僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その責任、Plus Ultra

 

 

さて雄英高校の教師達であるが

頭を抱えていた

 

毎年、この時期は非常に忙しい

なにせ日本最高峰のヒーロー科だ

受験生も膨大な数になる

 

教師の数に対して数十数百倍もの受験生

試験中も忙しい

筆記試験ならカンニング等の不正行為の取り締まり、

実技試験でも他の受験生への妨害はなかったか、

撃破ポイントは正確に付与されているか、

また、ケガなどで動けなくなっている受験生はいないか

瞬きする暇もなく見続けるしかなく、

試験後も確認の為に録画した映像をチェックし、

点数計算をした後は該当者の内申書を確認して…

ようはとてつもなく忙しいデスマーチだ

そんな時に休んだりしたら

数年はグチグチと言われ続けるだろう

1人休めばその分、他の人が負担するのだ

休んだだけでそうなるのに

仕事を増やしたらなんと言われるか

 

 

「うん、本人に確認をしたらね

 『事前に雄英高校のプレゼント・マイクに

 確認してちゃんと許可をもらった』とのことさ」

 

 

教師達の視線が鋭くなる

その視線の先には土下座をする男

プレゼント・マイクその人である

もしも彼のファンが見たら幻滅するような姿である

 

「やっちゃったねぇプレゼント・マイク

 で?この責任はどうとるのかな?」

 

責任の取り方にも様々な形がある

減俸だったり、辞職、損害賠償をする場合もあるが━━

 

 

プレゼント・マイクは頭を下げたまま横目で確認する

睨みつけてくる同僚達

その中でいそいそと動く影━━スナイプだ

“ホーミング”の“個性”による射撃の実力は

針の穴を通すような精密さだ

そして、雄英高校3年生の担任でもある

そう3年生の担任なのだ

ただでさえ自分のクラスの進学や就職活動で忙しい時期に、

筆記試験の試験官をこなして、

実技試験でも会場の監視、その後の採点にも関わっている

かれこれ4日も家に帰れておらず、

睡眠時間はここ一週間で3時間ほど、

エナジードリンクを数十分おきに飲んで凌いでいる

教師達の中でもっとも忙しい人物の1人だ

そんな、彼に追加で仕事を用意したらどうなるか?

 

 

スナイプはここ一週間で一番の笑顔だった

頬は痩け目は窪み深い隈が彩っていた

焦点のあっていない瞳がギラギラと光るが

それでも笑顔だった

 

そんな笑顔で彼は何をしているのか?

同僚にお礼のプレゼントをする準備をしていた

まずは白装束、それに短刀、あとは介錯用の刀…

ご丁寧に床を汚さぬようにブルーシートまで敷いてある

 

様子を伺っていたプレゼント・マイクと

準備をしていたスナイプの目が会った

目と目で伝え合う

 

 

『ジョーク・・・ですよね?』

 

 

『さらに向こう(彼岸)へ!!Plus Ultra!!』

 

 

 






※仕事の設定

逃げられない最強最大の敵
ただ、ただ耐えるしかない
そして、耐えきると次の仕事が待っており
終わりが見えずに絶望する


※スナイプの設定

徹夜のテンションとエナドリの飲み過ぎによって
かなりハイになっている
目を離すと実弾で“ホーミング”を付与して
ロシアンルーレットをやろうとする
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