やぁ学生諸君!
夏休み最終日だね!ざまぁ
宿題は終わったかな?
明日の準備をするのに通学用カバンを久々に開けたら
中から手付かずの宿題が出てきたりしてほしいな!
まだ宿題が終わっていないサボタージュな学生の為に
良いことを教えてやろう!
学校に行くから提出するしないんだ
なら休めば提出しなくても大丈夫!
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死屍累々阿鼻叫喚四面楚歌
そんな言葉が似合うだろう
倒れ伏す男子生徒達
ある者は失神して動かず、
ある者は耳を押さえて震えていた
例え小さな生き物でも
蝗害を御存知だろうか?
簡単に言えばバッタの大量発生である
バッタなんかで…と思うかもしれない
現代日本ではあまりイメージがわかないかもしれないが
イメージするとしたら
大雨の前後等に昼間であっても
外が真っ暗になることがあるだろう
その雲が全てバッタになったと考えればいい
大袈裟だと思うだろう
記録に残されている最大の蝗害の規模だが
日本の本州の約3割程の
冗談ではなくバッタを駆除する為に国軍が動くこともある
そして戦闘機が落とされたこともあれば
駆除するために艦砲射撃が行われたことすらある
なお“蝗害”…
実際に被害を出すのはイナゴではなくバッタである
単体ならば簡単に潰せるようなバッタでさえコレだ
ならもしも“個性”を持った人間が群と化したら?
まともな手段では止めようがないだろう
腐海より現れ地上を踏破する怪物の群
捉えた男子達に腐教の呪言を耳元で囁いては駆け、
駆けている最中に次の獲物を探し捉える
そんな地獄絵図だが、
遥か上空から冷ややかに眺める黒い機体があった
「いやぁ~盛り上がってますねぇ!
私のベイビーのお披露目にはもってこいですよ!」
上空に居たソレに最初に気がついたのは誰であろうか
人か?いやそれにしては大き過ぎる
飛行機?ヘリコプター?だとしたら形が妙だ
まるで人のように五体がある
…ロボット?
『さぁ見て!!』
『できるだけデカイ企業!!』
『これが私のベイビーの集大成!!』
『マシンキャ●バーです!!』
搭載しているであろうスピーカーから
少女の声が会場中に響き渡る
その声の主を察したパワーローダーは胃を押さえ倒れた
『まずは戦闘力を見せますね!』
『薙ぎ払えー!』
閃光、一閃
そして衝撃波と共に業火が会場を蹂躙する
『フフフ、人がゴミのようですねぇ!』
会場で観戦していたヒーロー、一般観客は思った
絶対パイロットは悪役だと
そして、なにあのロボット欲しいと
しかし目立ち過ぎたのだろう
戦場において目立つのは武勇を広めるにはいいだろう
数世紀前ならば
現代戦においては目立ぬことが重要だ
そしてどちらの時代においても変わらないことは
目立つ者は狙われるということである
氷柱が、爆風が、電撃が、光線が、投石が撃ち抜き
もぎもぎが、接着液が、テープが、空気が、蔦が捉え
砲弾が、鱗が、オッパイが、オノマトペが追撃する
『おや、おやおやおやおやおや』
『どうやら…充電切れのようですね』
あれだけの攻撃を受けても装甲が少しヘコむ程度、
部分部分に焦げ痕や氷塊、もぎもぎ等を付けた機体は
活動限界を迎えて緩やかに地面へと向かって行った
もし、バッテリーがもっと大容量だったなら…
あるいは有線で直接電力供給を受けれるだとかだったら
負けていただろうと生徒達は冷や汗を流した
そしてもし、また女子が暴走した場合には
迷わずにあの機体を投入して駆逐しよう
もし時間制限と周囲に人がいる競技中ではなく
普段の生活の中で1人の時にアレに狙われたら
着地したマシンキ●リバーだが場所が悪かった
障害物として用意されていた仮想敵ロボの集団
そのど真ん中へと降り立ったのだから
発目 明の“個性”は“ズーム”である
“ズーム”と言っても“漫画少●ズーム”ではない
ただ目が良いだけの“個性”と言って良いだろう
とても戦闘向きの“個性”ではない
もちろん鍛え方によってはやりようはあるだろう
例えば動体視力を活かして近接戦闘を鍛えるだとか
望遠能力を活かして弓や銃での狙撃をするだとか
しかし発目はどちらも鍛えてはいない
肉体的にはただの女子高生レベルなのだ
仮想敵ロボは降ってきた獲物を狩る為に近づいた
一体や二体ではない全機体がだ
プログラムの悲しいところだ
一定の範囲内の対象を狙うようにインプットされ
範囲内に対象が1人しか居ないならば
ソコに殺到してしまう
「
突如、仮想敵がバラバラになった
愛機から悠々と降りてきた発目は
パワードスーツに身を包み黒いコートを羽織っていた
そしてなにより目を惹くのが
縦にスリットの入ったフルフェイスである
「私は私のベイビー達を愛しています!」
「ベイビーへの愛があれば私は不滅です!それでは!」
やりたいことを好き勝手やって
言いたいことを好き勝手言って
負傷者とクレーターと仮想敵ロボの残骸を残して
発目は先へと向かっていった
実に度し難い
※発目 明の設定
絶好調なクレイジーサイコエンジニア(Ⅰ)
もし、造れそうだからと“兵器”を造ったなら
性能を試す為に何食わぬ顔で使用するだろう
死傷者を出してはいけないと言い聞かされた為、
死ねない程度の火力に設定をするという発想に至った
※他のサポート科の生徒達の設定
もう、慣れましたと達観した目で語った
現場が毒等で汚染されてないだけ
まだ自重しているようだと力なく笑っていた
体育祭後に全国から胃薬や癒しグッズが届いた
※普通科の生徒達の設定
腐海から出てきた怪物に襲われ、
怪物ごと薙ぎ払われた最大の被害者
怪我人は出たものの、
どちらかと言えば精神的な被害の方が大きい
※パワーローダーの設定
持病の胃潰瘍(発目入学後に発症)が悪化、
リカバリーガールに治してもらったが
元凶はそのままなので再発必須
※マシン●ャリバーの設定
発目謹製のベイビー
個体名[ウェインバー]
強力な“バッテリー”により高トルクで稼働する
装甲も非常に丈夫だが非常に重い
レーザーも強力だが燃費が酷く悪い
全力起動で数分しか動けないのがタマにキズ
※“バッテリー”の設定
発目に囚われたままの上鳴である
上鳴の必死の説得により
”未洗濯の衣類”を報酬にしてもらった
狭いバッテリースペースで頑張って放電していた
普段は発目の部屋の押し入れに住んでいる
夜になるどゴソゴソ音がする
※“未洗濯の衣類”の設定
ナニに使うかは想像もつかないが
“バッテリー”役の報酬として発目が渡した衣類
“衣”類とのことだったので
油でギトギトになったウエスや
金属粉、バリ、薬品で汚れた手袋を渡した