僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その世紀末、放送事故

 

━━雄英体育祭

 

皆が楽しみにしているイベントである

ヒーロー達は可愛い後輩達の微笑ましい姿、

あるいは自分の跡継ぎやら

事務所の評判を上げる為の客寄せパンダとして

打算と我欲と性欲と僅かばかりの老婆心で見守っている

一般観客は純粋にスポーツの祭典として楽しむ者、

まだ幼さが残る高校生達が傷付け合う様を愉しむ者、

トトカルチョ等で盛り上がる者達がいる

一方で(ヴィラン)もまた楽しみにしている

将来的にヒーローになるであろう者、

その“個性”が明らかになり対策が練れるからだ

 

だが、期待は裏切られた

いい意味でも悪い意味でも、だ

 

将来的に先輩後輩の関係になるであろう

現役ヒーロー達は口を揃えて言った

『ふざけるなバカヤロウ!!』

 

将来的に敵味方に別れる関係になるであろう

現役(ヴィラン)達も口を揃えて言った

『母ちゃん……俺、今日から真面目に働くわ』

 

将来的にその活躍を見るであろう

観客や体育祭の視聴者達も口を揃えて言った

『バカじゃねぇか!?いいぞ!!もっとやれ!!』

 

 

 

普通は学校行事の選手入場ならば

1組だとかA組から入場するが、

雄英体育祭の場合は違う

学校行事ではあるがメディアにも出るような

いや、メディアがこぞって放送し特集するような

一大イベント、エンターテイメントだからだ

大御所、トリは最後に入場して

場を盛り上がらせるのだ

 

なので、サポート科や普通科から入場するのだが

入場してきたのは1人だけ

それも、衣類と呼んでいいのかわからないほど

むしろ粗末なボロ切れを纏っているような

そんな痩せこけ生傷だらけの貧相な男だった

 

 

 

 

 

足が、重い

身体中が痛い

だが、進まねば

進まねば未来はない

 

自分はどうなってもいい

だから、だからせめて“皆”を助けなければ

解放しないと、未来を掴まないといけない

 

 

男は見た目からでは信じられないが

まだ十代の少年だった

雄英高校サポート科に属する生徒だった

多大なるストレスによって

頬は痩けて皺が刻まれ髪は白く変色していた

 

 

未来を、救って…くれ……誰か

 

 

渇き枯れた喉から出る言葉はか細く

観客達には届かなかった

なんだなんだとざわめくだけの観客達

そしてざわめきは大きくなった

 

先ほどの男と同じように窶れた者達が

多数現れたからである

 

違うのは一点、纏っているボロ切れの他に

首に鎖付きの首輪が付けられていることだった

その鎖の先端には巨大な物体があった

 

石…だろうか

石材で造られた巨大な椅子だ

人が1人座るにはあまりにも巨大過ぎる椅子だ

その椅子の下には車輪が付いている

ソレを男達は引っ張っていたのだ

 

 

「「ひゃっはっ~~!!」」

 

 

巨大な椅子の裏から突如として大型自動二輪が現れた

大型自動二輪の集団、その中でも特出した者達

肩口から袖をバッサリ切った皮ジャン地肌に羽織り

奇抜なメイクをした海藻頭の少年と

球体状の髪をモヒカン型にセットした少年だった

 

 

無頼漢染みた少年は(※否殺傷です)を構え、

大型自動二輪の速度を乗せて解き放った

投げられた(※捕獲用です)

最初に出てきた男の胸に突き刺さった(※くっついただけです)

倒れ伏せる男(※驚いて転んだだけです)に対して

海藻頭と球体モヒカンが迫り、

その腕をナイフ(※マジック用のジョークグッズです)で刺し貫いた

 

 

「「はぁ~!!はっはっはっ!!」」

 

 

 

世紀末な状況から始まった雄英体育祭…

選手入場だけで嫌な予感しかしなかった

そしてテレビを見ていたAFOはチャンネルを変えた

ついでにテレビを見ていた治崎はリモコンを投げ捨てた

さらに仕事上、リアルタイムで見れなかった

四ツ橋はDVDデッキを破壊した

 

まさに世紀末

2XXX年、世界は“個性”開花の炎に包まれた

人々は異形と化し、

海には魚系の“個性”に目覚めた人々が跳び跳ね、

地には陸に取り残された魚系の“個性”達が犇めきあった

全人類が“個性”に目覚めたかのように見えた

だが“無個性”は生き延びていた

 

 

「(ベイビーへの愛があれば他の)愛などいらぬ!!」

 

 

暴力こそが頂点と化す時代の幕開けである!!

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

~ボツ案~

 

切島「てめえらに今日を生きる資格はねぇ!!」

 

瞼に傷を持つ男、エイシロウ

 

 

飯田「エーーイっ!!来ちゃダメぇぇぇ!!」

 

幸薄き少女?、リンヤ

 

 

尾白「我が生涯に一片の悔い無し!!」

 

世紀末覇者尾王、マシラオウ

 

 

爆豪「なんで俺だけ“いちご味”なんじゃゴラァァァ!!」

 

カレー大好き、爆・殺・帝 ハウザー

 

 

…”ハート様”はファットガムで固定だと思う

洸汰君なら“ターバンのガキ”だろうか

“ユリア”ならオールマイトで一択

 

 

あらゆる意味で世紀末な事になっていたかもしれない

 

 

 




※移動式玉座の設定

ローマ教皇が乗っている物とは違う
石材で出来ているため非常に重い
奴r 生徒達の筋力アップの為に使用している
愛の鞭(物理)も跳んでいく
サポート科(強制)合作

※大型自動二輪の設定

大型バイクによく似たサポートアイテム
サポートアイテムなので免許はいらない
変形したり合体したりはしない
自爆機能はついている

※エイシロウの設定

雄英神拳の正当後継者
よく”明日を見失った”りする
“微笑み忘れた顔など見たくはない”と敵を撃ち倒すが、
結局のところ“ひきつった笑顔”しか引き出せない


※リンヤの設定

“マリオ”で言うなら“ピーチ姫”
拐われるのは不幸だろうが
毎回、毎回拐うしかない敵役も大変
回を重ねる毎に警備も増すので難易度があがる


※マシラオウの設定

“尻尾”だけじゃないとハジケた尾白
だが恥ずかしながら腕を突き上げる様は
むしろ共感性羞恥心によって
見ている方が恥ずかしいのは秘密


※ハウザーの設定

カレーが好きでタンクトップも好きな金髪っ子
自分が特別であると信じているが
“ある意味”では特別という微妙な結果に…
脇毛は処理する気難しい年頃


※ハート様の設定

“個性”殺しと恐れられる体質…もとい“個性”
デフォルメされたキャラは幼子に人気だが、
本人が出ると泣かれるのは定石
動けるデブのニュースタイル


※ターバンのガキの設定

どこからともなく現れ、
マスキュラーの足を刺しては姿を眩ます謎の少年
その正体はマスキュラーが殺した人々の魂の集合体であり
その怨念が消えるまではマスキュラーの足を刺し続ける


※ユーリマイトの設定

語らずとも察してもらえるヒロインである
たとえ中年のオッサンでもヒロインである
ムキムキマッチョで加齢臭がしてもヒロインである
主人公とライバルくらいしか見向きをしない
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