僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その戦い、笑っているヤツが一番強い

 

 

熾烈な戦い

そう、記すしかないだろう

 

技と技のぶつかり合い

お互いに身体はとうに限界を迎えている

それでも立つ

相手を倒していないから

 

鋭い爪で幾度となく裂かれ血塗れとなった麗日

裂傷だけではない

打撃は勿論、投げ技も締め技も受け

骨は折れ砕かれ、筋は断裂し内出血が痣と腫れになっている

それでも闘志はまだ絶えず

 

重力の塊を受け身体は抉れ血塗れとなった常闇

必殺の領域にあるソレは直撃せずとも

肉を削ぎ取り表面から骨を覗かせた

血管ごと抉れた傷からは血が吹き出している

それでも闘志はまだ衰えず

 

 

もう“個性”を使うだけの余力などない

最後に頼れるのは己の肉体のみ

拳を握る

拳を振り抜く

その動作に激痛が走る

握った拳は爪は剥がれ、皮膚は裂け、指の骨が折れている

腕は肉が抉れて、筋は切れ、感覚が無い

支える足は痛みを超え、熱を過ぎ、冷たさすら感じる

守るべき臓腑は骨が刺さり、破裂していた

出血し重大な損傷を受けている脳が危険信号を出す

しかし、矜持がそれを許さない

 

立ち上がれ

戦え

勝つことこそが生きる意味

 

戻りたくはない

無力な自分に

何も出来ずに見ていることしかできなかった頃に

 

後悔したくはない

後悔はもう為尽した(しつくした)

二度と後悔しないと誓った

 

力の込もっていない拳を

思いの込もった拳を

あてる、当てる、打てる、撃てる、射てる、討てる

 

そして、倒して倒れて立って立たれて

殴って殴られて血反吐を吐いて吐かせた

 

数分にも数十分にも数時間にも思えた戦い

何事にも終わりがあるように

その戦いも永遠に続くことはなく終盤を迎えた

 

 

“時間切れ”

実力以上の力を出せる夢の時間は終わり

自身の身の程にあった力が━━現実が帰ってくる

しかし、現実とは残酷だ

今の今まで()()()()()()()()()を使ってきた

デメリットがリスクが反動が振り返しが身を襲う

経験したことのない痛み

骨が熔けていくような熱

そういう感覚ではなく実際に熱が出ているのだろう

身体から蒸気が溢れ白煙が立ち昇る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと常闇は子供になっていた!?

 

 

 

 

「へ?」

 

 

 

 

それを見た麗日のお茶夫は臨戦態勢になっていた

 

 

 

Of course(オフコース♂)

 

 

 

 

ここから先の出来事は語らないでおこう

常闇 踏陰……彼の尊厳と精神衛生上の問題として

もっとも、それでは読者諸君は納得しないだろう

少し、ほんの少しだけ語るとしたら

ショタ化した常闇と麗日(♂)の最初の攻防を語ろう

 

 

 

 

 

 

身体が子供のソレになってしまった常闇だが

記憶まで無くなってしまったわけではなかった

十年後の未来の自分の技術

その片鱗を掴みかけていた

恵まれたと言えない身体で戦い抜くために

身につけていた“合気”や“柔術”、“武器術”の数々

 

襲いかかってくる麗日に対して

小さくなった身体で出来る最適解を導き出した

━━“小手返し”

しかし、小学校低学年程度の身体能力になった常闇と

男子高校生程度の身体能力の麗日では地力が違い過ぎた

あえなく常闇は麗日の力技によって

“ち●ぐり返し”を決められてしまった

 

 

「ヒャハハハァ!!

 (デス)ゲームの始まりだぜ常闇ィ!!」

 

 

━━この後、

  めちゃくちゃマインドクラッシュ(物理♂)された

 

 





※麗日 お茶♂の設定

優勝したった
けど誰も“おめでとう”と言ってくれなかった
翌日以降、男子小学生に会うと
お尻を手で隠しながら逃げられる


※常闇 しょた陰の設定

“変質”の副作用でショタ化してしまった常闇
お茶夫の琴線に触れてしまった
試合時間1時間48分、6回戦にも及んだ
翌日以降、ファンが増えた


※障子 NT蔵の設定

決勝戦を血涙を流しながら視聴
悲しいし悔しいがソレはソレで興奮はした
後日、麗日に感想を求めた
麗日から現金も求められたが快く支払った


※自称 公務員の女性(31)の設定

常闇の降参を認めなかった戦犯
個人で撮影スタッフを雇い撮影したった
児童ポルノ?“個性”の影響で幼くなっただけだし…
え?高校生も対象?


※13号の設定

ポリスメンにドナドナされたミッドナイトを見送った
ミッドナイトから託された動画を保管している
え?家宅捜索?ええ、どうぞ
USJに隠していて免れた

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