僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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※やりすぎとの意見が多かった為、
 修正を加えてマイルドにしました。


そのゲス、重すぎる罰

 

「…嘘やん」

 

 

 

 

 

 

 

簡単に説明をするならば

上鳴 電気は“とある同級生の女子”に誘われ

彼女の自宅へ行った

そして彼女の自室のベッドにいた

『今日は両親は帰ってこない』…そう彼女は言った

そこから先は…よく、憶えていない

ただ経験したことのない感覚があったこと、

自分の出した体液で身体が濡れていること…

ソレだけはハッキリと憶えていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが私のベイビーの集大成ですよぉ!!」

 

 

 

 

 

詳しく説明をしよう

かのクソナードによる洗礼を受けた上鳴は

足元も覚束ないままに混沌と破滅の宣教師から

逃げるように学校から出ようとしていた

時刻は既に夕暮れ時である

延々と続くクソナード節を聞かされた結果、

授業などは既に終わり下校時刻となっていたのだ

 

 

「おや?おやおやおや、

 アナタはもしかしてヒーロー科ではありませんか!?」

 

そんな時に声を掛けたのはピンク色の髪に

金色の瞳を爛々と輝かせた美少女だった

クソナードの洗脳がなんのその

上鳴はナンパモードへと移行した

ゲスは如何なる時もゲスなのだ

それがゲスの矜持である

もっともソレは飯の種にもならないうえに、

嫌悪される原因とも言えるのだが

 

 

「まぁそうだけど?ところでこの後暇?

 良かったらお茶でもしない?」

 

平常心で“それくらいは俺には普通ですよ”

…と、いった風にドヤ顔で答える

この男、自慢じゃないように自慢するのが

カッコいいと思っており、ソレを実戦していた

ソレもコレもモテたいが為である

実に軽い男である

尻も頭も軽いに違いない

ナンパをよくする“嵐を呼ぶ5歳児”も存在するが

アレは5歳児だから許されるのだ

高校生ともなれば分別の一つも持たねばならない

 

 

「暇です暇です!なんだったら家に来ませんか!?

 今日は両親も帰って来ないんですよぉ!!」

 

上鳴 電気は思った

やっと今までの努力が実ったと…

やっぱりヒーロー科に在籍しているとモテるのだと

 

彼女の自宅に向かうまでの道中は

色々な事を聞かれた

“個性”のこと、“血液型”や体質やら質問は続いた

モテたい男こと上鳴 電気は察した

コレはきっと“身体の相性的”なヤツだと

前時代的かつオカルト的だが

血液型占いという物があるらしい

“個性”発現以降はお互いの“個性”によっては

ナニの時に事故が起きる危険性もある為、

“個性”の確認や“個性”によっては

医療機関での精密検査も必要となる…らしい

だが、上鳴には秘策があった

上鳴の“個性”は“帯電”である

ならば“ゴム”使えば万事OKじゃね!?…

“ゴム”ならば“いざというとき”の為にと

上鳴は財布の中に忍ばせてある

それも10個も忍ばせてあるので

お札やカードの類いよりも存在感を出している

忍ぶとはいったいなんなのか…?

 

 

…確かにゴムは絶縁体である……が、

正確に言うならば絶縁体は電気を通し難い素材であり

許容量も存在し大きな電流が流れれば

絶縁破壊が起きてしまうし、

電導率の高い素材と交互に挟むことで

より強力な電圧を生み出す現象を利用した

コンデンサ等もあるのだ

もっともいくらゴムが絶縁体であっても

その周囲が“濡れて”いたら意味はないのだ

俗に濡れた手でコンセントを触ってはいけない

…というヤツである

 

そんなこんなで彼女の自宅に着いた上鳴は

彼女から妙な匂いの味のするお茶を出された

最近の女子の流行なのか、あるいは彼女の趣味か、

はたまた俗に言う媚薬でも入っているのか…

下半身に脳を支配された上鳴は

疑うこともせずにソレを飲み干した

そして彼女と話している数十分間に

強烈な眠気に襲われて…意識を失った

なお、出された“お茶”の主な原料だが

アイスティーと無水エタノール、トリアゾラムである

啓蒙高い読者諸君ならば説明は不要であろうが、

トリアゾラムとは俗に言う“睡眠薬”である

正確にいうならば睡眠導入剤だが、

この薬は飲むと速やかに眠気に襲われる

といっても事件物のドラマやアニメ、漫画のように

飲んで数秒で…とはいかないが

この薬は副作用として

服用した前後の記憶が無くなる可能性がある

また、アルコールと一緒に摂取すると

副作用が大きくなりやすい

効果時間は3~4時間程度で

分解されるのも早く“検査”にも引っ掛かり難いのだ

まさに“ソレ”向きな“お薬”だが

今回は別方向に使われていた

…もっとも犯罪には違いないのだが

 

 

 

そして上鳴が目覚めた時には

彼女の“自室”(ラボ)にてベッドに拘束されていた

 

「おや?お目覚めですか!おはようございます!

 まぁ夜中なんですけども!」

 

「え?ちょナニコレ?え?SM的な?」

 

「えーと、お名前なんでしたっけ?

 まぁいいです“帯電”さん!アナタには是非とも

 私のドッ可愛いベイビー達の原料になって貰おうと

 思いまして!拘束させたいただきました!」

 

上鳴は朦朧とする意識の中で考える

頭の中がグチャグチャしてハッキリとまとまらないが

“ベイビー”、“原料”という単語があったのは

聞き逃さなかった

 

「つまりセ●クスだな!?」

 

この状態でも上鳴はゲスであった

“ベイビー”を作る為に自分の“原料(意味深)”を

これから注ぐのだと思いこみ

“電気棒(意味深)”にチャージ(意味深)を始める

彼の辞書には“後悔”はあっても“反省”がない

 

 

「…?なにを言っているのかわかりませんが

 とりあえず無駄なパーツから取っちゃいますね!

 より小型で高性能なベイビーの為ですから!」

 

そう言って彼女が取り出したのはチェーンソー

いや、チェーンソーと言うには妙に刃が長い

硬い木を切るのではなくもっと柔らかなナニカを…

具体的に説明をするならば

”上鳴のヘソ下約20センチにある棒状のナニカ”

…と言うべきだろうか

 

 

「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

「大丈夫です!次の2000年に踏み入る

 準備は整いました!共に夜明けを見届けましょう!」

 

「ぉぉぉ俺の…俺のムスコがぁぁぁぁぁ!!!

 未使用のまま旅立っちまったぁぁぁ!?」

 

「家族とは血の繋がりのみを言うんですかね!

 私はそうは考えません!

 造りたい心こそがモノをベイビーたらしめるのですよ!

 “材料”はその助けに過ぎません!」

 

「うわああああああああああああッ」

 

「ベイビー愛です!ベイビー愛ですよ“帯電”さん!」

 

「ぁ……ぁぁぁ…」

 

 

大切な…そう本当に大切な“ムスコ”を失い

上鳴はショックで気を失いそうになった

しかし、意識を失うことはなかった

“ムスコ”…いわゆる“男性器”とは内臓である

他の臓器に当て嵌めて考えてもらいたい

例えば胃、例えば腸、例えば心臓…

ソレらの臓器がいきなり切り落とされれば

痛みでショック死してもおかしくはない

 

だが、時に精神は肉体を凌駕する

“内臓”を失った痛みよりも

“ムスコ”が使用できなくなった怒りと哀しみが

上鳴の意識を保たせていた

 

そして上鳴の脳裏に天啓が降りた

 

(バカげてっかもしんねぇけど…コレしかねぇ)

 

可能性は低い…というより0だろう

それでも上鳴は成功を確信していた

上鳴の脳裏に浮かんだのは青山(パピヨン)である

そして腹の…いや、魂の底から叫んだ

 

「来い━━━━━━━━ッ!!!」

 

 

「お前は俺の分身だ!」

 

「誰よりも!!ナニよりも!!」

 

「イキたいハズだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、上鳴の“ムスコ”は動かない

常識的に考えて“ムスコ”が自律行動するハズがない

きっと、クラスメイトに毒され過ぎたのだろう

だが、魂の叫びは助けを呼ぶことには成功していた

 

 

「約束通り、助けに来たぞ上鳴よ」

 

 

パンティーを被った偉丈夫…色丞である

上鳴は思った

これで“ムスコ”は元通りになるだろう

それどころか2対1で人数は勝った

ならクレイジーサイコエンジニア(生意気なメスガキ)

薄い本のように“わからせ”できるのではないかと、

初めての“経験”が3人でしかも無理矢理というのも…

そこまで考えたところで上鳴は気付いた

色丞が厚手のゴム手袋を装備したことに

そして大きめトングを装備したことに

 

 

「色丞……色丞さん?」

 

「さぁ!すぐに脱出するぞ上鳴!」

 

 

トングを使い“ムスコ”を摘まんでビニール袋にイン

色丞はそそくさと退散していった

 

 

「人のチ●コを犬の糞みたいな回収すんなし!

 てか、俺は!?俺は助けないの!?」

 

 

「えーと“帯電”さん、取り敢えず続けますね! 」

 




※上鳴 電気の設定

エロかと思ったらグロだった被害者
生体バッテリーの原料にされたが
色丞によって“本体”は無事に救出された

※新しき上鳴 電気の設定

上鳴の上鳴を原料にして生まれ変わった上鳴 電気
何度生まれ変わってもゲス
考えて自律行動できる下半身とも言う
翌日に「昨日のことを謝りたいんですよ!」と
声を掛けられまたホイホイついていった

※某発明少女の設定

発目 明とも呼ばれるマッドなエンジニア
よりよいサポートアイテムを造る為ならば
いくらヒーローが犠牲になっても構わない
座右の銘は”成功に犠牲はつきもの”

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