次回の更新をお待ち下さいゲス。
「うぇ…うぇい」
上鳴 電気はこれまでの人生において
これ程までに女性が怖いと思ったことはなかった
顔はまるで彫刻のように無表情のまま動かず、
目は瞳孔ガン開きで据わっているクラスメイトの女子
…麗日と葉隠に対して上鳴は怯えていた
しかし、恐怖の反面で上鳴には喜びがあった
ゾクゾクとした背徳的な悦びが背骨を抜け
上鳴の脳を感電でもしたかのように痺れさせた
「透ちゃん…このゲスどないしよ?」
「先輩で興味あるって人いたから
“みんなのトイレ”にでもなってもらう?」
実際にはそこまではしないだろう
だが、“もし、本当にされたら”と上鳴は想像し、
ソレは彼にさらなる興奮をもたらした
「まぁまぁ、2人共…時間は有限なのだ
早く鍛練を始めようではないか」
興奮した上鳴にはすでに嫉妬などという感情はない
“炎”とは連鎖反応のような側面を持つ
“炎”によってもたらされた熱は
上昇気流を作り新鮮な空気をもたらし、
燃料となるモノは熱によって
乾燥し、あるいは熔けて、もしくは引火点を越えて
より燃えやすくなり“炎”を大きくする
先程まで嫉妬していた上鳴は
逆にこのシチュエーションに興奮していた
(ああ、お茶子ちゃんに透ちゃんが俺を蔑んで…
それにこの状況…NTR?、NTRなのか?
やっべぇ…すっげぇ興奮してきた…)
ムクムクと興奮と性欲…
それと、電気棒が鎌首をもたげる
“ソレ”を察したのか否か、
麗日と葉隠は去り際に上鳴へと声を掛けた
「社会の為に死んでくれへん?……ペッ」
「ホント、ゲスって生きてる価値ないよね~……ペッ」
2人は上鳴にツバを吐きつけて去って行った
なお、吐きつけられた上鳴だが…
(じょ、女子のツバが俺の顔に…ッ!!)
異形型、もしくはそういう“個性”であるかのように
舌を伸ばして吐きつけられたツバを舐めとっていた
そして、去って行く2人に土下座して
「ありがとうございます!!」
上鳴は心から感謝の言葉を述べていた
本人は意識すらしていないだろう
だが、彼の本能は“ご褒美”をいただいたことに対して
感謝していたのだ
しかし、彼は大切な事を忘れていた
それは大人になるにつれ学ぶことであり、
彼がまだ経験したことのない必然であった
…その場のノリで判断すると手痛いしっぺ返しを受ける
男性読者諸君であれば多少の経験はあるだろう
“ソレ”が上鳴の身に迫っていた
「か、上鳴君って好きなヒーローとかいるのかな?
いや、ヒーローを目指してこの国立雄英高校のヒーロー科を受験して受かったからココにいるんだからそんなこと言わずもがなだけどさ…やっぱり個人的に気になるというか…うん、上鳴君のことだから女性ヒーロー…例えば“薄・異=本”でもやたらと人気のある“ミルコ”とかいまいち“ソッチ”方面では人気が出ていない“リューキュー”とかが推しなのかな?でも、ちょっと待って!少し考えて欲しいんだ!確かに男性からの人気は“ミルコ”も“リューキュー”もあるけどさ、ココはやっぱり無難でスタンダードでありながらも至高かつこの世界を生み出した創造神にして絶対神の“オールマイト”のことを知って欲しいと思うんだ!え?“オールマイト”の事なら知っている?……ハァ?なに言ってるの!?頭沸いて…いや頭からウジ虫でも湧いているんじゃない?なんでキミなんかが僕の“オールマイト”のことを“知っている”なんて言えるのさ?ねぇ?普通に考えたらわかるよねぇ?じゃあさじゃあさ、“キミが知っているオールマイト”が今朝、朝食を何時に何を食べたかわかる?わかるハズだよねぇ?“知っている”んだからさぁ…は?そんな細かいところまで知るわけがないって?これだからにわかはダメなんだよなぁ…知っている知っているとは言ってもこれっぽっちも知らないでいて自分はよく知ってますよ~○○は●●で✕✕なんですよねぇ~とかネットで調べたにわか知識をひけらすことしか頭になくて実際ディープな内容にはこれっぽっちもついていけないくせしてしゃしゃりでてくるんだもん…いや、あくまで一般論だよ?別に上鳴君のことがどうってわけではないんだけどさぁ…ああ、親切心から言うんだけどそういうにわか知識だけ語ってちゃんとした知識がない人ってモテないらしいよ?女性からしたらただウザいだけでとりあえずその場では“わ~すごい詳しいんですねぇ~”なんて相槌をしていても裏じゃなにあのにわか厨?死ねばいいのにとか思われてるそうですし実際そうだからキミはDTなんじゃないかな?あっDTといえば“オールマイト”の童貞非童貞、処女非処女の検討会が先日あったんだけども……」
この後、クソナードの演説は上鳴が気を失った後も続き、
終わったのは下校時刻を大幅に過ぎた後だった
※上鳴 電気の設定
その場の欲に身を任せた結果、
得たモノに対して大きすぎる代償を支払った
しかし、途中から“この状態を女子が望んでいる”
などと考え始め恍惚として表情になったが、
結局クソナード節には勝てず
脳内をオールマイト一色に染められた
※麗日 お茶子の設定
チャラい男とギャンブルをする男、
計画性のない男等がが大嫌い
付き合うなら紳士な人がいい
ただし、金持ちに限る
※葉隠 透の設定
ノリで行動することが多いが、
ゲスには辛辣な自称美少女
上鳴?ゴメン、男子として見てないから!
※上鳴に興味のある先輩の部屋
“野生”の“獣”のような“先輩”である
イメージカラーは“茶色”
カッコいい呼びかたをするなら
“ジュッセンパイヤー”である
※クソナードの設定
同じペアになった上鳴に対して
自分の事を知ってもらうには
まずオールマイトを知ってもらおうと演説した
そして演説して演説したあと演説ついでに演説したった
それでも演説しきれず演説が演説であるために
演説らしさをだそうと演説して演説しまくり、
演説の演説が演説しすぎて演説を演説する演説が
演説ゆえに演説しにくく演説演説する演説で、
演説ってなんだっけ?と演説を受ける側が
演説の意義を演説するまで演説した