僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その筋肉、有頂天

「リングに~♪稲妻走り~♪炎の~♪戦士を照らす~♪」

 

筋内 増(すじうち まさる)(旧マスキュラー)は上機嫌だった

スポーツジムを開いてから経営は順調、右肩上がり

お近づきになりたい洸汰君…出水家とも関係は順調

今日だって出水家で行われる

親戚夫婦が来るホームパーティーに”お呼ばれ”されたのだ

そりゃあ歌だって歌うし、スキップだってしちゃう

手土産に年代物のワインだって買っちゃうし

洸汰君用に特製プロテインだって用意しちゃうのだ

出水家が見えてきた頃…

そんな浮かれた中年の耳にその声は届いた

 

「どうだ?洸汰君…俺のチ●コ(チョコ)の味は!?」

 

聞き間違えだろうか?

 

「くくく、物欲しそうな顔して…

 そんなに俺のチ●コ(チョコ)が気に入ったのか?」

 

きっと聞き間違えだ…そうに決まってる

 

こぼれないようしっかり咥えな!!(※エクレアです)

 

よし、殺そう

すぐ殺そう

そうしよう

 

 

「俺の洸汰にナニしてやがる!?」

 

筋内が扉を開くとそこには

爬虫類っぽい顔をした男と愛しの洸汰がいた

洸汰の口の周りにはドロリとした白い液体が…(※エクレアのクリームです)

 

「ま、マサル兄ちゃん!?」

 

「大丈夫か洸汰君…」

 

「誰だ貴様は!?」

 

部屋に残る強い臭気(※チョコの甘い匂いです)の中で睨み合う両雄

 

「貴様…ウチの洸汰になんのようだ?(※親戚という意味です)

 

「トカゲ野郎が…俺の洸汰をよくも…(※恋愛対象です)

 

「辞めて!僕の為に争わないで!!」

 

修羅場である

なお、念のために書いておくが、男しかいません

 

「トカゲ…だと?タンクトップ野郎が…

 洸汰は俺の太い奴が大好きなんだよ!!(※ブッシュ・ド・ノエルです)

 

「あ゛あ゛!?洸汰君はなァ!!

 俺と激しくヤんのが好きなんだよ!!(※筋肉トレーニングです)

 

「僕は…2人とも大好きなのに…どうして…」

 

洸汰のヒロイン力の高さである

なお、ショタコンはマスキュラー1人である

 

「あれ?秀一どうしたの?」

「ああ!筋内さん!もう来てたんですね!」

 

騒ぎを聞き付けた伊口の嫁(マンダレイ)と洸汰のママである

マンダレイは旦那を心配して、

洸汰ママはネタの臭いに釣られてやってきたのだ

 

「「え?出水さんの知り合いですか?」」

 

~それぞれの紹介中~

 

 

「いや、先程は失礼しました

 フリーのパティシエをしてます伊口です」

 

「いえ…近所でスポーツジムを経営している筋内です」

 

大人はビジネスに私情を持ち込まないものである

薄汚いと言われようともそれが大人というものである

 

「その若さで経営者とは…」

 

「そちらこそ高名は私でも知っていますよ」

 

笑顔で握手を交わす2人

なお、双方ともに目が笑っていない

仕事中でも嫌いな奴は嫌い…それが男である

面と向かって言わないだけで

本人がいなければ平気で悪口を吐くのである

 

誤解が解けて何よりね!(旦那に手ェ出すじゃねぇぞ?あ゛あ゛ん?)

 

ええ!2人とも大切なゲストですもの!(これは…新ネタにいいわ!!)

 

「よろしくね伊口君!!」

 

「こちらこそ筋内さん!!」

 

女性は怖い

目が据わった女性の前では男の意地など意味はないのだ

 

じゃ、私は料理の途中だったから行くわね!(わかってんだろうな?)

もうちょっと待っててね!(もっと見てたいのに…)

 

女性陣がキッチンに戻り

男性陣はようやく生きた心地がした

 

「「「はぁ…行ったか……」」」

 

「伊口君…彼女、嫁なんだって?」

 

「普段はもっと…こう、お淑やかで可愛いんだ

 筋内さんこそ家によくお邪魔するんですって?」

 

「いや…彼女の作品は素晴らしいんだ…

 そう、“作品”だけはな…」

 

「叔父さん…マサル兄ちゃん…

 僕、あの2人が母親と親戚なんだよ」

 

「「それは同情する」」

 

男3人、世代は違うが友情が芽生えた瞬間である

 

「…しかし伊口……君」

 

「あ、もうお互い敬語は無しにしましょ?」

 

「ん、ならよォ…仕事を否定するわけじゃねぇ…

 お互いやりてぇことやりゃいいとは思うがよ

 洸汰君の歳にゃカロリーが高すぎんじゃねぇか?」

 

「俺はスイーツの夢を紡ぐ者だ…

 洸汰に食べさせたスイーツだが

 高タンパクで食物繊維も多い“おから”を使用して

 低カロリーに仕上げ甘味もステビアを利用することで

 糖質も抑えたうえでナッツでミネラルも補給できる」

 

「ほう…プロの技ってヤツか…

 だがな、俺のプロテインには及ばねぇ!!」

 

「僕、マサル兄ちゃんのプロテイン嫌い」

 

「え?洸汰君!?だってコレ一つで

 必要なタンパク、ビタミン、ミネラル、食物繊維、

 成長期に不足しがちなカルシウムはもちろん、

 必須アミノ酸や健康にいいポリフェノールも

 ぜ~んぶ摂れるんだぞ!?」

 

「だって苦いしドロドロしてるし…生臭いんだもん!」

 

「まさか…そんな…俺の特製プロテインが…」

 

筋内の小脇に抱えたボトルがゴトリと落ちる

 

「まぁ、なんだ俺にもその“特製プロテイン”を

 味見させてくれないか?」

 

同情か哀れみかフォローをする伊口

 

「…ああ、飲んで…みてくれ…」

 

茫然自失とした筋内が落ちたボトルを手渡し、

伊口はソレをグラスに注ぐ

 

「では、さっそく…」

 

ソレはドロリとしていて喉に張り付くようだった

僅かな苦味と塩気、鼻に抜けるイカ臭さ

飲んだ後も喉がイガイガする飲み心地

一言で表現するとすれば…

 

「マズイ!!」

 

「けどよ!必要な栄養は摂れるんだぜ!?」

 

「貴様ァァ!!…いや筋内さんよ?

 何を原料にしたんだコレは!?」

 

「何って市販のオーガニックプロテインに

 俺が選別した食材を入れただけで…」

 

「その!!アンタが!!選別した!!食材は!?」

 

「いや…その、低カロリー、低脂質で高タンパク、

 それにタウリンとかDHA、EPAが豊富なイカと、

 スポーツしてたら不足から塩分をと…ミネラル塩と、

 あとはケールとかセンブリとか大麦若葉とかだな」

 

「自分で飲んでみたのか?」

 

「ああ!最高に美味いじゃねぇか!

 いかにも健康にいいって感じがしてよォ!!」

 

「マサル兄ちゃん…べろ大丈夫?」

 

5才児に味覚を心配される筋内

亜鉛が不足すると味覚障害を起こすそうですよ?

また亜鉛は●液の生成にも必要なんですって!

 

「洸汰…コレ今まで飲んでたのか?」

 

「だって残すとマサル兄ちゃん泣きそうな顔するから」

 

「そうか…洸汰、秀一おじさんは

 マサル兄ちゃんにちょ~っとお話(OHANASHI)があるから

 ママのところに行っていなさい」

 

「うん!わかったよ、秀一おじさん!!」トテトテトテ

 

 

「…行ったか」

 

「え?俺、なにかしたか?」

 

「正座」

 

「あ゛?」

 

「正座だ!!タンクトップ野郎が!!」

 

この後、滅茶苦茶説教された

 




※筋内 増(旧マスキュラー)の設定

虎視眈々と洸汰を狙うマッチョメン
お呼ばれしたホームパーティーで
伊口と出会い修羅場になりかけた
特製プロテインが原因で伊口に説教された
プロの調理技術には勝てなかったよ…


※伊口 秀一

チョコと嫁を愛する新婚マン
栄養さえ摂れればいいとばかりに作られた
特製プロテインを味見して激怒した
『料理をナメるな!!』


※出水 洸汰

ヒロイン感が増している5才児
原作とは違い両親も無事で
マサル兄ちゃんや親戚の秀一おじさんが
構ってくれるので素直な性格に育った


※伊口 信乃(旧姓 送崎(マンダレイ))

新婚ほやほや幸せの絶頂期
プロヒーローとして一般人の旦那は守る対象
翌月、懐妊が発覚しヒーローを引退する
従姉妹の出水ママの様子が変だと思ったが
従姉妹が変なのは昔からだった


※出水ママ

おにショタR-18本の作者兼プロヒーロー
従姉妹の信乃が連れてきた旦那を
次の作品の題材にしようと企んでいる
息子が王道BLルートに行くのか、
それとも男の娘ルートに行くのか見守っている

※出水パパ

出番がなかった
今回、有る意味最大の被害者である
嫁の様子がおかしいが
副職で描いてるという“漫画”が原因なんだろうか?
何も知らない当事者


※特製プロテインの設定

『マサル兄ちゃん…僕、身体が熱いんだ…』
という状態を筋内が期待して
亜鉛やアルギニン、無臭ニンニク、黒マムシ、マカ、
ノコギリヤシ、スッポンエキス、カントットアリ
…等のサプリメントと市販のオーガニックプロテインと
タウリン豊富なイカを生のままミキサーにオンした
超♂健康食品だが味は御察しの通りである


※チョコの設定

黒くて硬いアレである
催淫作用があるとも言われている
伏せ字にしたらいけないぞ!

※ブッシュ・ド・ノエルの設定

太くて黒いアレである
中からクリームが出てくるぞ!


※エクレアの設定

子供の口には大きすぎるアレである
下手に頬張るとクリームが飛び出すぞ!
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