普通ってなんですか
ありのままじゃいけないんですか
自分の心を押さえつけてるのが普通なんですか
でも、言われたから仕方がないのです
お父さんも、お母さんも笑っていてほしいのです
周囲に合わせて、真似て、演技して
自分を隠して、誤魔化して、殺して
そんな私も恋をしました
同級生の斎藤くん
好きで、可愛くて、カッコよくて……
ガマンできませんでした
ハッキリ言ってトガ…渡我被身子は腐っていた
ただ腐っているわけではない
行動派の腐人であった
同級生や先輩後輩に対してカプを設定し
妄想で遊ぶだけではなく
友人…いや、同志達と協力して相手にソレを強要した
向かい合って話している最中に
同志の“個性” “念力”により背中を押して抱き合わせたり
別の同志の“個性“ “ベクトル操作”によって
前にしか進めない状態にして
そんなことは序の口で
同志達の“個性”を複数組み合わせて
“●●●しないと出れない部屋”を作成して
拉致ってきた少年達を閉じ込めたり、
性欲をもて余した野郎♂を配下にして
モブ達による集団レ●プを撮影したりもした
一部を除いては男にとっての脅威であった
例の斎藤君も事後…もとい事件後に転校してしまった
逆に同じ被害者としての境遇からか
本当にカップルになってしまった例もあるにはある
さて、そんな渡我だが現在は保須市にいた
ショッピングに来たわけではない
とある“イベント”を見るために来たのだ
少し前に見た“あの動画”
嫌がるネコ役さんに対して
黒いマッチョさんが
あのネコ役の人がまた
今度は絶対に生で見ようと駆けつけたのであった
それも前日入りして徹夜待ちである
そのかいもあって相撲でいう”砂被り席”に着けた
もっとも被るとしたら砂ではなく汁なのだが
「どういうことだ黒霧!?」
「…今の私は謎の“モザイク仮面”ですので」
状態に気が付いたネコ役さん…死柄木 弔
しらばっくれる黒ぎr…謎の“モザイク仮面”
「というわけでオイラ…謎のイケメン“黒丸仮面”の
グレープラッシュでも食らうといいっス!!」ポイポイ
「んだコレ取れねぇ!?」
「そしてあちきの“サーチ”で弱点丸分かり!
…耳と乳首ね!!」
「ちげぇよ!!放っておいてくれ!!」
「私の“土流”でプレイ向けの会場を形成!!
ついでに張り付け台もね!」
「ふざけんな!!放せ!!」
「そこを我が嬲る嘲るの暴行よ…と、行きたいのだが
今回は、底無さん達にお願いしてある」
「お前達それでもヒーローか!?」
「「「通りすがりの野良猫です」」」
「じゃあオイラは通りすがりのブドウで」
死柄木に味方はいなかった
裏切り者と処刑人と観客しかいなかった
「お前ら!!嫌いだァァァァアッー♂」
コレだ
コレが見たかったのだ
渡我はリコリスを連想させる髪を揺らし嗤った
リコリス
キジカクシ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名リコリス
彼岸花、曼珠沙華、地獄華などとも呼ばれる
根塊部分にリコリン等のアルカロイドを含む
有毒だが水で晒す等の毒抜きをすれば食用可能
墓場や畑周りに植えられるのは
その毒性でモグラやネズミを避けるためである
また色によって花言葉が変化する
黄色いリコリスの花言葉は
「追想」、「深い思いやり」、「陽気」、「元気な心」である
※謎のモザイク仮面の設定
死柄木の知名度を上げるように
先生に頼まれたので
もっとも効果的な方法で解決した
本人に確認をしていない
※ネコ役の人の設定
自称 ネコじゃねぇ
おねぇさんにもお兄さん♂にも人気のネコ役
指名手配されないのは公安上層部にも
彼のファンが多くいるからである
※謎のイケメン 黒丸仮面の設定
マスクを被っているので
イケメンかどうかは判断できないが背は小さい
ブドウのような頭をしている
底無達の飼い主
※底無シリーズの設定
最初の脳無が単体出産…いや、分裂?した個体
性に関わっている時は異常に強い
“崩壊”を受けてと、それ以上速さで回復したりする
ポリスメンには普通に捕まえられる