プリキュア5の世界に転生しました…悪役サイドだった者ですが。 作:クルミ割りフレンズ
おかしい、いくらなんでもドーパントとの交戦率がやけに高い気がします。以前にもほぼ毎日交戦する機会は確かにありましたが、最近は少なくとも
現場に駆けつけてみれば青い粘液で動けなくされた警察の方々と所々に落ちている散らばっている諭吉さん達。成る程、メモリの力で強盗でもしていたのでしょうね。そしてよくよく地面を見れば何かが高速で擦れた様な痕跡がチラホラ...と来れば
「今回はコックローチですか、しかもメモリの力を使っての犯罪。救い様がありません」
という訳で路地裏に潜んでいた
「ぐアあアアあ!?!?テメェ何しテくれヤがル!折角集メた俺の金がァ!!」
「お前のじゃ無いでしょうが」
また同じ様に風で攻撃しましたが流石にギリギリですが避けられてしまいました。明らかにテレビで見ていた個体と比べても幾らか速く感じます。まぁ映像での描写と現実だとまた違うんでしょうけど私でも目で追えるか負えないかレベルのスピードですし。ふぅむ、もう少し方向性を変えますか。
Q.敵が超高速で動いている時の対処法は?
「答えはエレクトロファイヤーです」
そう言うや否や手を勢いよく地面に叩きつけて私を中心に半径20m程度の足首くらいの高さに雷雲を発生させます。そうなれば...
「ガあアアあアああああアアア!?!?!?」
と、まぁこの通り足を止めてしまう訳です。実際は地面に電流を流すんですけど私の場合は雷雲を経由しないといけないので。
おっと、また逃げられる前に終わらせましょうか。そろそろメモリの力に呑み込まれかけてますし。
「グゥゥウウ!テメェ許サネェ!!!」
「お前に言われる筋合いはありませんよ」
『WEATHER MAXIMUM DRIVE』
「ウェザー・サンライトレーザー」
手早くウェザーメモリもウェザートマグナムに装填してマキシマムドライブを発動させ、銃口から収束した太陽光を発射して撃ち抜きます。
「グオオオォォォォォ!?!?」
そのままコックローチ・ドーパントの変身が解かれた後にコックローチ・メモリが排出されメモリブレイクも完了。メモリの残骸も回収して後は...
「アフターケアも、まぁ必要ですよね」
『DETOX MAXIMUM DRIVE』
はい解毒完了、後は簡単に拘束して近くに置いておけばいいでしょう。後はお巡りさんのお仕事ですよっと。
それにしても今日だけで『ジュエル』に『エナジー』と来て『マグマ』、そしてさっきの『コックローチ』です。いくら何でも多すぎる、しかも強いのも居れば力を引き出し切れていない弱い個体も居ましたし。
いくら何でも粗製乱造が過ぎる。ウェザストルの奴、一体何を考えているのでしょうね。まぁ今は取り敢えず一旦帰還するとしましょうか、今ならまだ皆さんナッツハウスに居る頃でしょうし。
「はぁ、それにしてもまだ機会はあるとはいえミルキィローズとのファーストコンタクトを逃したのは惜しかったですねぇ」
◇ ◇ ◇
ナッツハウスに帰ってくればニッコニコの のぞみさんを除いて皆さんは何やらポカンとしたご様子。あぁ成る程以前自分達を助けてくれたミルキィローズが本当に青いバラの力の持ち主なのかと議論していた回でしたか。
「ただいま戻りました。すみません皆さん、朝からバタバタしていて申し訳ない」
「お疲れ様ウェザートさん、こっちもごめんなさい。あまり手伝える事がなくて...」
「いいえ。あまり気になさらないください かれんさん。こちらとしても奴の事で手一杯になってしまって他のエターナル関係はあまりお手伝い出来ていませんし、『適材適所』という言葉もありますから」
そう本当に気にしていませんので。いやいや皆さんもそんな申し訳なさそうにしないで下さい。
ドーパントを倒して人間に戻すにはメモリブレイクしかありませんし此方側でそれが出来るのは現状私だけなので仕方ない部分もあります。
まぁまさか前世で憧れていた仮面ライダーみたいな真似をする事になるとは思ってもみませんでしたが。この辺の新聞や雑誌でもちょっと話題になっちゃってましたし。此方としてはあまり目立たずにやって行きたかったんですけど私の能力の仕様上目立つのも仕方ないんですよねぇ。
さっきも言った様にウェザストル関連の事件さえ無ければ私だってちょいちょいプリキュア5のお手伝いくらいしたかったんですよ。ただ必要に以上に手を出せば彼女達の成長を阻害する恐れもあったので本当にそこそこレベルだったんでしょうけど。
「うむ、お互いに気遣えるのは良い事ドナ!おお、そうドナ。ウェザート殿にも彼女達を助けたという人物についてどう考えるか聞いてみたいドナ!」
「ドーナツ国王...私自身は入れ違いだった為直接その人物に会っていないので何とも言えません。とはいえ...」
そう言いながら懐から青い花弁が何枚か入った試験管を取り出しました。いえね、いくら何でも彼女は青いバラの戦士だし名前はミルキィローズだしおまけに正体まで知っているなんて流石に言えません。かと言って私は彼女の事を知らない事になっているのでそれっぽい事言うのも難しいので奴との戦闘が終わった後に のぞみさんみたいに青いバラの花弁をこうして回収しておきました。何かの役に立つかもしれませんでしたし。
「少なくともこの花弁は間違いなくバラの花弁だったという事です。それと同時に僅かですか何か不思議な力も感じます。プリキュアの皆さんの証言からも超人的な身体能力も加えて考えるなら青いバラの戦士である可能性はかなり高いのではと考えています」
「やっぱりそうだよね!今度会ったらちゃんとお礼を言わなきゃね!」
のぞみさんのこういう溌剌とした所は本当に癒しになります。身体的な疲れは無くともこう連日連夜だと精神的に疲れてしまうのでありがたい限りです。まぁこの後はいつも通りやいのやいのしながらお茶会になりました。甘い物は効きますねぇ。
sideエターナル
「アナコンディの奴に逆らった私に先は無い」
「えっいやそんな...」
「こうなったらプリキュアを倒し、ローズパクトとパルミエ王国の奴ら全てを手に入れてみせる!」
自身に言い聞かせる様にいきり立っているのはスコルプ。彼がこうまで言い切っているのは度重なる失態によりローズパクト奪取の任務から外され剰えその事でアナコンディに盾突いてしまったからだ。№2である彼女に歯向かえば消されるのがオチだと分かっているからこそだ。
「ま、待ってください!折角仲良くなれそうなのに焦っちゃダメですよ!前の職場での経験上感情的に動くのはよくない...そうチャンス!チャンスを待つんですよスコルプさん!」
「ふっ、優しい男だなブンビー。だがな、私はもうこの組織には居られない。達者で生きろよ、ブンビー」
「ああっあの、待っスコルプさん...」
前の組織と違い初めて友人と言えるような間柄になり掛けていた相手であるスコルプをブンビーはどうにか引き止めたかった。しかし彼の覚悟の決まった目を見てしまえば二の句も出ない。だからこそ黙ってその背を見送るしかブンビーには出来なかった。
「へぇ、面白くなってきやがった」
そしてそんな彼等のやり取りを物陰から愉快そうに笑みを浮かべながら覗き、手の中で2本のガイアメモリを弄んでいる者が一人。
◇ ◇ ◇
はい、という訳で今日も今日とてドーパントの処理をしていた訳なんですけどまぁまぁ強力なのも居ない事も無い程度ですね。その大半が直ぐに片づけられる程度の力しか持っていない連中ばかり。それにしてもドーパントが現れる事に追いかけていれば町から結構離れてしまいましたね。
...ん?この気配は、恐らくスコルプの物でしょうか。あまり直接は戦いませんでしたが彼女達を見守る序でに何回か出会っているので分かります。しかしこの距離でこれだけ認識出来るという事はかなり力が増している。場所は...ナッツハウスという事は成る程、今日がミルキィローズとの2度目の邂逅の日でしたか。ならば今頃は超獣化している筈ですね。むっ、どうやら彼女達もプリキュアへ変身した様です。
それなら今回もあまり手出し無用という事でしょうね。なんせ彼女は颯爽と駆けつける感じで格好良く振舞いたかった筈、ここで私が駆けつけてしまえば台無しになってしまいかねない。花を持たせる為にも惜しいですが今回も無しですね。大人しくこうして次に現れるかもしれないドーパントを待っ...
「いや、おかしい。何でしょうか、こう兎に角何かが引っ掛かる感じがするのは」
そうこう考えてる間にまた新しい気配が、
「いや、まさか。奴の狙いは!」
言うが早いか私は彼女達の下に駆け付ける事にした。そして移動しながらここ最近出現し続けているドーパント達の事を思い出す。
私はドーパントの性能や種類、数ばかりに目が向いていてもう一つの事を思考から外していました。最初は学校の近く、そこから3日目辺りは町の中。次は隣町と段々と離れていっている事を頭から外していました。人の身ならそこそこ遠くとも怪人としてのスペックならばそんなに苦じゃ無かっただけに気付けませんでした!
「邪悪な力を包み込む、バラの吹雪を咲かせましょう!ミルキィローズ・ブリザード!」
現場に駆けつけてみれば前回会えずに悔しい思いをしたミルキィローズが必殺技であるミルキィローズ・ブリザードでスコルプを氷のバラで包み込んでいる所でした。こんな懸念さえなければ手放しで喜べたんですけどねぇ。氷のバラが弾けて消えれば後には人間態に戻ったスコルプが一人。本来ならばこのまま消滅という形で倒されるんでしょうけど...来た!
「さらば、ブンビー」
「おいおい、くたばるにはまだ早ぇだろうがよ」
「がぁっ!?貴様ウェザストル!何をっ!?」
奴は消滅し掛けているスコルプの首を掴むと自らの『闇の力』を注ぎ始めました。一足遅かったか!いやまだ間に合う!咄嗟に奴らに向かって駈け出しますが...
「折角俺の実験体にしてやろうってんだ、死なれちゃ困るぜぇ!」カチ
くっ、また遅かったか!奴の狙いは最初からこれだったのでしょう。スコルプが失態続きで任務から外され、そして彼の性格上最後に消される前にローズパクトを奪取しに来る事を予測でもしていたのでしょう。
そして最後には倒され、抵抗する気力も無いスコルプを狙う為に。私をナッツハウスから遠ざけたのは奴の言う「実験」を邪魔されるのを嫌ったからでしょう。
しかしまさか1人に対してメモリを一度に2本も挿すとは思ってもいませんでした。スコーピオンとはサソリ、ユーリプテルスとは太古の時代に生きていた広翼類...つまりはウミサソリ。サソリ繋がりですがサソリとウミサソリは本来別種の生き物の筈なんですけどね。
「グアアアオオオオオオオオオ!!!!!」
「よぉウェザートォ!今回も間に合わなかったなぁ!」
「くっ、貴様っ!またしても!」
「「「「「 ウェザートさん! 」」」」」
「ちょっと、何よアレ!」
ミルキィローズが指さし叫ぶのもまぁ分かります。カッコよく必殺技で決めたと思えば突然外野からの横槍でパワーアップして復活したんですから。
今のスコルプの状態ですが人型飛び越えていきなり巨大化しました。見た目は超獣化したスコルプに似ていますが通常が割とコミカルな顔つきだったのが完全にサソリを思わせるより凶悪な物になりました。それに加えて元々1本だった尻尾も根本から2本追加され3本に、腕もこれまた根本からもう2対追加さて6本腕に。おまけに元々普通のサソリぽかった足にはヒレまで付いてます。さながら『ジャイアント・スコルプ』とでも名付けましょうか
「ギュオオオオオオオオオオオ!!!!」
「クハハハハ!成る程な、人間相手では段階が必要だが怪人相手ならこうも素早く進化するか!とはいえ」
「ギリャアアアアアアアアアア!!!!」ブオン
「おっと、こうも制御不能じゃ『失敗作』だな。精々奴らを巻き込んで死んでくれや。じゃあなウェザート、
「酷いっ、何てことを!」
相変わらずやるだけやって、言うだけ言って帰りやがりましたよあのクソ野郎!しかし『ジャイアント・スコルプ』をこのまま野放しにする訳にも行きませんし、仕方ありません個人的な怨みなどありませんが倒すしかないか。
「ギュオオオオオオオオ!!!」
「っ!ウェザートさん、どうしますか?」
「どうするも何も、ああなっては倒すしかありません!」
向こうは既に此方をターゲットに定めている。ならば向こうに主導権を握られる前に此方から接近するまでです!
十分接近できましたがそれは『ジャイアント・スコルプ』の方も同様、私が近づくや否や右側の3本の腕を振り下ろして来ましたがこっちだってタダでやられる気は毛頭ありません。
「ギュララララララ!!!!」ブオン
「はああっ!せぇやああ!」
振り下ろされた腕のハサミをウェザーマインで受け流しつつ胴体の下に潜り込み渾身の力でウェザーマインを振り上げて『ジャイアント・スコルプ』を上空にカチ上げます。どれだけ強力な力を持っていようと飛翔能力を持っていない限り空中では隙だらけになります。私も『ジャイアント・スコルプ』を空中に吹き飛ばした直後に跳躍し、彼よりも更に上空に上がります。
「グギャアアアアアアア!?!?」
「これでっ、決めます!!!」
ウェザーマインを伸ばして先端に氷で出来た刃を生成、上空には高密度の雷雲を発生させつつ腕を限界まで引き絞ります!上空の雷雲のチャージが完了したのを確認した後に引き絞っていた腕を開放し槍となったウェザーマインを発射し『ジャイアント・スコルプ』に突き立てます!
「ギュオオッ!?!?グガアアアア!!!」
「これで終わりではありませんよ!さぁ落ちて来なさい、赤雷よ!!!」
そう言うなればランスモードとなったウェザーマインを突き立てたのは本命の攻撃ではありません。私がどんなに高威力の雷を落とそうと彼が身に纏う強靭な外骨格で阻まれる可能性があった為です。ならば無理やりこじ開けて中身を直接攻撃する他ありませんが向こうだって当然抵抗するでしょうしこれが最善策だと考えました。
そして『ジャイアント・スコルプ』を空中に打ち上げた理由もただ単に隙を作る為だけじゃありません。地面にいる状態で落雷を当てた所でその幾分かは地面に流れてしまうでしょう。しかし空中ではそこまで流れていきませんので。
「MAXIMUM・KERAUNOS!!!」
「ギャッッッッ!?グガガガガガガガガガガ!?!?グギャアアアア!!!」
限界までチャージされた雷のエネルギーが突き立てられたウェザーマインに向かって落ちて行き、そのまま『ジャイアント・スコルプ』を内側から焼き尽くしていき落下し最後には大爆発しました。吹き飛んで来たウェザーマインをキャッチしつつ皆さんの下に戻ります。
「ウェザートさん!大丈夫!?なんか凄い爆発してたけど!」
「心配してくれてありがとうございますドリーム、しかし何も問題ありませんよ」
まぁ人間だった頃ならあれだけ腕を動かせば絶対肩を痛めるでしょうけど。主に疲労とか肉離れなんかでですが。
「改めて見たけど途轍もない威力ね。衝撃がこっちまで伝わって来たわ」
「おや、貴女が彼女達が言っていた...」
「ミルキィローズ、よ。まぁこれからもよろしくね」
知っています。それにしてもミルキィローズは何やらあまりお気に召していないご様子。まぁこの感じだと私が気に入らないというより颯爽と現れ瞬く間にスコルプを翻弄し倒そうとした自身の活躍を私と『ジャイアント・スコルプ』に食われたような感じになってしまったからでしょう。確かミルキィローズの初期の戦う動機って割かし不純な部分もあった筈ですし、まぁここからの彼女の成長が楽しみです。
「まっ、そういう事でまた会いまsっっ!?」
「「「「「 なっ!?」」」」」
「まさかっ、まだ!?」
我々はほぼ同時に気付きました。奴がまだ生きているという事に。いやいや嘘でしょう!?結構な威力を叩き込んだ筈だったんですけど!?少なくもいつかのカメレオンよりも防御力高いって事ですか!?
「グウウウゥゥゥ......ゴアアアアアアアアア!!!」
「ちょっと!?いくら何でもタフ過ぎるでしょう!」
「あれだけの攻撃を受けて立ち上がるなんてっ!」
そう、あまりにもタフ過ぎる。いくら何でも外骨格を破壊して内部までエネルギーを伝えたのだからメモリブレイクされなければおかしい!素体が人間じゃないと言ってもここまでタフになるとは考えにくい...一体何がっ
「そんなまさか...いえ、奴ならあり得るのか?」
私の知る限り複数のメモリの力を使っていたのは仮面ライダー達、井坂深紅郎、親子丼ドーパント。仮面ライダーは別にして考えても井坂も親子丼ドーパントも最終的にマキシマムドライブによってメモリブレイクされている。井坂は複数のメモリの過剰使用により自身の力や耐久力を底上げしてはいましたが最後には負けている。親子丼ドーパントはメモリの数自体は1本でもその1本にチキンとエッグという2つ記憶の力を合わせる事で強靭なパワーを誇っていたがコチラも最終的にマキシマムドライブを受けてメモリブレイクされている。
となればメモリが複数使われていたとしてもそれがマキシマムドライブに相当する私の必殺技を受けて倒れない道理は基本的には無いという事です。防御面に秀でている特性を持つメモリなら別でしょうが、サソリとウミサソリ...この2つにそこまで高い耐久力というイメージはあまり湧きません。確かに中々に頑丈な外骨格でしたが破壊出来ない程ではありませんでした。そして何より私は内部まで電撃を与えていたというのに倒せなかった。
これらの事から導き出せる答えは...ビンゴです。私の必殺技で倒せなかった理由はただ一つ。ならばプリキュア5とミルキィローズの力を貸して貰いましょう。
「皆さん、驚いていたりお疲れだったりで申し訳ありませんがまだ動く事は出来ますか?」
「戦ってた時はボロボロだったけど大丈夫だよ!」
「まあ暫く休憩出来てたしね」
「私達に出来る事が何かあるの?ウェザートさん」
「その通りですアクア、というより私の力だけではあのデカブツを倒す事...メモリブレイクが出来ないようです」
「でもそれって本当ならウェザートさんじゃないと出来ないんじゃ...」
「本来ならその通りなのですが、私が砕いたあの外骨格の位置...見えますか?」
そう言いながら私は『ジャイアント・スコルプ』の方を指差しながら彼女達にも見て貰います。奴は唸りながらもまだダメージが抜けきっていないのか立ち上がりはしたが思う様に動けないのかまだ此方を攻撃までしてきません。まぁそれも時間の問題でしょうがね。
「
「その通りですミント。あれはウェザストルが使っていた『闇の力』です。あの力に邪魔されて私の必殺技もダメージこそ与えるまで出来ましたが内部のメモリまで届かせる事が出来ませんでした。」
「成る程、あの時注がれていた力という訳ね?」
「ええ、と言う訳で皆さんには先んじて内側の『闇の力』をどうにかして欲しいのです。そうすれば次こそ私の力も体内のメモリにまで届くと思うので。ミルキィローズ、貴女にも是非ご協力頂きたいのですが...構いませんか?」
「勿論よ。何よりこのまま放っておくなんて出来ないわ」
「ありがとうございます。奴の外骨格は中々に強靭ですが私が砕いた部分は脆くなっている筈なのでそこが狙い目だと思います」
長々と説明しいましたがどうやら奴さんも動き出せる程度には回復して来た様ですし、今度こそケリを付けなければいけませんね。話も纏まりましたし此方も向こうもほぼ同時に駈け出します。
「グリャアアアアアアアアア!!!!!」シュンッ
「ちょっ!?さっきよりも何か速いんだけど!?」
「皆さん奴の足は水生生物の物です!陸上よりは素早く行動出来る様です!」
「うわわ!そういう事は先に言ってー!?」
「グオオオオオオオオオオ!!!!」ブオン
必殺技で吹き飛ばした時に湖に落下させたのは間違いでしたか。足のヒレを器用に使いながら中々の高速移動です。水ですし落雷を起こす事も考えましたが皆さんに被害が及びそうなので却下ですね。それならば!
「足止めします!皆さん攻撃をお願いします!ハアアア!!!」
「グオオオオオウ!?!?」
「足ごと凍った!これなら行けるわ!」
「でもあの巨体なら抜け出すのも時間の問題ね!」
「ギュラララララララ!!!!」
ええ、ミルキィローズの言う通りあの巨体では抜け出すまで数分と掛かりません。
皆さんそれぞれ一塊にならずに四方八方から攻撃を仕掛けていますが、やはり尻尾と腕が増えた事で単純に攻撃の手数が3倍になっていますしねぇ。ならば封じてしまうのが吉ですね。
「レモネード!私が左腕を封じます!なので貴女は右腕をお願いします!」
「分かりました!」
「お願いします!では尻尾の方は...」
「ウェザートさん!尻尾は私がやるわ!」
「では任せました!お願いします!」
私・レモネード・ミントでそれぞれ奴の両側の腕と尻尾を封じる事が決まりましたので早速ウェザーマインを取り出します。ウェザーマインからエネルギーで出来たチェーンを作り出し鞭を振るう様に撓らせ思いっきり振りかぶり奴の3本の左腕を封じに掛かります。
「せぇえい!それと、おまけです!凍てつけ!」
「グルガアアアアア!?」
エネルギーチェーンで確りと左腕を絡めとりウェザーマインは伸ばして凍った湖面に突き刺して固定、序でに絡めとったチェーンごと冷凍させて頂きました!後はレモネードとミントの方ですが...問題無さそうですね。
「これ以上!」
「皆を傷付けないで!」
「プリキュア・プリズム・チェーン!」
「プリキュア・エメラルド・ソーサー!」
「ゴグアアアアア!?!?」
よし!良い感じですね。レモネードは私と同じ様にプリズム・チェーンで絡めとり確りと握りしめて踏ん張っています。ミントは複数枚重ねたエメラルド・ソーサーを3つ作り出しそれでそれぞれの尻尾を湖面で挟み込む様に抑えてくれています。だったら私も少しばかりサポートでもしましょう。まずレモネードの方は私の時と同じ様に強力は冷気で凍結、ミントの方は上から漬物石の様に重石としてそこそこ大きな雹を降らせて抑え込みのサポートを。
これで『ジャイアント・スコルプ』ほ動きは殆ど封じ込める事が出来ました。3対の両腕は雁字搦めの上に凍り付き、残りの3本の尾はかなりの圧力で抑え込まれている。その上そんな状態の所為で思う様に力が出せず踏ん張れないので凍った湖面から脱出も困難です。
「ゴオッググググゴオオオ!?!?!?」
「よしっ!後は...ドリーム!ルージュ!アクア!どデカいのをお願いします!」
我々の連携に一早く反応していたドリーム・ルージュ・アクアは既にジャンプして空中で待機していてくれていました。いやぁ、彼女達のこういう誰かが指示を出す前に既に行動し次の連携に繋げられる連帯感!何回観ても素晴らしい!!!
「皆が作ってくれたこのチャンス!」
「「絶対に無駄にしない!」」
「プリキュア・サファイア・アロー!」
「プリキュア・ファイヤー・ストライク!」
「グギギギャアアアアア!!!!」
まずアクアとルージュの水と火という相反する様な属性の組み合わせ。これらの技は私が破壊していた外骨格の亀裂部分にほぼ同時に着弾する事で水蒸気爆発を起こし、その時に発生した衝撃によって脆くなっていた亀裂は更に広がる事になりました。そしてドリームは...
「プリキュア・シューティング・スター!」
「ゴボアアアアアア!!!!」
今や『ジャイアント・スコルプ』の一番の弱点となった亀裂に向かって落下の勢いを乗せてシューティング・スターで突撃した事で背中だけで留めていた亀裂は全身に広がる事になりました。まぁ何というか見るも無残というか。
砕け散った外骨格の隙間から内側に詰まっていた『闇の力』が漏れ出て来る様になりました。最初の時よりも彼女達プリキュアの攻撃でかなり薄くなっていますが、もう一押し今か今かと出番を待ち続けていた彼女にやってもらいましょう。
「ミルキィローズ!仕上げをお願いします!」
「任されたわ!今度こそ!邪悪な力を包み込む、バラの吹雪を咲かせましょう!ミルキィローズ・ブリザード!」
「グオッ!?グッグ、グオ、オオオオオ!!!」
ミルキィローズ・ブリザードによって『ジャイアント・スコルプ』は超獣化していた時の様に再度全身を氷のバラで包み込まれ、バラが弾けると共にまた姿を現しましたその頃には残っていた『闇の力』は残らず消滅し『ジャイアント・スコルプ』自体も凄くグッタリしています。
「グ、オオオオ......」
「皆さん重ね重ねの手助け、ありがとうございます!」
ミルキィローズが必殺技を放った時点で私はウェザーマインをランスモードにしており眼前には墨のように真っ黒い雷雲が出番を待つように待機しています。皆さんそれを察知して既に退避済みです。ゴロゴロと紫と赤の雷が迸る。いつかの時の様に腰を少し落としランスモードのウェザーマインを後方に向け、一息に轟音を響かせる雷雲を着き穿つ。
「MAXIMUM・KERAUNOS!!!」
ウェザーマインの一撃によって解き放たれた紫と赤の雷電が互いに捻じれ合いながら奔流となって満身創痍の『ジャイアント・スコルプ』を呑み込む。
「グギギギギギギガアアああああああ!!!」
大爆発。何だか今日はスコルプさん踏んだり蹴ったりですね。そして今度こそ私の力は届いた様で爆発の後に2本のメモリ...スコーピオンメモリとユーリプテルスメモリが排出され空中で粉々に砕けメモリブレイクも完了です。
そして本日はもう一つ驚く事が...
「ぐぅっ、くっ酷い目に遭った...」
本体というかスコルプさんがかなりボロボロで膝もプルプルしていますがどうやら命に別状無い感じで生きていました。正直驚きました、何せ彼はドーパントになる前にミルキィローズによって倒されかけていた上にその後はウェザストルのメモリを2本も挿され我々によってフルボッコにされた筈なんですけど?よしんば生きていたとしてもメモリの負荷に耐えられず死は免れないと思っていたのですが、はて?皆さんも、何よりスコルプさん本人も自身の現状に驚いています。
いや待てよ、そういえばスコルプさん消滅する直前にウェザストルに『闇の力』つまりは『闇の住人が持つ力』を送られた事で消滅を免れたとすればどうでしょうか。それで持ち堪え、ドーパントにされ暴走こそしたものの怪人であるが故に人間よりも毒素にある程度耐えられた、とか?駄目だ、現状では判断材料が少ない。しかし、問題はこの後です。放っておいたら彼女達の脅威になったりしませんかね?今の内に消しますか?
ん?あれ、おかしいですね。この距離だというのに...ふむ。
「まぁ、取り敢えず生きていた事はおめでとうございます。それで?スコルプさん貴方どうしますか?彼女達にまた挑みますか?」
私の言葉に彼女達は一瞬身構えるも直ぐに臨戦態勢は解かれました。何故ならスコルプさんはその場に座り込みガックリと項垂れてしまったからです。う~む、この様子からするとやはり...
「は、ははは。無理だな、今の私では既に戦う力なぞ残っていない。変身能力すらも失った私では挑んだ所で返り討ちが関の山だ」
ああ、やっぱり。これだけ近くに居ても彼からは『闇の住人』特有の気配が極端に希薄になっています。それこそこっちが集中しなければ認識出来ない程です。今のスコルプさんでは人間とそう変わらないでしょう。
「それとも、君達は私にトドメを刺すかい?碌に抵抗する力すら失った私なら簡単に倒せるぞ」
その言葉に彼女達は変身を解き自分達も戦意が無い事を伝えます。ミルキィローズはいつの間にか姿を消していました。まぁ唯でさえあの姿は体力を消耗する上に長時間変身し続け必殺技は2回も撃ったのですから本当にギリギリだったのでしょう。
スコルプさんは彼女達の様子を見て不思議そうにしています。まぁ通常敵対していたならこの感じが普通ですよね。かつての私の上司も、こんな感じで戸惑っていましたっけ...。
「何故だ...君達は憎く無いのか?今まで散々ローズパクトを付け狙い、容赦なく攻撃し続けた私の事が...恨めしく思わないのか?」
「ぜーんぜん!確かに何でこんな事するのーって怒ってはいたけどそういう気持ちで戦った事は一回も無いよ?」
「馬鹿な...我々は敵同士だ。何故敵に対してそんなに悪意無く接する事が出来るんだ。確かに君達には散々辛酸を舐めさせられた。しかしそれでも毎回酷い目に遭わせて来た。痛みだって感じた筈だろう。」
「ええそうね。確かに痛い思いもしたし、辛かった時もあるわ。でもね、私達が共通して持ってる戦う理由はただ1つよ」
「それはいつだって誰かの『夢』や『希望』を守る為。その誰かは自分達だったり私達の大事な人達の為だったり」
「だからどんなに傷ついても私達は何度だって戦って来れましたし、何度だって立ち上がり続けます」
「まっ、それがアタシらの戦って来た理由って奴よ。だからこそその誰かの『夢』や『希望』を奪おうとするならアタシ達は絶対に許さない思いで戦えるの。だけどそこに憎いとか怨みとかそういう気持ちは無いわ」
いつしか彼女達5人の話を真剣に聞いているスコルプさん。今まで散々馬鹿にしてきた『希望』や『夢』に対して懇々と諭され色々の思う事があるのかもしれませんね。あの御方といい、闇に長い事浸って来た者ほど彼女達の言葉は衝撃的で刺激的で突き刺さる方には突き刺さるのかもしれません。まぁ残っていた闇を根こそぎ彼女達に浄化された事で何かしら心境の変化でも起こったのかもしれませんね。
「本当に...たったそれだけの為に戦っていたと言うのか。それだけの為に何度も傷つく事さえ厭わずに、『夢や希望』とやらの為だけに?」
「それが、彼女達の強さです。奪い、憎むだけでは何も生まれません。我々はそこに”いつかの明日”に叶えている『夢』を『希望』して毎日足掻き続けるのですよ、スコルプさん」
「奪う、だけでは何も生まれない...。いつかの明日、夢と希望...」
ふむ、顔つきが変わりましたね。ついさっきまで全てを失い、絶望し、憔悴しきった様な表情だったと言うのに。今は目を閉じながら彼女達と私の言葉を噛み締める様に何やら考え込んでいるご様子。
そして何やら決意した様に目を開けて立ち上がりました。それにどうやら付き物が落ちた様なさっぱりとした表情、良い感じです。
「それでスコルプさん、貴方結局これからどうするおつもりで?まさかエターナルにそのまま戻るとかですか?」
「いや...私はこれまでの失態に加えて上司に歯向かってしまった。戻った所で消されるだろうし、さっきも言ったが私にはもう戦うだけの力が消失している。本部でも私は既に死んだものとされているだろう」
「スコルプさん...」
「だからエターナルからは手を引き、足を洗うつもりだ。そして...」
言葉を一旦区切り一度目を伏せ、改めてのぞみさん、りんさん、うららさん、こまちさん、かれんさん。そして彼女達に抱きかかえられているココさん、ナッツさん、シロップ君。え?私にも?目を向ける。おや?これってまさか...。
「今まで散々迷惑を掛けて、すまなかった。謝って許される訳じゃないだろうが、どうか謝罪を受け取って欲しい」
おおお!まさか原作で最初に殉職する筈だったキャラが彼女達やココさん達と和解しようとしている!これって結構凄い場面なのでは?ふむ、ここまで誠心誠意相手が詫びているのなら彼女達の返答も勿論...。
「しっかり反省しての謝罪ならちゃんと受け取るココ!」
「嘘を吐いている訳でも無さそうナツ。それならナッツも受け入れるナツ!」
「ロプ...、本当にエターナルを辞めるロプ?」
「あぁシロップ、君みたいに私もエターナルから足を洗うさ」
「まぁこいつらが何も無いんならシロップから言う事は無いロプ...」
おおおう!テレビの前で毎週張り付くように見ていた身としてはかなりグッと来る場面じゃないですか!プリキュア5のファンである事は勿論ですが物語り自体も大好きだったのでこういう原作では有り得なかったIFも実に良い!いやぁまだ変身していて良かった。解除してたら多分にやけていましたし。
まぁしかしここまで来れば私も変身解除しないと絵面的にもちょっと、ね?という訳で解除っと。
「ってココ達も言ってるし、丸く収まったって良いんじゃない?」
「だね!りんちゃん!」
やはり彼女達の雰囲気もココさん達と同様謝罪を受け入れ許す方向で和気藹々とし始めました。いやぁこの感じはやっぱり落ち着きますねぇ。むっローズパクトが独りでに開いて...ああ成る程。
「うむ諸君らの言葉は余がしかと聞き届けたドナ!真摯に謝罪する者を許す心!それもまた王としての資質に重要なものドナ」
「ドーナツ国王、貴方にも散々失礼な態度を取った事。どうか許して頂きたい。」
「その謝罪、受け入れるドナ。誰しも間違う時はあるドナ、その罪を許すのも我々王という者ドナ」
「ドーナツ国王...ありがとうございます!」
という事はここからがスコルプさんの再スタートという事ですね。足を洗うとはいえ一体これからどうするのでしょうか?原作では最終的に和解して改心したブンビーさんは自分で会社立ち上げてましたけど。
「スコルプさん、つかぬ事をお聞きしますがこれから具体的にどうするおつもりで?どこか行く当てはあるので?」
「いや、具体的にはまだ決めていないよ。ただ、エターナルとして動いていた仕事柄色々と土地勘はあるからな。だから先ずは色々と自分の足で巡って、色々と目に焼き付けてから決めようと思っている」
「そっか...じゃあ頑張ってね、スコルプさん!何かあったらナッツハウスに寄ってよ!お茶くらいご馳走するから!」
「いやいや、いっつもお茶淹れてくれてんのこまちさん達でしょうが」
「もう!りんちゃーん!」
ああ、こうなって来ると彼女達のいつもの日常感が戻って来ますねぇ。あぁホラ、スコルプさんもポカンとしてます。
この世界に生まれ変わってからというもの、彼女達と関わって改めてファンとしても大人としてもこの何でもない日常を守ってあげたくなりましたねぇ。
「...フッ、そうだな。もし近くに来る事があったらありがたくご馳走になろう。君達の言う『夢』や『希望』、叶うといいな」
「うん!絶対に叶えるよ!だってその為に毎日頑張ってるもんね!」
「そうね、のぞみはまずうららから勉強を見て貰う事から卒業する所から頑張らないとね」
「うわーん!かれんさんまでりんちゃんみたいな事言うー!」
「それではのぞみさん、頑張る序でに次の小テストは少し難しい問題を入れるのでお勉強頑張ってくださいね」
「えー!?ウェザートさんまでそんな事言うのー!?」
「ハハハ!君達は本当に賑やかで楽しいな。こうして彼女達の近くに居る君の気持ちが少し分かる様な気がするよ」
「おや?そうですか?」
「ああ、そうだ。...じゃあもう行くよ、達者でな」
『さようなら!また会おうね(会いましょうね)、スコルプ(さん)!』
「ええ、さようならですスコルプさん。縁があればまたお会いしましょう」
「ああ...その時はよろしく頼む。私も自分なりの『夢』ってやつを探してみるさ」
そう言うとスコルプさんは歩き去って行きました。取り敢えずは旅をしながら彼なりの『夢』というものを見つけに行くのでしょうね。こうしてクールに去る姿も中々画になりますねぇ。今までの必死さや焦燥感が無くなった分本来の素材の良さが出た感じでしょうか。ふむふむ、いつか参考にしましょう。
という事で本日のゴタゴタはこうして綺麗に幕を閉じた訳ですが、今更ながらこれってかなり原作との差異が出始めたのでは?とも思いましたが本当に今更でしたね。
彼女達は戦う覚悟を持っています。今やそれは揺らぐ事は無く必要があらば彼女達は躊躇しないでしょう。それでも彼女達はまだ花の学生なんです。彼女達は優しい、いっそ優しすぎるくらいに。例え相手が敵であって彼女達はその優しさで倒した相手の事を憂うでしょう。
だからこうして少しでも心の負担が軽くなったのなら、それで私は良いと思うのです。こういう事を考えてしまうから私は傲慢なんでしょうねぇ。これからもプリキュア達の活躍を心から望みながら、何でも無い日常を長く謳歌して欲しい。そんな矛盾した願いを持ってしまっているのだから。あぁ、私はやはり...欲深い。なーんて心の中でかっこつけたりして、ね。
何て考えていたら隣町の方からドーパントの気配が...はぁ今夜も残業ですかねぇ。奴め、私を引き離すだけが理由じゃなくてやはり実験も兼ねていたって事ですか。あああ、憂鬱です。最近働き詰めなんですよねぇ、トホホ...。
「グワアアアア!?ヤ、ヤメロー!!」
「人間に戻ったら止めてさしあげますよ」
『WEATHER MAXIMUM DRIVE』
スコルプとのゴタゴタをプリキュアと共に解決したウェザート。そして今日も今日とて夜であろうとドーパントを処理し続けている。
「グエエエエエエエエ!?!?!?」
「ふぅ、これで本日8体目...あぁまたウルフショットから連絡来ました。次ですね」
『DETOX MAXIMUM DRIVE』
そんなウェザートをビルの上から見下ろしている影が1つ...
「へぇ、仮面ライダーは居ないけど代わりに女の子達が変身して怪物や怪人と戦う世界かぁ。シンケンジャーの世界みたいな場所なのかな?」
その人影は手を拳銃の形にしてウェザートを狙うように向けている...
「でも仮面ライダーは居ないのにドーパントやドーパントっぽい怪人が居る。こんな世界は初めてだ」
そして何やらこれからの事を考え愉快そうな表情をする...
「この世界に僕が欲しくなる様な”お宝”はあるのかな?ねぇ、怪人君?バーン」
そしてウェザートを取り巻く環境もまた少しずつ変わって行くのかもしれない。
ミルキィローズの「」の色なんですけどローズのイメージカラーの紫だとドリームと一緒だとややこしいし、青いバラって事で青にすると今度はアクアと被るので水色にさせてもらいました。
前のライダーの名前だけ書いたアンケートの内容なんですけどもう少しだけ待ってくださいお願いします。とはいえ別にそんなに物語に響くような内容でも無いんですけどね。
リアルもハーメルンもリハビリ頑張ります。