消え去れーーーーーーーーー!!!!」

「グオァァァァァァーーーーーーーーー!!!!

  おのれぇぇぇぇーーーっ!!!!

  おのれぇぇぇぇーーーっ!!!!

   アバーーーンっ!!!!」

 その瞬間!とうとうマナルガは耐え切れずアリアの中の邪悪なエネルギーは眩い破邪の光の前に完全に消え去った!

 そして同時にアリアの身体が激しい光に包まれた。

「おおっ!!アリアァァァーー!!!」

「アリアァァァーーーーーー!!!!」

 上空で眩い光に包まれたアリアを目指してクルテマッカとミネルヴァが彼女の元に駆け寄ると破邪の光に包まれたアリアがゆっくりと彼等の元に戻って来た。

「アリア……アリア……」

「ああ……アリア……私達のアリア……」

 滂沱の涙を流しながらクルテマッカとミネルヴァはアリアをしっかりと抱き締めた。

「………」

 と、アバンは我が子の無事に心から歓喜の涙を流すクルテマッカ夫妻のその美しい涙に優しい微笑を浮かべながら小さく頷いた。

 しかし、次の瞬間には再び戦場にその視線を向ける。

(「それにしてもやはり魔界の輩は一筋縄ではいかないな……」)

 そしてアバンは気を取り直すとすぐ様次の戦場に向けて走り出した。

「……っ!!?アバン殿……っ!!!?」 

 クルテマッカは駆けて行くそのアバンの背中を見つめて目を細めて呟いた。

「勇者とは……本当に強いモノだな……アバン殿……心より感謝致しますぞ……」

 

「ホーホホホ!!どうやらキサマの魔法力もそろそろ限界のようだなっ女っ!!!」

「く……っ!!うぅ………っ!!!」

 ウィングデビルのイオラを抑え込もうと魔法封じの呪文であるマホトーンを放ったメティスであったが、嘲笑うウィングデビルの言葉通りメティスの魔法力は今、尽きようとしていた。上位の照明呪文レミリオンやフバーハの連投に続き、更に今マホトーンを放ち続けていたことで彼女の魔法力も限界を迎えようとしていたのだ。

「メティスさんっ!!これを受け取って下さい……っ!!」

 

 ヒュンッ!!

 

「……っ!!?」

 すると、何処からか聞こえた声に反応したメティスは魔法力が限界を迎える寸前に自らに向けて放たれた銀色のフェザーをその手で受け止めた。

「こ……っ!?これは……っ!!?」

 彼女は驚きの表情を見せながらもその限界寸前だった魔法力はみるみる回復していった。

「アバン様っ……!!!」

 その時、駆け付けたアバンにオルヴァが駆け寄る。

「オルヴァ王子……!」

「先程の眩い光は一体……っ!!?」

 オルヴァはアリアの身を案じるあまりアバンに慌てて問い質す。

「ご安心下さいオルヴァ王子……アリア姫はご無事です……今はクルテマッカ陛下と王妃の元におられますよ……」

「良かった……本当に良かった……!!アリア……本当に……アバン様……本当にありがとうございます!!アリアの兄として、ベンガーナ王国の王子として心より御礼申し上げますっ!!」

 オルヴァもまたクルテマッカとミネルヴァ同様に涙を流してアリアの無事を喜んだ。

「ええ、幼いアリア姫を魔の手から救えて良かったです!さぁ!オルヴァ王子!!もう一踏ん張りですよっ!!!」

 そうしてアバンはオルヴァに激励を送るとウィングデビルとメティスの方に向き直った。

「グッグォ!!?ウォォォーーー!!」

 魔力を回復したメティスのマホトーンがウィングデビルのイオラを封じ込めていく。

「オルヴァ様っ!!これならっ!!あの魔物の呪文を封じられますっ!!!」

「メティス先生っ!!!」 

「こ、こんな女の魔法力でワシの呪文が……っ!!?そ、そんなバカなーーーっ!!!?」

「おやおや失礼なモンスターですねぇ?私の見立てだとメティスさんはかなり魔法の才能がお有りですよ?」

「本当ですかっ!!?アバン様!!」

 と、そんなアバンの言葉にメティス本人よりオルヴァの方が反応する。

「オ、オルヴァ様……」

「そしてオルヴァ王子……あなたには類稀なる剣技の才があります!!さぁ!この剣を……!!」

「え……っ!?こ、この剣は……っ!?」

「由緒正しき伝説の名剣です……フフ今度はホンモノの……♪」

「え……?ホンモノの?」

「ハハハ……こちらのコトですのでお気になさらず……」

 そう言いながらアバンは妙な言い回しでウィンクするとディードックから先刻借り受けた伝説の剣をオルヴァに手渡した。

「オルヴァ王子……まもなくメティスさんがあのモンスターの呪文を封じます、しかしその瞬間にヤツは彼女に襲い掛かるでしょう!そこでこの剣を持って彼女を守って下さい……っ!!」

「わ、私が……っ!!?」

「あなたの役目……ですよね?」

 アバンは真っ直ぐにオルヴァの目を見て言った。そしてオルヴァ自身も彼のその言葉と澄んだ瞳を真っ直ぐに受け止めると力強く頷き、手にしたその伝説の名剣をゆっくりと引き抜いた。

「その剣の名は奇跡の剣!!神の祝福に満ちた伝説の名剣ですっ!!!」

「奇跡の剣……っ!!!おおっ!!な、なんていう力だ!!まさに神の力強い祝福を感じられる!!!力が沸き上がって来るようだっ!!!」

 オルヴァの言葉通りその手にした奇跡の剣からは彼がかつて感じた事もないような凄まじい力を感じた。まさにそれは神の祝福と呼ぶに相応しい力強さとあらゆる邪悪なモノを切り裂くような鮮鋭さに彩られた神の剣だった。

 

 




 漸くアリアの救出が叶いました。元々アリアはダイの夢を見ていた事から祈祷師の一族の血族であるミネルヴァの娘ということもあり、不思議な力を宿してました。それが一種の予知能力でした。なぜダイの未来予知にだけその力が働いたのかは後ほどのエピソードになりますが、彼女の力は魔界の輩が望むほど強力な力でもあるのです。そしてポルトスの件も合わせて魔界の勢力は確実に地上界にその邪悪な手を伸ばしているという事で今後の展開に繋がっていきます。
 さて、今回はちょこちょこと過去のアバンのエピソードを織り交ぜてみました。家庭教師の発言や由緒正しき伝説の名剣……とか?
 楽しんで頂ければ何よりです✨
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