「リングに~♪稲妻走り~♪炎の~♪戦士を照らす~♪」
スポーツジムを開いてから経営は順調、右肩上がり
お近づきになりたい洸汰君…出水家とも関係は順調
今日だって出水家で行われる
親戚夫婦が来るホームパーティーに”お呼ばれ”されたのだ
そりゃあ歌だって歌うし、スキップだってしちゃう
手土産に年代物のワインだって買っちゃうし
洸汰君用に特製プロテインだって用意しちゃうのだ
出水家が見えてきた頃…
そんな浮かれた中年の耳にその声は届いた
「どうだ?洸汰君…俺の
聞き間違えだろうか?
「くくく、物欲しそうな顔して…
そんなに俺の
きっと聞き間違えだ…そうに決まってる
「
よし、殺そう
すぐ殺そう
そうしよう
「俺の洸汰にナニしてやがる!?」
筋内が扉を開くとそこには
爬虫類っぽい顔をした男と愛しの洸汰がいた
洸汰の口の周りには
「ま、マサル兄ちゃん!?」
「大丈夫か洸汰君…」
「誰だ貴様は!?」
「貴様…
「トカゲ野郎が…
「辞めて!僕の為に争わないで!!」
修羅場である
なお、念のために書いておくが、男しかいません
「トカゲ…だと?タンクトップ野郎が…
洸汰は
「あ゛あ゛!?洸汰君はなァ!!
「僕は…2人とも大好きなのに…どうして…」
洸汰のヒロイン力の高さである
なお、ショタコンはマスキュラー1人である
「あれ?秀一どうしたの?」
「ああ!筋内さん!もう来てたんですね!」
騒ぎを聞き付けた
マンダレイは旦那を心配して、
洸汰ママはネタの臭いに釣られてやってきたのだ
「「え?出水さんの知り合いですか?」」
~それぞれの紹介中~
「いや、先程は失礼しました
フリーのパティシエをしてます伊口です」
「いえ…近所でスポーツジムを経営している筋内です」
大人はビジネスに私情を持ち込まないものである
薄汚いと言われようともそれが大人というものである
「その若さで経営者とは…」
「そちらこそ高名は私でも知っていますよ」
笑顔で握手を交わす2人
なお、双方ともに目が笑っていない
仕事中でも嫌いな奴は嫌い…それが男である
面と向かって言わないだけで
本人がいなければ平気で悪口を吐くのである
「
「
「よろしくね伊口君!!」
「こちらこそ筋内さん!!」
女性は怖い
目が据わった女性の前では男の意地など意味はないのだ
「
「
女性陣がキッチンに戻り
男性陣はようやく生きた心地がした
「「「はぁ…行ったか……」」」
「伊口君…彼女、嫁なんだって?」
「普段はもっと…こう、お淑やかで可愛いんだ
筋内さんこそ家によくお邪魔するんですって?」
「いや…彼女の作品は素晴らしいんだ…
そう、“作品”だけはな…」
「叔父さん…マサル兄ちゃん…
僕、あの2人が母親と親戚なんだよ」
「「それは同情する」」
男3人、世代は違うが友情が芽生えた瞬間である
「…しかし伊口……君」
「あ、もうお互い敬語は無しにしましょ?」
「ん、ならよォ…仕事を否定するわけじゃねぇ…
お互いやりてぇことやりゃいいとは思うがよ
洸汰君の歳にゃカロリーが高すぎんじゃねぇか?」
「俺はスイーツの夢を紡ぐ者だ…
洸汰に食べさせたスイーツだが
高タンパクで食物繊維も多い“おから”を使用して
低カロリーに仕上げ甘味もステビアを利用することで
糖質も抑えたうえでナッツでミネラルも補給できる」
「ほう…プロの技ってヤツか…
だがな、俺のプロテインには及ばねぇ!!」
「僕、マサル兄ちゃんのプロテイン嫌い」
「え?洸汰君!?だってコレ一つで
必要なタンパク、ビタミン、ミネラル、食物繊維、
成長期に不足しがちなカルシウムはもちろん、
必須アミノ酸や健康にいいポリフェノールも
ぜ~んぶ摂れるんだぞ!?」
「だって苦いしドロドロしてるし…生臭いんだもん!」
「まさか…そんな…俺の特製プロテインが…」
筋内の小脇に抱えたボトルがゴトリと落ちる
「まぁ、なんだ俺にもその“特製プロテイン”を
味見させてくれないか?」
同情か哀れみかフォローをする伊口
「…ああ、飲んで…みてくれ…」
茫然自失とした筋内が落ちたボトルを手渡し、
伊口はソレをグラスに注ぐ
「では、さっそく…」
ソレはドロリとしていて喉に張り付くようだった
僅かな苦味と塩気、鼻に抜けるイカ臭さ
飲んだ後も喉がイガイガする飲み心地
一言で表現するとすれば…
「マズイ!!」
「けどよ!必要な栄養は摂れるんだぜ!?」
「貴様ァァ!!…いや筋内さんよ?
何を原料にしたんだコレは!?」
「何って市販のオーガニックプロテインに
俺が選別した食材を入れただけで…」
「その!!アンタが!!選別した!!食材は!?」
「いや…その、低カロリー、低脂質で高タンパク、
それにタウリンとかDHA、EPAが豊富なイカと、
スポーツしてたら不足から塩分をと…ミネラル塩と、
あとはケールとかセンブリとか大麦若葉とかだな」
「自分で飲んでみたのか?」
「ああ!最高に美味いじゃねぇか!
いかにも健康にいいって感じがしてよォ!!」
「マサル兄ちゃん…べろ大丈夫?」
5才児に味覚を心配される筋内
亜鉛が不足すると味覚障害を起こすそうですよ?
また亜鉛は●液の生成にも必要なんですって!
「洸汰…コレ今まで飲んでたのか?」
「だって残すとマサル兄ちゃん泣きそうな顔するから」
「そうか…洸汰、秀一おじさんは
マサル兄ちゃんに
ママのところに行っていなさい」
「うん!わかったよ、秀一おじさん!!」トテトテトテ
「…行ったか」
「え?俺、なにかしたか?」
「正座」
「あ゛?」
「正座だ!!タンクトップ野郎が!!」
この後、滅茶苦茶説教された
※筋内 増(旧マスキュラー)の設定
虎視眈々と洸汰を狙うマッチョメン
お呼ばれしたホームパーティーで
伊口と出会い修羅場になりかけた
特製プロテインが原因で伊口に説教された
プロの調理技術には勝てなかったよ…
※伊口 秀一
チョコと嫁を愛する新婚マン
栄養さえ摂れればいいとばかりに作られた
特製プロテインを味見して激怒した
『料理をナメるな!!』
※出水 洸汰
ヒロイン感が増している5才児
原作とは違い両親も無事で
マサル兄ちゃんや親戚の秀一おじさんが
構ってくれるので素直な性格に育った
※伊口 信乃(旧姓 送崎(マンダレイ))
新婚ほやほや幸せの絶頂期
プロヒーローとして一般人の旦那は守る対象
翌月、懐妊が発覚しヒーローを引退する
従姉妹の出水ママの様子が変だと思ったが
従姉妹が変なのは昔からだった
※出水ママ
おにショタR-18本の作者兼プロヒーロー
従姉妹の信乃が連れてきた旦那を
次の作品の題材にしようと企んでいる
息子が王道BLルートに行くのか、
それとも男の娘ルートに行くのか見守っている
※出水パパ
出番がなかった
今回、有る意味最大の被害者である
嫁の様子がおかしいが
副職で描いてるという“漫画”が原因なんだろうか?
何も知らない当事者
※特製プロテインの設定
『マサル兄ちゃん…僕、身体が熱いんだ…』
という状態を筋内が期待して
亜鉛やアルギニン、無臭ニンニク、黒マムシ、マカ、
ノコギリヤシ、スッポンエキス、カントットアリ
…等のサプリメントと市販のオーガニックプロテインと
タウリン豊富なイカを生のままミキサーにオンした
超♂健康食品だが味は御察しの通りである
※チョコの設定
黒くて硬いアレである
催淫作用があるとも言われている
伏せ字にしたらいけないぞ!
※ブッシュ・ド・ノエルの設定
太くて黒いアレである
中からクリームが出てくるぞ!
※エクレアの設定
子供の口には大きすぎるアレである
下手に頬張るとクリームが飛び出すぞ!