ウルトラマンX ~怪獣の魂を宿す少女達~   作:火野ミライ

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「あの~お兄さんどうかしたの?」
「グバアァァァーー!!」
「デマーガ?」
「あいつの体組成は79%が熔けた鉄で、黄色い角には神経と熱源が集中してるんだ。」
「エックス、ユナイトだ!」
「頑張れ~!!」
「イィィィーーッサァァーーー!」
『あの戦いの影響で目覚めた個体が居てもおかしくないだろう。』

[OP.ウルトラマンX]


第2話:怪獣娘

かつて地球に存在したと言われていた怪獣。その魂・怪獣ソウルを宿した者たちを人はこう呼ぶ_____怪獣娘と

世界中に居る怪獣娘が集まり国連の指導の下、結成された組織・GIRLS

私はGIRLSの東京支部に所属している、黒田ミカヅキ。怪獣娘・ゴモラだよ。

昨日私は不思議な出会いをした・・・・

 

「・・ラ・」

 

休日だった昨日、何かに呼ばれるかのように、駅気周辺を散歩していたんだよね。

そこで私は大空大地君と出会った。彼、ダイ君を見た瞬間、気が付いたら話しかけてた。

自分でも驚くほど行動は、速かったと思う。ダイ君は困惑しながらも、言葉を返してくれたんだ。

 

「ゴモ・・」

 

ダイ君はこの街に来たばかりで、私にオススメの場所を聞いて来た。

その言葉を聞き私は、悩んだ末に行ったのがファミレスなんだよね。ハハハ・・・

 

「ゴモラ!」

 

「ヒャイ!な、なに?」

 

周囲に視線を向けるとみんなが私を見つめていた・・・

 

「ゴモゴモ、ちゃんと聞いてましたか?」

 

「う、うん。」

 

現在私はGIRLSの会議に参加している。会議内容は昨日現れた怪獣と巨人について。

 

「みんなの意見を聞かせてもらえないかしら。」

 

 

 

 

 

会議が終わり、私は外を歩いている。一応言っておくけど、さぼりじゃ無いよ。

謎の巨人もといダイ君については、『怖い』『苦手』『不安』を感じる子もいれば、

『安心』を感じる子と別れた。私自身は分からない。最初にダイ君としてあった為なのか、

それとも別の何かが有るのか。でもこれだけは言える、『温かい』・・・

 

「黒田さん?」

 

ダイ君の事を考えるとそう思う。これが何なのか確かめるために私はもう一度、

ダイ君と会おうと思い探していた。

 

「ダイ君。ちょっと、話をしませんか?」

 

「・・・分かった。」

 

ダイ君は私の瞳を見て力強く頷いた。

 

 

 

 

 

人が来なさそうな手頃のベンチにダイ君と座る。

 

「それで、話ってなに?」

 

「‥‥‥ダイ君があの巨人なんだよね?」

 

「うん‥‥」

 

「教えてダイ君の事、あの巨人の事。」

 

自分でも分かるぐらい声が震えていた。そんな私とは違い、はっきりと言葉発するダイ君。

 

「あの巨人の名はエックス。ウルトラマンエックス!俺達は別の宇宙からやった来たんだ。」

 

「別の宇宙?」

 

「あぁ。・・・!これは?」

 

ダイ君につられて辺りを見渡す。そこには不定形の不気味な黒い影・シャドウが居た。

幸い?シャドウビーストのような上位個体は居ないけれど・・・

 

「どんだけ出てくるの!?」

 

数がちょっと、多いなぁ~って………

 

「黒田さん、下がって!」

 

ダイ君は私より前に出て、赤と銀の銃をシャドウに向けて発砲する。

その一撃はシャドウに命中するも、撃破には至らなかった。

それでもダイ君は次々と近づいてくるシャドウを攻撃していく。その様は軍人のようだった。

 

「っきゃ!」

 

「っぐ!」

 

突如として地面が揺れ、大地を突き破り巨大な影・怪獣が現れる。

頭部には固い角、背中にも頑丈な殻をもつその怪獣は、高々と雄たけびを上げる。

 

「ゴルブワァァー!」

 

「タイプG、身長およそ55メートル…あの特徴、ゴルメデか!」

 

ゴルメデと言う怪獣はアスファルトを踏み砕きながら、市街地に向きて進行する。

ダイ君は苦虫を嚙み潰したような顔で、シャドウとゴルメデを交互に見ていた。

 

「ダイ君はゴルメデを追って。」

 

私は怖かったんだと思う。ダイ君に怪獣娘だと‥‥怪獣だと思われるのが。

 

「でも!」

 

「大丈夫!なんだって私は、怪獣娘ゴモラなんだから!」

 

心配するダイ君にスマホに似たデバイス、ソウルライザーを見せながら笑みを浮かべる。

 

「怪獣、娘?・・・・ゴモラ!?」

 

ダイ君にとっては馴染みが無かったのか、怪獣娘に疑問の声を上げる。

でも、ゴモラの単語に驚愕の声を出す。

 

「分かった。こっちは頼んだよ、ゴモラ!」

 

「うん。」

 

ダイ君に言われた言葉に心臓が跳ねる。多分顔も赤くなってる・・・

それをごまかすかのようにシャドウの方へと振り向く。

 

「エックス、ユナイトだ!」

 

「行っくよ~♪」

 

私とダイ君は背中合わせになり、それぞれのアイテムを操作し光に包まれる。

 

____________________________________________

 

大地は金色の縁どられたデバイス・エクスデバイザーの上部のスイッチを押し、

横のパーツがX字に展開、光の粒子がウルトラマンエックスのスパークドールズへ!

右手で掴み、デバイザーのリード部分に押し当てる。

 

『ウルトラマンエックスと、ユナイトします。』

 

「エックスゥゥーーーーーー!!!」

 

女性のナビゲーションボイスが鳴り、デバイザーを天へと掲げてる。

X字型の閃光が輝き、大地の身体を超人の物へと再構築する。

 

「イィィーーー サァァ---!!」

 

『エックス、ユナイテッド』

 

一方、ミカヅキはソウルライザーを軽く上に上げる。

 

「ソウルライド、ゴモラ。」

 

画面をスライドさせ、身体が光に包まれる。

次の瞬間、古代怪獣ゴモラを思わせる手足の装甲や角に尻尾が生える。

 

 

 

ウルトラマンと怪獣娘。本来なら交わるはずのない二つの存在が今、力を合わせる。

 

「エェェックスゥ!」

 

ゴルメデの尻尾を掴み、ジャイアントスイングの要領で振り回す。

人いなく、それなりの広さのある方へと投げ飛ばし、ゴルメデを追う。

 

迫りくるシャドウを爪で切り裂き、尻尾による薙ぎ払いで吹き飛ばす。

その一撃を受け、爆発と共に消滅するシャドウ。しかしその数は一方に減る気配がない…

 

「ゴルブワァァー!」

 

「っぐ!」

 

ゴルメデとの戦闘を繰り広げるエックスだが、ゴルメデのパワーに押せれ、

口から吐く火炎弾によって吹き飛ばされる!

 

「わぁ~!」

 

またミカヅキも、次々と迫りくるシャドウの攻撃よって吹き飛ばされていた。

エックスの胸部にあるクリスタル・カラータイマーが赤く点滅を始める。

 

「まだよ。ダイ君に、ここは任せてって言ったんだ!だから私はまだ、やれる!!」

 

ミカヅキ思いに応えるかのように、エックスのインナースペース内に居る

大地の懐が輝き始める。

 

「これは?」

 

大地が取り出したのは一枚のカード。大地が元いた宇宙で作り上げた、

大地にとってももう一人の家族。ゴモラのカードだった。

ポリゴンのエフェクトと共に、灰色だったサイバーカードはその色を取り戻す。

 

「・・・行こう、ゴモラ!」

 

『サイバーゴモラ・ロードします』

 

サイバーゴモラのカードをエクスデバイザーにセット!

すると水色を基調とした鎧をエックスが身にまとう。両腕には赤色で[G]の文字が描かれてる。

 

『サイバーゴモラアーマー・アクティブ』

 

怪獣の鎧を身にまとい、ゴルメデとの戦闘を再開する。

 

「ゴルブワァァー!」

 

先程まで苦戦したゴルメデの攻撃を鎧で受けとめ、両腕のクローで反撃する。

 

「イィィーーー!サァァ---!!」

 

ゴルメデの放つ火炎弾も、今のエックスには傷一つ、つけることが無い!

 

「どりゃ~!」

 

ミカヅキもまた、突進で次々とシャドウを撃破していく。

立ち止まったミカヅキは角にエネルギーを溜める。

時を同じくしてエックスも両腕のクローにエネルギーを溜める。

 

「超振動波!」

 

「ゴモラ振動波!」

 

赤色と青色の振動波がそれぞれの敵を撃破する。ゴルメデはスパークドールズと成り、

エックスのカラータイマーを通して、大地が回収する。

 

「ブイ!」

 

ミカヅキはエックスに向けてピースをし、エックスそして大地がサムズアップで返す。

 

 

 

 

 

夕日を背に男女が話し合う。

 

「ダイ君、お願いがあるんだけど……」

 

「なに?」

 

「私の事は、ミカヅキって呼んで欲しいな~って。」

 

「うん、良いよ。」

 

「それと……私達、GIRLSに協力してくれないかな?もちろん!

 ダイ君がウルトラマンだってことは、秘密にするから!」

 

不安そうな顔で大地を見上げるミカヅキ。

しばらく悩んだ大地が出した答えを聞き、ミカヅキは笑顔を浮かべる。

 

「改めてよろしくね、ミカヅキ。」

 

「はい!」

 

こうして大地は新たな世界での仲間を得たのだった。

しかし彼の戦いはまだ、始まったばかり。

 

『お~い!私の事も紹介してくれ!!大地!大地ーー!!』




ー次回予告ー

悠然怪獣スケドンが夜の街で暴れる!
どうして!君は大人しい怪獣のはずだろ!?その裏では少年の悲しい悲鳴が・・・
スケドンを止める為、あのサイバーカードが起動する。それは・・・…

次回、ウルトラマンX ~怪獣の魂を宿す少女達~。『復讐怪獣』
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