僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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前話にて『やりすぎ』との意見があった為、
今話は別の回を移植しました。
ボ卿好きの方の為に元の話を下部に残してあります。
今後は直接的な表現を避けるよう心がけます。
なお、外道な行為は一部
(具体的にはナードのブツブツ中や発目登場時)
今後も出ますのでご了承ください。


その男、まさにペイン

 

 

『自分の道は自分で作る』

 

良い言葉だな

その“自分”を構成するモノは選べず、

作れる道はボロボロの悪路だけだけどな

 

『人には無限の可能性がある』

 

本当に心に響くよ

上に行けるヤツはどんどん上に行って、

下に落ちるヤツはどんどん下に落ちる

それこそ限界なんてないよな

 

『努力は必ず報われる』

 

そうだな、“ソレ”が可能な奴らからすれば

“ソレ”が真理なんだろうよ

人の努力を踏み潰して越えていくヤツ、

努力していないのに無駄だと諦めろと喚くヤツ…

 

 

見返してやる

作った道が悪路で遠回りだったとしても

どんなに下に落とされても

努力が嘲笑われ報われなかったとしても

 

 

きっかけは“個性”の発現だった

それまでは…まぁ普通の子供だったと思う

ヒーローに憧れて、友達もいて、夢を見る

そんなありきたりな子供だった

 

“個性”が発現してからは

友達はいなくなった

夢は友達だったヤツから嘲笑され

周囲の大人達から否定された

ヒーローへの憧れは妬みに変わっていった

 

これで性格が歪まずに成長できたなら

ソイツは異常者だろうよ

夢を諦め捨てていれば

“普通”にはまだ戻れたのかもしれない

結局、壊されかけた夢を捨てれずに抱えてたから

性格は自覚できるほど歪んだけど

 

まぁ人生なんてこんなもんだろ

一部の成功者はいる

諦めて傍観者になったヤツもいる

諦めずに失敗を続けてるのが俺だな

 

 

…はぁ、なんで俺がやさぐれているのかというと

雄英の一般入試の試験内容が原因だ

俺の“個性”は完全に対人仕様だ

ロボット相手には効果がない

一部の”複合型”みたいに身体が”異形”なら

まだ可能性はあっただろうが

あいにく普通の中学生の身体だ

ロボット相手に肉弾戦を挑めるような身体じゃない

 

周りの受験生が簡単にロボットを壊していく

点数の差は絶望的だろう

せめて1点だけでも…ロボットを殴りつける

手首を痛めた

拳から血が滲んでいる

ロボットの方は装甲が少しへこんだだけだ

倒せてないない

手が駄目ならば今度は足だ

ロボットを蹴りつける

爪先がジクジクする…爪が剥がれたかもしれない

それでも…タイムアップになった

 

もう、手や足の痛みは感じなかった

心だけが空虚だ

こんなことなら骨が折れようがもっと…

やめよう

もう、終わったことだ

 

また失敗した俺にできるのは

普通科の試験を受けるくらいだ

未練がましいにも程がある

 

よく涙が零れないように上を向いて歩こう

なんて歌もあるが嘘だな

涙が溢れて上を向いても意味が無い

せめて下を向いて泣き顔が見られないように…

そうすることしかできない

 

覚悟はしていたし予想もしていけど

やっぱり、へこむなぁ

確か出入口の辺りにベンチがあったハズだ

そこで、少し休もう

思い出したように手足も痛くなってきたし…

 

ベンチに近づくと足が見えた

先客らしい

周りを見ずに歩いてきたから気づかなかった

下を向いたまま歩くのはよくないな

顔を上げ……

 

 

 

 

 

 

「(“個性”強制変質でも)やらないか?」

 

 

 

変態がいた

俺は脱兎の如く逃げだした

“アレ”にだけは捕まってはいけない

捕まったら最後、死より酷い運命が待っているだろう

 

幸運にも逃げきれたようだ

なんだったんだ“アレ”は?

気がつくと両手で尻を押さえていた

無意識に尻を守ろうとしたらしい

…本当になんだったんだ“アレ”は…!?

 

それからは平穏無事な日々が過ぎて

雄英の普通科にも合格して通っている

クラスのヤツらには“個性”を隠しているからか

わりと仲良くなれたと思う

 

クラスのヤツから聞いた話だと

食堂が美味しくて安いらしい

いつもはコンビニのパンばかりだが

気になったので食堂に足を伸ばした

 

 

 

 

「やはり精巣は美味いな!」

 

 

 

 

とっさに身を隠した

なぜだ?なぜ“アレ”がいる!?

“アレ”は試験会場に出没する

特級呪霊的なヤツじゃないのか!?

なんで普通に昼飯を食って…

 

…ん?精巣が美味い?

まさか、すでに人を襲って食べてるのか!?

けど周りは不自然なほど穏やかだ

もしかすると俺にしか見えてないのか!?

 

俺にこんな隠された力があっただなんて…

頑張ればオサレが使えたり、

持ち霊と憑依的な合体ができたり、

呪術的なことを教える学校に編入したり…

なんてことがあるかもしれない

 

気がついたら昼休みの時間は僅かとなり

昼飯を食い損なった

まさか“アレ”は時間操作系の能力者だったのか?

空腹に耐えながら午後の受給を受けた

 

あとからクラスのヤツに聞いた話だと

B組の担任が何かやらかしたらしい

間違いない“アレ”の仕業だ

きっと身体を操作して犯罪を起こさせたんだ

そうに違いない

 

別の日、登校中に山田がいた

こんな教師を雇っているんだから

学校側は無能だ…あてにならない

ニヤニヤした顔が苛ついたので

飲み掛けの缶コーヒーを投げつけた

 

移動教室の時に外を見ると

大型犬が二足歩行をしていた

犬系の”異形型”かと思ったが服を着ていない

間違いない“アレ”の配下の犬神かなにかだろう

このままでは学校が“アレ”に支配されてしまう

俺がどうにかしないと…

 

模造刀をもって禅をしてみたり

夜の墓場で相棒となる霊を探したりしたが

まだ効果はでてこないし

“アレ”と犬神以外の霊は見えない

 

クラスのヤツに修行をしてたのを見られた

俺はコイツらに隠してることが多いけども

コイツらはいいヤツだ

巻き込むのはよくないと思い

俺には使命があると説明し、

一般人には危険すぎると警告をした

 

なぜか次の日からクラス全体から

生暖かい目というか可哀想なモノを見る目で見られた

解せぬ

 

ネットで御札の書き方を覚えて作ってみた

“アレ”に効くかはわからないが

気休めにはなるだろう

バレないように腕に包帯を巻いてソコに仕込んだ

そして“アレ”の正体を探るべく

“地獄の辞典”を読んでいたらクラスのヤツらから

まるで痛々しいモノを見る目で見られた

なぜだ?

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

━━旧題『その邪悪、まさにろくでなし』

 

 

それにしてもベイビーは可愛いですね

 

 

 

おはようございます!こんにちわ!こんばんは!

発目 明(はつめ めい)です!

 

スポンサーになってくれる人か企業や財団か

もしくは私のベイビー達を取り扱ってくれる企業の方!!

 

よ~くご覧になってくださいねっ!

 

 

 

あっ…貧乏人はいらないです!

モルモット…おっとテスターになってくれる方なら

大歓迎ですよ!!

 

実は今回!

私のドッ可愛いぃベイビーの新作にて

問題点がありましてね!

 

問題というほどの問題ではないんですが

バッテリーの容量的に5分間しか動けないんですよね!

問題のあるベイビーこそ可愛いいんですけど

バッテリーの問題、何とかしたいですよね

 

そこで私が考えたのが生体バッテリーなんです!

電気を発生させるような“個性”をもった人を

バッテリーに組み込むことで

常に充電されて理論上は無限に動けるという

まさに祝福を受けたベイビーになるハズ…

なんですけどなかなかそんな“個性”の原料がいなくて…

 

いっそのこと熱核融合炉搭載のベイビーを…

と、考えてプルトニウムを先生に頼んだら

なぜか怒られて放課後まで残らされました!

ちょっと周囲に死の灰を撒き散らすだけなのに

心外ですよね

 

 

ああ…これが…『祝福』なのですね…

いえ私の普段の行動がよかったからかもしれませんが

見るからに“でんきタイプ”の“個性”をもった原料さんが

学校の敷地内に落ちていたんですね!

 

おやおやおやおや

“発電”かと思ったら“帯電”ですか!!

まぁ目的の“個性”とは違いますが

うまく使えばバッテリーの容量を増やせそうですね!

 

この原料さんはとても協力的で

私の(ファクトリー)にホイホイついてきまして、

私特製のお茶…”インム*スペシャル”も

疑うことなく飲み干してくれました!

実に素晴らしい……!!

 

色々な使い道がありそうですけど

まずはバッテリーとして改造せねば!

ちょっと身体が軽く小さくなりますけど

なるべく耐えてくださいね

 

 

……なにを勘違いしたのかわかりませんが

原料さんがビンビン丸になりました!

妙に腹立たしいので撤去しますね!

子供が作れなくなりますけど将来的に

人としての運用をしておりませんので

問題無いですよね!

 

材料さんが酷く取り乱して泣き始めました

大丈夫ですよ!

有用ならクローン体を造りますから

ある意味で子供は造れますから安心してください!

 

私のドッ可愛いベイビーと違って

人の身体ってどうしてこんなに無駄が多いんでしょうね!

解体するのも一苦労ですよ!

…と、頑張ってバラしていたら見覚えのある…

えっと誰でしたっけ?

いつぞやのモルモットさんでしたっけ?

 

 

 

 

いやぁ実にいい人ですね色丞さんは!

なかなか入手できなかったアレとか

某国経由で密輸しないと難しかったアレとか

呪いを一方的に押し付けるアレとか

とても良いモノをいただきました!

 

え?材料さんの破棄パーツですか?

いらないので持って行っても大丈夫ですよ!

 




※心操 人使の設定

シリアスからシリアルに落ちた少年
勘違い系厨二病になりつつある(本人に自覚なし)
破邪の効果があるとしてシルバーを身に付けたり
魔眼対策として直視しないようにカラコンをいれたり
どんどん重症化してきている

※特級呪霊的な“アレ”の設定

ご存知のとおりA組の色丞 狂理である
雄英の一般入試実技試験の後、ベンチで休んでいたら
泣きそうな少年がいたので慰めようと声を掛けたら
すごい勢いで逃げられたのでちょっと傷ついた

※犬神的なヤツの設定

服を捨てさった犬井 猟である
首だけで動いたりはしないが
目の前に銘酒があれば動き兼ねないと
校長からは思われている


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


※発目 明(あくタイプ)の設定

筋金入りのろくでなし
“成果”は出しているが“過程”での被害者の方が多い
“躊躇”や“倫理観”、“常識”は奈落に棄ててきた
“でんきタイプ”の材料さんをロックオンして材料にした

※材料さん(でんきタイプ)の設定

上鳴 電気とも呼ばれていた少年
彼もある意味で“躊躇”や“常識”が無い
“帯電”より“自家発電”の方が練度が高い
精神的異形種に目をつけられやすいのかもしれない

※モルモットさん(アブノーマルタイプ)の設定

色丞 狂理とも呼ばれている少年
“善悪に頓着がない”ので混ぜると危険だが
“他のアレな人達”と比べれば
常識人であり人格者とも呼べなくもない
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