僕のH☆EROアカデミア   作:紫煙隊

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その変態、福音を授ける

 

 

さくらといったらC.Cさくらだよね!?色丞 狂理 (しきじょう きょうり)

 

昨日、いや日付が変わった後だから今日だね

魔導王陛下に出会って大変だったよ

 

おかげで寝坊して二度寝して、もう夕方さ

 

ん゛~寝起きだからかもしれないが

股間のセンサーバッキバッキだな

 

まるでいくら努力しても万年2位

自分で出来ないのに子供に1位を取らせようとして

厳しいトレーニングをしたら子供に嫌われて

結局、追い抜けないまま1位が引退して

繰り上げで念願の1位(笑)になったと思ったら

死んだと思っていた実の息子にボロボロにされるような

ツンデレ誰得ダメ親父が近くにいるような・・・

 

 

 

いましたわ

顔面火事親父が・・・

 

このままでは悲惨な運命が待ち構えている・・・

だが、運命は切り開くものだ

(運命を)私が拡張してやろう

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

日が沈み、人も疎らになっていく街道を

パトロールしているヒーローがいた

エンデヴァー(轟 炎司)

 

━━━今宵、彼に福音が届く

 

「・・・・・か・・・」

 

「・・・し・か・・・」

 

何処からともなく聞こえてくる声

疎らとはいえ人がいるので彼等の声でもおかしくないが

しかし声が自分に向けられていることを感じていた

 

(何処だ!?なんと言っているのだ!?)

 

 

「・が・しいか・・・」

 

「・が欲しいか・・・」

 

(欲しい・・・?何をだ!?)

辺りを見渡し細い裏路地に駆け込むエンデヴァー

 

 

 

「力が欲しいか!!!」

 

イタズラやヴィランによる罠の類いである可能性は高い

むしろそれ以外にないだろうが その問に対して

エンデヴァーは答えざるをえなかった

 

 

 

「欲しい!!力が欲しい!!!

だから ありったけ寄越せ!!!」

 

 

 

 

「言質はとった・・・!貴様をナンバー1にしてやろう」

 

 

━━━逢魔時 魔に逢う時刻である

 

 

細い裏路地は1人歩くのがやっとで

他に人がいればすぐにわかるはずだった

エンデヴァーも油断もせずにいたが

呆気なく後ろをとられた

 

「なんだ貴様ァ!!!」

振り向き様に炎を纏わせたアッパーを放つも掠りもせず

 

「私か 私は貴様に福音を授ける者

そして貴様をナンバー1にする者だ」

 

「貴様ごときが俺を」

「なんだ、自信がないのか?

力が欲しいと言いながらも怖気付いたか?」

 

「自分ではナンバー1になれないと思っているのか?」

 

 

それは禁句だった

プチプチと血管が切れる音を聞きながら

エンデヴァーは全力で“個性”を使い拳を振るった

当たれば確実に死を与えるそれは

虚空を切るばかりで当たらず

 

“個性”の全力使用による体温の上昇 スタミナの限界

エンデヴァーは膝をついていた

乱れた呼吸、高熱で朦朧とする意識 限界だった

 

身体が弱ると心まで弱るもので

エンデヴァーは普段なら絶対に認めない言葉を吐いた

 

「俺は・・・弱いのか・・・?」

 

努力した。努力して努力して努力して努力して努力して

なおも届かない

轟 炎司としては生きている

・・・だがヒーロー エンデヴァーとしてはもう・・・

 

 

「・・・2年だ!!

積み上げてきた全てを捨てる覚悟があるなら

2年後にお前をナンバー1にしてやる!!」

 

 

━━━それは福音

 

オールマイトを越えると常々言ってきた

誰にもできると思ってもらえなかった

自分でも口には出さないが無理だと思いはじめていた

妻や子供達 家族には強く当たった

自分の夢をねじ曲げて息子に呪いとして押し付けた

 

轟 炎司は苦笑する

息子がヒーローになるのは何年後だ?

その時まで自分は負け続けるのか?

引退するような年齢になったオールマイトに

息子が勝ったとしてそれが俺の望んだ勝利なのか!?

 

俺が!!俺が思い描いたヒーロー“エンデヴァー”は!!

そんな情けないヒーローじゃないだろう!!

どんな時でも!!どんな相手でも!!

絶対に負けない!!最後には絶対勝つ!!

“エンデヴァー”は最強のヒーローなんだ!!

 

幼少の頃に思い描いた“超カッコイイ ヒーロー”

目指し続けたのに見失ってしまった“ヒーロー”

轟 炎司の原点《オリジン》

いつの間にか忘れていた原点(最強のヒーロー)は取り戻した

あとは手をとるだけ

 

 

「応!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

計画通り(ニヤァ)





※エンデヴァーの設定

作者の連載中の別作で酷い目にあった人。
今作でも酷い目にあうが、
一応(変態的に)救済される予定。
変態の手を取ってしまった。


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