僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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そのゲス、まさに筋金入り

 

 

さてバッテリーケースの中にいた上鳴だが

その経緯を話そう

 

 

発目によって”上鳴スティック”を切り落とされ

色丞によって“ビリビリ棒”を回収された男がいる

上鳴 電気だ

しかし、色丞は確かに()()()()()()()()

 

 

「…うぇ…い」

 

発目 明は極端に合理的な性格である

ベイビーの為ならば手段を選ばない

そんな女性である

 

故にだ

怪我なら放っておけば治りますけど

衣服は治りませんし、汚れますから

ならむしろ服を着ないで作業したほうが効率的ですね

洗濯するのも新しい服を買いに行くのも

時間の無駄ですからね!

 

…という訳で家での作業中は全裸白衣である

“うぇ~い棒”を失ってぐったりしていた上鳴が

ソレに気付いた

 

「ありがとうございます!!」

 

もはや条件反射である

むしろ清々しさすら感じられる

そして頭を下げた拍子に上鳴は目があった

何に?

ナニにである

そそり勃った“サンダースピア”だ

猛り勃ち天をも貫かんとする魔槍である

 

「俺のチ●コが復活したぁ!!」

 

失った身体を取り戻すことは

物語ではよくテーマにされたりするし

そのシーンは実に感動的だ

だが今回はゲスだ

 

「とりあえずまた切り落とします?」

 

「切らないで!?大事に育んで!?」

 

治るとしてもやりたいかは別問題である

そして切らないとしても育むかも別問題である

治った理由だが原因は色丞にある

“超回復(電気棒のみ対応、損傷のみ対応)の個性”だ

これにより上鳴は今後、

どのようなマニアックなプレイをしても必ず治る

“ムスコ”だけは

たしかに色丞は“上鳴”を助けていたのだ

 

 

閑話休題

 

交渉タイムである

発目としてはベイビーの材料が欲しいだけである

なので途中経過は重要視していない

上鳴としてはモテモテになって

エロエロなことがしたいだけである

なので途中経過は重要視していない

 

ならば上鳴はバッテリー兼助手として働き

発目はソレに対する褒美を出す

という提案を上鳴は出した

発目としては材料費等を考えれば

余計な出費をしたくないのだ

断って解体するつもりだったが

 

「俺もヒーローを目指す男だ!ゲスなことはしねぇ!

 心も身体も求めない!ただパンティーをくれないか!

 それも使用済みのモノを!!」

 

「パンティーじゃなくてほかの()類でも

 大丈夫ですかね?もちろん使用済みです」

 

「可能なら毎日…いや毎週でいいのでください!」

 

それはそれは

無駄に洗練された無駄な動きの無い無様な土下座だった

心からの行動であることがよくわかる

 

発目は考えた

(ぬの)(たぐい)を渡せば大丈夫でしょう

ゲスですけどヘタレそうですし!

具体的にはウエスとか雑巾ですね!

 

それはそれは邪悪な笑みだったという

タダでバッテリー兼材料兼ゴミ箱兼助手が入手できた

心ない行動であることがよくわかる

 

━━数日後

 

「すっげぇ!ナニコレ!?ロボット!?」

 

「さっさとバッテリーケースに入って下さいね」

 

「え?コレ狭くね?」

 

「大丈夫ですよ!ブチ込みますので!

 無理なら一度バラバラにしてから詰めれば…」

 

「思ったより広くて快適そうだな!

 きっつ…じゃなくて固定されて安全そうだし!」

 

「じゃ体育祭は明後日ですので!」バタンッガチャ

 

「え?ちょ、暗いんだけど!?明後日って!?

 明ちゃん!?明ちゃーん!!」

 

上鳴の閉じ込められたバッテリーケースは狭い

ヨガで言うところの“仰向けの英雄のポーズ”で

(正座した状態で横になったポーズである)

どうにか押し込むことが可能であり、

身体の前後左右はケースに当たり圧迫感がある

そんな場所に長時間いたらどうなるか?

血行不良によりエコノミークラス症候群を発症

血栓により肺塞栓病や心不全を起こす可能性がある

 

しかし、上鳴である

ある意味で“血行”は快速運転だ

具体的には下半身の一部を中心にである

これならば圧迫による鬱血の心配もあるまい

呼吸する為にケースには穴も申し訳程度に付いてる

これで酸欠になることはないだろう

食事だが健康な人間は数日間食事を抜いても

まず餓死することはない

ならば何が問題なのだろうか?

 

「明ちゃん!!明さん!!明様ァァァ!!

 俺けっこー限界なんだけどォ!?」

 

もちろん食べる方ではなく出す方である

最初は軽いモノだった

そして意識した途端に波は大きくなり嵐となった

圧迫されているためか膀胱も限界である

収納されて約2時間で上鳴は尊厳を失った

 

 

 

→new!! でんき は 新しい扉 を 開いた




※上鳴 電気の設定

目的の為には手段を選ばないがヘタレ
たまに大胆な行動をしたりもする
“超回復”がなければ壊死してもおかしくないような
特殊な“行為”もこっそり試した

※発目 明の設定

目的の為には手段を選ばないのがマッド
常に常軌を逸脱した行動をしたりする
その手の“個性”が無ければ何度も死んでいるような
危険な実験もしているが…

※上鳴 電気(本体)の設定

色丞に救出されて発目の魔の手から逃れた
現在は楽しく明るく学校に通っている
寒いと急激に縮んだり、
衝撃を受けると激痛を感じたりする
虫刺されの薬を塗ってエライことになった
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