比企谷八幡とイナズマイレブン   作:チャキ

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どうもチャキです!第14話どうぞ!


第14話

八幡side

 

オレの蹴ったボールが円堂と共に雷門ゴールへと入った時、オレを除いた雷門イレブンと帝国は静まり返っていた。そりゃそうだ、オレがチームメイトである円堂に向かってボールを蹴ったんだからな。そして円堂はあまりの出来事に反応できなかった。そしてボールは円堂と一緒にゴールの中に入った。所謂オウンゴールをしたんだからな。

 

そしてすぐさま我に返ったレフリーが笛を吹いた。あれ?審判も驚いてたの?そしてその笛で次々と我に返っていく選手達。そして最初に口を開いたのはフィールドに奴らではなく、実況をしていた角馬だった。

 

角馬『な、なんと言う事だー!先制点は比企谷のオウンゴールにより帝国だー!一体どうしたと言うんだ比企谷ー!』

 

円堂「…ひき…がや…」

 

フィールドで最初に口を開いたのは円堂だった。円堂は何故オレがあんな事をしたのかという目で見ていた。ほかの奴らも一緒だった。そして風丸がこっちに向かってくる。多分予想だが問い詰める為だろう。

 

風丸「お、おい比企谷。なんで…なんであんな事をしたんだ!?」

 

ほらな。まぁ、当たり前の事だよな。誰でもあんな事をすれば誰だって問い詰めるわな。そんな事を思いながら円堂の元へ歩みよる。

 

八幡「円堂…オレがなんでこんな事したかわかるか?」

 

円堂「い、いや……」

 

八幡「そうか、なら自分の胸に手を当てて考えろ」

 

そう言ってオレは円堂に背を向けて、ポジションに戻る。

 

染岡「おい!比企谷!一体何をしてるんだ!」

 

八幡「早く戻れ」

 

染岡「質問に答えろ!」

 

豪炎寺「染岡一旦戻れ」

 

染岡「くっ……くっそ!」

 

染岡はオレを睨みながら自分のポジションへと戻っていく。おー怖い怖い。他の奴らも睨んでいたり、なんでってみたいな顔をしていたりと、様々だ。これはまた随分な嫌われようだな。そしてオレがオウンゴールしたことにより、雷門のキックオフから始まる。そしてまずは1点を取るためにほぼ全員帝国陣内へと上がっていく。オレも上がってもいいが、多分…いや絶対にパスは来ないだろう。だったらディフェンスしかないか。ボールを持ったらすぐに誰かにパスを送ればいいし。

 

染岡「ドラゴンクラッシュ!」

 

染岡が帝国のゴールへドラゴンクラッシュを放つ。……だが

 

源田「パワーシールド!」

 

源田の守りには敵わない。ボールは高く弾かれた。が、そのボールの先には豪炎寺が既に炎と共に待ち構えていた。

 

豪炎寺「ファイアトルネード!」

 

間髪入れずに豪炎寺がファイアトルネードを放つ。染岡のシュートを止めるために源田は技を使った直後、これなら反応が間に合わず、ゴールを割れるかもしれない。だが…

 

源田「パワーシールド!」

 

予想に反し、源田は豪炎寺の速攻に対してしっかりとパワーシールドで応戦してきた。どうやらあの技は連続で出せるようだな。まったく厄介だな。そしてまた弾かれたボールは咲山に渡り、すかさず鬼道へとわたる。そしてオレは鬼道に迎え打つ。

 

鬼道「比企谷、さっきのはどういうつもりんだ?」

 

八幡「あ?ああ、アレはただ単に今の円堂を見てるとイラついたら、ついな」

 

鬼道「なに?」

 

鬼道からボールを奪おうとしても、奪えない。流石鬼道だな。そんな事を思っていると、鬼道に華麗に突破される。くっ、やはり今のオレでは無理か。そして佐久間と寺門が鬼道の脇から前線へダッシュする。一体何をする気だ?そう思っていると、鬼道が指笛を鳴らす。すると地中からペンギンが顔を出す。そして鬼道がシュート。ペンギンも打ち出され、そのシュートにさらに佐久間と寺門がツインシュートをいれ威力アップさせる。

 

鬼道「皇帝ペンギン──」

 

佐久間・寺門「「2号!」」

 

凄まじい力が加えられたボールの後をペンギンが追う。この試合で見たどのシュートよりも明らかに強力なものだと一目で分かる。これは……

 

円堂「ゴットハンド!」

 

円堂はゴッドハンドで迎え打つが、その指一本に付き一羽のペンギンが突き刺さる。そのペンギンたちはゴッドハンドを打ち破り、シュートは円堂ごとゴールに刺さった。

 

角馬『ゴール!これで帝国学園2点目だ!鉄壁を誇るゴットハンドを打ち破ったのは帝国の新必殺シュートだ!』

 

まさかゴットハンドが破られるとはな。

 

 

そして前半終了を知らせるホイッスルが鳴らされる。そして全員ベンチに戻る。

 

風丸「どうしたんだ円堂?」

 

円堂「俺にも分からない」

 

ここにいる全員が全員円堂の不調に気づいている。

 

染岡「それに比企谷もだ!なんでオウンゴールなんかしたんだ!」

 

八幡「あ?それは今の円堂を見てたらイラついただけだ」

 

染岡「おまっ!そんな理由で!」

 

壁山「そんなどうしてですか?」

 

そしてオレにまたなんでオウンゴールしたのかと理由を聞いてくる。オレはそれを無視してトイレへと向かう。

 

音無「比企谷先輩!」

 

振り返ると音無が走ってくる。なんで追いかけてくるの?

 

八幡「なんだ音無」

 

音無「本当の事話さないんですか?それに誤解を解いた方がいいのではないでしょうか」

 

なるほどな。そのために追いかけてくれたのか。優しいな音無は。だがアレは誤解じゃない。意図的にやったもんだからな。それに……

 

八幡「誤解は解けないだろ。もう解が出ている。そこで問題は終わっている」

 

音無「ですがそれだと比企谷先輩が」

 

八幡「もういいんだ音無」

 

オレは音無の言葉を遮る。

 

音無「なんで…ですか」

 

音無の声は弱々しくなっている。

 

八幡「もう、オレはオウンゴールしてしまった。それによりオレのレッテルは決まってしまった。もうそうなればもう無理だ。だからもういいんだ」

 

音無「だ、だったら皆さんと話し合えば」

 

八幡「話し合っても意味は無い」

 

音無「そんな…!」

 

八幡「すまんな。もう行くな」

 

そう言って早足でトイレへ向かった。音無の気持ちは正直嬉しい。だがオレはもうアイツらと一緒にサッカーはできないんだろうな。短い間だったが楽しい思い出が蘇ってくる。楽しい事、苦しい事、染岡が他の部活の人とトラブルをおこしかけたりしたな。あ〜、懐かしいな。はぁ……弱くなったな…いや、初めっから弱かったかもしれないな。

 

そしてトイレを済ませて早く戻ろうとした時だった。

 

 

豪炎寺「比企谷」

 

ふと呼ばれたので声のした方を見ると豪炎寺がいた。

 

八幡「なんだ?」

 

一体なんだろうな。まさかあのオウンゴールの事で何か言われるのだろうか。はぁ……まぁ仕方ないか。覚悟を決める。

 

豪炎寺「お前、円堂のこの状態の原因知ってるだろ?」

 

あれ?思ってたのと違う。なぜだ?オウンゴールの事で文句を言いに来たのではないのか?

 

豪炎寺「どうやら何か勘違いしているようだな」

 

八幡「…」

 

なんでわかったんだ?

 

豪炎寺「お前はわかりやすいからな」

 

八幡「……さいで」

 

豪炎寺「それでどうなんだ?円堂の不調の原因知っているのか?」

 

言ってもいいのだが、これはオレが勝手に言っていいもんではない。

 

八幡「……ああ」

 

豪炎寺「そうか。これからどうするんだ?」

 

八幡「どうするってもな。オレはもうベンチに行くしかないだろ。あんな事したんだから」

 

豪炎寺「それはどうかな」

 

八幡「は?」

 

豪炎寺「こい」

 

そう言って歩き出す豪炎寺。オレは一体何が何だかわからなかった。でも今はついて行くしかない。と言うよりも戻らないと行けないから必然的について行かないとダメだが、豪炎寺の言葉の意味がわからない。そしてついて行くと着いた場所は雷門ベンチだった。そこでは話し声が聞こえてきた。

 

染岡「監督!比企谷を下げてください!」

 

染岡が響木監督にオレをベンチに下げるよう言っているようだ。やっぱりそうだよな。オウンゴールしたんだからそうなるのは当たり前だ。豪炎寺はわざわざこんな事を聞かせるために言ったのか。だが……

 

響木「それは無理だ」

 

染岡「なんでですか!?」

 

響木「比企谷は中盤の要だ。もし、ここで比企谷を下げたら余計攻め込まれてしまう。それを防ぐためには比企谷が必要なんだ」

 

染岡「ぐっ……ですがあいつはオウンゴールをしたんですよ!」

 

フッ、そりゃあそういう態度取られるわな。

 

音無「違います!」

 

染岡「っ!」

 

音無……。

 

音無「確かに比企谷先輩はオウンゴールしました。ですが……ですが!比企谷先輩が何の意味も無くそんな事はしません!」

 

音無はそう全員に言った。沈黙の時間が少し流れる。すると音無が慌てたように頭を下げる。

 

音無「す、すいません!」

 

染岡「あ、いや…こっちこそ悪い。熱くなりすぎた」

 

音無「いえ、大丈夫です」

 

すると風丸が前へ出てくる。

 

風丸「染岡、お前の気持ちは分からんでもない。だが、音無の言う通り比企谷は何も意味も無くそんな事はしない。理由は比企谷に後で聞けばいいんじゃないか。さっきみたいに言うんじゃなくて、優しく普通にさ」

 

染岡「あ、ああ……そうだな。あの時も熱くなりすぎて考えてなかった」

 

風丸「だったら後で謝ったらいいさ」

 

染岡「そうだな」

 

あの染岡が……確かにあの時オレもなんでしたかという理由は言ってなかった。それも悪いと思うが、やはりこれは円堂自身で気づくことが大切なこともあるし、下手したら鬼道と音無の事でボロが出てしまうかもしれなかった。

 

豪炎寺「こんだけ言われてもまだ、ベンチに戻るのか?」

 

八幡「確かにきいた。けど……」

 

豪炎寺「オウンゴールをしたことを悔やんでいるのなら、プレイで取り返せば良い。新しいシュート技も取得したろ」

 

そっか…確かに豪炎寺の言う通り失敗したのならそれを取り返すぐらいの成果を上げればいい。

 

八幡「そうだな。サンキュ豪炎寺」

 

豪炎寺「ああ」

 

オレは豪炎寺の横を通り過ぎて他の奴ら前へ出る。

 

染岡「…比企谷」

 

染岡の声により、ほぼ全員オレの方へ視線を移す。

 

八幡「染岡、さっきはあんな態度をとって悪かった」

 

オレは染岡に頭を下げる。

 

八幡「理由は……まだ言えないが、試合が終わったら言う」

 

染岡「…わかった。絶対約束守れよ」

 

八幡「フッ、ああ。わかってる」

 

染岡「フッ…それと俺も悪かった。あの時熱くなりすぎた」

 

八幡「いや、大丈夫だ。気にしてないから」

 

染岡「そっか」

 

オレは染岡から他の奴らへと視線を移す。

 

八幡「他の奴らも悪かった。すまない」

 

再びオレは頭を下げ、謝罪する。

 

風丸「ああ、いいぞ」

 

八幡「え?そんなあっさりと」

 

風丸「だが条件がある」

 

八幡「条件?」

 

風丸「ああ、それは比企谷がオウンゴールした1点を取り返してくれたらな」

 

八幡「フッ、ったく……ちゃっかりしてな。でも、わかった。必ず1点取り返してやる」

 

風丸「頼んだぞ。守りは俺らに任せてくれたらいいから」

 

八幡「わかった」

 

そして次にオレは視線を音無に移し、音無に近づく。

 

八幡「音無もありがとな。オレの為に」

 

音無「い、いえ」

 

八幡「それと悪かったな。あんな態度をとってしまって」

 

音無「い、いえ、大丈夫。気にしてませんから」

 

八幡「そっか…なら良かった」

 

これでオレとこいつらの亀裂は無くなっただろう。次は円堂、お前の番だ。何としてもいつもの円堂に戻れよ。待ってるからな。

 

 

 

 

そして後半が始まる。開始早々帝国が攻め上がってくる。オレはすかさずボールを持っていた鬼道に迎え打つ。だが鬼道のボールのキープ力は高い。そう易々と奪わせてくれない。けど諦めてたらダメだ。そう思いオレは更に圧をかける。

 

鬼道「やるな」

 

八幡「そっちもな」

 

鬼道「でもこれならどうだ!イリュージョンボール!」

 

ボールが3つになる。3つの内どれか1つが本物、もう2つは幻覚、どれも同じように見えて、本物も見分けがつかない。オレはまたもや抜かれてしまう。だったら……

 

八幡「サイドからも上がってきている!注意しろ!」

 

「「おう!」」

 

オレの掛け声と共に半田、マックスがサイドから上がって来ている帝国の咲山、洞面にマークにつく。

 

鬼道(やはり比企谷は良く周りを見ている。それにより中盤も支配されずにいる。比企谷はこの雷門の中盤の要かもな)

 

そして寺門にボールが渡りシュートを打ってくる。

 

円堂「風丸!?」

 

そのシュートをゴール前まで下がってきていた風丸が身体を張って止める。

 

風丸「お前の調子が悪い時は、俺たちがフォローする。仲間だろ!」

 

角馬『な、何と!雷門ディフェンス陣がゴール前に集結!』

 

そして風丸が弾いたボールは佐久間の元へ行き、そのままシュートを放つ。そのシュートを壁山が身を呈して守る。そして弾いたボールを寺門がヘディングするが、それを栗松がガードする。そしてまた弾かれたボールをシュートされ、またガードをする。その繰り返し。

 

角馬『帝国のシュートの嵐を雷門ディフェンス!身体を張って防ぎ続ける』

 

シュートの痛みで風丸達の身体がボロボロになっていく。

 

円堂「みんな……」

 

そして何度も何度も身体で受け止めているうちに、栗松が吹き飛ばされ、スペースができてしまう。これはマズイと思った瞬間わずかだが鬼道の指示の方が早く帝国の佐久間、寺門、そしてマークを外した洞面が上へ飛ぶ。これはデスゾーンか。そう思い空いたスペースへと向かおうとしたが、鬼道にマークされてしまう。

 

鬼道「悪いが行かせない」

 

八幡「チッ」

 

そしてデスゾーンは打たれてしまい、ディフェンス陣の間を抜けゴールへ。しかも、円堂の反応が一歩遅れている。マズイ入ってしまうそう思った時だった。

 

土門「うおおぉぉぉーー!」

 

土門が顔面で受け止めて弾いた。そしてボールはコートの外へ出て、土門はその場に倒れ込んでしまう。そんな土門に雷門イレブンは駆け寄る。オレはゆっくりとその場へ近づいていく。

 

円堂「土門、大丈夫か?」

 

土門「あ、ああ」

 

ほんとかよモロに顔面で受けたのに大丈夫ってすごいな。

 

円堂「なんて無茶を…」

 

土門「デスゾーンはこうでもしなきゃ止められない……くっ。円堂。俺も雷門イレブンになれたかな……」

 

そう円堂に聞く。多分、土門は前に帝国にいたからそんな事を聞いたのだろう。そしてそんな土門の問に円堂は

 

円堂「当たり前だ!お前はとっくに仲間だ!」

 

土門「そっか」

 

良かったな土門……。オレも雷門イレブンの一員なのかな。

 

そして土門は担架で運ばれていく。するとボールを持った豪炎寺がオレの隣に来てこう言う。

 

豪炎寺「比企谷。邪魔するなよ」

 

八幡「しねぇよ。……頼むわ」

 

豪炎寺「ああ」

 

そして豪炎寺は数歩前に出てボールを高くあげる。

 

豪炎寺「円堂!」

 

そう円堂に呼びかけながら、ファイアトルネードをぶち込む豪炎寺。そしてボールは円堂の腹部へ当たる。あまりに突然なので円堂の準備ができていなかった。そして円堂は後方へ吹っ飛ばされる。この光景に敵味方共に唖然とする。

 

豪炎寺「俺がサッカーにかける情熱の全てを込めたボールだ」

 

円堂「豪炎寺……」

 

豪炎寺「グラウンドの外で何があったかは関係ない。ホイッスルが鳴ったら試合に集中しろ!」

 

そしてオレも言いたいことを言いに円堂の元へ寄る。

 

円堂「比企谷……」

 

そしてオレは円堂だけに聞こえるようにこう言う。

 

八幡「円堂。悪いがお前と影山の話を聞いていた」

 

円堂「!」

 

八幡「お前の気持ちは分からんでもない。だが、そんな勝利で鬼道達は喜ぶと思うか?」

 

円堂「っ!」

 

八幡「それだけだ」

 

そう言ってオレは円堂に背を向けて位置につく。そして土門の代わりに影野が入る。そして相手のコーナーキック。ボールは鬼道に渡り、鬼道は上にジャンプした佐久間へ。そして、佐久間がヘディングで鬼道にボールを渡し、

 

鬼道・佐久間「「ツインブースト!」」

 

鬼道のダイレクトシュート。そのまま円堂へと向かっていく。そしてそのシュートに円堂はパンチングを入れる。熱血パンチかと思いきや眼にも止まらぬ速度で連続パンチを繰り出す。そして弾く。

 

目金「爆裂パンチ」

 

そう目金が名ずける。それは放っておいて、あいつこんな状況で新しい技をやっぱりあいつはすげぇよ。それにしてもまったく世話のやける奴だ。そしてボールはオレへと渡り、そのまま勢いよく上がっていく。そして帝国ディフェンス辺見が立ち塞がる。

 

八幡「ファントムドライブ!」

 

だがオレはファントムドライブで突破する。このままシュートを打ってもいいが、どうやら豪炎寺があのシールドを破る秘策があるらしいから、それをしてもらおうと思い、豪炎寺と染岡へ視線を送る。すると2人は頷く。

 

八幡「豪炎寺!」

 

オレは豪炎寺へとパスを送る。だが、帝国ディフェンス成神がそれを読み、パスカットしようとするが

 

成神「なにぃ!?」

 

角馬『おおっと!比企谷の出したパスが急に曲がり帝国ディフェンス成神の前をボールが掠め去る!』

 

そうオレは回転をかけて曲がるようにした。それにつられ、豪炎寺へのマークが薄れる。そして曲がった先にいた染岡にボールが渡る。そして

 

染岡「ドラゴンクラッシュ!」

 

染岡がシュートを放つ。

 

源田「パワーシールド!」

 

だがそれを源田がシールドを張り防ぐ。そんな中、豪炎寺がファイアトルネードをぶち込む。

 

豪炎寺「パワーシールドは衝撃波で出来た壁!弱点は薄さだ!遠くから飛んできたものは跳ね返せても至近距離から押し込めば!」

 

なるほどな。そういうことだったか。やっぱ豪炎寺はすげぇな。そんな事を考えているとパワーシールドにひびが入っていく。

 

源田「なに!?」

 

豪炎寺「ぶち抜ける!」

 

染岡「ドラゴン!」

 

豪炎寺「トルネード!」

 

青龍が赤龍へと変わり、源田のパワーシールドをぶち破りゴールへと叩き込んだ。

 

角馬『ゴール!雷門、一点を返した!』

 

そして試合再開し、帝国はパスを繋げようとするがそれをすかさずオレがカットする。そしてそのまま上がっていく。見せてやる!オレの新必殺技を!オレはペナルティエリア近くまで差し掛かった時、オレはボールを軽く上げた後、足を右、左へ十字を描くようにぶつけた後、更にバツを描くようにまた足を右、左へとぶつけた後、最後に右足で渾身のインパクトをボールに叩き込む!これが新必殺シュート技!

 

八幡「ナイトメア・レイン!」

 

黒や紫のオーラがボールを包み込む。それはまさに闇のような夜のようなオーラ。その事から名ずけられた技である。

 

源田「くっ、これじゃあ、あの技には間に合わん!くっ!…パワーシールド!」

 

源田は最初に何やら呟いていが、パワーシールドを繰り出す。そしてそのパワーシールドとナイトメア・レインがぶつかり合う。するとパワーシールドにひびが入っていく。そしてパワーシールドをぶち抜き、ゴールへと突き刺さる。

 

角馬『ゴール!比企谷の新必殺技で雷門同点に追いついた!』

 

八幡「うしっ!」

 

その場で片手でガッツポーズをする。決まった、オレの新しいシュート技が。これでオウンゴールした分は取り返したぞ。

 

豪炎寺「ナイスシュート、比企谷」

 

八幡「サンキュ」

 

そう言って豪炎寺とハイタッチを交わす。

 

染岡「やったな比企谷!」

 

八幡「おう」

 

そして染岡ともハイタッチをする。

 

八幡「だがまだ試合は終わってない。気を引き締めよう」

 

豪炎寺・染岡「「おう!」」

 

そして試合再開する。そこからはお互いに攻めては守りの繰り返し。円堂も元に戻り、前半のようにはいかない。オレも前半の分取り返すために、チームメイトに指示を出す。これにより中盤は支配されてないが、やはり鬼道の方が何枚も上手のようだ。試合終了まで刻々と近づいてくる中、鬼道がボールを持ち、佐久間、寺門が上がってきた。

 

 

これは…!前半と同じだ!そして鬼道が再び口笛を鳴らすとペンギンが出てきて、前に出して再び佐久間と寺門のツインシュートを打ち込み皇帝ペンギン2号が放たれる。

 

円堂「ゴッドハンド!」

 

円堂はゴッドハンドで対抗する。だが、徐々に押され始めた。

 

豪炎寺・八幡「「円堂!」」

 

押し込まれているが、アイツの目は死んでいない。

 

円堂「このボールは、絶対に止めるんだ!」

 

すると円堂は空いてた左手も前に突き出して両手でのゴッドハンドを繰り出す。両手で放ったゴッドハンドはペンギンたちを蹴散らし、ボールをキャッチした。

 

マジか……やっぱあいつもすげぇな。

 

円堂「行くぞ!」

 

円堂はそう言ってスローで風丸に渡す。そしてボールを持った風丸が眼にも止まらぬ速さでジグザグにドリブルをする。

 

風丸「疾風ダッシュ!」

 

ボールは少林に渡り、

 

少林「竜巻旋風!」

 

ボールを高速回転させることで砂煙の竜巻を生み出し、突破する。そしてボールは半田に渡る。けど成神が半田へとスライディングを仕掛ける。

 

八幡「半田!こっちだ!」

 

半田「頼むぞ!比企谷!」

 

ああ、言われなくても。絶対にゴール前まで運んでやる!そう思い上がっていくが、戻ってきた咲山が立ち塞がってくる。これじゃあ運べない一体どうすれば……あ、そうだ!オレはその場で足を踏み込み、足を振り上げる!

 

角馬『おーっと!比企谷足を大きく振り上げる!これはもしや秋葉名戸戦で見せたドライブシュートか!?』

 

だいたいあっている。だがこれはシュートではない!そう思って思いっきりボールを高くあげる。これはドライブシュートを利用したパス。ドライブパスだ!

 

八幡「豪炎寺!壁山!」

 

オレのあげたボールに豪炎寺と壁山が飛びつく。

 

源田「パワーシールドを超える最強の必殺技!フルパワーシールドだ!」

 

そうして現れた衝撃波の壁は先ほどの壁よりかなりデカい。多分源田言っていたあの技っていうのはこれの事か。イナズマ落としの体勢に入ってる豪炎寺と壁山。そこにもう一人跳んできた。その人物は円堂だ。ゴールからここまで上がってきていたのだ。そして二人は空中で同時にオーバーヘッドキック。イナズマ落としの青い雷とイナズマ一号の黄色い雷がボールから迸る。

 

円堂「いっけぇぇっ!」

 

シュートはフルパワーシールドに激突。回転するボールはそのままフルパワーシールドを突き破りゴールに刺さったのだ。そして敵味方その光景に唖然している中、試合終了のホイッスルが鳴った。

 

円堂「…やった……やったぁ……やったぁぁぁー!」

 

円堂の元へ全員駆け寄る。

 

風丸「ほら、比企谷も行くぞ!」

 

八幡「…ああ」

 

風丸に誘われオレも円堂に駆け寄る。オレ達はあの無敗の帝国学園を破ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

円堂「みんな迷惑かけてごめん」

 

風丸「もう、いいさ」

 

円堂「比企谷もごめん!俺の為にやってくれたのに俺全然わからなくて」

 

八幡「いや、こっちこそ悪い。いくらお前を試合に集中させるためとはいえ、オウンゴールしてしまったんだ。オレはもう……」

 

円堂「そんなことはない!」

 

八幡「円堂……?」

 

円堂「確かにやり方はあれだったけど!けど、比企谷は俺の為にやってくれたんだ。だからそんな事言わないでくれ!比企谷は俺らの大切な仲間なんだから」

 

八幡「オレも……仲間と言ってくれるのか」

 

オレは思わず聞き返す。すると円堂は

 

円堂「当たり前だ!なぁ!みんな!」

 

「「「「ああ!」」」」

 

風丸「その通りだ!比企谷!お前は俺達の仲間だ」

 

豪炎寺「そうだ!お前がいてくれたから中盤を任せて、俺と染岡は攻めることができたんだ。だからそんな事思わないでいいんだ」

 

染岡「比企谷、お前のやった事やっと理解した。そういうことだったんだな。そういう事なら言ってくれよ。1人で抱え込むなよな」

 

半田「ホントだぜ」

 

八幡「風丸…豪炎寺…染岡…半田…」

 

オレは……オレは必要とされているのか。いつも声をかけても嫌がられて、ひとりぼっちだったオレが……。そんな中木野が声をかけてける。

 

木野「比企谷君」

 

八幡「木野…」

 

木野「比企谷君。皆は比企谷君の事もうとっくに仲間と思っているんだよ。だから、もう1人で抱え込まずにみんなに頼ってもいいんだよ。もちろん私達マネージャーにも頼ってよね」

 

そう言ってにっこり笑う木野。後ろにいた雷門は腕組みはしてるものの、頷いている。

 

音無「そうですよ比企谷先輩!比企谷先輩は雷門イレブンの一員です!」

 

音無も続けて言ってくる。ああ……オレは……オレはもう……1人じゃないんだな。こいつらがいる。オウンゴールしたオレでも受け入れてくれるこいつがいるんだ。

 

八幡「…ありがとうな、お前ら。これからも…その…よろしく頼む」

 

円堂「おう!」

 

「「はい(っす)(でやんす)」」

 

風丸「まったく世話のやける奴だな」

 

八幡「ちょっと待て!それは円堂だろうが!」

 

円堂「なんでだよ!」

 

豪炎寺「まぁ、それも言えてるな」

 

円堂「ひでぇな!」

 

そんな会話の中笑いが込み上げ、全員で笑った。

 

風丸「おっと……皆お待ちかねみたいだぞ」

 

観客から一斉に巻き起こる雷門コール。円堂たちは手を振って答えた。

 

音無「ほら、比企谷先輩も!」

 

八幡「わ、わかったよ」

 

音無に言われてオレも手を振って答える。と言うよりも近い近い近い、もうちょっと離れてくれませんかね。

 

 

そんな中、帝国イレブンは退場していく。それを悲しそうに見つめる音無。仕方ない。

 

八幡「行ってこい音無」

 

音無「え?」

 

八幡「早く行かねぇと鬼道見失うぞ」

 

音無「でも……」

 

それでも音無の足は動かなかった。どうすればいいのだろうと思った時だった。ある事が頭の中を過ぎった。

 

八幡「…実はな音無。鬼道は…………」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

オレは円堂と影山の話を音無にした。そして音無は鬼道の元へと走っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして音無と鬼道の関係が元に戻る所をオレらは見ていた。と言うよりもオレも半分気になっていたが、円堂と木野に連行されました。突如音無が抱きつき、それを拒むはずもなく、鬼道は優しく受け止める。仲睦まじい兄妹の姿がそこにはあった。

 

八幡「まったく世話のやける後輩だな」

 

木野「それは比企谷君もでしょ」

 

八幡「うるせぇ」

 

木野「ふふっ。あ、それにしても比企谷君。なんで鬼道君が音無さんを引き取ろうとしている事知ってたの?」

 

八幡「それは円堂と影山が話している時偶然、聞いてしまってな。それでだ」

 

木野「ああ、そういう事だったの」

 

八幡「ああ、それより早く戻ろうぜ」

 

円堂「そうだな」

 

木野「そうね」

 

そう言ってオレらはグラウンドへと戻って行った。

 

 

最後に音無、良かったな。

 

 

 

 




いかがでしたか?ではまたお会いしましょう。
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