僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その亀甲縛り、誰の為に

 

危機は去った

ソレは間違いないない

 

日本で最高峰のヒーロー科がある雄英高校

そのヒーロー科が襲撃を受けるということは、

いわゆる”自衛隊学校”や

“警察学校”に襲撃を仕掛けるようなものだ

 

大抵はアホか酔っぱらいか

薬物中毒者か、或いは精神的に不安定な者だけだろう

だが、一部で本物がいる

ソレは純粋な悪意であったり、

形の違う正義によって行われ

大抵の場合、悲惨な結果になるものだ

 

 

 

だが、負傷者無しとは言えずとも、

生徒達は五体満足、後遺症も無く

一応は“無事”で

加害者側である“敵”を退けることができた

喜ばしいことである

実は喜ばしい

 

強いて言うならば…

 

 

「お前達下がれ!!コイツは・・・変態だ!!」

 

 

 

“敵”は去っても変態紳士が一名残っていたこと

ソレに尽きるだろう

 

 

確かに、“変態仮面”は生徒を守った

そう言えるのだが、行動が不味かった

なにせ、ウ●コを漏らそうとしただけなのだから

 

実際には多勢に無勢で勝ち目は薄く

命懸けで機転(ハッタリ)で“敵”を退けたのだが、

端から見ると、

公衆の面前でウ●コを漏らそうとする狂人でしかない

 

 

見た目的には浮浪者でしかない相澤とて

“イレイザーヘッド”というヒーローである

そして、担任の先生でもある

生徒を守ろうとするのは当たり前のことである

 

ただ、解き放った捕縛布が

“変態仮面”がどうにか避けようとした結果、

偶然が重なり亀甲縛りの形になってしまった

 

 

 

「あふんっ!?ボ…私は正義の味方なのに…

  正義(ヒーロー)は私の味方じゃないみたいだ…」

 

 

“ダークヒーロー”なら“画”になっただろう

ヒーローらしからぬ姿と行動で、

しかし、己の正義を貫く“ダークヒーロー”ならば

 

かなしかな、“変態仮面”は“ダークヒーロー”ではない

どちらかと言えば“HENTAIヒーロー”である

むしろ“HENTAIヴィラン”のほうがしっくりくる

 

頭からパンティーを被り顔を覆って、

ブリーフを現代アートみたいに着こなし、

亀甲縛りにされて言うセリフではないのだ

 

 

 

 

 

 

亀甲縛りにされてしまった“変態仮面”

よもや、このまま捕まってしまうのだろうか?

 

いいや、そんなことはない

きつく縛られたハズの捕縛布から

ヌルリと抜け出した

 

 

「くっ、コイツの“個性”か!?」

 

 

変態の“個性”警戒し、“抹消”を使いながら

次の手を打とうとする相澤だが

 

 

「違うね、コレはペ●ローションさ!!

 触感、渇き難さ、入手の安易さ…

 中●化学産業(株)の科学力は世界一ィィ!!」

 

 

“個性”ではなく“物理”((ローション))だった

なるほど、ヌルヌルでトゥルントゥルンなローションなら

捕縛布で締め付けたところでなんの痛痒もないのだろう

もし捕縛布でなくて“ガーゼ”などで

敏感な部分を刺激されていたら危なかったが

 

 

“変態仮面”は去っていった

 

 

一応は助かった生徒と教師達だが

心にはやるせなさが残っていた

そして相澤が愛用している捕縛布が

ローションまみれのズメズメのまま残っていた

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

さて後日談ではあるが、

雄英高校の各教室では朝のHRにて

“雄英体育祭”が迫っていることが告知された

 

一大イベントに盛り上がる生徒達

だが、中には“下克上”を狙う者達もいた

 

ヒーロー科への移籍を狙う普通科の者、

A組に対して劣等感を感じている者がいた

 

もちろんヒーロー科の生徒達も

自主的な訓練をしているのだが、

彼らは狂気染みた訓練を行い

虎視眈々とその座を狙っていた

 

 

…約2名を除いて

 

 

ヒーロー科以外でヒーロー科を目指す者も、

ヒーロー科で上位を目指す者も

行っているのは“個性”の強化だったり、

体術の類いだったりと、

“自分の性能”を上げる為のモノだった

 

 

除かれた2名はナニをしていたのか?

年頃の男子高校生らしく

日々をダベり、シコり暮らしていたのか?

 

違った

 

根本的に彼等はヒーロー科というか、

人として考え方がズレていた

 

 

まず彼等がしたことは、

“科”の移動願いを提出したことだった

 

“ヒーロー科”にではない

“ヒーロー科”に行くのは通過点でしかないが

今はすべきことではなかった

 

彼等の最終目標は“モテモテになること”

“ヒーロー科のイケメンエリート”など通過点だ

だが、現状を鑑みると

“ヒーロー科”へと移動願いを出したところで

却下されるのが目に見えている

 

なら“体育祭”で、

多くの人が見ている前で結果を残したならば…?

 

“奇跡の復活”、“底辺からの叩き上げ”、

ただの“ヒーロー科の生徒”ではない

“落とされてから這い上がる”

つまり“なろう”とかで人気のソレだ

ソレを彼等は成そうとしていた

当然、手段は選らばない

 

 

どういうことかと言うと、

 

ありふれたサポート科で雄英最強である

 





※ズメズメになった捕縛布の設定

洗濯してみたがズメズメしている
柔軟剤の匂いがフローラル
温水で揉み洗いを繰り返してようやく取れた
縛る為の物だが、亀甲縛りは想定していない


※五体満足の設定

五体とは言うが
“三本目の足”や“真ん中の足”は入ってないのだろうか
『太』と言う字はぁ~、
六体目がもげた様子を表しておりぃ~(金●感)


※ローションの設定

肌の保湿用や、マッサージ用など様々な種類がある
サラサラしたモノや、ネットリしたモノ、
洗い不要のモノなど本当に種類が多い
ポーションの代わりにはならない


※移動願いを受理した担任の設定

気味の悪い笑みを浮かべて提出した生徒を
他のクラスに押し付けられるので
担任は思わずニッコリ、許可を出した
そしてサポート科の担任パワーローダーに殴られた


※気味の悪いブロッコリーの設定

人好きのする笑み(自称)で担任に対して
『ステップアップの為に~』などと
もっともらしい理由をつけて願ったが、
担任は自分の手から離れるならなんでも良かった


※気色悪いジャボチカバの設定

万人に愛される素敵スマイル(自称)で担任に(略)
『スキル上達の為に~』(略)
もっとも(略)
担(略)


※ありふれたサポートで雄英最強の設定

モテモテになりそうな気配に僻んだ担任によって
ヒーロー科から普通科“奈落”に落とされた二人
更に下のサポート科“真なる大迷宮”へと進み
サポートアイテム“アーティファクト”によって…


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