峰田「IFルートならオイラだってモテモテに!!
年末スペシャルIFルートは10発目だぜ!!」
小さな身体に大きな野望を秘めて校門を潜る
周囲を見渡す
同級生と思われる者、先輩だと思われる者、教員…
もちろん野郎のことは見ていない
見るのは麗しきレディ達だ
C、D、B、B、D…Iだと!?
さすが雄英…最高峰は伊達じゃねぇ…
ん?…と、
独特な髪型の少年、峰田 実
彼は雄英に希望を見出だしていた
ヒーローになればカッコいいしモテるに違いない
数年後にはモテモテウハウハライフだと
夢見て偏差値23の中学校から
偏差値79の雄英に合格するため必死に勉強した
そして、実技試験もまた彼の“個性”に味方した
破壊するのではなく動けなくするだけならば
彼の
そして本日、入学式で初登校なわけだが…
そのレベル高さに驚愕していた
顔もスタイルも申し分無し…いや想像以上
これが雄英のデフォかよ!!叫びたかった
なら、もしかしたらもしかするかもしれない
彼女が、この世の春が来るかもしれない
峰田のこれまでの人生はずっと冬だった
厳冬期、むしろ氷河期だった
桜舞う季節が遂に…来るかもしれない
教室に向かう途中で峰田は違和感を覚えた
動きやすかった
普段と違って楽だったのだ
段差が少ないし扉も開けやすい
バリアフリーなのだろう
峰田にとって標準サイズというのは苦手意識がある
彼の身長は108センチなのだが、
身長に合わせて歩幅も小さいし、手も小さい
標準的な階段の高さだと登り難いし、
ドアノブの位置も高過ぎる
その不便さがなかった
これは嬉しい
教室に向かおうと階段に向かう
変な人物がいた
緑色の髪は酷い癖っ毛で顔にはソバカス
やや猫背気味で背も高いほうじゃない
なんというかオタクっぽさがにじみ出ていて
モテそうない男だった
そんな男が階段の側でしゃがみこんでいた
具合でも悪いのか?
いや、違うコレは…
階段の高低差を利用して
スカートの中を覗いている・・・だと
瞳は上を向き顔色は血色よく
鼻の下を伸ばしきっていた
通報されても仕方がない人相であった
「ポ、
思わず峰田の口から言葉が溢れた
緑色の髪の彼を見て自分と似ている、そう思った
ただ似ているのではない
自分のたどり着く
そして目指す先はきっと
峰田の言葉に気が付いたのか彼と視線があった
「ブラザー…!?」
緑谷は妙な体験をしている
階段の側で朝の日課をこなしていたのだが
小さな男の子が近くにいた
目が合ってわかった
彼は僕で僕の可能性の一つ
僕は彼の可能性の一つだと
兄であり弟であり盟友でありライバルだと
緑谷は立ち上がり彼に近づく
無言のまま向かいあった二人は硬く握手を交わした
※峰田 実の設定
頭がよくて、“個性”も拘束特化の戦闘向き
背は低いがショタコンなら大好物だろう
なのにモテないのは顔だろうか…?
顔がよければがっついても受け入れられたかもしれない
※緑谷 出久の設定
雄英の“最高峰”を物色していた
ほとんどの生徒はスパッツを着ていたが
ソレはソレでいい…
ソウルブラザーと出会った