比企谷八幡とイナズマイレブン   作:チャキ

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どうもチャキです!第16話どうぞ!


第16話

八幡side

 

豪炎寺・風丸「「炎の風見鶏!」」

 

放課後の練習。風丸と豪炎寺の炎の風見鶏が綺麗にゴールに決まった。 

 

 

円堂「すげえ!息ピッタリだ!」

 

染岡「こりゃドラゴントルネードも負けてらんないぜ」

 

確かにあんな威力の必殺技を見せられたらこっちも負けてられないな。

 

円堂「どうだ影野!?」

 

影野「完璧!」

 

風丸「お前のおかげだよ。影野!」

 

影野のアドバイスにより、炎の風見鶏を習得した風丸と豪炎寺。そんな二人に影響され一層練習を張り切るオレたち雷門イレブン。そんな中、雷門中のグラウンドの前に高そうな車が止まった。すると車から1人の男性がおりてきた。

 

土門「なぁ、あのおじさん誰?」

 

染岡「おいおいうちの理事長だぞ」

 

八幡「つまり雷門の父親だ」

 

土門「んな事言ったて俺転校生なんだからさ、知らないつーの」

 

八幡「転校生してきてどれくらい経ってると思ってるんだお前。豪炎寺ですら知ってるのに」

 

そういうと土門はなにか誤魔化そうとしているとか口笛を吹いている。

 

円堂「なんで理事長が?」

 

夏未「さあ……」

 

円堂「分かった!理事長も元イナズマイレブンなんだな!」

 

夏未「なんでそうなるのよ……父はね、中学サッカー協会の会長。しかもフットボールフロンティア大会実行委員長でもあるのよ」

 

え?雷門の親父さんってそんな偉い人だったの?マジ?とりあえずそんなお偉い人がきたのでオレたちは整列する。

 

理事長「諸君、全国大会出場おめでとう」

 

「「「ありがとうございます!」」」

 

理事長からの労いの言葉に礼を言うサッカー部一同。いくらオレでもこの時くらいは声出しているぞ。ホントだぞ。

 

 

理事長「監督、夏未から聞いた時は驚きましたよ。まさか伝説のイナズマイレブンがチームを率いているとは……」

 

響木「よして下さい。昔のことですよ」

 

理事長「いやいや、よく戻って来て下さった。そして!君たちのおかげでフットボールフロンティアは大きな盛り上がりを見せている。全国大会でも熱いゲームを期待しているよ!」

 

円堂「はい!皆!優勝目指して頑張ろうぜ!」

 

「「「おおぉーっ!」」」

 

理事長「おお。頼もしい!」

 

円堂「理事長も応援して下さい!」

 

理事長「任せておきたまえ!」

 

この理事長。円堂みたいに熱い人だな。意外だ。雷門があんなんだから、同じ性格なのかなと少し身構えたがそんな心配は無さそうだ。

 

その後雷門が練習を再開させたいと言ったら、理事長はもうひとつ用事があると言う。その用事とはオレらの部室にあるらしい。なのでオレたちは部室に理事長を案内する。聞くところによればこの部室は響木監督の代かららしい。といことは40年以上の年期物かよ。よく崩れないなこの部室。そして理事長やサッカー部員と共に中に入って、響木監督が部室の物をどけ、壁を見るとあらゆる落書きが出て来た。 

 

『俺たちは逃げたんじゃない!』

 

『必殺技完成』

 

『強くなりたい』

 

といった落書きが書いてあった。

 

 

染岡「しっかし気が付かなかったな」

 

半田「俺達ずっとここ使ってたのに……」

 

八幡「だな」

 

影野「正に影の存在……」

 

確かにな。

 

円堂「あはっ!こいつはじいちゃんのだな!」

 

見るからに読めない字があった。やっぱりお前のじいさんの字かよ。

 

響木「何もかも、あの頃のままさ」

 

理事長「ここにはイナズマイレブンの全てがあるんですな。選手たちの血と汗と涙を感じます」

 

すると理事長はボールを手に取り、リフティングをし始める。中々うまい。

 

理事長「中々のもんだろう?こう見えても昔からサッカーが好きでね」

 

しかし発言の最後でコントロールをミスってボールは円堂の顔面に綺麗に直撃する。これは痛いな。

 

理事長「すまん……」

 

一瞬空気がいたたまれない感じなったな。

 

理事長「それより、これからサッカー部員が増えて来ることを考えると、ここはもう狭いのではないかね?」

 

円堂「そう言われれば……」

 

理事長「確かにここは懐かしい。しかしいつまでも古いものに拘っていても仕方なかろう。新しい部室を用意したいのだが……どうかな?サッカー部復活のお祝いと全国大会出場のご褒美と思ってくれたまえ」

 

その言葉に特に一年生組は喜ぶ。確かにここは見るからに古い。だから新しいものがおしくなる気持ちも分かる。だがそんな時円堂が口を開く。

 

円堂「俺このままでいい」

 

そう発言する。その言葉に1年は驚いている。

 

円堂「この部室は試合もできなかった俺達のことも、昔のイナズマイレブンのこともみんな知ってる。それにこうして仲間も増えてきた。この部室は雷門イレブンの歴史そのものなんだ。俺たちの大事な仲間なんだよ!」

 

八幡「フッ、お前らしいな」

 

染岡「だな」

 

風丸「この部室に全国優勝のトロフィー飾ってやろうぜ!」

 

円堂「おっ。それ良い考え!」

 

栗松「キャプテン!分かったでやんす!」

 

少林「俺たちもこのままで良いです」

 

円堂「みんなありがとう!」

 

まったく……どうやらオレは円堂の影響に汚染されたらしい。まぁ、それでもいいか。こいつらといると楽しいからな。理事長との話も終え、再び練習の為グラウンドに向かうオレたち雷門イレブン。その途中で校舎の方から生徒たちの声援が送られてくる。

 

『頑張れー!』

 

『頑張れよー!』

 

『応援してるからなー!』

 

前とは大違いだな。前なんて全然見て貰えなかったからな。グラウンドへ戻ろうとした時、風丸が陸上部の部員に話しかけられているのを視界に入った。その後、円堂に一声かけてから陸上部の方へ向かっていった。しばらく練習した後、風丸が戻ってきた。だが、何があったかは分からないが一度も炎の風見鶏はこの日、成功することは無かった。陸上部の方でなにかあったらしいな。

 

八幡「風丸」

 

風丸「なんだ?比企谷」

 

八幡「陸上部の方で何かあったのか?」

 

風丸「いや、なんでもないさ」

 

八幡「そうか。ならいいが」

 

絶対になにかあっただろう。そうだな……例えば陸上部に戻ってきて欲しいなんて言われたんじゃないか?まぁ、知らんけど。

 

 

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円堂の話によれば風丸はあの宮坂っていう一年に陸上に戻らないかと聞かれているそう。で、どっちか悩んでいるらしい。これはオレたちがとやかく言う権利なんてな。残ろうが戻ろうが最終的に決めるのは風丸だ。円堂も似たような感じの答えを出して伝えてたそうだ。は昨日よりも炎の風見鶏を精度を上げてきた。どうやら、一旦区切りはついたようだな。が、そんな中で雷門に一本の電話がかかってきたのだ。その内容は理事長が全国大会の会場であるフットボールフロンティアスタジアムの下見の帰りに事故にあったらしい。そのことにより雷門、木野そして円堂が向かった。オレを含めた他の奴らは残って練習の続きをするが、理事長のことが心配であまり集中できなかった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして翌日。今日はフットボールフロンティア全国大会の開会式だ。

 

 

王将『全国中学サッカーファンの皆様!遂にこの日を迎えました!今ここ、激闘の殿堂フットボールフロンティアスタジアムはかつてない激闘の予感に、早くも興奮の渦と化しています!フットボールフロンティア開幕!』

 

ついに始まった全国大会。空には花火が打ち上げられたり、飛行船が取んだりで会場は大盛況だ。実況しているのは角馬王将さん。まさか地区予選の時に実況していた角馬の親父さんなのかね。

 

王将『各地域より激戦を勝ち抜いてきた強豪チームが今日より日本一をかけてさらなる激闘に臨みます!一番強いチームはどのイレブンなのか!?今から紹介しましょう!近畿ブロック代表、戦国伊賀島中学!』

 

入場が始まった。

 

 

円堂「とうとう来たぞ!今日まで色んなことがあったけど、ここまで来たら!思いっきり暴れてやろうぜ!」

 

「「「おう!」」」

 

円堂が士気を上げていく。

 

円堂「壁山!トイレは大丈夫か!?」

 

壁山「さっき行って来たっス!」

 

お、おう…ここでもそれを確認するのね。

 

木野「皆頑張ってね!理事長さんの為にも!」

 

二列に整列して、いつでも入場できるようにする。先頭は円堂と何故かオレ。なんでや!?そこは豪炎寺やろ!なんでオレやねん!?おかしいやん!?ふざけんなよ!

 

王将『続いて関東ブロック代表、雷門中学校!』

 

響木「さぁお前たち、行ってこい!」

 

先導の人について行く。

 

王将『雷門中学校は地区予選大会においてあの帝国学園を下した恐るべきチーム!伝説のイナズマイレブン再びと注目が集まっております!』

 

そして続いて帝国学園の入場。

 

王将『更に!昨年度優勝校の帝国学園が特別出場枠にて参戦!関東ブロックの地区予選決勝において雷門中と激闘を繰り広げながらも惜敗した超名門中学!特別枠にて王者復活を狙います!』

 

隣に並んでる帝国に対し、円堂は声を掛ける。

 

円堂「足の怪我はもういいのか?」

 

鬼道「人のことより自分のことの心配をしろ」

 

まったくだ。ここは全国、地区予選とはまったく違う。

 

源田「比企谷」

 

すると鬼道の隣にいた源田がオレに話してくる。

 

八幡「なんだ?」

 

源田「今度こそお前のシュート止めてやるからな」

 

八幡「お、おう。そうか」

 

源田「比企谷だけじゃない。全てのシュートを止めてやるからな」

 

八幡「あ、ああ…」

 

やる気がこっちまで伝わってくる。オレらも負けてられないな。そんな事を思いながら、他のチームの紹介を聞きながら待つ。

 

王将『そして残る一校!推薦招待校として世宇子中学校の参戦が承認されております!』

 

誰も知らない中学。入場を全選手が注目してると、

 

円堂「あれ?」

 

看板を持った先導の女の子だけで、後ろには誰もいない。

 

王将『えー、世宇子中学は調整中につき本日開会式には欠場とのことです』

 

あらら、あの子可哀想だな。それに少しだけ頬が赤くなっていた。

 

 

 

 

 

 

組み合わせの結果、開会式の翌日……つまり今日、オレたち雷門と戦国伊賀島中学の試合が決まった。

 

音無「戦国伊賀島中のサッカー部監督の伊賀仙一校長は本物の忍者の末裔と言われており、秘伝の忍術を使って選手を鍛え上げているそうです」

 

音無からの情報に唖然とするオレたち。

 

土門「忍術って言われてもなぁ……」

 

壁山「一体どんなサッカーをするんスかね」

 

いや、もう意味がわからん。

 

円堂「いいさ!どんなチームだってサッカーをすることには変わりない!俺たちは今まで通り真正面から全力でぶつかっていこう!炎の風見鶏。チャンスがあればバッチリ決めていけよ!」

 

豪炎寺「ああ!」

 

風丸「おう!」

 

すると、木野が控室に入ってくる。

 

木野「皆。練習時間よ」 

 

そして、そのタイミングで木野のケータイが鳴る。

 

木野「夏未さんからのメールだわ。『雷門イレブンの皆へ。大事な全国大会の最初の試合なのにマネージャーの役目を果たせなくてごめんなさい。でも私は勝利を信じてます。必ず勝ちなさい。これは理事長の言葉と思ってもらって構いません』だそうよ」

 

栗松「応援しているのか命令しているのか分からないでやんすねぇ」

 

マックス「ま、いかにも雷門夏未って感じじゃない?」

 

円堂「よーし!絶対に勝つぞー!」

 

「「「おぉー!」」」

 

もちろんオレは言わないぞ。でも、まぁ…やりますかね。

 

 

そして早速練習が始まる。攻め、守備に分かれてそれぞれが動き、連携を確認する。全員、緊張に引き摺られて動きが悪くなっている様子もない。オレもこんな大舞台で少し緊張していたが、だんだんほぐれてきた。そんな中、染岡が守備陣が固めるゴールへと駆けていく。次々に追い抜き、最後に壁山が目の前に前に立ち塞がった時、咄嗟に後ろにいたオレにパスが来る。

 

八幡「お、おい。どした?」

 

染岡「い、いや。壁山が巨大に見えた」

 

八幡「は?」

 

壁山「デカイのは元からっす」

 

失礼な事言うけど、確かにな。

 

円堂「いい守備だ。試合でもその調子で頼むぞ、壁山!」

 

壁山「はいっス!!」

 

まぁ、実際にオレは感じたことないから分からないが確かにいい守備だったと思う。そして練習を再開する。

 

八幡「豪炎寺!」

 

オレがドライブパスで豪炎寺にパスを送る。豪炎寺はそのパスを受け取ろうとした時だった。豪炎寺の前に影が降ってきて、ボールを奪っていく。一体なんなんだ?目まぐるしいスピードで駆けた後にそれは止まる。紫色のユニフォームに身を包み、その腕にはキャプテンマーク。

 

円堂「誰だ!?」

 

「お前に名乗るなは無い」

 

え〜、何こいつカッコつけてるの?ホントそういうの痛いよホント。ソースはオレ。すると名無しくんはボールを豪炎寺に渡した後

 

「豪炎寺修也。俺と勝負しろ」

 

豪炎寺「なに?」

 

「噂は聞いてるぞ。天才ストライカーなんだってな」

 

豪炎寺「お前は?」

 

豪炎寺?さっきの話聞いてたか?円堂が誰だって聞いても名乗らなかったんだぞ。だから名乗るわけ無いだろう。

 

霧隠「俺は戦国伊賀島中の霧隠才次」

 

八幡「いや、名乗るんかい」

 

じゃあ初めっから名乗れよな。何?なんなの?お前?新手のツンデレ?んなわけないか。それよりもこういつが今日の対戦相手かよ。

 

霧隠「俺も足には自信がある。どっちが上か決めとこうじゃないか。ここからフィールドをドリブルして速さを競う。簡単だろう?」

 

あ、コイツ人の事情を考えないタイプの人間だ。

 

豪炎寺「断る。迷惑だ」

 

ボールを投げ返す豪炎寺。だろうな。もし、オレもやられたら、そうするしな。

 

 

霧隠「なっ!?逃げるのか!?腰抜けめ!」

 

円堂「腰抜けだと!?」 

 

霧隠「お前には言ってない」

 

うん、今のはあいつの言ってることが正しい。

 

円堂「仲間を馬鹿にされて黙ってられるか!その勝負、俺が受ける!」

 

風丸「待て円堂。そんな茶番にお前が付き合う必要ねぇだろ」

 

八幡「風丸の言う通りだ。こんなのは無視するのが1番だ」

 

まったくめんどくさい相手だな。

 

風丸「この中で一番足が速いのは俺だ。だから、その勝負。俺が受けよう」

 

ん?あれ?あれれ〜?おかっしいぞ〜。風丸君、さっき付き合う必要ないって言ったよね?なんであんたがやることになってるの?おかしいよね?

 

霧隠「誰だ?お前は?」

 

風丸「お前に名乗る名は無い」

 

風丸お前もかよ!なんなの?それ流行ってるの?いろいろあってコーンを置きそこまでドリブルで行ってコーンを回って帰って来るまでの速さを競うことに。音無のホイッスルで始めて、スタートダッシュはほぼ互角。だけどオレはふと視線を感じたので、電光掲示板の上を見る。そこには2人の人影が見えた。そんな中風丸と霧隠は何か言い合いをしながらドリブルをしている。そしてゴールに近づいた瞬間、電光掲示板の上にいた2人が飛んできて、風丸と霧隠からボールを奪う。

 

「勝手な行動は慎め霧隠」

 

霧隠「フン」

 

「サッカーは個人競技に在らず。チーム同士で競い合うものだ」

 

霧隠「ちっ、わかったよ。名前覚えとくぜ。えっと…ふじたるくん」

 

風丸「風丸だ」

 

すると戦国伊賀島の1人が近づいてくる。

 

「霧隠の無礼を謝罪する」

 

そう言って軽く頭を下げる。

 

円堂「え、あ、おう」

 

「では、ごめん」

 

そう言って3人の姿が消えた。おいおいマジで忍術みたいなの使ってるじゃん。

 

 

 




いかがでしたか?ではまたお会いしましょう。
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