比企谷八幡とイナズマイレブン   作:チャキ

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どうもチャキです!第10話どうぞ!


第10話

八幡side

 

豪炎寺「…すまん」

 

円堂「気にすんなって!準決勝は俺達に任せとけって!」

 

豪炎寺はその言葉を聞いて頷き、タクシーへと乗り込んで行ってしまった。

 

円堂「準決勝は豪炎寺抜きか」

 

土門「せっかく、すごいシュートを編み出したのにさ」

 

円堂「イナズマ1号だろ」

 

へぇ〜、あのシュートの名前イナズマ1号って言うのか。円堂曰く爺さんのノートに全く同じ内容のシュートが記されていたらしい。FWとGKの連携シュートらしい。

 

けれど全体の雰囲気は何となくだが、豪炎寺が欠けたことにより落ち込み気味だ。

 

土門「豪炎寺がいなくたって、お前達なら大丈夫だろ?いざとなったら、俺も出るしな。」

 

へぇ〜、言うじゃあねぇか。

 

円堂「そうだな。俺達が頑張らなくちゃな!よし、早速練習だ!」

 

「「「「「おーう!」」」」」

 

円堂の声でここにいたほぼ全員が声を上げる。え?オレ?言うまでもないだろ。やるかよ。

 

そして部室にて

 

木野「準々決勝の尾刈斗中対秋葉名戸学園。この戦いに勝った方が、次の準決勝で私達と戦うことになるわ」

 

風丸「尾刈斗中って」

 

円堂「あいつらだよな」

 

八幡「ほぼ、なんかのコスプレ集団の奴らだっけ?」

 

風丸「比企谷、お前酷いな」

 

八幡「冗談だ。というかアイツらまだあんな事しているのか?」

 

木野「それがね。猛特訓の末に大分戦力を上げたらしいよ」

 

八幡「へぇ〜」

 

夏未「それで、秋葉名戸学園っていうのはどんなチームなの?」

 

と雷門が木野に訪ねる。まぁ、確かに気になるわな。かなり珍しい名前の学校みたいだし。

 

木野「学力は優秀だけど、少々マニアックな生徒が沢山いる学校。フットボールフロンティア出場校中、最弱の呼び声が高いチーム」

 

最弱ね…。頭はいいのに運動が苦手な奴らって事か?いるよなそういう奴。クラスに1人はいるんじゃないかな?まぁ、どっちでもいいがな。そんな事を思っていると木野が突然顔を赤くしている。

 

八幡「どした?」

 

木野「えっと…尾刈斗中との試合前にメイド喫茶に入り浸っていた…ですって。」

 

目金「メイド喫茶ですと!?」

 

夏未「何それ?」

 

マックス「そんな奴らが良く勝ち進めてきたね」

 

まったくだ。まさか、本当は運動神経は良いとか言うんじゃないだろうな。それで、余裕だからメイド喫茶に行っているとか?もしそれだったら、相手をおちょくっているだろ。その情報を聞いて、一部は「次は尾刈斗」と確信を持ったようだ。すると…

 

音無「大変です!大変です!」

 

部室の外から息を切らしながら音無が走って来る。大分焦り、驚きの色が強い。

 

八幡「なんかあったのか?」

 

音無「今、準々決勝の結果がネットにアップされたんですけど…秋葉名戸が準決勝進出だそうです!」

 

円堂「─尾刈斗が、負けた!?」

 

なん…だと…。まさかあの尾刈斗中を倒すなんて……。

 

八幡「スコアは?」

 

音無「1対0です」

 

八幡「ギリギリの戦いだったのか?」

 

円堂「かもしれない。一体どんなチームなんだ?」

 

まじでそれ。気になってきたな。

 

目金「これは行って見るしかないようですね・・・メイド喫茶に」

 

やけに凛々しい表情で目金が立ち上がる。…お前、自分が行きたいだけなのでは?目金は尾刈斗に勝った理由はメイド喫茶にある、と豪語する。オレ達は秋葉名戸のことを何も知らない、これは情報収集といかにも真っ当な理由を述べる。でも、言わせて欲しい。

 

八幡「お前…自分が行きたいだけだろ」

 

目金「何を言いますか比企谷君。僕はただ秋葉名戸学園の情報を得る為に行くんです!」

 

八幡「…ホントかよ」

 

円堂「…なるほど」

 

八幡「は?」

 

円堂「よし!行ってみようぜ!」

 

マックス「まじ?」

 

コイツ…単純すぎるだろ…まったく……。その後、マネージャー以外の奴らはメイド喫茶に行ってしまった。オレは円堂達とは一緒に行っていない。すると

 

音無「比企谷先輩は行かないんですか?皆さん行ってしまいましたけど」

 

八幡「オレ?オレは行かねぇよ」

 

木野「どうして?」

 

八幡「今財布の中に300円しか入ってないからな」

 

木野「た、確かにそれじゃあ行くのも無理だね」

 

八幡「やめろ、そんな顔で見るんじゃねぇよ。ああいう店は少し高いから何も頼めないんだよ」

 

音無「なるほど」

 

八幡「まぁ、情報収集はアイツらに任せるか。まっ、期待はしてないけどな」

 

木野「してないんだ…」

 

ちょっと苦笑気味に言われてしまった。

 

八幡「だろうよ。次の対戦相手の情報をメイド喫茶で得られるのか?」

 

木野「それは…」

 

音無「…」

 

八幡「無理だろうよ」

 

木野「キッパリ言うんだ」

 

八幡「まぁ、何かしら情報でも得られたらそれはそれでラッキーだろうよ」

 

音無「そうですね」

 

夏未「それで?あなたはその間どうするの?」

 

八幡「そうだな…。久々に1人で練習するかね」

 

オレはそう言って立ち上がり体を伸ばす。

 

八幡「じゃあアイツら帰ってきたらそう言っておいてくれ」

 

音無「は、はい」

 

オレは軽く手を振りながら部室を出て1人で練習しながら考える。今持っている必殺シュートだけでこれから勝って行くのは難しいだろう。どんな相手か分からない秋葉名戸。もし、それに勝ったとしても次の相手は確実に帝国学園だ。あの帝国のゴールキーパーから点を取るのは難しいだろう。そんな相手に負けないくらいのシュート技を編み出さないとダメかもな。でも、そう簡単にいくわけないだろうしな。ダークトルネードの時は豪炎寺を参考にしたけど、今は違う。どんなイメージをしたら良いのだろうか。まっ、そのうち何か掴めるだろ。そう思いながらオレは1人で練習を続けるのであった。

 

 

 

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そして円堂達が帰ってきた。

 

八幡「んで、何か情報は得られたのか?」

 

円堂「まぁ、得られたけど」

 

八幡「なんだよ」

 

風丸「メイド喫茶に入り浸っていた奴らが秋葉名戸学園だったんだ」

 

八幡「は?」

 

どういう事?

 

 

そして現在河川敷で練習をしているヤツらと、作戦を練る奴らとで分かれている。オレは作戦組だけどな。

 

円堂「皆気が緩んでるな」

 

マックス「仕方ないよ。あんな奴らが準決勝の相手なんだ」

 

目金「ですが仮にも準決勝に勝ち進んできたチーム。油断禁物ですよ」

 

半田「全然強そうには見えなかったぞ」

 

八幡「そんなにか?」

 

マックス「うん」

 

八幡「気になるな」

 

そんな中、練習している染岡達を見てみると、何やら集中していない奴らに、それを見た染岡は腹を立てる。

 

八幡「こんなんで大丈夫かよ」

 

マックス「まっ、相手は参加校の中で最弱だし、何とかなるんじゃない?」

 

八幡「だと良いけどな」

 

ほんとに大丈夫なんだろうか。

 

 

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そして試合当日。

 

角馬『フットボールフロンティア地区予選準決勝!雷門中と秋葉名戸学園の試合は間もなく始まります!』

 

夏未「…これを、着ろと?」

 

「我が校における試合では、マネージャーは全員メイド服着用という決まりになっております!」

 

といって、秋葉名戸のマネージャー…らしき人達が、こちらのマネージャー陣にメイド服を手渡す。雷門は激しく取り乱し、猛抗議。が、押し切られて結局メイド服を着ることになった。

 

夏未「ど、どうして私がこんな格好を・・・」

 

木野・音無「「いぇーい!」」

 

雷門とは反対に、木野と音無は結構乗り気である。秋葉名戸の選手が3人の周りをグルグルと囲んでいる。写真を撮られている間、雷門の顔は死んでいた。人ってあんな顔出来るんだな。すると音無がオレの方へ近づいてきて

 

音無「どうですか比企谷先輩。このメイド服似合ってますか?」

 

と聞いてくる。なんでこの子はオレなんかに聞いてくるのだろうか?木野や雷門などに聞いたらいいのになんでオレに聞いてくるんだよ。

 

音無「あの…比企谷先輩?」

 

っ!……なんでそんな目で見てくるんだよ。上目遣いなんてどこで覚えたんだよ。けど何かしら答えないとな……。

 

八幡「まぁ…似合ってると…思うぞ」

 

音無「あ、ありがとうございます!」

 

なんていい笑顔なんだ。そんな笑顔を向けられたら勘違いして告白してすぐ振られてしまう。振られるのかよ……。そんな1人漫才をしていると作戦会議が始まる。

 

円堂「えっと…豪炎寺の枠は…」

 

と、全体を見渡し土門に視線を向ける。

 

土門「はいよ。俺ね」

 

八幡「じゃあオレがFWに入ればいいか?」

 

円堂「そうだな」

 

目金「待ってください!」

 

といきなり目金が言う。どうしたんだ?と思い全員目金に視線が集中する。

 

目金「ここは切り札の出番でしょう。メイド喫茶に行ったおかげで彼らのサッカーが理解出来ました。僕が必ず勝利に導いて見せましょう!」

 

豪炎寺本人の推薦、土門の了承もあって豪炎寺の代わりは目金に決まった。本人はやる気満々みたいだしな。

 

八幡「そういうことなら目金。FWは任せたぞ」

 

目金「はい!」

 

けれど目金をFWに据えることに疑問を口にした奴もいたが、円堂の一言で何も言わなくなる。何故か目金は「大舟に乗ったつもりでいてください」なんて言い出しやがった。まぁ、そこまで言うんなら少しぐらいは期待してやるか。

 

 

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試合が開始されたのはいいが…なんなんだコイツらは…ボールを持っても一向に攻めてこないし、変なセリフを言いながらパスを出したり、風丸は首にスカーフみたいなのをつけている奴に悪の軍団とか言われてるし、なんだなんだこの試合は…。そしてそんな変なペースに呑まれている時にオレはまたあの首にスカーフみたいなのをつけている奴からボールを奪おうと近寄ると…

 

ヒーロー「でたな!ゾンビ!」

 

八幡「あ?」

 

今コイツなんて言いやがった?ゾンビだと?確かにオレの目はゾンビみたい感じだが、お前に言われる筋合いはない!だってコイツ絶対に厨二病だろ!?そしてボールを奪おうとするもまたパスをつなぎ攻めてこない。ちょっとイライラしてきたぞ。しかし変なテンションでこちらのペースを崩してきてるな。

 

そしてお互い1点も取れないまま前半が終了してしまった。そしてベンチに戻るとマネージャーからドリンクをもらう。

 

音無「どうぞ比企谷先輩」

 

八幡「サンキュ」

 

目金「まるで攻めてこないだなんて、僕にも予想外でしたよ」

 

染岡「お前アイツらのサッカー理解したんじゃなかったのかよ!」

 

八幡「同感だな。言ってること全然違うじゃん」

 

半田「でもなんでボールが取れないんだ?」

 

風丸「アイツらの妙なノリに調子を狂わせられたせいだ」

 

影野「得体の知れない…」

 

!?

 

豪炎寺「…お前もな」

 

八幡「…だな」

 

でも…なんだかな〜…って感じだよな。なんか企んでいるようにも見える。まさか…いやそんなわけないか。

 

風丸「どうした?比企谷」

 

八幡「いんや、なんにも」

 

風丸「そうか」

 

ふと、相手のベンチを見ると、ヤツらはゲーム機片手に勤しんでいる。アイツらやる気あんのか?

 

円堂「とにかく、ボールを奪ってチャンスを作るんだ!!」

 

そしてハーフタイムが終わり、後半開始のホイッスルが響く。

 

芸夢「よし、行くぞ!!」

 

円堂「何!?」

 

相手からのキックオフ。すると、前半が嘘のように攻め込んでくるではないか。動きがまるで違う!…前半は力を温存していたというわけか。が、攻めてくれるならこちらとしてもやりやすい。半田がボールを奪いにかかる。

 

ヒーロー「変身!フェイクボール!!」

 

4番が半田とすれ違う。半田は何も気付かずそのまま走り続けるが…

 

半田「って、あれぇ!?」

 

半田がボールと思って蹴っていたのはなんとスイカだった。どっからでてきたそのスイカは!?というかあのスイカどこかで…はっ!相手の監督が持ってたな確か?でも、まさかな……

 

4番が一気に駆け上がり、ゴール前の6番へのセンタリング。6番は10番の脚を掴み、持ち上げる。10番は面白い程にピンとしており、バットのように持たれている。

 

芸夢「ど根性バットォ!!」

 

円堂「何ッ!?」

 

10番をボールに叩き付け、ゴールを狙う。全く予想出来ず、固まっていた円堂はゴールを許す。

 

角馬『決まったァァァァ!?後半開始直後、秋葉名戸が先制点をもぎ取ったァァァ!!』

 

いや、なんだよあのシュートは?というかまさかだったな。アイツら……

 

八幡「アイツら…自分達に体力がないからって後半に仕掛けてきたな」

 

風丸「なるほど。それだと筋が通るな」

 

そしてオレ達のキックオフで始まり染岡が相手をどんどん抜いていきゴールへと向かう。すると相手DF陣は砂煙を発生させる。

 

「「「五・里・霧・中!!」」」

 

染岡「こんな目眩しで俺のシュートが止められると思ったか!喰らえ、ドラゴンクラァァァッシュ!!」

 

染岡のドラゴンクラッシュが砂塵の中に突っ込む。砂塵が晴れる頃、ボールはゴールの後ろに転がってきた。妙だな、確かにゴールの真ん中を捉えていたはず。なのに後ろに?それた?いや、それたのなら左右どちらかに行くはず。その後もこちらのシュートは尽く決まらない。次第に焦りが募っていく。ここで負ける訳にはいかない。…いっそのことあれを打つか。

 

そして再び染岡が上がっていく中、オレは染岡に声をかける。

 

八幡「染岡!こっちだ!」

 

染岡「おう、比企谷。それで何かわかったのか?」

 

八幡「まだあの仕掛けはわからんが、任せろ」

 

染岡「わかった頼む」

 

オレはボールを持ち上がっていく。そしてセンターラインを超えたあたりでオレは大きく足を振り上げる。

 

角馬『おーっと比企谷!センターラインを超えたあたりで足を大きく振り上げた!まさか、そこからシュートか!?』

 

これはできたばっかりだがやるしかない!ここなら相手も外れるとか思うだろう。だがな、このシュートは大きく飛ぶんだ!

 

八幡「いっけぇぇ!」

 

そう叫びながらオレはボールにものすごい縦回転をかけて上に向かって打つ。

 

芸夢「フッ、苦し紛れのシュートか」

 

ヒーロー「醜いなゾンビ!」

 

いくらでもほざいてろ。絶対にこのシュートは入る!そしてオレの放ったシュートを見た相手は呆れていた。ゴールキーパーさえ構えてない。そして、DFもあの砂煙を立ててない。そしてオレの放ったシュートは外れると思いきや、一気に急降下して相手のゴールの中に入った。

 

相手の秋葉名戸もチームメイトの円堂達も何が起きたかわかってないような顔だった。そしてそんな中、実況である角馬がいち早く我に返り

 

角馬『ご、ゴォーーーーール!!比企谷が放ったシュートはゴールを大きく外れると思いきや、突然急降下をして相手ゴールを襲った!これで1-1同点です!』

 

八幡「よし、これで振り出しだな」

 

いや〜、1発で成功して良かったわ。このドライブシュート。かなり練習したからな。円堂と出会う前から練習してたからな。出来たらかっこよくね?みたいなノリでしてみたけど、役に立てて良かったわ。けど必殺技を使わないで入れちゃったよ。

 

円堂「すっげぇ〜!なんだ!今のシュート!一気に下へ降りたぞ!」

 

半田「…ああ」

 

そんな八幡のシュートを見た豪炎寺が言う。

 

豪炎寺「あれは…ドライブシュート」

 

木野「ドライブシュート?」

 

音無「確か縦回転するシュートでしたっけ?」

 

豪炎寺「ああ、そうだ。まさに大空から翼を広げ獲物を取らえる鳥のように落ちるシュート。けどこれは習得するのは非常に難しい」

 

木野「そんなシュートを比企谷君はできたんだ」

 

音無「…すごい」

 

夏未「でもこれでも同点。残り時間も心配だわ」

 

そして八幡達に戻る。

 

円堂「すっげぇな比企谷!あんなシュート打てるだなんて」

 

風丸「ああ」

 

八幡「ありがとよ。でも、このシュートをもう打てないだろうな」

 

円堂「なんで?」

 

八幡「警戒させるに決まってるだろうが!だから次はあの砂煙とシュートが外れる訳を探さないとな……」

 

いや、ホントなんで外れるんだ?意味がわからん。そんな中試合は開始される。オレが同点にしたおかげで相手はまた攻めなくてはいけなくなり、上がってくるが染岡がボールを奪い上がっていくと、また、あの砂煙が発生する。すると

 

目金「まさか!?」

 

何やら目金が気づいたみたいだ。そう言うと、目金は砂煙の中に突撃していく。染岡が雄叫びと共にシュートを放とうとしたその時。

 

目金「シュートを撃ってはいけません!!」

 

ヒーロー「この、離せ!!」

 

砂塵が晴れた時、そこにあったのはゴールを押している秋葉名戸の姿。…なるほどな。砂塵を発生させ姿を隠し、その隙にゴールの位置を変える。ゴールをずらしたから、シュートが決まらなかったわけだ。ってかゴールずらしてもいいの?

 

 

半田のスローインから試合再開、そこで目金がボールを渡すように要求する。並々ならぬ目金の熱意に押され、半田は目金へとボールを投げる。ボールを受け取った目金はそのまま上がっていく。そしてその前に立ち塞がったのはあの厨二病である。

 

ヒーロー「ここは通さん!」

 

目金「正々堂々と悪に挑むそれが正義でしょう!」

 

ヒーロー「…っ」

 

目金「スイカとボールをすり替えて相手を欺くなどヒーローの技ではありません!」

 

そう言われて怯んだ時相手はつまずいてしまい、すり替える予定だったスイカに顔がぶつかりスイカは砕けてしまった。

 

その隙に突破して上がっていく目金。そして次に立ち塞がったのは相手のキャプテン野部流とさっきバットにされた漫画だった。

 

目金「ノベルライト先生、漫画萌先生。僕は悲しい。あなたたちの描くシルキーナナの勇気と愛に幾度となく元気をもらいました。なのにそんな作者であるあなた達がこんな卑怯な事をする人達だったとはシルキーナナに謝りなさい!」

 

そう言ってものすごいスピードで抜けていく。そして次に立ち塞がったのは呂簿だった。そいつは何故かロボットのように変形しながらスライディングをしてくる。そんなスライディングをジャンプで躱す。

 

目金「合体中などに攻撃を仕掛けるなどロボットマニアとして失格です!」

 

アイツ…すげぇな。どんどん上がっていくじゃん。そして目金はゴール前まで上がってきた。ゴールをさせまいと砂煙を起こすDF陣。

 

目金「まだこんな事を続けるつもりですか!!」

 

芸夢「これが…オタクの必殺技だ!!」

 

目金「キミ達など…オタクではありません!オタクとは、1つの世界を真摯に、真っ直ぐに極めた者!ゲームのルールを破ってまで勝とうとする貴方達に、オタクを名乗る資格などありません!!」

 

その一言に砂煙を起こすのを辞める秋葉名戸。GKは1人でゴールをずらそうとする。隠そうともしやがらない。

 

目金「染岡君、ドラゴンクラッシュを」

 

そう言って染岡にパスを渡す。

 

染岡「だけど!」

 

目金「僕に考えがあります!」

 

何かあるみたいだな。

 

八幡「目金を信じようぜ」

 

染岡「比企谷…わかった!」

 

そして染岡はシュート体制に入り

 

染岡「ドラゴンクラッシュ!」

 

染岡が放った蒼い龍がゴールへと向かっていく。

 

相戸留「ゴールずらし!」

 

腹でゴールを押し、ずらしてしまうキーパー。このまま行けば、染岡のシュートを外れてしまう。その時だった。目金が身を呈してシュートの軌道を調整する。ずらされたゴールにずらされたシュートが襲い掛かる。

 

角馬『ゴォール!目金がドラゴンクラッシュの軌道を変えてゴールに押し込んだ!雷門!逆転です!』

 

マジでか……。アイツマジですげぇな。少し見直したわ。

 

目金「これぞ、メガネクラッシュ…」

 

そう言いながら倒れる目金。いや、マジでメガネがクラッシュしてしまってるぞ。大丈夫か? そのままベンチに下がり、土門と交代する目金。

 

漫画「どうして、どうして君はそんな姿になってまで…」

 

目金「目を覚まして欲しかったのですよ、同じオタクとして…サッカーも悪くないですよ」

 

漫画「…っ!目金君。君の言葉で目が覚めたよ!僕達もう卑怯な真似は辞めるよ!」

 

ほう…言うじゃねぇか。

 

円堂「よし、まだ試合は終わってない!気を抜かずいくぞ!」

 

「「「「「おう!」」」」」

 

その後目覚めた秋葉名戸学園はフェイクボールとか五里霧中とかを使わず正々堂々と挑んでくる。こいつらの目付き変わったな。そして土門からボールを受け取ったオレはそのまま上がっていくが、相手のDFが立ち塞がる。

 

八幡「ファントムドライブ!」

 

オレは一瞬にして相手を抜き去る。

 

八幡「染岡!」

 

オレは染岡にパスを送る。すると目金がベンチから声をかける。

 

目金「染岡君!ドラゴンクラッシュです!!」

 

染岡「おう任せろ!!ドラゴンクラァァァッシュッッ!!」

 

染岡は目金の言う通りダイレクトでドラゴンクラッシュをゴールに叩き込む。キーパーごとボールはゴールネットに突き刺さり、追加点をとったと同時に試合終了のホイッスルが鳴る

 

角馬『試合終了ー!3-1で雷門も勝利!これで決勝進出だ!』

 

ふぅ…何とか勝てたな。それに今日は目金がMVPかもしれないな。さて次は…

 

円堂「次は帝国だな」

 

八幡「…ああ」

 

因縁の相手といえばいいのかねこういう時は。練習試合の時の借りを返さないとな。あの時は向こうが試合放棄したけど、得点的に考えたらオレ達の負けになる。だからリベンジというわけだな。それにあのゴールキーパーから点を取るための必殺技を編み出さないとな。

 

というかなんで目金と秋葉名戸の間には奇妙な友情が生まれているんだ?

 

 




いかがでしたか?ではまたお会いしましょう。
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