とある鎮守府の戦争着任編   作:秋月雪風

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着任した秋雨は作業に入った。しかしそこで意外な才能を発揮する。


第一章(作業開始!)

提督室

 

ガチャ

 

秋雨「・・・!!ひろーい!!お姉ちゃん、広いね!」

 

電「フフ、そうだね(他と変わらないと思うんだけどな~)」

 

普通の提督室だが秋雨にとってはとても広く感じていた。

 

しかし部屋よりも秋雨を驚かしたのが外にあった。

 

秋雨「スゴーい!!一面海だー!」

 

電「そんなに嬉しいのですか?」

 

秋雨「うん!前の家は隣が倉庫だったから見えなかったんだ~・・・」

 

電「そうなのですか。じゃあここは気に入った?」

 

秋雨「うん!」

 

???「気に入ってもらえてよかったです」

 

秋雨「だれ?」

 

突然見知らぬ子が入ってきて秋雨は困惑した。

 

???「ここから先はしばらく島がないので大海原を一

望できますよ」

 

秋雨「そ、そうなんだ。・・・ところでお姉ちゃんだれ?」

 

???「紹介が遅れましたね。私は秋月と申します。

この基地の第六護衛艦隊に所属しています」

 

秋月は第六護衛艦隊所属艦でありながら着任してきた提督の補佐艦として影からこの基地を支えて来た艦娘である。

 

秋雨「第六・・・じゃあたくさん艦娘がいるの?」

 

秋月「もちろん。現在この基地には戦艦12、空母8、軽空母10、重巡16、軽巡20、駆逐艦60、潜水艦8、の、計134隻が・・・」

 

電「あ、あの秋月さん?」

 

秋月「はい。なんでしょう?」

 

電「提督が・・・」

 

秋月が振り返ると電の膝で秋雨がすやすやと寝ていた。

 

秋月「あらら、話が長過ぎましたか・・・」

 

電「いえ、ただ疲れて寝ただけなのです。」

 

秋月「そうですね。では、作業は明日からにしましょう」

 

秋雨「スースーお姉ちゃん・・・」

 

電、秋月「・・・(可愛い)」

 

心の中でこの子は守らないと、という決心をした二人であった。

 

・・・翌日

 

この日は午前中に基地の説明と艦娘との顔合わせがあり午後からようやく作業にはいった。

 

秋雨「ふぅ~疲れた・・・」

 

電「お疲れ様なのです。少し休みますか?」

 

秋雨「ううん、大丈夫。それでなにから始めたらいいの?」

 

電「え、えっとー・・・」

 

電が必要な書類を探し始めた。

 

しかしなかなか見つからず焦り出した時、近くで見ていた秋月があきれたのか机の上の書類に指をさした。

 

秋月「電が探している書類って資材関係のやつ?」

 

電「そ、そうなのです・・・」

 

秋月「それだったら午前のうちに机の上に置いたじゃん。ほら、右から三番目の書類」

 

そう言って秋月はその書類の山の上にあった一枚の紙を秋雨の前に出した。

 

秋月の言う通り、資材関係の書類だった。

 

電「そ、そうだった。聞かれてもすぐに出せるようにしてたんだ・・・」

 

秋月「だからいっしょにやったんじゃん。とにかく、まずはこの書類から始めてください。その後は・・・」

 

秋月はその後も適格な説明を出して、秋雨の質問にもし

っかり対応した。

 

その様子を見ていた電は少し自信をなくした。

 

が、その後に意外な才能発揮する。

 

秋月「これが最後です。大丈夫ですか?」

 

秋雨「うん!大丈夫!それで最後の仕事ってなに?」

 

秋月「こちらですね。現在の艦隊編成内容です。提督はこれの再編成をやってください」

 

秋雨「今のじゃダメなの?」

 

秋月「内容をみればよく分かるはずです」

 

秋雨と電は編成内容をよくみた。するとあることが分かった。

 

電「・・・え?これ、戦艦と重巡しか主力に居ない?」

 

主力艦隊は三個ほどあったがどれも戦艦と重巡洋艦のみで構成されていた。

 

秋月「やはりそこにきずきますか。今までの提督はだいたいこんな編成をしていました」

 

秋雨「だから再編成が必要・・・分かった。やってみる」

 

秋月「お願いします。私は少し外れます。二人で頑張ってください」

 

そう言って秋月は二人に敬礼して部屋を後にした。

 

秋雨「う~んどうしよう・・・お姉ちゃん、なにかある?」

 

電「一応あるのです。これは私に任してもいいですか?」

 

秋雨「うん!」

 

電「ありがとう」

 

電は秋雨にお礼を言うと近くの椅子に座って編成を考え始めた。

 

・・・一時間後

 

秋月が戻ってきた。

 

秋月「失礼します。どうですか?」

 

秋雨「うん!お姉ちゃんがやってくれた」

 

電「こちらがその内容なのです。まだ艦種しか書けてま

せんけど・・・」

 

そう言って書いた紙を秋月に渡した。しばらくして、読んでいた手が震えてきてた。

 

電「どうしました!やっぱり変だったでしょうか?」

 

秋月「いえ、違います。私たちをいれてくれるなんて思っていませんでした・・・」

 

電が書いた編成内容は、戦艦2、空母2、重巡2、軽巡4、駆逐艦8の主力艦隊の内容だった。

 

電「この編成なら対艦、対空、対潜攻撃全てがバランスとれているのでいいと思いましたが・・・どうでしょう?」

 

秋月「な、なるほどしかもこの編成ならかなりの艦隊を造れますね。しかし戦艦、重巡の装備や練度は完璧ですが他の練度と装備はほとんどないです・・・」

 

秋雨「じゃあ訓練したらどう?装備はもっとたくさん作れないの?」

 

秋月「なるほど。練度はなんとかなると思いますが装備生産は町の協力が必要です。が、今まで提の督が問題を起こし治安は最悪、信用もありません」

 

秋雨「う~ん、分かった。じゃあ協力が必要だね。今度いってくる」

 

秋月「・・・あそこは危険ですけど、分かりました。気をつけてくださいね」

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