『さぁていよいよ決勝戦よ!!これまで長かった…
本当に長かったけどいよいよこれで最後の試合よ!』
『もう、体育祭の序盤を憶えている人
いないんじゃないですかね?』
『青龍の方角!!常闇ィ踏陰ェェェ!!』
『腕を組んで威風堂々とした登場です
応援席では障子君が気合いはいっていますね!』
『2人の仲の進展は気になるけど、
続いて白虎の方角!!麗日ァお茶子ォォォ!!』
『あ、あら?』
『出てきませんね』
『あ、来たわ』
『顔だけ出してどうしたんでしょう?』
『な、お茶子さん…いいえ!お茶夫君まだ全裸!?』
『しかも、アレは“こち亀”の銭湯回の下町式の挨拶!?
これのネタをわかったら上級者ですよ!?』
満を持して登場した麗日 お茶夫が行ったのは
歴史ある下町の伝統的な由緒正しい伝説の挨拶である
詳しくは読者諸君各自で検索してもらいたい
あの中川も行ったのだから
貴族、富裕層の挨拶のマナーかもしれない
“こち亀 銭湯”で検索すれば多分出てくる
挑発
明らかな常闇に対する挑発行為である
孤独と静寂を愛する美学がある常闇にとって
“お下劣”、“下ネタ”は禁忌である
…本人の名誉の為に記しておくが
“大きさ”に関してコンプレックスがあるわけではない
断じてだ
ステージで向かい合う両雄
お互いに色丞による“変質”の効果を受けており
普段以上の実力が発揮できる状態である
いわばお互いに“プロアク”を使って通信対戦して…
…え?“プロアク”知らない!?
ほら、“□ックマンエ○ゼ”とかでさ
休みの日に友達の家に“通信ケーブル”もって行って…
……そっすか、知らないっスか
いや、いいんすよ…別に
昔ハマったゲームの話で“トバルN○.1”とか出して
スベるのはいつものことっスから
ただ、“●グゼ3”は名作だと思いますよ
某作者としましては
ええ、“ボ○の太陽”も好きでしたよ
ゲームってのは…ドラマなんだよ!!
某作者の戯れ言は捨て置いて
兎も角だ
実力以上の力を使うということは
力では相手に対して優位にたてるが
当然ながらデメリットも存在する
身体に慣れていない力を使えば反動があるのは当たり前だ
常闇にとっては
麗日より先に“変質”したため効果の持続時間があった
麗日にとっては世間からの評価や
今後の人間関係の問題が山程あった
しかし、デメリットがあっても
その力を抑える理由にはならない
「常闇君!握手をしようじゃないか!!」
開幕、麗日が仕掛けた
轟戦でも使った奇襲戦法である
この戦法のいやらしいところは
握手を求める相手に対して“ヒーロー”として
拒絶をするのはマイナス評価だということ
“ヒーロー”は人気職業だ
アイドル的な要素もある接客業ともいえる
接客態度が悪ければ他の仕事ができても
評価はされないものである
そして、奇襲に対応できなければ
危機対応能力がないと判断されて
マイナス評価となってしまう
不利になることを前提に受けさせ
対応しきることを相手に押し付ける妙手である
常闇の回答は
なるほど
これは最適解かもしれない
“ヒーロー”と“ファン”という目線で見れば
“個性”によるファンサービスという理想的な展開
そして、“ヒーロー”と“
本体を危険にさらさずに行動するのは正しい
この対応に麗日は更なる応酬を返す
膝を軽く落として
そのうえで腰を前へスライド
見せつける形でポージングを決めた
元々、全裸だったのに何を言っているのだろう
むしろ逆光によってナニが…いや、何も見えない
しかし、それこそが麗日の狙いだったのだ
常闇の“個性”
“光”、それを違和感なく外部から導入したのだ
だが、常闇も十年分の経験があった
その蓄積は伊達ではない
戦ってきた相手には“光”を出す“個性”の者もいた
自分にとって不利な環境の時もあった
それらを乗り越えてきたのだ
「我が身に纏われ
決着はまだつかない
※常闇 踏陰の設定
本来なら十年後の姿という
絶対的なアドバンテージがあるはずだが
相手がおかしかった
…今のうちから増大サプリを飲もうと思った
※麗日 お茶夫の設定
おかしかった方の相手
男性モードになって色々テンションが上がってる
マジックで╰⋃╯を╰`⋃´╯ゾウさんにしたりした
実に“モーレツ”である
※“こち亀”の設定
説明不要なほどの伝説である
しかし、伝説の始まりを読んだ者は意外と少ない
誰でも一度は子供だったけど、みんな忘れてる
……あの頃を一度、思い出してほしいものである
※サービス!!の設定
某てるてる坊主モドキのアレである
サーチライトによる強力な逆光で
相手の視界を奪う奥義である
中の人に関しては禁忌目録に触れる恐れがある