僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

27 / 224


今回の更新はココまでです。
山田の運命やいかに!?
来週の更新をお待ちください。


その山田、受難に倒れる

 

 

鏡を前に身仕度を確認する

コスチュームも完璧

グラサンも似合ってる

セットした髪もイカしてる

 

特注の防音部屋で発声練習してから家を出る

愛車に乗り、冷えた炭酸水を飲みながら出勤する

 

いつもの朝のルーチンワーク

ゴキゲンな1日を迎える為の儀式

 

だが、嫌な予感がする

例えるならライヴに観客(リスナー)が1人もいないとか

そんな、胃が痛くなるような予感

 

信号待ちの時にチラリとスマホを見る

最近のカメラと比べ画素数が少ない古い待受写真

━━━相澤、白雲・・・

 

今日は年に1度、受験生(リスナー)達が集まる入試試験日

そして、俺は説明役

こんなセンチな状態じゃリスナー達に顔向けできないなと

ニヤニヤとした不敵な笑みを張り付ける

 

学校に到着する

準備を整え、壇上に上がる

そして、説明(ライヴ)を始める

━━━さすがヒーロー志望、個性的すぎるぜ

と、思っていたら受験生の1人が質問もする

オーケーオーケー、ナイスな質問だ

だが、他の受験生に突っかかるのは…と

新しい質…問…?

 

「プレゼント・マイクは学生の時に

 リカバリーガールの下着を着用して

 喜んでいたって本当ですか!?」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

会場が静寂に包まれる

質問をしたのは

限界まで伸ばしたブリーフをスリングのように着こなし、

頭にパンティーを被った男であった

 

 

プレゼント・マイクはワナワナと震え、

その変態チックなファッションの男を指差し

 

『あん時の変態野郎!!!!

 テメェ!!ぶっ殺してやる!!』

 

突如錯乱し、ヒーローらしからぬ罵声を浴びせた

“ヴォイス”が使用され、受験生達の鼓膜が痛む

だが、変態には効かない

それどころか変態は反撃したのだ

 

 

「フフフ、相変わらずのシャイボーイだ

 いいだろう!コレは私からのプレゼントだ!!」

 

指をパチンと鳴らす

 

…だが会場には、受験生には何も起きず

何が起こっているのか理解出来なかった

 

しかし、プレゼント・マイクには

元雄英高校2年A組 山田 ひざしにはわかった

コスチュームをずらしてソレを確認すると

膝を着いて床を叩きながら泣き出した

 

受験生達にはまだ、意味がわからない

そして、数瞬後に流された校内放送で受験生達は理解した

その内容はプレゼント・マイク

…いや山田 ひざしにとってはトドメの一撃だった

 

『━━━ピンポンパンポン

 えー、残念なお知らせがあります

 保険医のリカバリーガールの下着セットが

 警備も虚しく、再び盗まれました

 ちなみに鬼滅●刃コラボの下着セットだそうです

 山田 ひざし先生は至急職員室までお越しください』

 

 

壇上の裏から現れたのは黒服の男達

嗚咽を抑えきれず蹲り泣く山田を掴み

引き摺りながら壇上から下げた

その姿は痴漢を逮捕した警察のようであった

 

 

 






※山田 ひざしの設定

 自分の思う“イカした大人”っぽい物や行動を
 心がけており 車もあえて旧車をチョイスした
 意外とルーチンやジンクスを大切にする
 15年前の“あの日の事件”再び(第2話参照)

※リカバリーガールの設定

 いくつになっても女の子
 流行チェックは欠かさないのが若さの秘訣
 後期高齢者向けファッション雑誌から
 下着モデルのオファーが来ている

※元雄英高校2年A組メンバーの設定

 山田が泣き崩れた際にメンバー全員が察した
 『ああ、やっぱり』と
 相澤は次は自分の番ではと戦々恐々としている
 一方で黒霧は仲間ができたと喜んでいた

※黒服の男達の設定

エクトプラズムの“個性”である
だんじて●愛の黒服ではない
大事なことなので二度言う
帝●の黒服ではない
雄英はホワイトな職場です
地下の住人になったりしません…多分
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。