僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その象徴、困惑する

 

 

『平和の象徴』…そう呼ばれているヒーローがいる

オールマイト、その人である

彼は雄英高校に後継者を見つけるという理由もあり

今年より教員として働くことと相成った

そして、記念すべき初授業は『例のクラス(1年A組)』…

『問題児しかいない問題』、『変態の巣窟』、『腐海』、

『特異点』、『人外魔境』、『終わりの始まり』、

『法治国家の外側』、『病院が逃げだした』…

様々な異名を持つクラスである

 

実はこのクラスには以前より

オールマイトが知っている顔が3人程いる

 

1人目は“爆豪 勝己”

 

去年起きた『ヘドロ(ヴィラン)事件』の被害者だ

オールマイトは出遅れたものの現場にいた為に

“彼”の顔を憶えていたのだ

多くの事件、事故を解決してきたオールマイトからしたら

たった1人の被害者の顔を忘れないのは難しいが

“彼”は特別であった

余多の被害者の中で唯一

『お尻にホ●ソーセージが突き刺さってた被害者』だった

 

2人目は“忌まわしき緑の変態”

 

1人目と同じ日に出会ったわけだが、

オールマイトが出遅れた原因と言ってもいいだろう

出会い頭に抱き着かれ腰を振られたのだ

名前も知らないし知りたくもない

なにかの間違いで雄英(ココ)に入学したのだろうが

すぐに除籍…いや退学になると思い

オールマイトは名前を覚えるつもりがなかった

 

3人目……

“彼”を思い出してオールマイトは顔を綻ばせる

 

3人目は“色丞 狂理”

 

過去に大怪我を負い病院で治療していた際に出会い

“素敵☆アイテム”を渡されたのが始まりだった

後遺症に苦しみ、力が落ちてきたことを感じて

オールマイトはその“素敵☆アイテム”を使用した

なんということでしょう…(変態)の手によって、

慢性的な倦怠感も傷痕の痛みも消えていき

まるで、全盛期のような…

いや全盛期以上に力を振るえたのだ

その後、“彼”とは毎週のようにランチやお茶をしている

“彼”が入学してきた時は驚いていた

若いとは思っていたが、15歳とは思わなかったのだ

だとしたら、『一体出会った時はいくつだったのか…』

問いたい気持ちはあったがオールマイトとて秘密は多い

きっと“彼”の抱える秘密もあるのだと納得していた

実は先日、入学祝いとしてランチに誘ったのだが

その際に『1年A組』の評価を“彼”から聞いていた

曰く━━

『問題児が多くて私はいつも振り回される』、

『なんとかしたいが力が及ばない』、

『彼らがヒーローになれるか心配だ』

…と良い評判はなかった

 

『ならば、私が!!』

 

そう、思っていた時期がオールマイトにもありました

具体的にはコスチュームに着替え終わった生徒達が

訓練所に来た時までである

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

若干、コスチュームに着られてる感はあるけど

初々しく、オジサンには若さが眩しいな…

さてと!全員そろったかな?

1,2,3…8,9,10…18,19…2人足りない?

生徒達の顔を見回していると察してくれたのか

眼鏡の…飯田少年だったかな?が答えてくれた

 

「上鳴君は今日は欠席しております!!」

 

「…!!そうかい残念だが…ん?もう1人は?」

 

その時、扉の向こうから特徴的な笑い声が聴こえてきた

いや、特徴的というよりコレは…!!

 

「HAHAHAHAHAHA!!」

 

なんだろう…嫌な汗が止まらないぜドチクショウ

 

「わ~た~し~が~

   普通にドアから来た!!」

 

扉を開けて出て来たのは私のソックリさん…

というより私そのものだった

 

「「ええ!?私が2人いる!!」」

 

同じセリフを同じタイミングで言われた…ッ!!

何なんだいったい!?

そこで何故か達観した目をした爆豪少年が

諦めたようにポツリポツリと説明をしてくれた

 

「オールマイト…その偽者の方はクソナー…緑谷です」

 

「「what!?なんだって!?」」

 

「アイツ…オールマイトのことが好き過ぎて…

 コスプレしてっときはまだ、よかったんスけど、

 自分がオールマイトだと思いこみ始めて…」

 

「「ok,ok…もう、言わなくていい」」

つまり行き過ぎたコスプレイヤーってことだ

容姿を真似る“個性”でもあるまいし…

私、正直ちょっと怖いよ…

 

「見分け方なんスけど…」

 

爆豪少年はポケットからキーホルダーを取り出し…

デフォルメされた私のキーホルダーだな

ソレを私の顔の前に持って来た

 

「「?」」

 

「コッチが本物で…」

 

そう言って偽者の私…

おそらく緑谷少年(偽オールマイト)の顔の前にキーホルダーを

 

バクン

 

食べた!?というか私の顔でソレは辞めてくれ!!

 

「コッチがクソナード」

 

私は早くも授業を中止して帰りたくなってきていた




※オールマイトの設定

変態から貰った“素敵☆アイテム”によって
全盛期以上の力を得て活躍している
だが、本人には理由がわからないが
人気が急低下している
逆に人気急上昇していた
“フレイムヒーロー”“ホムラ(旧名エンデヴァー)” に抜かれ
現在ヒーロービルチャート2位である

※素敵☆アイテムの設定

具体的にはミニスカセーラー服である
コレを着ることによって
デバフ無効、身体能力上昇、自動回復のバフを得る
分からなかった読者はGoogleで『月光刑事』で検索
ようはアレのオールマイト版である

※ホムラ(旧名エンデヴァー)の設定

後書きに名前だけ再び登場
本人の活躍、容姿そしてオールマイトの失墜により
念願の1位になれたが本人は
他人の評価や順位などより家族との時間を大切にしたい
…と語っている

※偽オールマイトの設定

行き過ぎたコスプレイヤー
最初は市販品のコスプレグッズを使用していたが
本人の求めるクオリティでなかった為に
自作し始めたが“身体のサイズ”の壁にぶち当たる
そして無理矢理に身体を膨張させ引き延ばして
オールマイトサイズになった
だが無理矢理な巨大化の為に内部はスカスカで
酷く脆い上、筋力や体力がまったくないし軽い
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