「ジェントリィィィィ!!!!!」
ふふ、我ながら派手に登場が決まった
それにしても、情けないヒーロー達だ
こんなにも人数が居ながら囚われた学生1人を
助けることもできないなんて…
やはり、学校を卒業しただけ、資格をもっただけの
ヒーローなぞ玉石混淆ということか
「サイコーよ!ジェントル!!」
「ありがとう、ラブラバ」
ラブラバの声で我に帰る
彼女はラブラバ
私が全国を巡って救世と武者修行をしているときに
出会い、彼女の熱意に負けて私の相棒となった
「待たてしまったね少年!!もう安心したまえ!!
ここからは紳士の時間だ!!」
「また、変態がぁぁあぁ!!」
私が少年にウインクしている時に攻撃してくるとは
マナーがなってないな…まったく紳士じゃない
だが、紳士の時間とは邪魔されないものなのだよ
━━ヘドロヴィランの攻撃は
そして、吹き飛んだヘドロヴィランだが
一瞬、空中で動きが止まったとおもえば
今度は逆方向に吹き飛んだ
そして、また止まったとおもえば…
「『ジェントリー ジェイル』チェックメイトだ」
気絶した少年を取り敢えずビキニパンツに収納して、
同じく気絶したヘドロヴィランをレジ袋に詰めてゆく
さて、
━━ジェントルの視線の先にはヒーロー達がいた
「コレがあのジェントル・クリミナル…!!」
「ああ、ヤツを彷彿とさせる服装と行動…間違いない」
「アイツ、捕まえます?」
「確かに“個性”の無許可での使用やら公然猥褻やらで
逮捕は可能……だが!!アレを相手にしたいか!?」
「「「嫌です!!」」」
「俺だって嫌だよ!?」
「君達、そんな事より被害者の確認やら何やら
やることがあるのではないかね?」
私が指摘すると、そそくさと移動していく
ヒーローのレベルも落ちたものだな
ヒーロー達が居なくなったあとを狙ったのだろう
私は
「
私はラブラバを抱き締め天に舞う
「ジェントリィィィィ!!!!!」
私達が空中散歩しながら移動して、アジトに到着
ティーブレイクでも、と思っていると
ラブラバが口を開いた
「…ジェントル、さっきメールが届いたんだけどね」
「ふぅむ、
「…違うの、公安から…
公安所属のヒーローにならないかって」
「なんだって!?」
「私、罠だと思って調べたんだけど…
本当らしいのよ!!ジェントル!
貴方の行動が社会に認められたのよ!!」
「私が…公安のヒーローに…
ラブラバ、電話を掛けたいのだが…」
「大丈夫、連絡先も乗っていたわ」
『prrrr-prrrr-prrrr-ハァこちら、
公安ヒーロー委員会凶悪敵対策課 赤黒です 』
「連絡をいただいたジェントル・クリミナルだ」
『!!…お返事はお決まりで?』
「ええ、但し2つほど条件付きで…ですがね」
『……その条件とは?』
「私達の行ってきた行為は人を助ける為とはいえ
違法行為でしょう。ならば、私だけでなく
相棒たるラブラバにも、ラブラバだけでも恩赦を!」
『……いいだろう、もう1つの条件は?』
「私は、自らの正義と人民の為に全てを捧げている
ゆえに、紳士でない行為は一切しない!!」
『ハァァ、素晴らしい!ヒーローとはそうでなければ!
報酬等ではなく!仲間と正義を貫く心…実にいい!!』
「了承していただけるのかな?」
『勿論合格だ!!…だが、直接会って面接を行いたい
一応は組織なんでな』
※ジェントル・クリミナルの設定
長年、無免許でヒーロー活動を行ってきた
変態的ながらも相対した敵の捕縛率100%の実力と
明るく陽気で紳士的な性格ゆえファンも多い
そして遂に公安に認められてスカウトされる
※ジェントリージェイルの設定
“弾性”で対象を囲む攻防一体の捕縛技
中から攻撃や脱出しようと動くと
弾き返し、反対側からも弾き返す為、
内部でピンボールのようになってしまう
囚われたら最後、時間経過でしか解けない
逆に、自分や保護対象を中にいれれば
動かない限り絶対防御にもなる
作者が考えた“さいきょーのじぇんとる”
※ラブラバの設定
ネットでジェントルの動画を見て一目惚れした
全てをさらけ出せる姿に感動しジェントルの元へ
また、ジェントル・クリミナル・ファンクラブ会長
相棒としてだけでなく妻の座も狙っている
※ステインの設定
以前より気になっていたジェントルをスカウト
予想以上に紳士だった為、にっこり
前任の課長が定年で辞める際に
“昇格”としてではなく“責任者”としてと説得して
課長の席を継がせた
課全体の指示に加え現場にも1番出ており、
アルバイトもまだ続けている為、忙しい日々を送る
また、多額の寄付をし続けた孤児院の子供達からの
感謝の手紙は1人1人に返事を書くため寝不足気味