魔槍の姫   作:旅のマテリア売り

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大変長らくお待たせしました。21話、更新です。
今回からおそらく2,3話ほど戦闘に入りますが、今話は咲月の前哨戦となります。


21話 怒れる魔槍

 

 全ての授業と終礼の挨拶を終え、放課後。咲月は友人たちとの挨拶もそこそこに、彼女としては珍しく図書室にも向かわずに下駄箱に向かい、下校していた。多くの生徒が走って校門を出て行っており、それを追い立てるようにぽつりぽつりと、次第に勢いを強くしながら雨が降っている。今日最後の授業が始まる前に咲月が言った通り、授業が始まって約40分経った頃に降り始めたのだ。

 降り始めた雨を見て、傘を持って来ていなかっただろう生徒達の多くは嘆きの声を上げ、少数は濡れて帰ることを覚悟し、念の為に傘を備えていた生徒たちは咲月を除いて「持って来ていて良かった」と安堵の溜息を吐いていた。

 折り畳み式の傘を広げ、咲月は校門を出る。同じ様に校門を出る生徒達の中には咲月と同じ様に傘をさしている者も居れば、鞄を頭上に掲げて傘の代わりの様にしている者も居る。そう言った者は総じて、出来るだけ早く帰る為に走っている。

 そうして生徒達を視界に収めながら、咲月は校門を出て自宅への道を歩く。今日は帰りに店に寄って買い物をして帰るつもりはない。以前の買い物で十分に食材等は買っているからだ。唐突に戦闘になり、血を多量に失ったりしない限り、食材の大量消費をする事はないだろう。

 雨が傘や道路、街路樹等に当たり弾ける音を耳に入れながら、咲月はゆっくりと道を歩く。周囲には彼女と同じ様に、傘を差して歩いている人や合羽を着ている人が居る。他には友人か恋人か、数も少なく関係性も分からないが、相合傘で歩いている者達も居る。

 

「……暗いわね。勢いも、もっと強くなりそう」

 

 そんな彼等彼女等を気にも留めず、咲月は空を覆い尽くしているどす黒い雨雲を歩きながら見上げていた。口から出たその呟きは、何処となく嫌そうであり、憂鬱そうに聞こえる。

 咲月は雨をあまり好んでいない。特別嫌いと言う訳ではないが、好きか嫌いかで言うなら、間違いなく嫌いの部類に入ると言って良いだろう。嵐の晩等、気は昂るが最も嫌っていると言っても良い。

 何故、そこまでの嫌悪を雨に抱くのか。理由は簡単だ。咲月が雨の日を嫌う理由は、両親を喪い、神殺しとして転生した日を否が応にも思い出してしまうからだ。

 別に両親が死んだ事はもういい。その事についてクー・フーリンに憎悪や嫌悪の感情を向ける事も、思い出して怒りを燃やす事もしない。神殺しとなった事にも後悔は微塵も無い。それらは既に終わった事で、過ぎ去った日々だからだ。かつての事で怒りや憎しみを燃やす事等、咲月にとっては無意味だからだ。

 咲月が雨を嫌うのは、あの事故の記憶を雨の日の度に思い出させるからという、それだけの理由だ。記憶の内容やそれに付随する感情などはどうでも良い。ただ、雨の度に記憶を思い出させられるのが煩わしいと感じているのだ。

 

(天候を操る権能があれば、ずっと晴にしておくんだけど……いえ、呪力の消費を考えたら無理ね)

 

 天候に関係する神は、咲月が知っているのはインド神話に出てくる、破壊神シヴァの原形ともなった暴風神ルドラやメソポタミア神話のエンリルにカナン神話のバアル・ハダド、バビロニアの太陽神ネルガルや記紀神話の英雄神スサノオなどの他にも居り、それなりに多い。天候神の権能なら、天気を晴れの状態で固定する事は容易だろう。だが、天気を固定すると言う事は常に権能を発動しておく事になり、その間常に呪力を消費し続けることになる。まつろわぬ神は何時、何処で発生するか分からないので、それは自分の身を苦しめる結果になり、良い方法とは到底言えない。

 他にも問題は有る。常に晴れにすると言う事は、当然の事だが雨を降らせないと言う事だ。1週間や2週間、1ヶ月程度なら常に晴れでも良いだろう。夏場など、そう言った日はざらにある。

 だが、これが2ヶ月、3ヶ月と長期的に続いたらどうなるか。それは言うまでも無いだろう。待っているのは水不足と言う結果だ。

 海、川を問わず、水は常に蒸発していると言っても良い。その蒸発によって発生した水蒸気が対流し、上空の空気で冷やされ、標高の高い山脈等にぶつかって雨雲等を形成して雨は降り注ぐのだ。だが、常に晴にしてしまえば、その雨雲が発生しなくなる。いや、発生する事はするが雨が降らなくなってしまい、ダムと言う水瓶の水は干上がるだけだ。

 晴れの時にも雨が降る事は有る。天気雨や、狐の嫁入りとも呼ばれる天気の事だが、こんな物は小雨程度でしかない。ダムと言う水瓶を潤すには到底至らないだろう。焼け石に水と言う事すらおこがましい。

 そうなってしまえば自分で自分の首を絞める事になってしまうので、これも良い方法だとは言えない。別に見ず知らずの他人の迷惑などはどうでも良いが、友人やその家族にはあまり迷惑をかけたくない。そして、結果的に自分の首を絞めてしまうのは御免被りたい。

 まあ、そもそも天気を操作する権能など咲月は持っていないのだが。唯一近い能力を持っていると言って良いのはマーナガルムだが、あれは光を陰らせるのであって、雨を降らせたり嵐を引き起こしたりと言った能力はない。天候操作と言うには程遠いだろう。

 結論として、咲月は今までの様に嫌悪感を我慢する事に決めた。いつか天候操作の権能を手に入れたとしても、晴れの日で固定することは無いだろう。

 そんな事を考えながら家までの道を歩き――――体に力が漲った。同時に精神も緊張し、戦闘に向けて変化する。それは魔王にとって必然の、神や神獣と言った存在に対して自然に発動する体質だった。

 

「――っ!」

 

 それを認識した瞬間、咲月は濡れる事すら厭わずに傘と鞄を放り投げ、ゲイボルグを呼び出し両手で掲げる。そうしなければ拙いと本能で察知したからだ。突然の咲月の行動に、当然ながら周囲を行き交っていた人々は驚き、足を止める。

 直後、両腕に衝撃が来る。受け止めると同時に道を覆っていたアスファルトが砕け、身体が僅かに沈み込む。肉が腐った様な不快な臭いと自分に近しい闇側の気配を感じ取り、受け止めた衝撃の強さもあって咲月は顔を嫌悪に顰める。

 槍越しに襲いかかって来た存在に目を向ける。

 性別はおそらく女性だろう。黒く、長い髪は振り乱され、手入れはされている様には到底思えない。髪の間から僅かに見える目は不気味な金色に爛々と輝き、真直ぐに咲月の顔を捉えている。口から見える歯は全てが犬歯の様に鋭く尖り、しかし黄ばんで汚らしく、唸りと共に吐かれる息も非常に臭い。

 身に纏っているのは古い時代を印象付ける貫頭衣。元は色鮮やかだったのだろうそれは薄汚れ、ぼろ布の様になっている。

 高貴な存在だったのだろう。首に下げている翡翠と瑪瑙、ガラスで創り上げた勾玉を繋いだ首飾りや、腕に着ける貝の腕輪が美しい。しかしそれを通している腕や、服の破れ目から覗く身体はそのほぼ全てが腐り果てている。肉が腐った様な臭いはこれが原因だろう。蛆も大量に湧いており、薄く黄身がかった身体を蠢かせている。それが僅かに存在する滑らかな肌と相まって醜悪さと気味悪さ、嫌悪感をさらに助長している。

 何も言わず、いきなり襲いかかって来たその存在が何か、咲月は知らない。知ろうとも思わない。ただ、身体に漲った力でこの存在が神に類する存在である事と、自分に襲いかかって来たというだけで自分の敵だと言う事は十二分に理解出来た。

 

「っ、臭いのよ! この、ゾンビが!」

 

 腕に力を込め、槍を薙ぐ。それによって襲いかかって来た存在は弾き飛ばされるが、器用に空中で姿勢を整え、獣の様に着地する。着地の衝撃で腐って溶けた様な肉と蛆が身体から水溜りの中に無数に零れ落ち、蠢く。それにさらに顔を嫌悪に顰め、咲月はゲイボルグを一度振り払い、回転させてから構える。

 いきなり起こった出来事に、人々の悲鳴が上がる。目の前で少女が何処からともなく槍を取り出し、身体が腐った何らかの存在が襲いかかれば悲鳴を上げるのはある種当然だろう。雨音だけが耳に聞こえていた道は、一転して叫喚の場となり、しかし直後に再び雨音しか聞こえなくなった。悲鳴を上げた人々が、全員急に倒れ伏したからだ。

 しかし咲月は、そんな一般人達の反応等気にも留めない。一瞬だけ目を見開いただけで、それだけだ。真直ぐに、薙ぎ飛ばした存在を睨みつけている。腐った女性から感じる力の感覚から神に関する存在だと察する事は出来たが、しかし神と言うには些か弱い。神獣か神使か、その辺りだろうか。もしくは、何らかの要因で零落した神かも知れない。

 もし神なら力を取り戻させ、それを討ち下せば新たな権能を手にできるだろう。だが、今の咲月にその思考は無い。頭に血が上った現在、思考に有るのは何も言わず、急に襲いかかって来たこの腐った存在を一分一秒でも早く抹殺すると言うそれだけだ。

 しかし、もし零落している神なら、何らかの能力を使って来るかも知れない。見た感じの状態から、まず間違いなく冥府側の存在、死に関する神格を有する女神だろう。勾玉と言う装飾品を身に着けている事から、日本に強い関わりが有る存在だと咲月は判断した。その中で死に関係する女神は、イザナミが最も有名だ。

 だが、確定ではない。冥府はともかく、死に関係する女神は他にも居るからだ。豊穣神でありながら天孫降臨以降の天皇に寿命と言う死を定義したコノハナサクヤヒメや、ヤマタノオロチに対する生贄となっていたイナタヒメ――クシナダヒメもある意味で死に関係する女神たちだ。しかし、彼女達には神話の中でどのように死んだかと言う記述は見られない。女神の身体が腐ると言う伝承は、イザナミの伝説以外には明確に存在しないのだ。

 確認が必要だ。そう判断した咲月は神託の権能を発動すべく呪力を高める。おそらくイザナミか、彼女の従属神となり得る黄泉醜女の可能性が最も高いであろうとはおもうが、正確な情報を得ておいた方が良いと冷静な部分で判断した。

 

『ギ…………ガ…………ネ…………』

 

 しかし、咲月が呪力を高めた瞬間、腐った女性が何かを言った気がした。

 僅かに翡翠に輝く目を細め、警戒する。声を聞いたと同時に、一瞬ではあるが呪力が高まったからだ。

 

『ハ……ネ……コ……』

 

 警戒する咲月の耳に、再び唸り声と混じった声が届く。『鋼』と、そう聞こえた。

 

『ヨ、……ギ……ガ、……ヲ……コ、セエエエエエエエエエエエッ!!』

「腐った死体風情が、魔王に喧嘩売ってんじゃないわよ!」

 

 叫びながら、腐った女性は咲月に向かって飛びかかった。それは身体が腐っているとはとてもではないが思えない程に素早く、故におぞましさを引き立てる。だが彼女はそれを睨み付け、槍を振るう。振るった槍は当然の様に飛びかかって来た敵を捉え、吹き飛ばした。刃の部分ではなく柄の部分での打撃だ。その衝撃で腐った肉と蛆が飛び散る。

 骨を折った様な手応えは無かった。おそらく腐った肉と蛆で衝撃を幾分か殺されたのだろう。それに舌打ちし、さらにゲイボルグに付いた腐肉と蛆だった物の残骸を見てさらに舌打ちし、顔を顰める。

 さっさと殺すに限る。そう思い、咲月は指を噛み切り、血でゲイボルグにルーンを記す。記したルーン文字は『ケン』で、これは炎を意味するルーンだ。記した瞬間、ゲイボルグがオレンジの炎に包まれる。

 

「腐った肉は、燃やして消すに限るわよね!」

 

 燃え盛り、さらに呪力を込めることで雷をも放つゲイボルグを構え、吹き飛ばした敵に咲月は突っ込む。その先には腐った女性が獣の様に蹲っている。動く気配はない。雨の中でも衰える気配のない炎は、触れた物を灰すら残さず焼き尽くすだろう。触れた瞬間燃やしつくせば、ゲイボルグに腐肉や蛆、臭いが付着する心配も無い。

 

『グ、ギィォオオオオオオオオオオオ!!』

 

 咲月が真直ぐに突っ込み、彼我の距離が残り10m程になった所で腐った女性が動いた。憎悪で塗り固めた様な凄まじい怨念を感じさせる咆哮を放ち、呪詛を孕んだ呪力を撒き散らす。それにより緑の葉を茂らせていた街路樹は枯れ落ち、倒れ伏していた人々の血の気が一気に引いて行く。周囲に存在する生物の生命力を奪い取っているのだ。

 しかし咲月には効かない。カンピオーネの対呪力が、呪詛と呪力の侵食を防いでいるからだ。どす黒く、粘り付く様な不快な呪詛を弾きながら一直線に向かい、燃え盛る槍でその腐敗した身体を穿ち、焼きつくそうとする。その目は完全に翡翠に輝き、相手の神格や能力の情報を読み解こうとしている。

 あと一歩。それだけ進めば槍の攻撃範囲内に入る。咲月は腕を引き、敵を最速で穿てるように力を込める。

 

(――?)

 

 だが腕を引いた瞬間、違和感を覚えた。動かないのだ、敵が。

 ダメージで動けないのかと思ったが、咲月はそれをすぐに否定する。確かに攻撃は当てたが、それは打撃だけであり、しかも一撃だけ。さらに言えば、若干とは言え威力を殺された一撃だ。神や神獣にとって、動けなくなる様な攻撃ではないだろう。

 なのに、動かない。動かず、ただ呪詛を呪力と共に放っただけだ。逃げる気配も、迎撃する気配もない。

 だが、その呪力を浴びた物はどうなった? 人は倒れ、植物は腐らなかったか?

 

「っ、まずっ!?」

 

 危険を感じ、咲月は進路を無理矢理に変えようとする。だがその為に足を地面に着けたのが拙かった。地に足をつけた途端、その足が滑ったのだ。その時の感触はアスファルトの硬い感触でも、水の感触でも無い。不自然に柔らかく、ぬめる様な感触だった。

 何故アスファルトがぬめるのか。体勢を崩した瞬間そう思い、咲月は足をつけた場所に目をやる。

 抉れていた。硬い筈のアスファルトが、まるでスコップで地面を掘り返したかの様に。自分の足がそのすぐ傍に見えた事から、自分がそれをしたのだと咲月はすぐに理解した。

 だが咲月は今回、まだ地面を踏み砕く様な行動は取っていない。なのに何故地面が抉れているのか。それを考え、すぐに答えに行きついた。先程の、敵の呪力だ。あれによって腐る事がない筈のアスファルトを腐らせ、自分の足を止めたのだ。

 着地を上手く出来ず、咲月は体勢を崩す。それを待っていたのか、相手が再び飛びかかって来た。完全に体勢を崩している今の状態で、避ける事は不可能に近い。このままでは傷を負う事は確実だ。

 別に傷を負う事自体は構わない。カンピオーネは戦士であり、戦士は戦う存在だ。そんな存在が傷を負う事を嫌う等、好みはしないだろうがありはしない。だが、何も出来ないで傷を負う事など認められない。認められる筈がない。

 そう思い、咲月は飛びかかる敵をその目に収めながら、ゲイボルグを振るった。しかし体勢を崩した状態で、しかも無理に振るって当てられる筈もない。槍の穂先は飛びかかる敵に掠る事も無く通り過ぎた。それを見て、腐った女性は口の端を吊り上げる。馬鹿にした様な笑みだ。

 だが、咲月も笑みを浮かべてこそいないが、翡翠色に輝く鋭い目で相手を見据えている。今の行動は槍を当てる為に取ったものではない。敵を迎撃できるように、自分の体勢を無理矢理にでも変える為の物だったのだから。

 身体の向きを飛びかかる相手に向ける。槍を持つのとは逆の手に呪力を込め、迎撃準備を整える。受け身を取れず、地面に倒れて衝撃が来るだろうが、そんな物で受けるダメージは直接攻撃を受けるよりは遥かにマシである。

 飛びかかる相手もそれに気付いたか、僅かに驚愕した様な気配を出した。だが空中に居る以上、回避行動は先程の咲月と同様に取る事は出来ない。残された道は、ただ突っ込むだけだ。

 2秒後、咲月と腐った女性は激突した。直後に二人は絡み合いながら倒れ、さらにその二人の間で爆発が起きる。咲月がルーン魔術で引き起こした爆発だ。その衝撃によって一人と一体は逆方向に吹き飛ばされ、地面を転がった。

 

「ぐ、っつぅ……!」

 

 衝撃に呻きながら、咲月は雨で濡れた身体を起こす。だが、同時に腕に激痛を感じ、片腕でその箇所を押さえる。見れば押さえた箇所は多少であるが抉れ、血を多量に流していた。切り裂かれて出来た傷ではない。肉を食い千切られたのだ。

 忌々しげに傷を押さえながら、咲月は呼び出しの魔術で霊薬を呼び出し、一息に飲み干す。明日になれば、この傷も癒えているだろう。そして爆発によって相手が吹き飛んで行った方向を見るが、既に視界には居なかった。咲月の肉を食い千切った事で満足したのか、それとも別の目的があるのか分からないが、既に腐った女性は離脱している様だった。

 それを認識し、冷えていた咲月の頭に一瞬で血が昇る。自分の体を食い千切った事もそうだが、ここまでやっておきながら敵が咲月を放り、別の場所に向かったと言う事実が咲月の逆鱗に触れたのだ。

 

「ふざけた真似してくれるじゃない……上等だわ、その喧嘩買ってあげる。アンタは私が必ず喰い殺す!」

 

 怒りで呪力を滾らせ、瞳を煌々と輝かせながらゲイボルグを拾い、傷口を縛って出血を抑えてから立ち上がる。さらに召喚の術で家に居るマーナを呼び寄せ、咲月は完全に戦闘状態に入った。主人の精神状態に呼応してか、マーナも普段の子犬状態から成犬の状態へと変化している。

 自分の腕を食い千切った腐った女性は見えない。だが、場に残る呪力の残滓からどの方向に向かって行ったのかは大凡の見当はつく。

 周辺に倒れ伏している一般人達の事等は気にも留めず、咲月は敵をその手で仕留める為に、相手が逃げて行ったと思われる方向に向かってマーナと共に跳んで行った。

 


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