僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その戦闘、ただの遊戯

ほほう、青山は蝶に羽化できたようだな…

なに?どちらかといえばだって?

誰だ青山がチャドクガなんて言う悪い子は!?

どうも色丞 狂理(しきじょう きょうり)です

 

戦闘訓練の授業もあと2試合だな!

ちなみに今日、6月29日は上鳴の誕生日だな!

今日学校を休んでいる彼はきっとママンから

『体調が悪いんだから…』と真っ当な理由で

ケーキやご馳走ではなく粥でも出されているのだろう!

復帰したらチェリーパイでも出してやろうかな?

チェリーだけにな!

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「「やーい!やーい!左曲がり!!」」

 

「やめてくれぇぇ!!言わないでくれぇぇ!!」

 

「尾白!?しっかりしろ!!立て!立つんだ!」

 

「勃てとか言わないでくれぇぇ!!」

 

 

『そこまで!!ヒーローチームWIN』

 

芦戸&耳郎 VS 尾白&瀬呂

 

4試合目は芦戸&耳郎ペアの勝利だった

そして尾白の肉体ではなく心に傷痕を残した

 

「ひ、左曲がりっておかしくないよな!!なァ!?」

 

「まぁ…でも、普通はそこまでは曲がらな…」

 

「黙れ!このセロハン野郎!!

 爆豪!!小ささで悩んでるお前ならわかるだろう!?」

 

「うっせー!!左曲がり猿が!!

 小さくねぇわ!!勃てば5センチ越えるわ!」

 

「みろ!!左曲がりの方がマシじゃないか!!」

 

「爆豪…(まこと)か?」ソワ…

 

「んだ鳥頭が!俺が本気さえだせば

 そんくらい楽勝なんだよ!!」

 

盟友(とも)よ…!!」

 

「優しい目ェすんな鳥頭!!

 それよか次はテメェの試合だろが!!」

 

「行ってくるぞ…盟友!!」

 

第5試合 障子&常闇 VS 麗日&色丞

 

ヒーローチーム

障子&常闇

 

ヴィランチーム

麗日&色丞

 

 

相手が悪かった…

そう、表現するしかないだろう

 

障子 目蔵 “個性” “複製腕”

異形型特有のフィジカルの高さに加えて、

目や耳を“複製”することで驚異的な索敵能力を持ち

皮膜を拡げることで滑空に近いが飛行も可能

さらに恐るべきは“複製腕”すら“複製”可能な点である

 

常闇 踏陰 “個性” “黒影(ダークシャドウ)

遠・近・中に対応することが可能で

光にこそ弱いが実質不死身かつ体力が無限の黒影

…それと皆も大好きな本体(オマケ)

 

この2人が組めば…あるいは1人でも隙が無さすぎるのだ

障子の“複製腕”の索敵から逃げきる?

ビルの中にいる限り、音を出したらアウトだ

戦闘で倒す?ゴリラ以上の握力を持つ6本腕に?

 

光を発する手段が無い場合かつ、

光の届かない室内戦で黒影に勝とうというのは

例えプロヒーローでも難しいだろう

なにせ攻撃も束縛も効かないのだから

常闇を狙えば勝機はあるだろうが

それを黒影が許すかどうかは別問題である

 

それを踏まえてだ

相手が悪かった

 

「さて、始める前に聞いておこうか…」

 

色丞はビルの前で仁王立ちして待ち構えていた

 

「常闇!」

 

「承知!!黒影!」

 

「アイヨ!」

 

臨戦態勢にはいるヒーローチーム

…しかし、色丞は静かに問いかける

 

「全力で相手をして欲しいか?否か?…答えよ」

 

圧倒的なプレッシャー

だが、ヒーローを目指したからこそココにいるのだ

ゆえに答えは1つ

 

「「全力でかかってこい!!」」

 

塞がる壁が高く厚い…だからどうした

道は果てなく遠く終わりが見えない…それがどうした

 

どんな壁でも踏破し

どんな悪路も駆け抜ける

 

向こうへ━━

 

もっと向こうへ━━

 

さらに向こうへ━━

 

Plus Ultra!!

 

 

 

「ふむ、すまないな…言い方が悪かった」

 

「まず、戦いにするつもりはない」

 

「それと、全力は出しても本気はださない」

 

「あとは…“かかってこい”?」

 

「なるほどなるほど…全力で()()()()()

 

 

「抜かせっ!!」

 

 

障子と常闇、黒影が駆け出し()()()()()()()

 

「ぐぅ、常闇!大丈夫か!?」

 

「な、なにが!?」

 

「そうか…時間対策は必須なのだがな」

 

「じ、時間対策…?」

 

「なに…難しいことではない

 私の“個性”で時の流れを“変質”させただけだ」

 

「時を…操るだと!?」

 

「バカな!?それは…それではまるで…」

 

「理解できないか?まぁ難しく考えるな…

 答えは単純(シンプル)だ…貴様等は負けた、それだけだ」

 

 

実力差というにはあまりにも大きすぎるソレに

障子は思った…“格”が違い過ぎると

“ああすれば”、“こうしてれば”なんて考えすら浮かばない

称賛も負け惜しみすら浮かばず

ただ、唸るように声を出すのが障子の精一杯だった

 

「…ぬぅ」

 

そして、ソレは常闇も同じである

先のセリフの意味がわかってくる

“かかってこい”等と言える立場ではなかったのだ

戦いになっていないのだから

いや、戦うどころか逃げることすら出来なかったのだ

だから、溢すように言うしかなかった…

 

「…不覚」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なにが不覚だ!!

 ファッ●しろオラァァァ!!」

 

 

「なっ!?」

 

「常闇!?」

 

「踏陰ガ、捕まっちまっタ!!」

 




※5センチの設定

某TE●GAのデータによれば
日本人の平均サイズ(臨戦態勢)は13.56cmである
また、1937年のとあるデータによれば
16~20歳の最小サイズが(弛緩時)6センチである
繰り返すが弛緩時の最小サイズが6センチである
なお、測定方法の違いや自己申告の場合も有るため
これらのデータは正確だとはいえない
ちなみに5センチとは一円硬貨2.5枚分である

※盟友の設定

同性の場合、人は自分より優れている人物よりも
自分より劣っている人物に対して親近感がわくという
心理学における説がある
これは本能的なものであり、極めて根源的なものである
種を残すのに自分より優れた種を持つものがいたら、
自分は種を残せないかもしれないという本能である
読者の皆様も試しに考えてみて欲しい
“友人”の自分より優れている点、劣っている点を…

※障子 目蔵の設定

某週刊誌等の裏によく載せられている
包●手術の広告の人…ではない
更衣室で着替えた後から爆豪と常闇に避けられている

※常闇 踏陰の設定

スターフォ●クスのファ●コ…ではない
自分より小さい人を見つけた
次回、変態の餌食になる

※峰田 実の設定

実は10.8センチある
身長の高低の差が戦力の決定的な差ではない
ということを教えてくれた
なお、硬さはロンズデーライトよりちょっと硬いくらい
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