比企谷八幡とイナズマイレブン   作:チャキ

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どうもチャキです。第22話どうぞ!


第22話

 

王将『本日はBブロック準決勝!昨年の準優勝チーム、名門木戸川清修と今大会台風の目となっている、雷門中の試合です!』

 

いよいよ、今日はフットボールフロンティアの準決勝だ。相手は豪炎寺が去年いた学校で、去年の大会では準優勝している。いくら、豪炎寺がいないとはいえ、強敵なのは間違いない。そして、着替え終わり更衣室から出るとちょうど木戸川清修と鉢合わせしたのだ。武方三兄弟と確か一之瀬と土門と木野の3人の知り合いで、西垣とか言っていたな。後は、見るからに木戸川のGKのやつがいた。

 

勝「豪炎寺」

 

友「今回は逃げなかったみたいですね」

 

豪炎寺「俺は正々堂々と戦う。それだけだ」

 

勝「ま、精々楽しませてくれよな。みたいな」

 

努「この1年でお前の力が鈍ってなければいいけどな!」

 

豪炎寺に突っかかって来る3人。え、何?こいつら豪炎寺の事好きすぎだろ。

 

勝「そこの熱血クンも俺達のトライアルグルZに吹き飛ばされないようにね!みたいな?」

 

円堂「ああ、必ず止めてやる!俺達は絶対に負けない!」

 

と円堂は言う。俺的には少し不安があるが、そこは円堂に任せるとしよう。

 

 

 

 

 

そして、今回のフォーメーションはいつも通りなのだが、半田の代わりに一之瀬が入ることになった。向こうは三兄弟のスリートップである。

 

そして、試合開始の笛が鳴り響いた。木戸川ボールから開始される。開始と同時に三兄弟が攻めてくる。染岡と豪炎寺が迎え討つが抜かれてしまう。

 

八幡「マックス!俺と一緒に中央を塞ぐぞ!」

 

マックス「おう!」

 

だが、ピンク頭のやつがボールを前に上へと蹴り上げられる。そのセンタリングに合わせるかのように緑頭の奴が飛び上がる。ちっ、早速かよ。

 

努「バックトルネード!」

 

こうしてあっさりと1本目のシュートを許してしまった。そして、蒼炎を纏ったシュートは円堂へと向かっていく。

 

円堂「爆裂パンチ!」

 

円堂はこの前のように爆裂パンチで対抗する。だが、どんどんと押し込まれている。そして、シュートは円堂を吹き飛ばしゴールの中に押し込まれた。

 

王将『ゴール!木戸川清修、開始早々先取点を取った!』

 

円堂「くっそ、どうなってるんだ。この前とはパワーが違う」

 

八幡「どうやら、この前のは本気じゃなかったって事か」

 

友「その通り。わかっているじゃわりませんか」

 

勝「ただ、目が腐っているだけじゃないようだな。みたいな?」

 

 

うるせぇよ。目は関係ないだろ。でも、こんな早々に先取点を取られるとはな。

 

そして、先取点に勢いづいたのか木戸川の猛攻は止まらなかった。始まって早々染岡からボールを奪った木戸川は攻め上がってくる。そして、先程と同じでピンク頭がセンタリングをあげようとしていた。それを見た俺は手を上にあげる。それを合図にDFの風丸達は一斉に前へと走り出す。ピンク頭がボールを蹴りセンタリングをし、それに合わせて、緑頭がバックトルネードをしようとしていた。すると…

 

ピー

 

と笛の音が鳴り響いた。それを聞いた緑頭はバックトルネードを中断し、地面へと着地した。

 

努「な、なんだ?」

 

友「一体何が…」

 

王将『おーっと!これはオフサイドだ!』

 

努「な、なんだと!?」

 

どうやら上手くいったみたいだな。オフサイドトラップ。練習の成果が出たみたいだ。俺は右手の親指を立てて小さく上げて、風丸達に見えるように見せる。それを見た風丸達も親指を立ててこちらに見せてくる。

 

鬼道「どうやら上手くいったみたいだな」

 

八幡「ああ。これで少しはあいつらの攻撃を抑えてやるよ」

 

鬼道「ああ、頼む」

 

そして、こちらのフリーキックから再開されるが、パスカットされ、すぐさま緑頭にバックトルネードを放たれてしまった。ここからじゃあオフサイドトラップは間に合わない。

 

努「バックトルネード!」

 

円堂「今度はやられない!ゴッドハンド!」

 

今度は黄金に輝く巨大な手で、バックトルネードをガッチリと受け止めた。

 

そこから円堂から風丸、風丸から鬼道へ、そして鬼道から俺へと渡ってくる。パスを繋げつつゴール前と上がる。

 

「いかせるか!」

 

だが、俺の前に木戸川DFが立ち塞がる。

 

八幡「ファントムドライブ!」

 

ファントムドライブで抜いた後、ボールを上に蹴り上げてから、回転しながら飛び上がる。

 

八幡「ダークトルネード!」

 

軟山「タフネスブロック!」

 

木戸川GKは自分の腹で俺のダークトルネードを受け止め、そして腹で上空へと弾きた。

 

八幡「くっそ…」

 

そして、速攻と言わんばかりに木戸川は雷門ゴールへ向かい始めた。やっべ、早く戻らないと。

 

青頭がボールを持ち攻めようとするも、鬼道が前に待ち構えていた。そして、後ろにはマックスが抑え挟み撃ちを仕掛けた。だが、青頭は横にいたピンク頭にパスを送るが、土門がそれを空中でクリア。クリアされたボールをマックスが取るが、あっという間に取られ、センタリングをあげられる。

 

努「バックトルネード!」

 

緑頭が3回目のバックトルネードを放つ。

 

円堂「爆裂パンチ!」

 

 

それを円堂は今度は爆裂パンチ対抗し弾き返した。リベンジ達成ってところか。

 

 

 

すると木戸川の動きに変化が見えるようになった。正確には三兄弟とチームの間にでだ。ゴールを奪えない焦りが見える。それにより、連携が上手くいってない。それに、またオフサイドトラップによりシュートを決めれなくて、苛立ちも見える。そして、パスミスによりゴールラインをわってしまいこちらボールから再開することになった。

 

八幡「で?どうするんだ?鬼道」

 

鬼道「比企谷もわかってるんじゃないのか?誰かのせいであの三兄弟が焦り始めてるのは」

 

八幡「やかましいわ」

 

一之瀬「でも、あのオフサイドトラップにより、あの3人が攻めにくくなっているのは、事実なのは確かだと思うけど」

 

土門「だな。比企谷と練習したかいがあったな」

 

鬼道「それにしても比企谷は、相手が嫌がる作戦を思いつくな」

 

比企谷「相手のしたい事させないようにしているからな。話戻すけど、DFは機能しているから、後は攻めだろうな」

 

円堂「でも豪炎寺が攻めると、あの3人が反応するぞ。相当豪炎寺を警戒してるだろうし」

 

八幡「そんなの簡単さ、豪炎寺を囮にすればいいだろ」

 

鬼道「ふっ、やはり比企谷も同じ事思っていたか」

 

八幡「現状それしかねぇだろ」

 

一之瀬「なるほど。みんなが言ってることが少しわかった気がするよ」

 

八幡「は?何が?」

 

一之瀬「君の事だよ。確かによく周りを見ているし、さっきのオフサイドトラップもそうだし、鬼道と思っている事が一緒だなんて。すごいんだな比企谷は」

 

円堂「だろ!」

 

土門「なんで円堂が嬉しそうなんだよ」

 

八幡「はぁ…それより早く作戦練るぞ」

 

 

 

 

そしてゴールキックから試合再開。本来は大きく蹴って、前線へ送るのだが、今回は近くにいた俺へパスを送る。それにつられた三兄弟は一斉に俺に食いつく。

 

鬼道「今だ!」

 

鬼道の指示が飛んだ瞬間、豪炎寺と染岡が各サイドへ一気に走り出す。それを三兄弟はつられて見てしまう。その間に円堂と土門は前線へと駆け上がっていく。

 

八幡「よそ目はいけねぇな。鬼道!」

 

俺はドライブパスでセンターライン付近にいる鬼道にパスを送り、一之瀬へとボールを渡す。

 

一之瀬「行くぞ!」

 

そして、3人はトップスピードのまま一点に交差する。すると、それぞれ描いた軌道に沿って蒼い炎が上空へと浮き上がる。その中から姿を現れたのは、雄々しく強大なペガサスだ。

 

「「「トライペガサス!」」」

 

そしてペガサスは木戸川ゴールへ進んでいく。あまりの圧力に怯んだ木戸川ゴールキーパーは必殺技を出す暇もなく、ペガサスはキーパーを吹き飛ばし、ゴールの中に入っていった。これで、同点だ。

 

王将『なんとキーパー円堂が加わった攻撃で雷門中が同点に追いついたー!』

 

あの必殺技を見た木戸川は驚きを隠せない様子のようだ。だが、今の状況は振り出しに戻ると同じ。これから突き放さないといけない。だが、あの三兄弟はあの技を出てない。あの技ではオフサイドトラップは効かないだろうし、どうすれば止めればいいのだろうか。そんなことを考えていると前半終了の笛が鳴った。

 

 

王将『ここで前半終了!同点のまま試合は後半に委ねられた!準決勝にふさわしい激闘だ!』

 

 

 

ハーフタイム。ベンチに集まり水分補給をしっかりする。

 

木野「みんな頑張って!三兄弟と中盤の連携を崩せているわ。この調子だと逆転できるわ」

 

八幡「だと良いんだがな」

 

鬼道「ああ、後半になれば修正してくるだろう」

 

一之瀬「そうだね。そうなるとオフサイドトラップにも警戒してくるだろうし」

 

豪炎寺「それにまだあの技を出していない」

 

一之瀬「トライアルグルZか」

 

八幡「十中八九使ってくるだろうな」

 

豪炎寺「このまま終わるはずがない」

 

バックトルネードもほとんど通用しない事は向こうはわかっているはずだ。なら、あの技を使われるのも時間の問題か。

 

円堂「大丈夫さ!どんなシュートだろうと、俺が必ず止めてみせる!」

 

 

そうこうしているうちに後半が始まる。俺達はポジションにつく。

 

後半開始早々ボールは取られてしまい、青頭にボールが渡ってしまった。

 

勝「そろそろ見せてやろうじゃん!行くぜ!」

 

そう言って三兄弟は一斉に攻め上がってくる。やはりと言うべきか、攻めてきた。

 

八幡「壁山!少しでもいいから相手のシュートコースを塞げ!」

 

壁山「はいッス!」

 

そしてボールはドリブルしていた青頭から緑頭へ。そして緑頭からピンク頭へ。そして、高く上げられたボールをピンク頭がゴールへと蹴り込むと、着地際にあの組体操のようなものをとっていた。

 

「「「トライアルグルZ!!」」」

 

前に見たとはいえすごい威力だ。そして、円堂はそれに対してゴッドハンドで対抗する…がどんどん押し込まれていく。そして円堂は帝国戦で見せた両手でゴッドハンドをするがそれすらも効かなくて、ゴッドハンドを突き破りゴールへと突き刺さった。

 

王将『ゴール!木戸川清修!武方三兄弟の必殺技トライアルグルZで2点目を奪った!』

 

 

まさかとは思っていたが、ゴッドハンドを破られるとはな。それに、2点目を先に奪われてしまった。ふと、豪炎寺の方を見るとあの三兄弟と何やら話しているようだ。

 

試合開始早々、三兄弟はボールを奪って雷門ゴールへと攻め上がってくる。攻めてくるピンク頭に俺はスライディングを仕掛ける。だが、そのスライディングは横に移動し躱されてしまった。だが、手を地面について身体を反転される。

 

八幡「フッ」

 

友「のわっ!」

 

フェイントタックルが決まりボールを奪うことに成功した。

 

円堂「よしっ!トライペガサスだ!」

 

円堂と土門が木戸川ゴールへ攻め上がって行く。それを見た俺は一之瀬にパスを送る。そして、前半のように3人がトップスピードで一点に交差しようとした時、相手の西垣が行く手阻んだ

 

西垣「スピニングカット!」

 

脚から衝撃波の刃を飛ばし地面に刻む。するとそこから吹き出すようにして出てきた衝撃波に3人が弾き飛ばされてしまった。

 

西垣「ペガサスの羽根が折れたな…行け!」

 

ボールを持っていた西垣は、それを青頭にパスを送った。おいおい、これはやばいぞ!

 

王将『これはまずいぞ!キーパー円堂が前線にいる状況で武方三兄弟にボールが渡ってしまった!』

 

鬼道がすぐさま指示を出すが、トライペガサスを阻止されたショックなのか反応が遅れてしまった。そして、三兄弟はどんどんと攻め上がっていく。

 

勝「キーパーがいなくても全力で行くぜ!」

 

このままだと追加点を許してしまう。そんな事されるかよ!

 

八幡「うおおぉぉぉ!デスカット!」

 

先程の西垣同様、俺は脚から衝撃波の刃を飛ばし地面に刻み、そこから黒紫色のような色をした衝撃波が出てきて、今度は武方三兄弟が弾き返したのだ。

 

王将『なんと!ゴール前に戻ってきた比企谷が武方三兄弟の行く手を阻んだ!木戸川清修チャンスを逃した!』

 

ボールは外に出てしまったが、なんとか追加点を取られるのを阻止できた。

 

円堂「悪い比企谷!助かった!」

 

八幡「気にすんな。切り替えろ」

 

円堂「ああ。でも、まさかトライペガサスが止められるだなんて」

 

八幡「焦るな」

 

豪炎寺「比企谷の言う通りだ。円堂、俺が必ずゴールを決める!」

 

スローインから再開し、ボールは雷門陣内。そのまま、青頭にパスを出そうとするが、それを豪炎寺が空中でカットし、そのまま攻め上がって行く。

 

豪炎寺「染岡!」

 

それを聞いた染岡はゴール前まで走り出す。そして豪炎寺は染岡にパスを送る。

 

染岡「ドラゴン!」

 

豪炎寺「トルネード!」

 

軟山「タフネスブロック!」

 

木戸川GKは腹でドラゴントルネードに対抗してきた。そして、俺と同じようにボールは上空へ弾き返された。ちっ、今度こそはと思っていたが破れなかった。

 

すると、弾かれたボールに豪炎寺が素早く飛びついた。

 

豪炎寺「ファイアトルネード!」

 

必殺技を発動した直後なのか、キーパーはそのシュートに飛びつくが、指先で掠めることもなくゴールへと入っていった。

 

王将『ゴール!1度弾かれたシュートに豪炎寺が素晴らしい反応で食らいつき、必殺ファイアトルネードを決めた!雷門中再び同点!』

 

 

まったく、豪炎寺の奴本当に有言実行しやがった。それにしても染岡も反応も凄かったな。

 

…………でも、こいつばかり良いとこ取られるのは癪だな。今度こそ俺が決めて、勝ち越し点を奪ってやる!

 

八幡「豪炎寺、染岡」

 

豪炎寺「なんだ?」

 

染岡「どうしたんだ?」

 

八幡「今度は俺にもやらせろよ」

 

「「っ!」」

 

八幡「俺のシュートは止められてしまったからな。今度こそは決めてやる。決めて逆転してやるよ」

 

豪炎寺「そうか、じゃあ任せようか」

 

染岡「ちゃんと決めろよ」

 

八幡「わーってるよ。だけど、フォロー頼むぞ」

 

豪炎寺「ああ」

 

染岡「まさせろ」

 

木戸川のキックオフで再開される。開始直後俺は素早く三兄弟からボールを奪うことに成功した。

 

王将『おーっと!比企谷!開始早々木戸川清修からボールを奪い攻め上がって行くぞ!』

 

速攻で奪った為か木戸川の動きが一瞬だが鈍った。だが、相手の跳山が、すぐさま俺の方へ向かってくる。俺はそいつをヒールリフトで躱し、次に来た女川を近くにいた豪炎寺とのワンツーで躱す。そして次に立ち塞がったのはあの西垣である。一瞬視線を動かし染岡の位置を確認する。

 

八幡「染岡!」

 

それにつられたのか、西垣は一瞬染岡の方へ向いた。今がチャンスだ!

 

八幡「ファントムドライブ!」

 

西垣「何っ!?パスじゃないのか!?」

 

当たり前だろ、今の染岡は囮だよ。そして、とうとう俺はキーパーと1体1の状態となった。さぁ、見せてやる。俺のもう1つのシュートを。俺はボールを浮かせた後、足で右から左、下から上へと十字を描いた後、更にバツ描くように足で右上から左下、右下から左上と足でエネルギー溜めていく。そして最後に右脚で渾身のインパクトで蹴りこんだ。

 

八幡「ナイトメア・レイン!」

 

黒紫色のオーラを纏ったシュートが木戸川ゴールへと向かっていく。

 

軟山「タフネスブロック!」

 

ダークトルネードのようにタフネスブロックで対抗してくる。だが、ナイトメア・レインはダークトルネードよりも威力は高い。それに距離も近いからな。

 

軟山「ぐああっ!」

 

木戸川キーパー諸共俺のシュートはゴールに突き刺さった。

 

王将『ご、ゴォォール!!比企谷、試合再開直後ボールを奪い攻め上がり、豪炎寺とワンツーをし、染岡を囮にして、必殺技ナイトメア・レインで3点目を勝ち取り、雷門中連続ゴールで逆転!』

 

豪炎寺「ナイスシュート」

 

染岡「良いシュートだったぜ」

 

八幡「おう、ありがとな」

 

俺達は互いの拳をぶつけあった。

 

王将『さぁ、木戸川清修。逆転されてしまい後を追うかたちとなった。同点に追いつけるか!?』

 

 

再び木戸川のキックオフで試合再開される。そこからは木戸川は同点に追いつく為、全力で攻めてくる。だが、それを俺らが全力で阻止をする。そして、俺達が攻めれば木戸川も負けずと守ってくる。このまま逃げ切れるが油断は出来ない。

 

そう思っていたその時、鋭いスライディングでマックスからボールを奪い三兄弟が攻め上がって行く。これはまずい。

 

勝「このまま終わってたまるかよ!」

 

努「勝つのは僕達だ!」

 

友「このまま1点取った後、すぐにもう1点入れてやりますよ!」

 

ちっ、距離がありすぎて間に合わない。そして、2度目のシュートが放たれる。

 

「「「トライアルグルZ!」」」

 

円堂「ゴッドハンド!」

 

再びゴッドハンドとトライアルグルZが激突する。やばい!このままだと入ってしまう。俺は全力で走り円堂を支えようとした時、2人の影が円堂の後ろに現れたのだ。

 

栗松「キャプテン!」

 

壁山「危ないッス!」

 

壁山と栗松が円堂の背中を押して支えていた。

 

「「「はああああぁぁぁ!!」」」

 

そしてトライアルグルZは完全威力は無くなり、ボールは円堂のの中にあった。

 

王将『止めた!止めたぞ!3人がかりのキーパー技でトライアルグルZを止めたぞ!木戸川清修同点ならず!』

 

円堂「よっしゃあ!」

 

大手をあげた喜ぶ壁山と栗松。だけど、まだ試合終了じゃない。

 

八幡「円堂!こっちだ!後1点を入れて完全に終わらせるぞ!」

 

円堂「おう!」

 

ボールは俺に渡り前線へ上がっていく。すると俺よりも前にいた豪炎寺がこちらを見た。

 

豪炎寺「比企谷!」

 

八幡「豪炎寺」

 

それがパスだとわかった俺は豪炎寺にパスを送った。

 

王将『おっと!?豪炎寺がフリーだ!木戸川ゴールへ迫る!このまま1点を決めて木戸川清修にトドメを指すのか!?』

 

だが、豪炎寺を止めるべく武方三兄弟が立ち塞がる。俺が豪炎寺達の横に行くと、俺にパスと読んだのか1人がこちらに向かおうとした時、豪炎寺は一之瀬へバックパスを送った。

 

豪炎寺「今だ決めろトライペガサス!」

 

「「「おう!」」」

 

円堂、土門が前線へ上がっていき、トライペガサスの体勢入った。

 

西垣「トライペガサスは決めさせない!スピニングカット!」

 

再び3人の交差するところにスピニングが立ち塞がる。そして、スピニングカットと3人は真正面からぶつかった。だが、さっきと同じようになる。と思っていた時、衝撃波の壁から3人揃って顔を出したのだ。そして、3人は交差する。その中心から現れたのは、ペガサスから全身を炎に身に纏った巨大なフェニックス。この土壇場で進化させたと言うのか。

 

だが、不死鳥を止めようと武方三兄弟が止めに入るが、呆気なく吹き飛ばされた。そして、不死鳥はそのまま木戸川ゴールへと突き刺さった。

 

王将『ゴール!雷門新必殺技で4点目だ!』

 

「「「やった!」」」

 

ゴール前では3人がグータッチを交わしていた。

 

八幡「やったな」

 

豪炎寺「ああ」

 

 

そして、ここで試合終了を知らせる笛が鳴り響いた。

 

王将『試合終了!雷門中が40年ぶりの決勝進出を果たしたぁ!』

 

決勝進出か。まさかここまで来るとは思ってなかった。もし、あの時円堂に声をかけて貰えなかったら、俺は今も1人だったのかな。まったく……円堂には感謝してもしきれねぇな。

 

 

音無「やりましたね比企谷先輩!決勝進出ですよ!」

 

八幡「ああ、そうだな。まさかここまでくるとはな。初めの頃なんてこの大会に出れねぇと思っていたからな」

 

木野「ほんとね」

 

風丸「ほんと、夢みたいだな」

 

八幡「つねってやろうか」

 

風丸「やめてくれ」

 

フッ、笑みをこぼす。すると、豪炎寺と木戸川の監督の姿が視界に入った。そして、豪炎寺と武方三兄弟の青頭が握手するのが見えた。どうやら蟠りは解消したようだ。

 

全員が喜びを分かちあっている中、1人の様子がおかしいと感じた。それは円堂である。自分の拳をじっと見つめている。予想だが、このままじゃいけないとか思っているのだろう。確かに円堂は少し分からなくもない。このまま世宇子に勝てるかと言われるとそれは……分からない。

 

 

 

 

 

 

 

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