僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その耳…もとい乳、頂を知る

 

フフ…フフフ

 

笑いが止まらない

溢れ出す笑みを堪えることができない

 

 

“勝者”

そう!私は勝者になったのよ!!

 

高笑いをする1人の女子高生

名を耳郎 響香という

 

耳郎は人生の絶頂期にいた

高々高校生で何を言っているのかと思うかもしれない

しかし、間違いなく耳郎は絶頂期にいたのだ

 

とある世界線(原作世界)では

体育祭でこれといった活躍もなく

プロヒーローからの覚えもよくなかったため、

職場体験におけるドラフト指名が一切なかったのだ

 

“貧乳はステータスだ 希少価値だ”

という名言がある

しかし、貧しさに耐える彼女にとっては

慰めにはならず、希望にもならず

負け犬の遠吠えにしか思えなかった

 

アハハハハッ

ごめんなさいね!

別世界(原作)の私!!

“この私”は胸も指名もあるのよ!!

 

高笑いが止まらない

普段であれば使わず、

かつ使う機会などないであろう“お嬢様的高笑い”、

”オーホッホッホッ”と笑い続ける

 

例え、とある変態の“個性”により与えられた

“個性”による“巨乳”もとい“虚乳”であろうとも

胸は胸である

耳郎は調子に乗っていた

 

 

胸だけではなく

プロヒーローからの指名があったのが

この傲慢の理由だ

 

それもただのプロヒーローからの指名ではない

海外のヒーローからの指名である

そこまで有名ではないヒーローからだとしても

海外から指名がきたというのはステータスだ

十分に自慢できることである

 

中学、高校生活を経験した読者ならばわかるだろう

学校から出された体験先や

己が希望した体験先に連絡して許可をもらい…

そんな中で、“是非ともウチに来てくれ”、と

体験先から連絡があったらどうか

一目置かれるだろう

それが海外からの指名ならば尚更だ

 

 

耳郎が乗るエコノミークラスの飛行機の席も

今やファーストクラス…いや、

プライベートジェットより乗り心地が良い

 

そして…ついにたどり着いた某国某所

空港から出てタクシーで移動をする

…荒野、荒野としか言い様のない土地に着く

地平線の先まで広がる不毛の荒地

この広い土地が一個人の持ち物とは想像できない

不毛の土地とてここまでの広さならば

買うとしたら膨大な費用が必要だろう

それに不毛の土地だからこそ

何かしらの目的がなければ所持しないだろう

例えばマンションを建てるなり駐車場を造るなり

土地の活用法があるだろう

しかし、その“不毛の荒野”を“不毛の荒野”として

所持するなど余程の富豪ではないと深野だろう

つまり、耳郎が会う相手はそれだけの相手なのだ

 

 

耳郎の前に13人の影が立つ

 

 

 

 

目から光線が出せる!!(殺傷力無し)

 

ツー・ラ●ディング・アイ

 

 

 

時速300キロの走力を誇る!!

 

ロ●ット・フット

 

 

飛行能力を持つ戦士!!

 

フ●イング・ビート

 

 

透視能力で全てを見通す!!

 

セ●ンド・サイト

 

 

恐竜並の腕力を持つ!!

ダイ●ソー・アーム

 

 

予知能力を持つ!!

 

 

ワンダ●ル・トゥ・ザ・フューチャー

 

 

念動力を備えた野生児!!

 

 

サ●コ・ジャングル

 

 

炎を自在に操る!!

 

 

ファイヤー・エ●ボー

 

 

・・・・・・

 

ビッグ・ボ●ン

 

 

冷凍能力を持つ若者!!

 

 

ブ●ザード・シング

 

 

ドリルで土の中を高速移動!!

 

 

トレマー・●グラー

 

 

全ての能力をまとめる司令塔!!

 

テ●パシス・リーダー

 

 

モノクルを掛けた老紳士が紹介をする

 

「仲間外れはだ~れだ!?」

 

 

きっとこの問題は玉石をわけるための質問だろう

一定の実力がなければわからない

いや、実力がなければ疑問にすら思えないだろう

 

 

1人、たった1人だけ

飛び抜けた実力の者がいる

 

 

━━━ビッグ・●イン

 

彼女は…彼女だけは別格だ

次元が違うと言ってもいい

耳郎は戦慄していた

 

油断、といえば油断なのだろう

我彼の実力差に唖然としていた隙を突いて

ビッグ・ボイ●はボイン・チョップを繰り出した

 

慌てて耳郎はボイン・チョップにて迎撃

いや、辛うじて避ける

“必殺技”とはよくいったものだ

必ず殺す技…故に“必殺技”

直撃はおろか擦っただけでも致命傷だろう

 

 

━━ZOON

 

頂点クラスのアスリートや闘技者が至るという境地

時間と感覚の矛盾すらはらむその次元にて

ボインとボインは語り合っていた

 

 

 

━━何をそんなに怖がるの?

 

 

━━怖がってなんていない!

  私は全てを手に入れたわ!!

 

 

━━誰も最初は何も持ってなんかいないわ

  

 

━━嘘だ!!私は“個性”を犠牲にした!!

  そして手に入れたんだ!!

  虚像だとしてもこの力を!!

 

 

━━胸に貧富の差さないわ

  爆乳も巨乳も貧乳も虚乳も無乳も

  それぞれがそれぞれに尊いの

 

 

━━なら、なら私のしてきたことはっ

  全部無駄、自己満足だったていうの!?

 

 

━━貴女の努力の軌跡…無駄ではないわ

  それは何より貴女の乳が知っている

 

 

━━私の乳…?

 

 

━━目を逸らさないで

  貴女の乳はずっとそばにいるんだから

 

 

━━私は…私は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも巨乳でいたいのよォォ!!

 

 

瞬間、耳郎の“オッパイミサイル”が火を吹いた

灼熱の焔が13人のプロヒーローを吹き飛ばした

ああ、哀れなり

その“個性”を与えられてからというもの

鍛えに鍛えられた双乳は強力過ぎた

12人の戦士と老紳士は病院送りとなってしまった

 

 

 

 

━━耳郎 響香

 

職場体験先のプロヒーローに対する暴行行為にて、

強制終了

 

自宅謹慎、及び反省文の提出を命じられる

 




※耳郎 響香の設定

胸ーユメーも指名ーキボウーも手に入れられたはずの少女
満たされているはずなのに消えない飢えに苛まれる
他人から与えられたソレは所詮イツワリなのか…
少女は全てを壊して進む…その先に何があるとも知らず



※貧乳はステータスの設定

至言である
しかし、某作者としては
”雄っぱい”も捨て難く…
いや、ありすぎるのもアレだけどさ…


※ボイン・チョップの設定

否殺傷性広域無力化効果のある技
偽乳や虚乳にたいしてクリティカル
一定の大きさと弾力が求められ、
人を選ぶ技である
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