プリキュア5の世界に転生しました…悪役サイドだった者ですが。   作:クルミ割りフレンズ

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皆様大変お待たせいたしました。
えっ最後に更新したのが去年の10月...本当にすみませんでした。

ただ良い訳だけさせて頂くと仕事が忙しかったりばあちゃん家で飼ってる老犬のお世話があったり本当に書く時間が無かったんです。

この話の半分くらいは去年に途中まで書いて放っておいた物なので駆け足気味だしその後の構想がちょっとあやふやで微妙になってるかもしれません。ただ取り敢えず投稿しないといけないと思い書きましたので何卒ご勘弁を。

あとアンケートを設けておりますのでお手数でなければ是非お願い致します。



第5話 貫穿の弾丸、増幅する悪意

 まだ日も昇り切っていない朝方に異形の影同士がぶつかり合っていた。

 片方は獣の様に唸り声を上げて荒々しい挙動を見せ、もう片方は相手の攻撃を最低限の動きのみで避け当たりそうな攻撃だけを弾き落としている。

 

「ガアァァァ!な゛ん゛て゛あ゛た゛ら゛ね゛ぇ゛ん゛た゛!」

 

意識を保てる程度にはメモリに適合出来たという事ですか...。

 

 後者は勿論ウェザート。前者は凶悪な獣の様な姿をした怪人、【ビースト・ドーパント】だ。

 本来ならこのドーパントはあらゆる傷を瞬時に治癒する事でどんな攻撃が向かって来ても恐れず進撃出来るのが最大の武器としている。しかしウェザートの攻撃は当てた瞬間強烈な電撃で傷を焼く為治癒するのもままならない。

 【ビースト】はどんなに攻撃しようと避けられ捌かれ10分も戦っていないにも関わらず既に満身創痍だ。更には比較的高い適合率を持っているとはいえメモリの毒素によって段々と思考能力すらままならなくなって来ている。これには堪らないと逃亡を図ろうとする。

 

「ぐえぇっ!?」

 

ここまで来て逃がす訳が無いでしょう。

 

 【ビースト】が踵を翻し跳躍した瞬間ウェザートは自身を霧化させ纏わり付いて地面に叩きつけた。

 強靭な肉体に助けられはしたが叩きつけられた衝撃で膝を着いた状態から立ち上がれない。

 既に実体化したウェザートは【ビースト】に近づき手を頭に被せるように伸ばす。

 

安心なさい、手加減はしてあげます。MAXIMUMKERAUNOS〉」

 

「ガアァッ!?...。」

 

 紫電が一瞬迸ったと思えば【ビースト】だった男は変身が解け倒れ込み男の頬から【ビースト・メモリ】が排出され意識を失った。

 ウェザートが排出されたメモリを拾い上げるとガイアウィスパーが鳴り砕けた。

 

「...全く、先週から数えて既に5人ですか。奴め、とうとうメモリをばら撒き始めましたか。」

 

 ウェザートは忌々し気に砕け散った【ビースト・メモリ】を睨み付けた後貴重なサンプルとして取り込み、意識を失った男を夜間も運営している病院の入り口近くまで運んで姿を消すのだった。

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 はぁ、今朝は疲れました。ここ最近あの男がメモリを撒き始めたのかドーパントは大体2~3日に1人の割合で出現する様になりました。

 寝る必要の無いこの肉体でも流石に夜通し町全体を見張るのは精神的に疲れます。それにドーパント達は夜だけ活動する訳でも無いので昼間、学校にいる時でも意識を研ぎ澄ませ続ける必要があるのも疲れます。

 周囲の人間に目撃されない様に結界を張って戦っているので今の所一般人には見つかっていませんが時間の問題かもしれませんね。彼女達には既にバレてしまいましたがどうにかこうにか教師らしい事を言って説得出来ました。凄く渋々だったのが心が痛いです。

 

 これまで撃破したメモリは【カメラ】を除けば、【エドモントニア】・【ダイアリー】・【マンティス】・【フォルスラコス】そして今朝倒した【ビースト】。

 これまでドーパントを倒して1つか分かった事があります。倒されたメモリ使用者は意識を持っている状態で使用してもメモリブレイクされるとメモリを使っている間の記憶が混濁する様です。そして次に目覚めた時にはその間の記憶を失っている、これは結果的には良かった事かもしれません。強制されたにせよ自分から使用したにせよメモリを再び使いたいという感情は無くなるでしょう。ただ暫くはメモリの毒素によって入院生活は続くでしょう。

 

 それとメモリを使用した弊害か【ダイアリー】使用者は毎日日記を付けなければ1日の記憶を保てなくなっている事が後の調査で判明しました。こればっかりは私の力でもどうにもならないでしょう、もし毒素の影響であるなら下手な事は出来ません。もう暫く様子を見てどうにもならなそうなら新しく力を作る必要があるかもしれない為前途多難ですねぇ。

 

 あぁ、そう云えば皆さんそろそろパルミエ王国に到着した頃合いでしょうか。

 お昼にス...何とかさんが襲って来て撃退したかと思えばナッツハウスにてミルクさんからの速達で急遽向かわれてしまわれました。私も誘われましたがこの街を離れる訳にもいかない為残る事にしましたし。

 ナッツハウスの店番も私は大してアクセサリーの類いに詳しくも無いので出来ませんでしたし、こうなると暇なんですよね。

 

 

 

 

 

『ウェザートさん、それじゃあ行って来るね。そっち()は任せちゃってごめんね。』

 

『いえ、お気になさらないで下さい。タダでさえ其方の方が緊急性が高いというのに同行出来ずすみません。』

 

 ミルクから届いたパルミエ王国の一大事という手紙でウェザート以外の面々はシロップの力を借りて出発する事になった。

 ドーパントが出現した時に備える為にウェザートは待機する事に罪悪感を感じたが のぞみ や かれん は気にしなくて良い。こっちは任せて欲しいと気遣ってくれる。

 そうだ、彼女達は学生ではあるがその心構えは立派な戦士そのもの。過度な心配や罪悪感は彼女達を侮辱する行為ど同じだと心を切り替えて見送る事にする。

 その際ウェザートは懐からあるモノを取り出し のぞみ に渡す。のぞみ が渡されたモノを他の面々も覗き込む。

 

『それではコチラを渡しておきます。何か有ればご連絡下さい。』

 

『これって...携帯電話ですか?鷲尾さんが使ってる物と比べるとちょっと大きい様な...。』

 

『私が作ったモノですので。無い事を祈りますが、ドーパントや<奴>が出た時にはお願いします。』

 

 えらくゴツゴツした携帯電話だったが幾つか使い方の説明をした後ウェザート以外はシロップと共にパルミエ王国へと発った。

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 一方その頃ローズパクトを狙い暗躍しているエターナル本部では頭頂部が禿げ上がった男、ネバタコスがアナコンディからローズパクトはパルミエ王国にあると情報提供され出発しようとしていた。が、そこに黒いローブの男が待ったをかける。

 

「待ちな、パルミエ王国とやらへ行くんだろ?俺も連れて行けよ。」

 

「ああ?お前...俺の仕事を奪う気か?ローズパクトを頂くの俺だぞ!」

 

「そんなモンに用は無えよ、用があるのはローズパクトを持ってる奴らと一緒に居る奴だ。」

 

 断ろうとしたネバタコスだったが男が放つ邪悪な雰囲気を感じ取り苛立たしく思いながらも面倒そうなので了承した。

 

「ククク安心しな、お前さんの邪魔はしねぇよ。奴をマトモに相手どれるのなんざ俺だけだ。その分お前の仕事も楽になるんじゃねえか?」

 

 男は不気味な笑い声を漏らしながらネバタコスと共にパルミエ王国へと出立した。

 手の中で異形のメモリを弄びながら男は愉快そうに笑い続ける。

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 パルミエ王国に到着した面々は手紙に書かれていた内容と齟齬がある様に感じて疑問に思っていた。王国自体は未だ復興が終わっていないが平和そのもの。事の真相はというとココとナッツが人間界に行った事で寂しくなり会いたい一心で緊急事態だと手紙を書いてしまったのだと白状した。

 その事でミルクはお世話役統括であるパパイヤに叱られてしまったがそれに反抗する様に出て行ってしまった。

 

 かれん はミルクを探しに行き のぞみ達はココ・ナッツと共に王国の復興の手伝いをして暫し休憩を取っていた。かれん の方もミルクは見つからず仕方ないと戻って来ていた。

 談笑も束の間、招かれざる客が来訪してきた。以前にも体験した怖気をココとナッツは鋭敏に感じ取った。

 

「「何か出たココ(ナツ)!」」

 

 地面に衝突する様な勢いで突っ込んで来た為辺り一面が揺れ動きその時に生じた風圧で のぞみ達は吹き飛ばされた。

 そこに立っていたのは黒いローブの男と頭頂部が禿げた見知らぬ男・ネバタコスであった。

 

「「エターナル!?」」

 

「初めましてだな。君達が持ってるっていうローズパクトを貰いに来たよ。さぁ渡してもらおうか。」

 

『あなた達なんかにローズパクトは絶対に渡さない!』

 

 彼女達からしたらいつも道理のやり取りだが黒いローブの男は少々苛々したような態度で尋ねて来た。

 その様子に隣のネバタコスは嫌そうにしておりプリキュアの面々ですら足が竦みかける。

 

?おい、奴は何処だ?ローズパクト持ってるお前らと居るんじゃねーのかよ。」

 

「ウェザートさんなら居ないわ。あなたが街で人を怪物に変えるのに備えて残ったもの!」

 

 質問に帰って来た答えに更に苛立ちを募らせる。自分が蒔いた種であるというのに知った事かと邪悪なオーラを撒き散らしながら癇癪を起す子供の様に暴れ出しそうだ。

 しかし直ぐにオーラを抑え彼女達を闇の様に暗いフードの中から捉える。

 

チッ、連日適当にばら撒いたのが裏目に出たか。まぁ良い、それならちょっとばかしストレス解消に付き合ってくれよ。」

 

「おいお前、俺との約束破る気じゃねーだろうな?」

 

「だからさっさと渡したくなるようにしてやるよ。」カチ

 

QUETZALCOATLUS!

 

 一対の翼がメモリケース上部に生えたようなデザインの基盤が剥き出しになっているメモリを空を飛んでいた鳥に向かって投げ挿す事で巨大な翼竜のドーパント、ケツァルコアトルス・ドーパントを生み出した。

 

クゥエエェェェイ!!!

 

「遊んでやれ、ケツァルコアトルス・ドーパント!」

 

「こいつは面白い、なら俺も!」シュッ

 

 ネバタコスもタコを思わせる怪人に変身し岩石にエターナルボールを憑依させる事でホシイナーを作り差し向ける。

 復興を進めるパルミエ王国に悪意が襲い掛かった。

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

♪~

 

 一人残っていたウェザートは時計塔から街を見渡していた時に携帯電話に着信が入る。懸念事項が当たった様で、見れば のぞみ に渡していた携帯電話からだった。

 

もしもしウェザートさん!?あnうわぁ!あの黒いのがやって来た!あと大きいトリのどーぱんとがお城に攻撃してる!ドーン

 

「分かりました直ぐに向かいます。それまで持ち堪えて下さいっ」

 

 電話を切ると共に怪人態に変身しテレポーテーションを使う事で妖精の世界にあるパルミエ王国に転移した。

 

 転移して直ぐにドリームが電話で伝えた巨大な鳥という特徴、より正確に言えば翼竜のドーパントであるケツァルコアトルス・ドーパントが丁度飛行しながら逃げ遅れた国民を救助していたシロップを追いかけていた。

 そして内心焦りながらシロップに掴みかかろうとしていたケツァルコアトルスに肉薄する。

 

(拙い、非常に拙い。ケツァルコアトルスメモリはゴールドクラスの力を持つ強力なメモリ!それだけ肉体への負担も大きい筈だ、一体誰が変身したんだ!)

 

取り敢えず、落ちなさい!

 

クゥエエェ!?!?!?

 

 翼を狙ってウェザーマインを振り下ろし叩きつける事でケツァルコアトルス・ドーパントを地に落とす事に成功した。

 ウェザートも着地し正面を見据える。図書館で出会ってから暫く見える事は無かった黒いローブの男が顔こそ見えないが愉快そうにウェザートを見ていた。

 

また貴様か、態々この国まで来てコレですか。

 

「ククク、最初はちょっと遊んでやろうと思ってな。まさかお前の方から来てくれるなんてなぁ嬉しいぜぇウェザートォ!」

 

あれはゴールドクラスのメモリだぞ!一体誰をケツァルコアトルスにした!?

 

「さてな、ケツァルコアトルス!今度はアイツと遊んでやりな!」

 

 ケツァルコアトルス・ドーパントは一鳴きするとウェザートに狙いを定め襲い掛かる。ウェザートも風を纏い浮遊する事で空中戦を繰り広げているが飛ぶための器官である翼を持つ分ケツァルコアトルスの方が少々有利であった。巨体の割りに身軽な挙動を見せパワーもある為ただ突進するだけで攻撃として機能する。連続で吐いてくる火炎球もウェザートにとっては大した威力では無いが避ければプリキュア達やパルミエ王国民に当たる可能性を考慮し全弾撃ち落さなければならない。更に下手に攻撃すれば強力なメモリの影響で使用者が死にかねない為攻めあぐねていた。が、

 

ウェザートさん!

 

っ!アクア、どうしました?

 

そのドーパントは人じゃないわ。飛んでいた鳥にメモリが挿されたの!

 

 ホシイナーと戦っていたキュアアクアから齎された新たな情報により先程まで防御に徹していたウェザートは内心笑みを浮かべながら一変攻撃に切り替え始める。

 

ありがとうございますアクア。その情報のお陰でどうにか出来そうです。

 

 ガイアメモリは人間には毒素の影響が強く出るが動物相手では人間と比べると影響は少ない。仮面ライダーWにて模造品とはいえコネクタ無しでメモリを挿されたオウムがメモリブレイクされた後何事も無く飛び去った様に通常通りに此方もブレイクしても大丈夫だという確信が持てる。

 

はああぁぁ!

 

 嘴を開き噛みつこうと突進して来たが大振りな攻撃を行った事でウェザートが躱せばケツァルコアトルスは大きく旋回して戻って来る必要がある。そんな絶好のチャンスを逃す手は無かった。

 ケツァルコアトルス・ドーパントの隙を突き翼を凍てつかせウェザーマインから鎖状のエネルギーを出して嘴に巻き付ける事で身動きを制限する。しかしケツァルコアトルスのパワーならグズグズしていれば脱出されるだろう。

 そしてこのドーパントを倒すにはもう一つの懸念がある。ケツァルコアトルスサイズのドーパントをメモリブレイクするにはかなり出力する必要がある。ウェザートがそれだけのエネルギーを出力しようものならドーパントを中心にして周囲にもそれなりの被害が出る。本来なら原作通りに空中などの被害が被らない場所でメモリブレイクすれば良いのだが地面に再び落としている為それは出来ない。

 

 故にこういった事を想定して作っていた武器を取り出す。その名も『ウェザートマグナム』、ウェザートが周囲を巻き込み易い部分を鑑みて製作した専用武器である。見た目は完全に色が違うだけのトリガーマグナムである。

 そして同時期に考案・作成した物がもう一つ。

 

ドリームっ!私が貸した携帯電話をこちらに!

 

分かった、投げるよ!ウェザートさんっ!

 

 放物線を描きながら投げ渡された携帯電話をキャッチし1セットで作ったメモリを装填する。

 

ヘラクレスビートル

 

 そしてこれが携帯電話型のメモリガジェット『ヘラクレスビートルフォン』である。ギジメモリを装填する事でヘラクレスオオカブト形態に変形する。

 すぐさまソレを『ウェザーマグナム』にセットし体内から取り出したウェザーメモリを装填しマキシマムモードへ移行させる。

 

これで、お仕舞です。

 

WEATHER MAXIMUM DRIVE

 

ウェザー・ヘラクレスペネトレーション

 

 放たれた氷の弾丸は電撃を纏い、ドリルの様に回転しながら拘束から逃れかけたケツァルコアトルス・ドーパントに命中。回転によって貫通力を強化した弾丸が完全に貫きメモリブレイクを完了、排出されたメモリはウェザーの足元まで転がり砕け散りドーパントにされていた鳥は何事も無かった様に飛び立って行った。

 

 

 

 

「いやぁ驚いたぞウェザート。まさかそんな物を作っていたなんてなぁ。」パチパチ

 

 事が終わった後に態とらしく拍手をしながら近づいてくる黒いローブの男。ドーパントが倒されても余裕を崩さずに喋り続ける。

 

「途中からメモリブレイクされた時の爆発でお前のお仲間事巻き込ませようとも考えたんだ。お前の力ならそれくらいの事は可能だと知ってたからな。」

 

 完全に自分の力を利用し周囲を巻き込む予定だったと愉快そうに語り続ける黒いローブの男をウェザートは睨み付ける。空中では抜群の機動力とパワーを誇るケツァルコアトルスならば自分が来ても来なくても、ウェザーマグナムが完成していなければ大惨事が起きただろう事は容易に想像出来る。

 

「丁度向こうも終わったみたいだな。それじゃあ俺も帰るとするぜ、そういえばお前には感謝しなくちゃなぁ。なんせ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中々に良いデータが取れたお陰でこのメモリが完成したからな。」カチ

QUETZALCOATLUS!

 

 奴の手にあったのはウェザートの足元に転がっている基盤が剥き出しの複製品では無く、完成しゴールドメモリと同じく金色に輝くメモリケースに入っているケツァルコアトルスメモリだった。

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 プリキュア5がホシイナーを倒した事でエターナルが撤退した事でパルミエ王国の皆さんから歓声が上がり私まで感謝されました。しかし折角こうして復興しようとしていた建築中のお城にも少なくない被害が出ており不甲斐ないばかりです。そして又しても彼らに本来ならば味わう事の無かった恐怖を感じさせてしまった事に罪悪感が湧きました。

 まぁしかしそれでも彼らの命を救う事が出来たのは本当に良かった。彼らが純粋に示してくれるこの感謝だけは素直に受け取らなければいけませんね。

 

 しかしまた1つ懸念事項が出来てしまった。オリジナルに比べれば出力の低い模造品とはいえゴールドメモリと同等の力を持つケツァルコアトルスメモリを取り込めたのは大きいです。これでまた一歩毒素の解明に近付けるのは確かでしょうから。しかしこの収穫を台無しにしかねないのが奴が持っていたオリジナルのメモリ。データを取った、完成したという奴の言葉が真実であるなら私の所為でアレ以上の被害を齎す可能性が出てきてしまったという事。原作でも結局オリジナルのメモリを使用したドーパントが登場しなかったが為にどの程度の力を持つのかさえ未知数な部分がある。これからは更により一層警戒しなければいけません。

 

 っと、折角心を切り替えたと思ったらまた難しい顔をしてしまいました。こんな表情では彼女達も不安になってしまいます。それにどうやらお土産を用意してくれるようです。ふふっパルミエの木の実、ですか。出来るならばこの木の様に高く大きく豊かな国になる事を祈らせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「デカいドーパントを使って周囲を巻き込む爆発もダメかぁ、実現していたらさぞや阿鼻叫喚だと楽しみにしていたんだがなぁ。」

 

「そうだなぁ奴を、いや奴の周囲すら滅茶苦茶にするにはどうすれば良いのか?その答えはお前だ。」カチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...えっ?」

 

RHIZOPHORA!

 




どうでしたか?自分で読んでもなんかバタバタしてるなって感じるしプリキュアの小説なのにプリキュアの登場シーン少なって思いました。ただ原作アニメが良すぎてこれ以上弄れないってのもあり、ただでさえ視点がコロコロ切り替わるのにプリキュアの場面入れたら更にあっちこっちに行って混乱を招くと思いカットしました。
次は出来るだけプリキュアが活躍出来る様にしたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

アンケート内容に関しては今はそこまでどういう事か説明出来ません。なので直感でピンッと来た項目に投票していただければと思います。




『今回登場したウェザートが作ったアイテム紹介』

【ヘラクレスビートルフォン】
 ウェザートが作った携帯電話型のメモリガジェット。ギジメモリであるヘラクレスビートルメモリを装填する事でライブモードに変形する。
 ヘラクレスオオカブトをモチーフにしている様に力が強く人間大の大きさ相手なら角で挟み込んで投げ飛ばしたり突進で怯ませる事も可能。
 携帯電話としてもしっかりと機能しパルミエ王国程度離れた世界からでも通話が可能。しかし逆に普通の携帯からは電話をかけられない為こっちから掛ける必要がある。

【ヘラクレスビートルメモリ】
 ウェザートが作ったヘラクレスビートルフォンをライブモードへ変形させるのに必要なギジメモリ。

【ウェザートマグナム】
 ウェザートが仮面ライダーWが使う狙撃武器トリガーマグナムを参考に製作した専用武器。ウェザーメモリ、というかウェザートの出力に耐えられる様に調整されている。
 勿論通常モードでの銃撃戦も可能だが基本的にチマチマ撃つよりメモリブレイク可能な状態までウェザート自身が攻撃した方が早いので専らマキシマムドライブ専用になる予定。
 他のメモリも使用可能だが属性・威力に関してはウェザー1本で応用が効く。

直感で選んで下さい。

  • G4
  • 王蛇
  • オーガ
  • グレイブ
  • 歌舞鬼
  • キックホッパー
  • コーカサス
  • 牙王
  • ネガ電王
  • レイ
  • アーク

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