“先生”の前に黒霧はいた
理由は近況報告のためである
電話一本、メールの一通で済む話ではあるが
何事にも形式、様式美というものがある
自身を単なる犯罪者ではなく
はたまた単なる
“悪の帝王”と認識し周知されている“先生”ならば
報告一つとっても重要な儀式なのだ
「それで、弔の様子はどうなんだい?」
「それが…“例の一件”以降、部屋に引きこもり
モンちゃん相手にずっと話しています」
「…ご飯はちゃんと食べているのかい?」
「ええ、部屋からは出ませんが
先日、カレーを出した時にはおかわりも…
その後で、中辛ではなく甘口にするよう言われましたが」
二人が話す内容には様式美など全くなかった
要するに引きこもりをどうしようかということだ
「あ!」
「なんだい?」
「あと、福神漬けではなくラッキョのほうがいいと…」
「うん、どうでもいいね」
「ちなみに今週末、カレーを作る予定なのですが」
「チキンだ…チキンカレー、それも温玉付きだね」
「…あ、ハイ」(買った豚肉どうしよ…)
翌日に豚肉はしょうが焼きになったわけだが
それはどうでもいい
付け合わせの千キャベツを死柄木が残したのも
またどうでもいい
大事なのは引きこもりになった死柄木を
いかにして外に出すかだ
黒霧の“個性”をもってすれば
外に放り出すのは容易いことである
しかし、こういうことは”自主的に外に出た”
と、いうことが肝なのだ
そして黒霧は一計を企てた
「死柄木、保須でなにやらイベントがあるようですよ」
「イベント…?くだらねぇ
そんなん陽キャが出るもんだろ……ねぇ~モンちゃん」
「それがなにやらゲーム関連のイベントのようでして、
確か…猿がどうとか…」
「!?…まさかモンハン…モンキーハンターのイベか!?
限定配信のクエとかありえるな…少し出掛けてくる」
「お気をつけて…」
行動派ゲーマーの活動区域は異常な程に広い
むしろ、ネットを経由して情報を得て
実戦にてさらに状況を把握して考察し仮説を経て
より実戦形式に、理詰めで効率的な行動をするのだ
逆に言えばゲーマーの生態を知っていれば
行動を操作しやすいともいえる
さて、保須では確かにある“イベント”が予定されたいた
とあるヒーローの卵である雄英生であるブドウ頭と、
メンバーの1人が寿退社したヒーローチームによって
発案され実行の時を待っていた“イベント”が…
「
「
「
「
「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!!」
「プラスワン…っス!!」
「決まったわね」
「決めたところで悪いけど…
今回の作戦、本当に大丈夫なの?」
「大丈夫っスよ!!色丞さんにも許可を得ましたし
向こうの上司も乗り気っスから!!」
「子供大人を大人に(意味深)するなんて…
そう、なんというか…ムラムラします」
「我の新調した“棒”も使用したいのだが…」
「ソレは通報されるらしいっスからダメっスね
まぁ、
それなりに楽しめるハズっスね」
ヒーローとて人である
人であるなら善悪清濁好嫌があるのだ
例え、清廉潔白理想的な人物だとしても
いわゆる“ソロプレイ”くらいはやるのだ
ソレはソレで興奮す…
なんだね?…断じて作者の趣味ではない
いやねメスオチしたメス男子が悪いわけではないがね
むしろ、皆にも読んでもらいたいのだがね
ギャップ萌えというか上下の差が激しいと
作品としての軽快さもあって読みやすいとか
…うるさいね
いいじゃないか真面目な生徒会長が実は●●●で、
不良生徒達に○○○○されて■■■■されたって!!
……ゴホン
失礼した
少々ふざけすぎたようだ
とりあえずアレだ
次回のオチでもあるが
次回は死柄木がズッコンバッコンされるぞ!!
※AFO=先生の設定
最近、出番がなくてむくれていた先生
久々の出番だけどセリフだけで
活躍らしい活躍がなかった先生
大丈夫!!そのうち見せ場があるさ!!…多分
※黒霧の設定
ヴィラン連合のママン
雑用も本業もこなすできる人
最近はヴィランよりもザリガニの養殖業のが忙しい
アレ…?どっちが本業だっけか?
※死柄木 弔の設定
久しぶりの登場
前回登場時の活躍で一部の人に人気がでた
コピー、パクり動画が乱立し、
一部業界では“トムラー”が流行った
※モンキーハンターの設定
モンキーを狩猟する人気のゲーム
第一作のラスボス“マスカーク”は不動の人気
二期では“マスカーク”の亜種“マラターツ”が出たが
裏ボスとして“マラバルカン”が実装されている